今野敏のレビュー一覧

  • 心霊特捜 <新装版>

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     本屋で帯を見て、「リアルな恐怖」とあったから、買ってみた。今野敏って前に読んだことあるような…と思っていたら、ST書いた人だった。
     怖さを期待したけど、怖くない。ノリがSTそのままだった。心霊現象とか否定はしないけど、天に還るとか、成仏するとか、優しい終わり方だなと思う。

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    2024年12月28日
  • 一夜―隠蔽捜査10―

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    隠蔽捜査シリーズですよね。
    登場人物が同じだからかな。
    マンネリを感じます。
    10作目だから仕方ないかなと思いますね。

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    2024年12月25日
  • 探花―隠蔽捜査9―(新潮文庫)

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    隠蔽捜査9
    神奈川県警刑事部長、竜崎
    神奈川県警となりますと
    横須賀基地、米海軍と 話題が広がります
    どこまで迫るのかと思いましたが
    こっち側の事件に収めた感じでしょうか

    毎巻のお楽しみの竜崎家の家庭問題は
    ポーランド留学中の長男の逮捕事件
    ですが、これについては予測範囲内です

    そして“探花”
    なるほどの意味合いに加えて
    奥様ご所望の「紫のバラ」のお写真
    横須賀の公園で薔薇を探す竜崎
    今野さんは紫の薔薇の別称「ガラスの仮面」の意味合いもご存知のようですね
    今野家の本棚に「ガラスの仮面」が並んでいる
    想像をするだけで楽しい一冊

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    2024年12月19日
  • 清明―隠蔽捜査8―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    序盤のアウェイ感や奥さんが教習所でひどい目に遭うシーンが辛い。
    そこを乗り越えるといつものシリーズの面白さで楽しめた。
    公安の人たちも竜崎を認めるのが気持ち良い。

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    2024年12月14日
  • ST 警視庁科学特捜班 沖ノ島伝説殺人ファイル

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    玄界灘の孤島、沖ノ島。
    古代からのしきたりにより
    世人の来訪をこばむ聖域で起きた水死事件。
    事件か、事故か。
    警察すら上陸できないせいで捜査は進まず
    地元にゆかりのない人間の方が調査しやすいと
    STに出動要請がかかった。

    おー!
    なんか山吹さん、大活躍。
    いや、他のメンバーと同じくらいなんだけど
    今までがわりと影薄かったもんで。
    神社がらみの案件は似て非なるものでも
    僧侶の山吹さんと親和性があったね。

    沖ノ島については、はじめて知りました。
    今でもまだ禁忌が残っているんですねぇ。
    ずっと受け継がれてきたものを
    恐れ敬う気持ちは、そう簡単には失えない。

    それにしても、もう彼ら物語の続きはな

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    2024年12月13日
  • ST 警視庁科学特捜班 桃太郎伝説殺人ファイル

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    積読解消!手元にあると読むの忘れがち。

    東京、神奈川、大阪と場所違いの殺人事件が
    ひとつの事件と認識されたのは
    遺体に残された「モモタロウ」の文字と
    全員の来歴に「岡山」が含まれていたから。
    岡山県警の要請を受けたSTメンバーは
    現地で調査を開始するのだが。

    そうそう〜、赤城さんの一匹狼ツンデレとか
    キャップと菊川さんのやりとりとか
    久しぶりでも世界に入り込める、この感じ。

    今回は事件の性質からしても
    青山クンのプロファインリングが
    重要な意味を持ってくる話で
    それだけにプレッシャーもあったのか
    いつもの気のない彼とは違うので
    キャップもとまどいがち。
    もう〜( ̄▽ ̄)
    もっと部下を信頼

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    2024年12月13日
  • ST プロフェッション 警視庁科学特捜班

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    ある大学の関係者が次々に誘拐され
    「呪い」をかけられてから
    解放される事件が発生。
    彼らは一様に原因不明の頭痛を訴え
    ついにひとりが命を落とす。
    はたして「呪い」で人は死ぬのか?
    所轄署と共同捜査をすることになった
    STチームの行動は…。

    あいかわらず百合根キャップが
    苦労人すぎて萌える(笑)
    刑事の菊川さんのほうが
    チームのみんなとの距離感の取り方に
    慣れてきているかもしれない。

    本筋には関係ないけど
    もしかして作者さんも山吹さんのこと
    ときどき忘れてやしませんか?
    一緒に聞き込みに行ってるはずなのに
    ひとことも発しないどころか
    地の文ですら登場しないゾぅ〜。

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    2024年12月13日
  • ST 警視庁科学特捜班 為朝伝説殺人ファイル

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    伊豆と奄美、遠く離れたふたつの島で
    相次いでダイバーの死亡事故が起きた。
    単なる偶然と思われたが
    あるテレビ局のスタッフは
    どちらも源為朝の伝説が残る土地で
    発生していることに注目し
    番組で取り上げることにする。
    ところが、取材に行ったキャスターが
    死体で発見され…。

    伝説シリーズ、開幕。
    最初は、どうせ偶然だろうけど
    一応警察も調べましたよ〜的な役目で
    事件に関わることになったST。
    でも、菊川さんや所轄の刑事の「勘」が
    きな臭いところを嗅ぎ付けちゃった。

    メンバーだけじゃなく
    事件関係者の視点から語られる章も
    いろいろ加わってるので
    「事故? 殺人? やっぱり事故?」と
    新事実が出るた

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    2024年12月13日
  • ST 警視庁科学特捜班 黒の調査ファイル

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    歌舞伎町で連続不審火が発生。
    所轄の組対課は中国マフィア同士の抗争が原因とみて
    捜査課に出火原因の特定を急がせる。
    自分たちとは手法の違う捜査に
    いきどおる刑事たちの前に現れたのは
    本庁から派遣されたSTのメンバーだった。

    一方、ワンクリック詐欺にあった劇団員の茂太は
    友人を巻き込んで、詐欺グループから
    金を回収しようと企てる。
    そのメンバーに用心棒がわりとして
    参加した男の名は黒崎といった…。

    色シリーズ最終巻で〜す。
    黒崎さんは立っているだけで頼りになる男。
    このあたりまで巻数重ねると
    菊川さんがだいぶこなれてきて
    キャップの肩を持ってくれたり…。
    赤城さんが人望あるの
    うらやましがっ

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    2024年12月13日
  • ST 警視庁科学特捜班 緑の調査ファイル

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    日本屈指の指揮者とバイオリニストの
    夢の競演が行われる会場から
    ストラディバリウスが盗まれた。
    STも協力に借り出されるが
    手口がわからず捜査は難航する。
    コンサートの関係者たちの
    不協和音が出始めた頃
    その中の1人が密室状態の部屋で
    殺されているのが見つかり…。

    主役は聴覚のするどい翠さんですが
    まさかのクラシック好きで意気投合する
    菊川さんと青山クンの
    クラシック談義も見ものです。
    私はさっぱりわかんなかったけどね〜。

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    2024年12月13日
  • ST 警視庁科学特捜班 黄の調査ファイル

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    密室状態の部屋で死んでいた4人は
    ある新興宗教の信者たちで
    当初は集団自殺だと思われた。
    しかし、決意の自殺にしては
    乱雑なテープの目張りなどから
    STは早すぎる結論に異議を唱える。

    容疑者として浮上したのは
    いずれも教団の関係者ばかり。
    5人の中で僧侶の資格をもつ山吹は
    彼らが抱える問題点をもとに
    真実をあぶりだすことができるのか。

    おお、禅問答!
    細かく修行の様子が書かれ
    キャップの真面目さがよくわかる( ^∀^)

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    2024年12月13日
  • ST 警視庁科学特捜班 青の調査ファイル

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    心霊番組を収録中の部屋で
    スタッフが首の骨を折って死んでいた。
    一度は事故死として処理されかけたが
    STは不自然な遺体の状況から
    殺人の可能性を疑う。

    霊のたたりだという霊能者や
    事故死で処理したがるスタッフの面々。
    いつもはヤル気のない
    プロファイリングのプロ・青山は
    なぜか「心霊現象」に食いつき
    嬉々として捜査に同行する。

    もちろん霊障なわけはないので
    どこからどう切り崩すか、見ものでした。

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    2024年12月13日
  • ST 警視庁科学特捜班 赤の調査ファイル

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    緊急搬送されたあとで死亡した患者は
    医療ミスの被害者なのか。
    遺族が刑事告発したため
    医療訴訟時に案件に関わった赤城と
    STのメンバーがかり出された。

    訴えられている病院は赤城の元の職場で
    彼が法医学を専攻する原因になった
    事件が過去にあったらしい。
    百合根は赤城の対人恐怖症が
    ぶり返すのではないかと心配するが…。

    菊川さんがだんだん
    ST寄りになってきてるヽ(´▽`)/

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    2024年12月13日
  • ST 化合 エピソード0 警視庁科学特捜班

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    公園で刺殺された男は
    その周辺に生活圏のない男だった。
    初動捜査で物取りの犯行と目されるが
    捜査一課の若手刑事・菊川は
    被害者が何のために
    この場所に来たのかがひっかかる。
    彼とペアを組んだ所轄の叩き上げ滝下は
    はじめこそやる気のない捜査員に見えたが
    捜査を強引に仕切るエリート検事に反発を覚え
    菊川と共に真相を解明しようと…。

    再開の1冊目は「若き日の」菊川物語。
    ぶぶぶ。
    駆け出しで熱血漢なんで
    適当に手を抜いている所轄のデカさんに
    イライラしまくっている姿がほほえましい。

    科学的根拠が事件の決め手になり
    「これからの捜査には科学も必要」と
    思うところでエンディングなため
    「エピソード0

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    2024年12月13日
  • ST 警視庁科学特捜班 黒いモスクワ

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    モスクワの正教会あとで
    マフィア幹部が変死体で見つかった。
    ロシアの捜査当局は捜査を開始するが
    ラスプーチンの幽霊話のある教会での事件は
    謎が多く難航する。
    ちょうどその頃、日本から研修の名目で
    STが派遣されてきた。
    当局の責任者アレクは彼らの力量を疑いつつも
    怪死事件の捜査に同行させるが…。

    武闘家の黒崎が流派指導のため
    僧侶の山吹が檀家の依頼で
    それぞれ研修とは別にモスクワ入りしてて
    現地で同じ事件のために集合。
    なんだかんだ言いつつ
    今回もやっぱり中間管理職の警部のため
    力を合わせる5人なのでした(笑)

    最初は他人行儀なアレクに
    だんだん仲間意識がめばえてくるとことか
    王道な感じで

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    2024年12月13日
  • ST 警視庁科学特捜班 毒物殺人<新装版>

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    公園で発見された若い男の変死体は
    事件性を感じた警視庁科学特捜班 (ST) の
    進言による解剖で、毒殺だったことがわかる。
    現場の刑事たちに煙たがられつつ
    捜査に協力する5人だったが
    班長である百合根警部は上層部から
    「成果が上がらなければ班を解散する」
    と通告される。
    そんな中、別の公園で新たな毒殺死体が…。

    ときどき途中にはさまる女子アナの話が
    どう関係すんのかと思ったら
    実は狙われているんじゃ…と気がついて
    「やばいぞ、早く真相にたどりつけ」と
    ドキドキしました。

    今回は「ねぇ、もう帰っていい?」の
    青山君だけではなく
    僧侶でもある山吹さんの
    経験値から感じる直観が大活躍。
    超能力っ

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    2024年12月13日
  • ST 警視庁科学特捜班 エピソード1<新装版>

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    捜査陣が典型的な淫乱殺人と断定した事件に対し
    新設された警視庁科学特捜班 (ST) は、異を唱える。
    それぞれの特性を生かして集められた5人の班員。
    プロファイリング担当の青山が現場に感じた「違和感」
    それが何なのかわからないままに
    第二、第三の事件が起きた。
    刑事たちに煙たがられつつ捜査に同行する中で
    STのメンバーが少しずつ真実に近づいていく…。

    作者が戦隊もののイメージで考えただけあって
    5人ともキャラがいいですなぁ。
    特に今回のスポットライトさん(古い)青山君は
    潔癖性が高じて乱雑なところが落ち着くというヘンな美形。
    決め台詞は「ねぇ、もう帰っていい?」( ^∀^)
    そして、もうひと

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    2024年12月13日
  • 棲月―隠蔽捜査7―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    事件自体は何か薄かったような気がするが、竜崎の大森署に対する愛着が非常に良かった。
    田鶴も良いキャラ。

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    2024年12月11日
  • 琉球空手、ばか一代

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    ネタバレ

    少年っぽい「強くなりたい」的な気持に襲い掛かるブルース・リー、ジャッキー・チェン、力道山、大山倍達・・・コイツラのせいで大人しめの子供が空手に憑りつかれる
    今野敏先生は少年の気持ちのまま青年・中年になったため、作家として金を稼ぎ趣味の沖縄空手にのめり込む

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    2024年12月09日
  • 海風

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    「天を測る」に次ぐ幕末歴史小説の2作目。と云っても直接的な繋がりはなく、むしろ時代は少し前。永井尚志、岩瀬忠震、堀利熙も前作の小野友五郎同様に全く知らなかったので、それは興味深い。時代も、ちょうど関口宏のBSの番組で、この時代の解説をやってるのを見てるので、そこから続く流れで面白い。しかし、ちょっと退屈でもある

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    2024年12月06日