あらすじ
日村誠司が代貸を務める阿岐本組は、小さいながらも人情味溢れる昔ながらのヤクザ。人望の篤い親分・阿岐本雄蔵の元には一風変わった経営再建の相談が次々持ちかけられる。今度の舞台は古びた銭湯!? 乗り気な組員たちの一方、不安でいっぱいの日村。こんな時代にどうやって……。そして阿岐本組は銭湯の勉強と福利厚生(?)を兼ねてなぜか道後温泉へ――。大好評「任侠」シリーズ第四弾! 〈解説〉関口苑生
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やっぱり最高に面白い。
今回は日村さんの休みの過ごし方で
右往左往してるのがクスッと笑えました。
ちょっと可愛らしかったです。
少し拗ねてるところも可愛い。
銭湯に、温泉に行きたい!って
思うよりも
なんだかゆったり浸かった後の
リラックスした気分の読後感になりました。
何作も続いて欲しいシリーズです!
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任侠シリーズ第4弾。
今度は銭湯。
これまでも様々な職種で活躍?されてきましたが、銭湯はちょっと時代を考えても難しいのでは?と思ってしまいました。
考え方が日村さんと同じなのかも。
私も余裕とかないんでしょうね。
仕事として考えてもそうじゃなくても、親分さんの言葉は相変わらず刺さる。
道楽のように聞こえる言葉にも、しっかりとした思いがある。
わかっていたけど、改めてかっこいい人。
いつも振り回される日村さんは気苦労が絶えないと思いますか、見ている分には楽しい。
組のメンバーも個性的で、その良さがとても活かされていて、今回もおもしろかった。
もっともっといろんなパターンが見てみたいです。
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初めての今野敏はSTシリーズだった。
何しろ読みやすく、とにかく面白くて、あのシリーズこのシリーズ、いろいろ読んで一旦距離を置いた。
久々に手にした今野作品。やはりサクサク入ってくる。会話のテンポや物語の流れが良いのは当たり前。いにしえの裏家業の方々の、心意気の気持ちよさが、好感度高く描かれている。
そういえば、安積さんの大嫌いなヤクザの中にも、カッコいいヒトたち、居たよな。
また読みたくさせられる。
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今回は銭湯。学生の頃はアパートの近所に銭湯があって何度か行った記憶があります。最近のスーパー銭湯みたいのもいいけど、昔ながらの銭湯もいいよね。
しかし阿岐本親分は各地に兄弟分がいるんだね、道後温泉のカラオケスナックの件でもやっぱりそうだったし(笑)
家族一丸で立て直し、がんばれー!
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今度は銭湯の立て直しということで、今までよりと規模が狭くてあっさりとした印象だった。
香苗が前作から続いて登場し、なかなか重要な役割を担っていた。
これから準レギュラーのようになっていくのかな。
まだまだ阿岐本組には頑張っていただきたい。
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今回もさくさくと一気に読めて、面白かった。
今回立て直しするのは銭湯。
慰安旅行と勉強のため、一行は愛媛の道後温泉へ旅行。
今回代貸の日村はそんなに窮地には立たされない。
いつもの掃除から始めていく。
今回の銭湯の問題点は2つ、1つは家族の問題(コミュニケーションが取れてない)2つ目は温泉組合や政治家との利権しがらみ問題。
家族問題は女たらしの真吉と女子高生の香苗を投入して、銭湯屋の息子、娘を巻き込んで家族関係を良くしていく。
2つ目は関係者を集めて話し合いをしてあっさり解決したのでなんだか肩透かしくらう内容。
久々に銭湯に入りたくなりました。
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任侠シリーズを勧められて本屋さんにあった浴場から。
多分本来書房→学園→病院→浴場と読むべきだったっぽい。
話が繋がってはいないけど繋がってるので、、
ストーリーの本題が始まるまでのプロローグが7,8割でびっくりした笑
けどサクサク読める。まだなのかなとも思ったけど笑
主要の登場人物のキャラクターがすごくよかった!
他のも読んでみようかなと思った◎
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今回は先頭が舞台。
今回は組長の出番が多くてよりキャラが滲み出てました。ご都合主義と思う人といると思うけど、このシリーズはこの軽さがいいのです!
本作者の別シリーズも読んでみたくなってきました。
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任侠シリーズの第四弾!
今度は銭湯の建て直し。相変わらず、阿峡本のオヤジは面白い事に首をつっこむ。代貸の日村が苦労する訳だ。これは、企業立て直しの物語だが、池井戸潤の小説とは、全然違う!スッキリするところは、一緒だが。立て直しは、まず掃除から。
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感想
「世の中なるようにしかなんねぇんだ」良い言葉だ。いつもこのシリーズは爽快。絡まっていた糸が見事に解けていくのを見せつけられる。
あらすじ
永神の叔父貴が赤坂の銭湯を立て直したいと話をもち込んでくる。阿岐本は日本の失われゆく心を無くしてはいけないと銭湯立て直しの話を受ける。
阿岐本は、本場を見にいくといって、組のみんなで道後温泉に旅行へ行こうと言い出す。道後温泉でゆっくりして日村は、銭湯立て直しのヒントを得る。
檜湯の立て直しについて、家族一丸で再建に取り組む、銭湯を綺麗にする、富士山の壁絵を再興する、代議員と邪魔する警察官と話をつける。阿岐本はわずか3日で銭湯立て直しの目処をつけたのであった。
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任侠シリーズはほんと面白い。
最後の大団円でいつも胸が熱くなる。
今回は特に日村さんの心配性がひどかったけど道後温泉で少しでも休めて良かったw
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今回は浴場の再建です。暴対法や排除条例に阻まれながらも ひと肌脱ぎます。銭湯の優遇措置等初めて知りました。生き生きした弟分と ゆっくりできない性分の日村が面白いです。 読後はお湯に浸かりたくなります。
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今回は銭湯の立て直し。
これまでと違い、都内の銭湯の経営を良くするのは、なかなか難しいはず。
しかしながら、阿岐本組長はいつもの如く請負う。
不安を抱えながら日村と組員の奮闘がはじまります。
物事の本質を見極め、人脈をフル活用できる組長には頭が下がります。
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好きなシリーズで購入。
今までのシリーズのように凄く引き込まれることはなかったが、
気軽に読める。
家族のかたち、しっかり休むこと、問題は表面化してるのにメスを入れれないこと、
などシンプルに取り組めば道は拓かれる。
ただそれが、難しい。
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任侠シリーズの第四弾。
任侠書房、任侠学園、任侠病院に続く作品。
なんせ読みやすい。
難しい表現もなく、伏線もなく、ただただ楽しく読める。
この第四弾も阿岐本組の代貸である日村誠司の視線で物語が進んでいく。
潰れかけの銭湯の経営をコンサルタントする話。
日本人は銭湯でゆっくりする時間が大事なんだと感じさせてくれた阿岐本組長に感謝です。
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昔ながらの義理と人情を重んじる阿岐本組。
またまた兄弟分・永神から潰れかかった銭湯の立て直しを頼まれる阿岐本組長。
心配性の代貸・日村をよそに阿岐本組長は、赤坂の潰れかかった銭湯・檜湯の再建にやる気をみせる。
まずは情報収集と、福利厚生を兼ねて、阿岐本組一行は、2泊3日で日本で最も古い銭湯・道後温泉へ。
道後温泉で日村は阿岐本組長から、1日ゆっくり何も考えずに休めと。
心もカラダも休めるためには銭湯は必要だと。
檜湯の再建もまずは掃除から。
そして、笑顔。
女子高生・香苗の笑顔から、佐田が、お客さんが、佐田の家族が動き出す。
檜湯の佐田の家族も巻き込んで、再建は進む。
やっぱり銭湯のペンキ絵は富士山でなければ。
阿岐本組長の底知れぬ人脈と器の大きさには驚かされる。
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義理や道理を大切にするヤクザが、東京・赤坂にある潰れかかった銭湯を再建させる任侠コメディ。
先般、レビューした【孤狼の血】を視聴してから、任侠作品への興味が高まっていたところ、なんとまぁポップな表題名と装丁な作品を発見。
これもアリだなと、迷わず手に取った初今野敏作品。
いやいや、面白かった。
銭湯には様々な優遇措置があること。
水道代は実質費用が発生しないこと。
固定資産税は1/3で、行政から補助金が付与され、光熱費や人件費、施設修繕費にも使えること。
よって経営上赤字でも、基本銭湯は潰れないことなど、今まで知らなかった(考えもしなかった)ことなど知識が積めたことは産物だった。
そして作中、阿岐本組長が語る言葉たちがまた素敵だ。
「道理を忘れちゃ、生きてる意味がねえ」
「人生が無限に続くような気でいるかもしれねえが、実は先は短えんだ。くよくよしてる時間は無駄なんだよ」
何より【人脈】と言う言葉がテーマであるかのように、人とひととの繋がりが何よりも大切なのだと感じさせてくれる温かい作品だった。
だがしかし、本作がシリーズ作品と知らずどうやら4作目から読んでしまったようだ。
また機会を設けて前作たちも読んでみようと思ふ。
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義理人情に厚いヤクザの親分・阿岐本雄蔵のもとには、一風変わった経営再建の話が次々舞い込んでくる。それをいつも持ち込む阿岐本の兄弟分・永神が訪ねてきたため、嫌な予感におそわれる日村。案の定、潰れかけた銭湯の債務処理の話を聞いていたはずが、いつのまにか経営再建を手伝う流れに……。乗り気な組員たちとは反対に、日村は頭を抱える。この時代に銭湯なんて建て直せるのか? そして阿岐本組は銭湯の勉強と福利厚生(?)を兼ねてなぜか道後温泉へ――。
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阿岐本雄蔵、日村誠司、健一、テツ、稔、真吉の6人衆、そして坂本香苗ちゃん。ご存知、今野敏さんの任侠○○シリーズ。出版社、高校、病院に続くのは浴場(銭湯)。文庫本で再読です。2021.2発行。
簡単に上手くいくなぁ
任侠シリーズのラストは、もうお決まりのハッピーエンドって分かってるんだけど、今回は割とアッサリ片が付いて、何だか簡単だったな、という印象です。
そして、主人公で代貸の日村さんは、毎回苦労性だなと思うけど、今回は特に「ちょっと力抜け!」って笑いたくなるくらい苦労性でした(о´∀`о)オヤジの反動かね(笑)
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まずは掃除から。
できていない自分に、喝を入れたい…
今回もきれいにまとまって、楽しく終わった。
銭湯は小さい頃よく行っていたから、本当に懐かしかった。
銭湯の匂いが好きなんだよなぁー
道後温泉、みんなで行けてよかったんじゃないかな。
ヤクザだろうと、やっぱり息抜きは必要。親分の言う通り、メリハリが大切!
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阿岐本組のメンバーが個別の問題を解決するように見えて、日本の社会問題に一石を投じるワンパターンちゃあワンパターンなんやけど、面白いんですよねー。
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今回も面白かった。
あっという間に読んでしまった。
いつもの事だが。
まあ、内容はこのシリーズだから言うまでもなく銭湯を立て直すんだな。
ただ、今回はいつもよりも立て直す前までの前書きが長く、立て直す内容が薄かったような。。。
だから、今後この組員たちが来なくなってしまったら元の様にダメな銭湯になってしまうんじゃないかとちょっと心配。
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久々の任侠シリーズ。
当たり前のことを当たり前と捉えてやる
とてもシンプルなのに、出来てないことが
多いなと読みながら思い、本質を捉える重要性も大切だと改めて思った。
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任侠シリーズ第4弾
今度は銭湯経営の立て直し
しかし、今までのシリーズに比べると、再建という点ではちょっと物足りない。
ストーリとしては、今まで同様、阿岐本組の組長が赤坂にある銭湯再建のコンサルタントを引き受けることに。
そして、日村が奔走するパターンです。
銭湯の本質を知るために、阿岐本組は、全員で2泊3日で道後温泉へ。そこで日村に与えられた指令は、一日、何も考えずに休むこと。
これが日村にとって、とても難しい(笑)
そして、いよいよ立て直ししていくわけですが、まずは掃除。そして、家族関係。
さらに、背後にある利権については、いつものように阿岐本の人間関係の広さから解決していきます。
これは、すっきり!
今回、公衆浴場が様々優遇されていることを知りました。そうだったんですね。しかし、近所ではスーパー銭湯ばかりですね。
コロナになってからスーパー銭湯も行っていないなぁ。
本書にあるとおり、ゆっくりとお湯につかって、ONとOFFを切り替えたい。
安定の面白さ
お勧めです。
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今まで読んできたシリーズの中では残念ながらちょっと、、、っ感じだった。
もっと色んな事が起きて欲しかったかな。
でも多分まだ読み続けるんやろうけど笑
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*義理人情に厚いヤクザの親分・阿岐本雄蔵のもとには、一風変わった経営再建の話が次々舞い込んでくる。それをいつも持ち込む阿岐本の兄弟分・永神が訪ねてきたため、嫌な予感におそわれる日村。案の定、潰れかけた銭湯の債務処理の話を聞いていたはずが、いつのまにか経営再建を手伝う流れに……。乗り気な組員たちとは反対に、日村は頭を抱える。この時代に銭湯なんて建て直せるのか? そして阿岐本組は銭湯の勉強と福利厚生(?)を兼ねてなぜか道後温泉へ――。 お待たせしました! お馴染み「任侠」シリーズ第4弾*
シリーズもので馴染みがあるので、今作もさらっと面白く読めました。
が、だんだんヤクザが主人公である必要性が薄れてきたような・・・文字通り、コンサルタントのお仕事小説。個人的には、もう少しパンチが欲しいところ。