【感想・ネタバレ】渋谷署強行犯係 密闘のレビュー

あらすじ

深夜、渋谷センター街。争うチーム同士の若者たち。そこへ突如、目出し帽をかぶった男が現れ、彼らを一撃のもとに次々と倒し、無言で立ち去った。現場の様子を見た渋谷署強行犯係の刑事・辰巳吾郎は、相棒である整体師・竜門の診療所に怪我人を連れて行く。たった一カ所の打撲傷だが、その破壊力は頸椎にまでダメージを与えるほどだった。男の正体は? (『拳鬼伝』改題)

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Posted by ブクログ

渋谷署強行班係の辰巳刑事と相棒の整体師・竜門のシリーズ。
(あとがきによれば、1991年出版「拳鬼伝」を改題したそうです。
全然売れなくて絶版になったのですが、2作目3作目が売れこの1作目は?と問い合わせが相次ぎ、1作目であるこれを改題して出版したそうであります。)
警察っていうよりも、武闘がメインかな。
今回はあなたたちのプロフィールがわかった!って感じ。
情報が揃ったところで、2作目3作目を読んでみたいと思います。

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2013年09月23日

Posted by ブクログ

2011/5/7 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
2012/7/23~7/24
渋谷署強行犯係シリーズの第三弾ではあるが、オリジナルでは第一作。「拳鬼伝」が原題。後書きで今野氏も書いているが、確かにこのタイトルではしんどいと思うけど、どう考えてもこのシリーズの主役は竜門なので、警察小説で評価をあげたとは言え、この改題は如何なものか。批判めいたことを書いたが、作品の出来はシリーズ出色。

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2012年07月24日

Posted by ブクログ

漫画のドラマ化に際しての改変の話が世間を騒がしていますね

個と組織の争いというかそんな風にも見えなくもないんですが、原作者の方が亡くなっていることもあって軽々しく話題にできないなと思っております

で、軽々しい話しかできないワタクシとしては今野敏さんですわ

今野敏さんと言えば非常に多作な作家さんでありまして、映像化作品も非常に多いんですが、映像化に際しての改変に関してはとんでもなく鷹揚です

まさになんでもあり
登場人物の年齢、性別が変わるのは当たり前
オリジナルキャラもがんがん出る(ドラマオリジナルキャラが小説に逆輸入なんてことも)性格も違う、階級も違う
違う原作の主人公がドラマで共演なんてのもありましたね
「イメージと違う!」なんて言い出したらきりがありません

もう原作と一緒なのは名前だけやん!みたいなこともw

「どうぞどうぞ、お好きなように」ってスタンスなんですな完全に
別の作品として楽しんでらっしゃる

どちらのスタンスが良いとか悪いとかって話じゃありませんよ
今野敏さんはそうだという話です

そして今野敏作品がどんどん改変され映像化されることに関して今野敏さんの小説を132冊も読んでいる大ファンのワタクシがどう思っているかというと…

「どうぞどうぞ、お好きなように」ですw

もう一心同体ですから!

そしてそしてもうひとつ、今野敏さんと言えば、改変に加えて「改題」です
改題も非常に多い作家さんなんです
これももう完全に出版社主導がありありと

かく言う本作も元は『鬼拳伝』というタイトルで、これはもちろん今野敏さんがつけたタイトルなので、話しの内容とマッチした素晴らしいタイトルなんです

それが改題されて『渋谷署強行犯係』です
いやいやいや!主人公格闘家やで!格闘家の整体師やで!渋谷署の刑事も主要キャラで出てくるにはくるけど、完全に格闘小説やで!警察小説だと思わせようとしてるやん!
売るためのタイトルやん!表示法に引っかかるやん!内容量100gあたり警察要素が5g以上入ってないと警察小説って表示したらあかんのやで!(それ「コーヒー」と「コーヒー飲料」の話な)

あまりにコスイと感じたのか、今野敏さんもあとがきで謝ってましたw
「あざとくてすみません」て

いやもうこれは徳間書店が悪い!

ひまわりめろんは原作者の味方です!

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2024年02月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

渋谷署強行犯係とタイトルにありますが、どちらかというと整体師・竜門光一の物語ですね。強行犯係の辰巳の影はちょっと控えめな印象です。

武術にも通じている竜門が市中で若者を襲撃しつづける、これまた武道の達人とあいまみえるシーンがクライマックスです。相当手ごわい相手と思いきや、あっさりと片が付いてしまい、ちょっと拍子抜けの感も。

事件のトリックや人間関係は複雑ではなく、書籍としてのボリュームもほどよく、読みやすい一冊だと思います。渋谷署~とタイトルにありますが、いわゆる今野作品の他の警察もののように刑事を主体として描いた作品ではないので、原題の「拳鬼伝」のほうがしっくりきますね。

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2021年04月12日

Posted by ブクログ

渋谷強行犯係シリーズ 第1弾

渋谷で不良グループが一撃で倒される傷害事件が発生。

捜査するのは渋谷強行犯係の刑事・辰巳。

辰巳は行きつけの整体師で武闘家の竜門を訪ね、事件の糸口を探る。

竜門は犯人の鮮やかな拳法に感銘を受けつつも、これ以上の罪を重ねさせたくない思いで、犯人と接触する。

竜門は最強の相手にどう立ち向かうのか!?


拳鬼伝の改題なので、警察モノというより、竜門が主役のアクション小説。

拳の道は険しい。

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2018年11月16日

Posted by ブクログ

渋谷強行犯係シリーズ、1作目。

旧題は「拳鬼伝」。題名からして拳法アクションが主軸。自ら空手塾を主宰されているだけあって、格闘描写が物凄く詳しい。整体に関する描写も詳しく、興味のある者にとっては面白く読めた。元々がかなり古い作品なので、時代背景は古いし、著者の文体自体も古く、全体的に描写が冗長なのが残念なところ。最近、新しい作品が出てるようなので、今書けばどのようなものになるか、読んでみたい。

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2014年04月22日

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