あらすじ
渋谷署強行犯係の刑事・辰巳は、整体院を営む竜門を訪ねた。琉球空手の使い手である竜門に、宮下公園で複数の若者が襲撃された事件について話を聞くためだ。被害者たちは一瞬で関節を外されており、相当な使い手の仕業だと睨んだのだ。初めは興味のなかった竜門だったが、師匠の大城が沖縄から突然上京してきて事情がかわる。恩師は事件に多大な関心を示したのだ。
※本作品は 2017年3月2日まで販売しておりました単行本電子版『渋谷署強行犯係 虎の尾』の文庫電子版となります。 本編内容は単行本電子版と同じとなります。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
家族解散まで、、、
が残念ながら私の好みとは違ったので、今野さんの隠蔽捜査の続きで口直しをしようかなぁと数ページ読んだところで、隣の叔母の旦那さんが読んでいたという今野さんの本をお借りした。
お借りした本は早急に読まねば!とこちらを先に読み始めた。
シリーズモノの途中、、、
私はどちらかというと、順番通りに読みたいタイプなので、この本を読む前に前の巻を読んでおきたかった。
が、、、仕事が今一番忙しい時期で、調べるのも買いに行くのも億劫だったので仕方なく読むことにした。
全然問題無かった(笑)
さすが今野さんですね。
こういう装丁の本って、男性向けでちょっと苦手だったのに、結構興味深く読めた。
武道家の整体の先生が主役みたい。
警察に協力して、かっこよく時間解決って感じの本なのかな。
戦闘シーンは、ごく僅か。
数分?いや、数秒なのだろうが、その描写が凄く緊張を強いられる。
息を止めて読んでしまうような緊張感。
臨場感も凄い。
これ、映像で見たいなぁという感じ。
今野さん、これまで全く読んでこなかったが、めっちゃ面白いですね。
ひま師匠と一休さんには感謝です!
これからも今野さんは読み続けたい!o(^▽^)o
渋谷強行班 虎の尾
空手の使い手達が体ひとつで難局を切り抜けていく。空手は詳しく無いが読んでいても風景や人の吐息や緊張感までもが伝わってきた。
警察の捜査不足が新たな事件を招き、別の事件が次々に起きて行く。人の感情っておそろしいものですね
Posted by ブクログ
前作から時間が経過している設定なのか、竜門も辰巳も年齢を重ねた設定になっています。シリーズ4作目(最終?)。竜門の師匠が上京し、渋谷の宮下公園でおきた事件の犯人を追う展開。
怨恨から武道の腕に覚えがある人物が公園にたむろする若者を襲撃する、それを竜門が止めるという展開はデジャブのようでもあり、もはや様式美といえるようでもあり…。
ただ、本作においては竜門の師匠である大城の登場でマンネリ感を多少は打破しているといえるでしょう。また本シリーズを通じて著者の武道に対する知識が惜しげもなく披瀝されており、興味のある読者には好印象なのでしょう。私の場合は残念ながらそういった方面への興味がなく、今野敏作品ではどちらかというと純粋な警察もののほうが好きだな、と実感。