【感想・ネタバレ】渋谷署強行犯係 密闘のレビュー

あらすじ

深夜、渋谷センター街。争うチーム同士の若者たち。そこへ突如、目出し帽をかぶった男が現れ、彼らを一撃のもとに次々と倒し、無言で立ち去った。現場の様子を見た渋谷署強行犯係の刑事・辰巳吾郎は、相棒である整体師・竜門の診療所に怪我人を連れて行く。たった一カ所の打撲傷だが、その破壊力は頸椎にまでダメージを与えるほどだった。男の正体は? (『拳鬼伝』改題)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

渋谷署強行犯係とタイトルにありますが、どちらかというと整体師・竜門光一の物語ですね。強行犯係の辰巳の影はちょっと控えめな印象です。

武術にも通じている竜門が市中で若者を襲撃しつづける、これまた武道の達人とあいまみえるシーンがクライマックスです。相当手ごわい相手と思いきや、あっさりと片が付いてしまい、ちょっと拍子抜けの感も。

事件のトリックや人間関係は複雑ではなく、書籍としてのボリュームもほどよく、読みやすい一冊だと思います。渋谷署~とタイトルにありますが、いわゆる今野作品の他の警察もののように刑事を主体として描いた作品ではないので、原題の「拳鬼伝」のほうがしっくりきますね。

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2021年04月12日

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