【感想・ネタバレ】奏者水滸伝 古丹、山へ行くのレビュー

あらすじ

連続惨殺事件が発生した。現場は茨城、千葉、埼玉、東京と移動し、被害者は全て医療関係者だった。北の自然と生きる奏者の一人、古丹は、獣に襲われたような遺体だが野生動物の爪跡ではないと見抜く。警察の捜査陣と外国諜報機関の追跡の中、四人の奏者たちは決戦の地へ向かう。『妖獣のレクイエム』改題。

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Posted by ブクログ

妖獣狩りである

菊地秀行さんや夢枕獏さんや栗本薫さんらのファンの方たちからしたら子供だましもいいところであろう

いや、夢枕獏さんも栗本薫さんも読んだことないけども!
ちょっと菊地秀行さんだけは読んだことあるけども!
分かる!たぶん子供だまし!

でもね

子供だましの何が悪いのよ!(# ゚Д゚)
(誰も何も言うてない)

カラッとしていて分かりやすくていいじゃない!
あんなグニュグニュしてるのはちょっと苦手って人もたくさんいるわいな!(読んだことないくせに言う)

まぁ、面白かったし

うーん、それにしてもやっぱり今野敏さんの初期作品はちょっと読みづらいね
いや、それでも平均は越えてるんだけど現在の圧倒的読みやすさを知っているので、ちょっと雑味が多いような気がするんよね、気負いというか
ほんのちょっぴりクドいのよ
繰り返すが現在の完成された今野敏さんを知ってるから気付くレベルなんだけどね

でもそこの開きみたいなんを感じられるのもコンプリートへの道を進む醍醐味だな〜と思ったり

しっかしまだまだ先は長いぜ

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2024年07月28日

Posted by ブクログ

前作にもまして、今回もKGBやグリーンベレーといった強敵が登場します。本作は古丹の活躍を描いた一冊。このシリーズは回を重ねるごとに、4人の能力が凄みを増しているように思えます。それゆえ、強大な敵があらわれても見事にやっつけてしまうわけです。

特殊能力を持つ主人公たちが国家レベルの敵と戦う作品として、筒井康隆の「七瀬ふたたび」を思い出すわけなんですが、あちらは主人公たちのほうが力的には劣る状態で、最後はみな、敵に倒されてしまう結末で、ちょっと悲壮感ただよう物語(そこがまたよいのですけれど)。対してこちらは、4人のキャラクターや力のすごさもあって、そういった悲壮感はありません。でも新しい敵があらわれるたび、大丈夫なんだろうか、というハラハラ感もあって、楽しませてくれました。

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2022年01月25日

Posted by ブクログ

シリーズ第三弾。謎の獣による連続惨殺事件が起こり・・・
箸休め的な感じで読み始めたシリーズだったけれど、格闘技・音楽・仏教・超能力・諜報戦と色々な要素がテンコ盛りで、それでいて違和感無く読めるのってスゴイ。

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2012年09月06日

Posted by ブクログ

奏者水滸伝シリーズ(ハイパー・サイキック・カルテット シリーズ) 3巻

主役はタイトル通り、古丹神人。医療の研究の副産物として生まれた妖獣を相手に、悲しみから解放するべく戦いを挑む。
そこに妖獣の軍事的価値を見出すKGBとCIAが暗躍し、4人は熾烈な戦いに巻き込まれていく。

なんといっても注目は無口な古丹が抱く恋心。しかし相手の栗原夏美は、妖獣の生みの親。責任を感じる栗原夏美は、自然界の法則で生きる古丹とは相容れないものを感じ、自ら去っていく。

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2010年07月27日

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