今野敏のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
【あらすじ】
深夜の公園で発見された他殺体。
捜査一課の若手刑事である菊川は、所轄のベテラン滝下と組むことになり、事件を捜査することになるが、捜査本部の指揮を執るエリート検事が解決を急ぎ、冤罪を生み出そうとしていた。
拘束された被疑者が“落ちる=自白する”までに、菊川たちは確たる証拠に辿り着けるのか。
【感想】
今野敏さん、あまりにもシリーズをたくさんお持ちなので、どこから手をつけていいかと躊躇しているうちに、どハマりした父が先に読み終わった本を端から回してくれるようになりました。
このSTシリーズもまだ手付かずだったのですが、やはり今野さんの描く人物像には骨太で読み応えがあります -
Posted by ブクログ
今野敏さんの時代小説を読むのは初めてでした。過去に読んだ警察系の小説とは趣が全く異なる。
幕末、激動の時代。咸臨丸で太平洋を渡るところからストーリーが始まります。主人公の小野友五郎は幕府の官僚(当初は笠間藩士)。長崎海軍伝習所の一期生。計算能力が人並外れており、計測技術に優れている。
いつの世でも特殊能力を持っている人はいるものですが、私欲がなく「自分にできること」を「社会の必要に迫られて」全力を尽くす人がいる。後に名を残すような派手な政治家は数多くいるかも知れないが、こういった人が実際の歴史の流れを支えているのだなあと感じ入りました。
全編を通じて淡々とした語り口で激動の幕末を背景にし -
Posted by ブクログ
警視庁捜査1課強行犯係・警部補・樋口顕。
シリーズ4作目。
周りの評価は高いが、自分に自信が持てない樋口。
世田谷のマンションの一室で若い女性の絞殺死体が発見される。
樋口は、現場を見て顔見知りの犯行との印象を抱くが、被害者が警察にストーカーの被害を訴えていたことが判明…
ストーカー殺人事件として、捜査は進んでいくが…
女性キャリア・刑事指導官・小泉蘭子の女性目線で捜査は…
初動捜査から⁇
そんな頑なに…
氏家からの被害者が痴漢被害でも訴えていた、という情報にも…
なぜか、頑なにストーカー殺人事件として、捜査を進めようとする樋口。
最初から怪しいと思ってたんだよなぁ。
小泉蘭