今野敏のレビュー一覧

  • 逆風の街 横浜みなとみらい署暴力犯係

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    ネタバレ

    暴力犯係係長・諸橋夏男警部
    同係長補佐・城島勇一警部補

    (諸橋)「感情に流されてちゃ、この仕事はつとまらない」
    (城島)「いいか?ひとつ言っておく。誰だって感情に流される。行動の流れを決めるのは感情だ。問題は、その行動にどれだけ多くの人が共感するかということだ。感情自体に善悪の価値はない。人の共感が善悪を判断するんだ」
    何度も噛みしめたい。

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    2023年04月16日
  • 偽りの捜査線 警察小説アンソロジー

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    警察小説を得意とする実力派作家にて固められた警察小説アンソロジー。
    一言で警察と言っても色んな組織があり、本作においても、公安刑事、警察犬担当、新任刑事、県警本部捜査刑事、交番勤務の警察官、県警本部刑事、公安刑事とバラエティ豊かな内容。
    短編ならではのキレ味鋭いオチ。短編らしからぬ味のある余韻を持つもの。シリーズ化してほしいなと思えるような魅力的なキャラクターや舞台設定のもの。いずれも読み応え抜群の7作品。

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    2023年04月07日
  • 神々の遺品 <新装版>

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    数学と古代。
    読んじゃうよね。
    フィクションなのかノンフィクションなのか
    よくわからないところで引き込まれました。

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    2023年03月30日
  • オフマイク

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    シリーズ第5弾の作品。久しぶりに読んだものの登場人物のキャラクターは覚えていたので読みやすかった。今野敏の作品らしく堅実さは感じたが、派手さはあまり無かった。

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    2023年03月28日
  • 義珍の拳(琉球空手シリーズ)

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    ネタバレ

    沖縄の唐手(トゥーディー)を「空手」として本土に広めた実在の人物がモデル。作品の中では富名腰と表記されていて、別に船越の表記もあるようだ。剣道の心得のある津本陽の剣豪小説がそうであるように、空手の心得のある人が描く「武術」の場面には迫力がある。東京に出た義珍が嘉納治五郎と出会う場面などは興味深い。柔道と柔術の間にとてつもない葛藤があったように、義珍にもあった葛藤を描いている。

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    2023年03月18日
  • 清明―隠蔽捜査8―(新潮文庫)

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    隠蔽捜査8

    横浜の中華街の事情が話を複雑にデリケートな問題にどう竜崎さんは動くのか?興味がありましたが、、いつものブレない対応で安心しました。周りに強く反発されとも清々しい程シンプルな考えと対応で解決してさまうなんて。清明の漢詩もアクセントになり、強く印象に残った

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    2023年03月11日
  • 曙光の街【新カバー版】

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    暗殺する側、される側、そして暗殺者を追う公安の三者の視点で話が進みます
    テンポよく展開するので、すぐに引き込まれます
    ロシアのスパイとは、日本の公安とは、色々興味深く勉強させていただきました

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    2023年03月10日
  • 秋麗 東京湾臨海署安積班

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    安積班の最新作。このシリーズは好きやなあ。前作が短編集なので、今回は長編で楽しめた。ただ、村雨君の出番が少なかったな。あと、今野さん、同い年の60代後半やけど、なんか年寄りの描写が年寄り過ぎ。いや、仕事リタイヤしてからも全然そんなことなく、現役中より楽しめてるし!

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    2023年03月09日
  • 棲月―隠蔽捜査7―(新潮文庫)

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    隠蔽捜査7

    今回も竜崎さんや沢山の捜査員達の連携がもう、阿吽の呼吸。お互いを信頼してるのですね。最後は竜崎さんが異動人事で署を後にする場面では涙してしまいました。

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    2023年03月09日
  • 任侠浴場

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    好きなシリーズで購入。
    今までのシリーズのように凄く引き込まれることはなかったが、
    気軽に読める。
    家族のかたち、しっかり休むこと、問題は表面化してるのにメスを入れれないこと、
    などシンプルに取り組めば道は拓かれる。
    ただそれが、難しい。

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    2023年03月06日
  • 去就―隠蔽捜査6―(新潮文庫)

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    隠蔽捜査 去就

    竜崎さん、今回も見事でした。警察組織の縦割りとか根回しとか、上下関係、プライド、足の引っ張り合い…そんなものを竜崎さんに叩きつけてる奴らに読んでるこちらが、イライラしたりハラハラしたり。でも、どうやって解決するんだろう?なんて考えていると、あっさりスッキリ解決して行く竜崎さん。快感です

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    2023年03月06日
  • 任侠学園

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    ヤクザと暴力団は違う!と確かに思える。
    ヤクザと学校という取合せがまた面白い。
    この任侠シリーズもきっと楽しませていただけそうな予感でワクワクしています。

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    2023年03月02日
  • 龍の哭く街

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    ネタバレ

    2023/2/25
    わ、私今月全然本読んでないやん。
    電車でツイッターばっかり読み過ぎた。
    読む本も用意してなかったので安心の今野敏。
    こちらも携帯電話登場前。
    日本が豊かで中国の物価がめっちゃ安かった時代。
    いやー日本は貧乏になったね。と変なところに目が行く。
    武術の解説が今野敏らしくてニンマリする。

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    2023年02月25日
  • 蓬莱 新装版

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    ネタバレ

    2023/2/2
    読むものを用意できなかった時の今野敏。
    だって間違いないから。
    これもいい感じにハラハラしてスルスル読める。
    携帯電話もない時代なので助けを呼ぶのも大変。
    それでも違和感なく読めるのは私もその時代を生きていたから?

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    2023年02月25日
  • 任侠学園

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    浅田次郎テイスト

    どんどん改心していく学園ものかと思いきや、少しそういうところもあり、組の絡みもあり。
    任侠シリーズ2作目としては無理が無く面白かった。

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    2023年02月24日
  • 初陣―隠蔽捜査3.5―(新潮文庫)

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    隠蔽捜査3.5

    刑事物の話ながら血みどろの死体や犯人のドロドロとした感情や描写が全く無いのがとても良い。
    読んでいてスカッとする

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    2023年02月23日
  • 晩夏 東京湾臨海署安積班

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    犯人を捜すミステリーというより、臨海署安積班の安積以下班員のひととなりを書き綴る警察を舞台としたお仕事小説の感があるこのシリーズ。
    今回は、安積の親友で交機隊の速水が殺人事件の重要参考人として拘束されるというショッキングな出来事と、クルーズ船での他殺死体事件に捜査本部が立ち上がり、安積が組んだ捜査一課の若い刑事の動向とで、読み応えたっぷりの長編。
    この刑事、捜査一課を鼻にかけ、安積もその対応に手を焼くが、拘束を解かれた速水が難なく使いこなす様は、読んでいて小気味がいい。
    速水が主役とも言える本書。

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    2023年02月23日
  • 秋麗 東京湾臨海署安積班

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    これを読んでるまさに今、闇サイトを使った凶悪犯による遠隔操作犯罪が連日報道されている。今作のメインはそっちではなかったが別の社会問題に端を発している点で考えさせられた。

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    2023年02月20日
  • オフマイク

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    今野敏『オフマイク』集英社文庫。

    『スクープ』シリーズの第5弾。

    結末には肩透かしを食らったような気がする。ストーリーは面白く、小説という創作の世界の中で、現在の日本で暗躍する悪者たちの姿を炙り出すことを期待していたのだが……これは一種の忖度だろうか。

    継続捜査を担当する捜査一課特命捜査係の黒田は、二課の同期である多岐川から20年前の大学生自殺が、現役大物政治家の贈収賄と関連している可能性があるので極秘裏に調べて欲しいと依頼される。

    黒田が相棒の谷口と聞き込みを行うと、『ニュースイレブン』の報道記者の布施が同じ事件を追っていることを知る。黒田は自殺した大学生は、当時、とあるサークルに所

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    2023年02月20日
  • 変幻

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     潜入捜査に参加していたと思われる大石が消息を絶ち、同期の宇田川は彼女が危機に陥っていると直感する。
     そんな矢先、行方をくらましていた蘇我が宇田川の目の前に現れる。彼も大石を救助するために動いている様子であり、二人は大石を知る先輩刑事たちと力を合わせて、大石のために動き始める。
     「同期」「欠落」に続く同期シリーズの完結編ということですが、これ、まだ続けられる気がしますね。
     今野さんの描く警察小説の中でも、ちょっと毛色の違う作品で私はこれも好きなのですが、他のシリーズも抱えている今野さんなので難しいのかな?
     今シリーズの継続が難しいのならば、他シリーズに彼らが登場するとかもありそうですね

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    2023年02月19日