あらすじ
強襲母艦「アトランティス」に、リーナが操縦するギガースに続き、ロシア空軍の流れを汲む、オージェたち空間エアフォースが艦載機部隊として加わった。新しい僚友を迎え、宇宙海兵隊は再び戦いに臨み、火星軌道上でジュピタリアンと相まみえる。迫真の軌道交差戦の描写は必読! 伝説の傑作、いよいよ急展開。
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Posted by ブクログ
強襲母艦アトランティスにロシア空軍の流れを汲むオージェたち空間エアフォースが艦載機部隊として合流。ここに来て少しだけ木星側の顔が見え始めたが、依然主な視点は地球視点。木星圏はあくまで独立を謳っておきながら、なぜ攻撃してくるのか?木星圏の正義はなんなのか?その根底にあるであろう「絶対人間主義」と「ジュピターシンドローム」がどう影響しているのか?個人的にアレキサンドル中尉の様な他者を認められない人は苦手だな。一緒に仕事したくないなぁと思ってしまう。敵は木星圏の武装集団だぞって偉い人も言ってるぞーって言いたい。
Posted by ブクログ
いや普通に好き
敏さん、これ系もっと書けば良いのにって個人的には思いました
まぁ、ぜんぜん書かないってことは売れてないんだろうなぁ…
一部でガンダムのバッタもん的評価もあるようで、事実かなりガンダムをリスペクトした作品だとは思いますが、違うよ
当たり前だが違う作品
つか、アニメと小説の違いと言ってもいいかも
小説の利点のひとつは「ちゃんと説明できる」ってところにあると思うんだよね
なので内容が、かなり科学的になるんね(事実かどうかは関係ない)
アニメだとそういうところは全て端折られ、結果だけが提示されるというイメージだよね
どちらが良いということじゃなくて表現方法が違うよって話
で、そこの科学的なご託の数々が、自分は面白いと感じられての高評価なわけです
科学的なご託が延々と続くのに、今野敏さん特有の読みやすさが完全には失われていないのも良い
もっと書けば良いのにSF
Posted by ブクログ
宇宙海兵隊シリーズの第2巻。荒唐無稽なはずの空想上のストーリーなのに、今野氏の手にかかるとなぜか地に足のついた、リアリティあふれる物語になってしまう。読み応え十分。巻末の解説(皆川ゆか氏)は、今野敏の作風を的確に表現していると思います。だれでも書ける文章ではないのだなぁ、と改めて認識することしきり。