あらすじ
死闘か、和平か? 遂に最終章!決戦の時、木星圏への地球連合軍艦隊突入を目前にして、空軍と海兵隊の精鋭は戸惑っていた。この戦争はいったい何なのか? その真実を世論に訴える反戦派に対し、連合保安局(UNBI)は容赦のない弾圧に走る。終戦工作は間に合うのか、あるいは決戦の火蓋が切られるのか?今野敏、唯一のスペースオペラ完結篇!
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Posted by ブクログ
シリーズ読破。木星圏での最終決戦のその時まで地球ではジンナイ上院議員たちが停戦に向け地球連合との政治闘争を繰り広げる。宇宙ではカーター率いる海兵隊とオージェ率いる空軍が敵であるトリフネと戦闘になるが、そのトリフネは被弾し軌道を外れていく機体を敵味方関係なく救助していく為死者が出ない不思議な戦闘を体験し「迷い」という危険な思いを抱く。『絶対人間主義』を実感した面々の、作戦司令からの戦闘終結宣言を受け「我々は勝利したのか?」という疑問に対し「志において、我々は敗北した」というクリーゲル艦長の言葉が印象的。
Posted by ブクログ
遂に終わってしまった。
思えばこの小説は誰が主人公なんだろう?
カーター、コニー、ミズキと主人公クラスのキャラが多く楽しい。
結果がちょっと呆気なかったけど、それでも楽しかった。
これはアニメか映画にでもなると面白いと思うんだけど、自分だけだろうかなあ
Posted by ブクログ
大長編大作、ついにオワタ。
各巻の出版時期がだいぶ時間(年数?)が空くので、前の巻の話が思い出せずなかなか難儀しますが。
なんだかんだで平和裏に収まり良かったですな。
「絶対人間主義」いいぢゃないかー。
望む、アニメ化(OVAとかでも良し)。
Posted by ブクログ
いやあーこの終わり方は凄い
一言で言うと「え?!」って感じ
一言というか一音やないかーい!っていうね
まぁ宇宙戦争なわけですね
木星(の衛星)に住む人たちが、地球からの独立を求めて…ってお話しなんだけどね
ズバリ今野敏さんの結論を言っちゃうと、いやいや宇宙なんて人が生命を維持するだけでたいへんなんだから戦争なんてしてる場合ちゃうで!みんなで助け合っていかな宇宙にいたら人間なんてほっといてもどんどん簡単に死んじゃうんだから、戦争なんて無意味やん!ってことなんです
なるほど今野敏さんの言い分には一理ある
だけど人間って本当にお馬鹿だからね
実際に人間が宇宙に住むようになったときそこの結論にちゃんとたどり着けるかといったら、なんか怪しい気がするな
そうそうちなみにこの作品は、今野敏さんが熱狂的なガンダムファンであることから、今野敏版ガンダムって言われることがあるようですが、改めて全然違うと思いましたね
『ギガース』のテーマの前提条件は宇宙では人は常に死と隣り合わせってことなんだけど、ガンダム世界だと結構普通に日常生活送れちゃうんで、世界観が全く違います
そこだけはちゃんと書いておこう_φ(・_・