橘玲のレビュー一覧

  • 世界はなぜ地獄になるのか(小学館新書)

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    世界も日本もリベラル化の巨大な潮流の中にあるというのは著者が近著のなかでくりかえし指摘してきたことである。今回はこの「だれもが自分らしく生きられる社会」を目指す社会正義の運動が、「キャンセルカルチャー」という異形のものへと変貌していく現象を考察している。
    いつもながら論旨の切れ味がすばらしい。PART3に出てくる会田誠の話は、私が実際にこの個展を見ていたことからとりわけ興味深く読めた。

    #タメになる

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    2023年08月26日
  • 新版 お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 知的人生設計のすすめ

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    一つひとつのテーマで内容の濃く、とても具体的且つ再現性の高いものだった。抽象性を極限まで低く書かれている印象。
    再現性高く圧倒的に資産を築くためには、サラリーを受け取る側ではなくオーナーになる必要がある。

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    2023年08月19日
  • 残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法

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    勝間和代と香山リカの討論から広がる
    「恐竜の尻尾の中に頭を探せ」
    「伽藍を捨ててバザールにむかえ」

    性格や知能も遺伝で決まる
    身体的特徴が許されているのに知能の遺伝はなぜ認められないのか
    それは政治的に正しくないからである。政治問題になってしまう

    貨幣空間、政治空間(友情空間)、愛情空間と3つに大別でき幸せに感じるかは後者ほど大きく感じるが、現代は貨幣空間と友情空間がつながりつつある(評価経済社会)
    評判が集まる人が結果的に金銭も手にする。現代は「評価」獲得のやりあい
    貨幣空間が合理的でシンプルでストレスが少ない、PTAなどの中間共同体の崩壊で政治空間はほぼなくなり貨幣空間に愛情空間が向き合う「友達のいない世界」が現代

    インターネットによる民主化により全体の大きなショートヘッドの中に、細かいジャンルごとのニッチなショートヘッドが続くフラクタル構造が実現している。
    比較優位性を考えれば自分の好きで得意な領域を探してその中のショートヘッドになることが残酷な世界で生き残る方法である

    またその自分のニッチを見つけるためには伽藍を捨ててバザールに出向かなければいけない

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    2023年07月25日
  • 残酷すぎる人間法則

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     多くの事例研究を元に〝幸せ〟になるには対面の人の繋がりに身を置くことでのみ得られるとした。
     人生を幸福にするものは、①個人としての成長、②愛に満ちた人間関係、③コミュニティへの貢献。
     現代の成功は、努力して個人的能力を高め、お金を稼ぐ事、裕福な生活を送る事、と考えがちである。しかし、私達の体は数百万年の原始時代の経験でできており、そこには他者と協力する事が我が身を生かすのに最も重要であり、それに繋がる出来事に快楽・幸せを感じるようにできている。
     友人のグループを持つこと。これを継続する努力をすること。これを意識して生活したい。反対にこれ以外の要素(例えば、仕事の良し悪し、お金の損得)は些細なことであり、あまり気にせずとも良いと感じた。大らかに生きていきたい。


    以下、各章のメモ。

    第1章
    人は第一印象で相手の性格を見分けることができる。しかし相手の嘘を見破る事はできない。

    第2章
    真の友人とは、もう1人の自分。あなたの一部。

    第3章
    これまでの結婚は、生きるための繋がりを得るために必要な物だった。しかし現代は、個人でも生きていけるため、愛によるものに変化した。
     この変化は人類史を通じて現代が初。結婚生活の幸せが、個人の幸せの超重要因子になった。上手くいけば幸せに、上手くいかなければ不幸せになる。

    第4章
    私たちは、富や名声を得ることを重視するが、これは人生の満足感に繋がらない。人生を幸福にするものは、個人としての成長、愛に満ちた人間関係、そしてコミュニティへの貢献。

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    2023年07月23日
  • 臆病者のための億万長者入門

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    基本的な内容が網羅されている。常識とその論理的な説明がセットで述べられている点が良い。
    常識は頭に入っていても、理由は頭から抜けている事があるので、この本を手元に置いて繰り返し読みたい。
    一部理解しきれない点もあった(金利が高いと通貨は下落?)

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    2023年07月21日
  • 残酷すぎる人間法則

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    結婚前に同棲したカップルは情熱を同棲時に使い果たすことが多いので離婚も多い。
    4年目が肝。
    わかる気がしますね。

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    2023年07月07日
  • 人生は攻略できる

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    「人生の目的は幸福になること。」皆そう思いながらなぜ幸福になれないのか、それは幸福の対象と基準が人それぞれ違うから、確かにそれはそうなのだが、それぞれ違うにも関わらず共通する状態がある。
    ひとつは「好きな事を夢中でやっている。」
    二つ目は「後から振り返って幸福だと思える。」
    という事だ。

    僕自身も、陸上競技でタイムが速くなるために一生懸命だった事や社会人になってからの大プロジェクトで仲間と血眼になりながら仕事をした事など、今振り返って幸福だった思えることは沢山あり、確かにその最中は夢中だった。
    ということは、夢中な時間を長くすることが幸福になるためのシンプルで簡単なアプローチではないかと思う。

    じゃあ「どうやったら夢中になれるのか。」「やりたいこと、夢中になれるものなんてない」とみんな悩んでいるみたいだが、やりたい事を見つけ夢中なれる方法に明確な答えがある事を僕は知っている。

    やりたい事を見つけた人には2種類いる。
    ひとつは、強烈な原体験を持った人だ。例えば、幼い頃に親を癌で亡くしてしまった経験があり、将来医者になって癌患者を助けたい、癌で親を失ってしまう子どもをこれ以上出したくない、というような宿命じみた使命感を背負った人間だ。ただ、こんなドラマチックな原体験を持っている人はかなり少ない。言うなれば逆に恵まれた人とも言える。これに当てはまらない人は大体やりたいことが見つからず悶々と過ごす大多数に括られるのだが、それでも見つけた人は、実は見つかるまで試し続けた人なのだ。それは「やりたいことはくじ引きの当たりと同じ」だと言う事。運良く一発で当たりを引こうが、ハズレを100回引いて101回目で当たりを引こうがあまり関係ない。当たりにたどり着けさえすればいい。やりたい事や夢中になることが見つからないで悩んでいる人は、言い換えればどれが当たりくじなのかと箱の穴からくじを覗いてるだけの人なのだ。当然引いてくじを開いて見るまでは、はずれか当たりかなんて分かるはずもない。

    「幸福になるためには当たりが出るまでくじを引き続ける=挑戦し続ける」これだけだ。

    この本ではテクニック論として、幸福の土台になる人的資本、社会資本、金融資本の3つについて言及しているが、これは使い回しで別著の「幸福の資本論」の方が詳しく書かれている。攻略編2仕事の内容も「不条理な会社人生から自由になる方法」の方がよりページを割いて説明してあるので本書はこれまで著者が書いて来た要約版のような位置付けだ。
    もっと深く理解したいならそれぞれの本を読むと著者の主張が輪郭良く見えてくると思う。

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    2023年06月19日
  • 新版 お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 知的人生設計のすすめ

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    何冊かお金の本を読んでみているが、総論としてはこの一冊で十分なのではと感じた。

    初版からはそれなりに年数を重ねているが、改訂版ということもあり、内容は全く陳腐化していない。

    一度は読んでおきたい一冊だと感じた

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    2023年05月23日
  • 働き方2.0vs4.0 不条理な会社人生から自由になれる

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    日本の雇用慣行が生産性を押し下げたり色々な問題に繋がっていることがよくわかる。


    保守に走っていいことなんて何もないなと思ってしまう。どうしたら社会はもっと良くなるんだろう??

    自分も働き始めたら周りの目を気にしたりして変わってしまうのかな。そうはなりたくないな。

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    2023年05月20日
  • 得する生活 お金持ちになる人の考え方

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    誰も一度は読んでおくべき世の中のお金に関する大切な真実を知れる良著と感じた。
    普通に生活しているだけでは分からないお金の知識を得られる。

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    2023年05月14日
  • 新版 お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 知的人生設計のすすめ

    ネタバレ 購入済み

    全ての人が読む本

    お金に関する本は山ほどありますが、これは必ず通るべき本だと思います。
    「税金をいかに払わないことがお金に持ちになるための近道」と過激な発想には見えますが、これは真理であって「いかに賢く生きるか」に直結する部分だと思います。具体的な方法論まで細かくまとまっていて非常に参考になります。

    #タメになる

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    2023年05月12日
  • 働き方2.0vs4.0 不条理な会社人生から自由になれる

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    ネタバレ

    日本の学校教育で学んできた知識や経験を覆すような本。

    ・一生に通じて学びたい、絶えず新しいスキルを身につけ新しい経験をしたいと思うなら、同じ会社に居続ける必要はない。
    ・日本=先進国のフリをした前近代的な身分制社会
    →正社員、非正規社員、外国人?!
    ・国際社会から戦時中の日本軍の行動が疑いの目で見られる理由:いまの日本が性差別的社会と見做されているから。男女の社会的性差を示すジェンダーギャップ指数で、日本は世界最低辺110位。

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    2023年05月04日
  • 上級国民/下級国民(小学館新書)

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    「正規」と「非正規」をはじめとした、格差、分断社会の本質を理解する手助けとなる本。

    日本のサラリーマンとして働くひとの多くが実感することをはじめ、多くの情報が淡々と書かれている。
    特に、『主要先進国で一番仕事が嫌いで会社を憎んでいるが、最も長時間労働しており、それにもかかわらず一番労働生産性が低い』という事実は、実際に耳にすることが多くある。
    また、たまたま新卒で入った会社の業績という「運・不運」で人生が左右される『日本人(サラリーマン)の人生』という言葉にぐさりと刺さるものがある。

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    2023年05月04日
  • シンプルで合理的な人生設計

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    幸福になるために合理的に対策していくにはどうすればよいのか、要素を金融資本・人的資本・社会資本に分解してその対応方法を説明している。多くの書物を渉猟していて興味深い論点をいくつも提供してくれる。もっとも効果的に幸福になる方法はお金持ちになること…など、いつもの安定の橘節。金融資本についての話では、マイホームへの投資の評価が面白かった。もっと若い時分にこのような本を読んでおきたかった。

    #深い #タメになる

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    2023年05月04日
  • ダブルマリッジ

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    普通の家庭を持つサラリーマン男性の戸籍に見知らぬフィリピン女性が妻として載っていた。
    そしてそこから急展開で当たり前の日常が崩れていく。
    日本の戸籍制度、フィリピン女性と日本人男性の対等とは言えない恋、過酷な運命。フィリピン現地の熱気が伝わってくるような描写でぐんぐん引き込まれてるサスペンス。
    橘玲さんの小説は初めてだが、ストーリーもさることながら史実や戸籍制度について知らないことばかりで非常に興味く一気に読みきった。おすすめ。

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    2023年05月01日
  • 裏道を行け ディストピア世界をHACKする

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    「金は何らかの目的を達成するための手段にすぎない」ユダヤ人、ジョージ・ソロスの父ティヴァダールはこう息子に教えてきた。

    「金儲けは好きではありません。ただ、うまいだけです。」

    冷静・客観的な考えが、自分の思考を防護するのかなぁと思いました(^^)読んでいる途中です、、、(メモ書き)

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    2023年04月27日
  • もっと言ってはいけない(新潮新書)

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    面白かった。世の中にあふれるきれいごと社会に深く切り込んでいる。人種と遺伝子というタブーを打ち破って根拠とともに日本人とは何かという問に答えている。コロナでもご活躍した道徳警察はまさに村社会で家畜化された日本人の性質を象徴している。正義を振りかざすときドラッグと同じ快感物質が脳内で分泌されることが明らかになった。そうやって日本人は効率の良い繁栄を遂げてきた。悲しいけど気持ちが良いくらい府に落ちてしまう。

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    2023年04月26日
  • 残酷すぎる人間法則

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    とても面白かった。「残酷すぎる」とは完全に大袈裟だけど。プロファイリングを否定したり、デール・カーネギーの名著「人を動かす」の正しさを検証したり、ペテン師サッカー選手や森の中で生きた世捨て人の話が出てきたりと、様々な人物やエピソード&エビデンスを紹介しており、とにかく飽きさせない。「コンピュータが人間のようになる危険性は、人間がコンピュータのようになる危険性ほど大きくない」という一文が妙に心に残った。そして、やはり人は1人では生きられず、孤独感の毒性の強さを再認識した。訳もよく、読み易かった。

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    2023年04月22日
  • 裏道を行け ディストピア世界をHACKする

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    同著「無理ゲー社会」に続く現代の社会で勝ち組にどうすればなれるのか?を解く本。
    特に「PART2 金融市場をHACKせよ」「PART3 脳をHACKせよ」は面白かった。

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    2023年03月11日
  • 上級国民/下級国民(小学館新書)

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    シンギュラリティを目の当たりにできるだろう世界に生まれたのは幸運かも。
    自由、多様性の尊重はそのまま格差社会を受け入れることとほぼ同値なのでは。
    スポーツはルールがあるから成立している。リベラルの行き着く先は、大多数の人にはディストピアかもなー。

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    2023年02月23日