橘玲のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
勝間和代と香山リカの討論から広がる
「恐竜の尻尾の中に頭を探せ」
「伽藍を捨ててバザールにむかえ」
性格や知能も遺伝で決まる
身体的特徴が許されているのに知能の遺伝はなぜ認められないのか
それは政治的に正しくないからである。政治問題になってしまう
貨幣空間、政治空間(友情空間)、愛情空間と3つに大別でき幸せに感じるかは後者ほど大きく感じるが、現代は貨幣空間と友情空間がつながりつつある(評価経済社会)
評判が集まる人が結果的に金銭も手にする。現代は「評価」獲得のやりあい
貨幣空間が合理的でシンプルでストレスが少ない、PTAなどの中間共同体の崩壊で政治空間はほぼなくなり貨幣空間に愛情空間が向き合う「友達のいない世界」が現代
インターネットによる民主化により全体の大きなショートヘッドの中に、細かいジャンルごとのニッチなショートヘッドが続くフラクタル構造が実現している。
比較優位性を考えれば自分の好きで得意な領域を探してその中のショートヘッドになることが残酷な世界で生き残る方法である
またその自分のニッチを見つけるためには伽藍を捨ててバザールに出向かなければいけない -
Posted by ブクログ
多くの事例研究を元に〝幸せ〟になるには対面の人の繋がりに身を置くことでのみ得られるとした。
人生を幸福にするものは、①個人としての成長、②愛に満ちた人間関係、③コミュニティへの貢献。
現代の成功は、努力して個人的能力を高め、お金を稼ぐ事、裕福な生活を送る事、と考えがちである。しかし、私達の体は数百万年の原始時代の経験でできており、そこには他者と協力する事が我が身を生かすのに最も重要であり、それに繋がる出来事に快楽・幸せを感じるようにできている。
友人のグループを持つこと。これを継続する努力をすること。これを意識して生活したい。反対にこれ以外の要素(例えば、仕事の良し悪し、お金の損得)は些細なことであり、あまり気にせずとも良いと感じた。大らかに生きていきたい。
以下、各章のメモ。
第1章
人は第一印象で相手の性格を見分けることができる。しかし相手の嘘を見破る事はできない。
第2章
真の友人とは、もう1人の自分。あなたの一部。
第3章
これまでの結婚は、生きるための繋がりを得るために必要な物だった。しかし現代は、個人でも生きていけるため、愛によるものに変化した。
この変化は人類史を通じて現代が初。結婚生活の幸せが、個人の幸せの超重要因子になった。上手くいけば幸せに、上手くいかなければ不幸せになる。
第4章
私たちは、富や名声を得ることを重視するが、これは人生の満足感に繋がらない。人生を幸福にするものは、個人としての成長、愛に満ちた人間関係、そしてコミュニティへの貢献。 -
Posted by ブクログ
「人生の目的は幸福になること。」皆そう思いながらなぜ幸福になれないのか、それは幸福の対象と基準が人それぞれ違うから、確かにそれはそうなのだが、それぞれ違うにも関わらず共通する状態がある。
ひとつは「好きな事を夢中でやっている。」
二つ目は「後から振り返って幸福だと思える。」
という事だ。
僕自身も、陸上競技でタイムが速くなるために一生懸命だった事や社会人になってからの大プロジェクトで仲間と血眼になりながら仕事をした事など、今振り返って幸福だった思えることは沢山あり、確かにその最中は夢中だった。
ということは、夢中な時間を長くすることが幸福になるためのシンプルで簡単なアプローチではないかと思う。
じゃあ「どうやったら夢中になれるのか。」「やりたいこと、夢中になれるものなんてない」とみんな悩んでいるみたいだが、やりたい事を見つけ夢中なれる方法に明確な答えがある事を僕は知っている。
やりたい事を見つけた人には2種類いる。
ひとつは、強烈な原体験を持った人だ。例えば、幼い頃に親を癌で亡くしてしまった経験があり、将来医者になって癌患者を助けたい、癌で親を失ってしまう子どもをこれ以上出したくない、というような宿命じみた使命感を背負った人間だ。ただ、こんなドラマチックな原体験を持っている人はかなり少ない。言うなれば逆に恵まれた人とも言える。これに当てはまらない人は大体やりたいことが見つからず悶々と過ごす大多数に括られるのだが、それでも見つけた人は、実は見つかるまで試し続けた人なのだ。それは「やりたいことはくじ引きの当たりと同じ」だと言う事。運良く一発で当たりを引こうが、ハズレを100回引いて101回目で当たりを引こうがあまり関係ない。当たりにたどり着けさえすればいい。やりたい事や夢中になることが見つからないで悩んでいる人は、言い換えればどれが当たりくじなのかと箱の穴からくじを覗いてるだけの人なのだ。当然引いてくじを開いて見るまでは、はずれか当たりかなんて分かるはずもない。
「幸福になるためには当たりが出るまでくじを引き続ける=挑戦し続ける」これだけだ。
この本ではテクニック論として、幸福の土台になる人的資本、社会資本、金融資本の3つについて言及しているが、これは使い回しで別著の「幸福の資本論」の方が詳しく書かれている。攻略編2仕事の内容も「不条理な会社人生から自由になる方法」の方がよりページを割いて説明してあるので本書はこれまで著者が書いて来た要約版のような位置付けだ。
もっと深く理解したいならそれぞれの本を読むと著者の主張が輪郭良く見えてくると思う。