橘玲のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
もし個人事業主、法人に関わることがあったら絶対再読したいと思える本でした。
- お金持ちの方程式: 資産形成=(収入-支出)+(資産×運用利回り)
- サラリーマンの保険料のほとんどは国民年金の赤字の穴埋めに当てられる
- サラリーマンは実質収入の3割を税と社会保険料で支払っている
- 個人と法人という二つの人格を使い分ける:制度の歪みにより個人と法人で税制が異なるため、自分、個人へ給与を払うことで両方のメリットを最大限に活かし、家系のファイナンスを最適化できる。
→法人で経費を計上しながら自分に対する報酬にも給与所得控除が認められるという、経費の二重取り。
- 最適年収を計算する:1.課税 -
Posted by ブクログ
人生をより豊かに勝ち抜くためには、まず「人的資本」を磨き、「時間」を味方につけること。
堅実な歩みを基本としながらも、常にポジティブな挑戦を続け、自分も他者も心地よく過ごせる世界を自ら構築していく。
人が他者を見る尺度は、本質的には「知性」と「人格(ビッグファイブ)」に集約される。
だからこそ、そのレベルを上げ続ける努力を怠ってはいけない。
好きなことをとことん極めて発信し、経済面では投資を賢く活用する。そして何より、世界は友であふれているという信念を持ち、自然を愛し、「ギバー(与える者)」として生きること。
この戦略こそが、真に豊かな人生への道である。 -
ネタバレ 購入済み
少し古い本だが今でも面白い
五菱会事件やライブドア事件といった具体例を交え、地下経済に蠢くアングラマネーの実態と、資金洗浄という金融システムのバグを鮮明に描き出した実用的ルポルタージュ。
高度にグローバル化し大衆化をも遂げたマネーロンダリングのメカニズムを、道徳的な是非論を排して冷徹に解剖する著者の手腕は素晴らしい。
国家の厳格な規制網とそれを巧みにすり抜ける国際租税回避のいたちごっこを目の当たりにし、絶対的なルールというものの脆弱性を痛感した。社会の歯車として働き始めた身として、綺麗事だけでは回らない資本主義の裏構造を知ることは、コンプライアンスの形骸化や経済事象の奥底にある真の意図を嗅ぎ分けるためのリテラシーに直結 -
購入済み
闇は深いが面白い
誰もが自分らしく生きることを強制される現代社会が、いかにして残酷なメリトクラシーへと変貌したかを暴く一冊。
知能格差や遺伝という身も蓋もないファクトを提示し、自己実現というイデオロギーが引き起こす絶望の構造を解剖していく手腕は容赦がない。
同期との能力差や評価の壁に直面し始めた身として、この知識社会が知力による無理ゲーであるという主張には妙に納得してしまった。理不尽な現実を前に自己責任論でメンタルを削るより、そもそも勝てない土俵では戦わないというドライな処世術を持つ方がコスパが良い。仕事への過度な期待を捨て、ほどほどに生き抜くための免罪符をもらった気分になる -
購入済み
ダークな世界を知りたい方へ
転売屋や高利貸しなど、社会から指弾される存在を、自由市場と自発的取引の観点から徹底的に擁護する異色の経済学書。双方が合意した取引は必ず双方に利益をもたらすという大原則を感情論を排除して論理の極限まで突き進む構成は、極めて知的挑発となっている点が面白い。論理的な思考を好むものにとって、世間の道徳的な価値観を冷徹な論理で解体していくアプローチは痛快です。
表面的な善悪や同調圧力に流されず、その行為は本当に誰かを搾取しているのかと根本から疑う視点と、社会現象の隠れたメカニズムや真の因果関係を見極め、常識に囚われずに意思決定するための強力な思考を身につけたい人におすすめです。 -
Posted by ブクログ
著者の作品は、初読み。
大麻、ビットコインや暗号資産、タイを始め東南アジアを中心とした国際情勢や経済状況、ハッキング、マネーロンダリング、ダークウェブ、等々……。
専門用語がポンポン現れ、読んでいて詰まりそうな用語が現れても、本文内で自然な形で説明される。
専門的知識に明るくない私でもストレスなくスムーズに読めた。そこが非常に丁寧で、著者は読者にかなり優しいと感じた。
さすがにタイを中心とした東南アジアの細かい地理や、食事の全てなどはイメージできず、またそこまで把握せずとも物語は楽しめる。
そして現実に起きた事件、集団や個人の話なども交えて、物語はどんどん進んでいく。某宗教団体や、北朝鮮、日 -
Posted by ブクログ
誰にも言及されない、したくないような嫌悪感を感じる
学説・論文を取り上げてまとめた書籍であり、
社会構造の基礎・原則を知るための一助となりえる本。
橘先生の本はとても面白く読める。
本の締めには「これらの事実(著者が言うには)を基に
差別をしたり人を分けるのではなく、真の公平や平等に向けて
全人類が幸せになるためにはどう考えるべきか」を問う文面がある
まさにその通りで、差別的にも取れる学術論文を「1つの科学的事実の可能性」
として検証し、互いの幸福を求めるための制度に変貌させていくことが
人類の共存における進化として正しい考え方ではないのか?と思った。
しかし、だとしても読み手にとっては非