橘玲のレビュー一覧
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購入済み
闇は深いが面白い
誰もが自分らしく生きることを強制される現代社会が、いかにして残酷なメリトクラシーへと変貌したかを暴く一冊。
知能格差や遺伝という身も蓋もないファクトを提示し、自己実現というイデオロギーが引き起こす絶望の構造を解剖していく手腕は容赦がない。
同期との能力差や評価の壁に直面し始めた身として、この知識社会が知力による無理ゲーであるという主張には妙に納得してしまった。理不尽な現実を前に自己責任論でメンタルを削るより、そもそも勝てない土俵では戦わないというドライな処世術を持つ方がコスパが良い。仕事への過度な期待を捨て、ほどほどに生き抜くための免罪符をもらった気分になる -
購入済み
ダークな世界を知りたい方へ
転売屋や高利貸しなど、社会から指弾される存在を、自由市場と自発的取引の観点から徹底的に擁護する異色の経済学書。双方が合意した取引は必ず双方に利益をもたらすという大原則を感情論を排除して論理の極限まで突き進む構成は、極めて知的挑発となっている点が面白い。論理的な思考を好むものにとって、世間の道徳的な価値観を冷徹な論理で解体していくアプローチは痛快です。
表面的な善悪や同調圧力に流されず、その行為は本当に誰かを搾取しているのかと根本から疑う視点と、社会現象の隠れたメカニズムや真の因果関係を見極め、常識に囚われずに意思決定するための強力な思考を身につけたい人におすすめです。 -
Posted by ブクログ
著者の作品は、初読み。
大麻、ビットコインや暗号資産、タイを始め東南アジアを中心とした国際情勢や経済状況、ハッキング、マネーロンダリング、ダークウェブ、等々……。
専門用語がポンポン現れ、読んでいて詰まりそうな用語が現れても、本文内で自然な形で説明される。
専門的知識に明るくない私でもストレスなくスムーズに読めた。そこが非常に丁寧で、著者は読者にかなり優しいと感じた。
さすがにタイを中心とした東南アジアの細かい地理や、食事の全てなどはイメージできず、またそこまで把握せずとも物語は楽しめる。
そして現実に起きた事件、集団や個人の話なども交えて、物語はどんどん進んでいく。某宗教団体や、北朝鮮、日 -
Posted by ブクログ
誰にも言及されない、したくないような嫌悪感を感じる
学説・論文を取り上げてまとめた書籍であり、
社会構造の基礎・原則を知るための一助となりえる本。
橘先生の本はとても面白く読める。
本の締めには「これらの事実(著者が言うには)を基に
差別をしたり人を分けるのではなく、真の公平や平等に向けて
全人類が幸せになるためにはどう考えるべきか」を問う文面がある
まさにその通りで、差別的にも取れる学術論文を「1つの科学的事実の可能性」
として検証し、互いの幸福を求めるための制度に変貌させていくことが
人類の共存における進化として正しい考え方ではないのか?と思った。
しかし、だとしても読み手にとっては非 -
Posted by ブクログ
■人間のサガ
・自分より優れたものは「損失」、自分より劣っているものは「報酬」
・人間は本能的に、上の存在を引きずり下ろしたい、下の存在を見てバカにしたい
・ネットで芸能人の不倫が叩かれるのは、「正義」をかざしてマウントできるから。つまり「報酬」を感じてる
・「芸能人と正義」が一番ネットでアクセスを集める
→これは人間が徹底的に社会的な生物として進化してきたから。
■バカの限界
・バカは自分がバカだと気づかない、なぜならバカだから。
・ダニング・クルーガー効果と言われるもので、バカほど、楽観主義バイアスが強い。
・例えば テストを受けさせて下位1/4の人は、自己評価が異様に高くなり、他者の -
Posted by ブクログ
めちゃめちゃいい本だと感じた。
もちろん、科学をベースにしながら、
作者の推論だったりまだ未確定な部分も多分に含んでいる。
ただ、十分に「私とは何か」に関して大きな示唆をくれるほんだと思う。
# ポイントメモ
- FBの「いいね」から、機械学習で、配偶者の理解度ぐらいのレベルであなたがわかる。(選挙戦などで利用された。)
- ビッグファイブで
Openness(開放性)
Conscientiousness(誠実性)
Extraversion(外向性)
Agreeableness(協調性)
Neuroticism(神経症的傾向)
でわかるあなたの性質
- 本書では、「協調性」を -
Posted by ブクログ
「ひとは幸福になるために生きているけれど、幸福になるようにデザインされているわけではない」「金融資産」「人的資本」「社会資本」という3つの資本の意味と、その組み合わせによって生まれる8つの人生パターンを解説し、あなたが目指すべき「幸福な人生」を考えます。
「ダイヤモンド社」内容紹介より
ある方が紹介していて手に取ってみた.
けっこう納得した.
なんのために生きているって、ざっくりいうとHappyになりたいからなんだよなー
ただ、何があれば、何がどうなればHappyかは
人によって違う.
自分は何があればHappyか
そのためには何があればいいのか
そしてどう動けばいいのか
自分を分析して考え