橘玲のレビュー一覧

  • ダブルマリッジ

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    橘さん、こんな小説も書くなんてびっくり。
    それでもやっぱりかつての社会問題、法律問題をついている点はさすが。フィリピンの熱気が伝わってくるような描写で、スイスイ読めちゃいます(Audibleだけど)

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    2022年06月04日
  • 「読まなくてもいい本」の読書案内 ──知の最前線を5日間で探検する

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    非常に面白い本です。
    数百年にわたって前提としてきた知の集大成が、今まさに再構築されようとしていると言うことがわかります。
    ここ数十年での進化論の発達により、大きく様相が変わってきています。
    端的に以下の文章が本書の内容を示しています。


    遺伝学、脳科学、進化心理学、行動ゲーム理論、行動経済学、統計学、ビッグデータ、複雑系などの新しい〝知〟は、進化論を土台としてひとつに融合し、ニューロンから意識(こころ)、個人から社会・経済へと至るすべての領域で巨大な「知のパラダイム転換」を引き起こしている。

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    2022年04月13日
  • 上級国民/下級国民(小学館新書)

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    正直めっちゃおもろい。と言うのが1番の感想。
    政治的な左翼右翼の話、知能の話、現代の社会問題の話など読みやすくまとめられており、我々は本書で述べられていることを知っておかなければいけないと思う。

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    2022年03月17日
  • 幸福の「資本」論―――あなたの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」

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    1.持っている課題と、この本を読んだ理由--------------------------------
    【課題】幸福とは?現状を鑑みて未来に向けての志向の整理が必要だったため

    2.得た知識・気づき----------------------------------------------------
    ▼幸福の資本①~③
    ・①金融資産(自由) : FIに必要、①は必要だが時間をかけるものではない。
    ・②人的資本(自己実現) : 仕事からやりがい・生きがい ⇒ アーリーリタイアは定着しない、仕事は社会資本(評価)と結びついているので、人的資本を失えば人間関係や生きがいもなくなる。
    ・③社会資本(共同体=絆) : 幸福を考える上で一番重要。理由は人間は共同体の仲間から評価されたときに幸福感を感じる

    ・お金に換算(プライサブル)、お金に換算できない(プライスレス(愛・友情))

    3.ひらめき・アクション------------------------------------------------
    ・時間を①~③に分配する
    ・②から①を増やす

    4.新たに持った疑問----------------------------------------------------
    なし

    5. 以下メモ------------------------------------------------------------
    なし

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    2023年12月08日
  • 女と男 なぜわかりあえないのか

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    女性と男性の違いを主観や哲学的に述べるのではなく、科学的な視点で述べられた本。
    興味があるけど、実際のところはどうなのかよく分からない下ネタ的なことも、科学的根拠に基づいて説明してくれる。

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    2022年02月15日
  • 朝日ぎらい よりよい世界のためのリベラル進化論

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    朝日嫌い 2018
    2022/01/03(月)記述

    朝日嫌い よりよい世界のためのリベラル進化論
    橘玲氏による著作。
    2018年6月30日第1刷発行

    題名に朝日と出している。
    これは日本のリベラルの象徴として朝日としているだけだ。
    リベラル嫌いという題名でもある。
    その理由を考察した本だ。
    今(2022/01/03)レビューを書いているけれども、
    もしもっとこの本の指摘する所を立憲民主党が意識していれば
    2021年10月の衆議院選挙でももう少しマシな結果になったのではないか。
    今更ではあるが・・・
    それだけに本書の指摘をもう少し正面から受け止め改善しないと
    日本のリベラルに未来は無いと思う。
    懸念するとすれば、れいわ新選組のような一見リベラル主義の政党が国債は借金にあらずとするMMT理論(無限に国債発行は出来ないので勿論誤りの思想だ)に傾注し、無限にバラマキ政策ができると盲信していることだ。無限に国債が発行できるのなら、税金や社会保険料は無料でも問題ないはずだ。だから既存のリベラル以上に悪質だれいわ新選組は。
    野党共闘路線を取り続ける限り、立憲民主党に未来は無いだろうから根本的に足元から変えていくことを期待したい。


    印象に残った点

    重層的な差別である日本型雇用を容認しながら、口先だけで「リベラル」を唱えても
    誰も信用しなくなるのは当たり前だ。
    リベラリズムを蝕むのは「右(ネトウヨ)」からの攻撃ではなく、自らのダブルスタンダードだ。
    日本のリベラルにいま必要なのは、保守化した「リベラル高齢者」の既得権を破壊する勇気だ。年金も健康保険も終身雇用も年功序列も何一つ変えないまま、若者に夢を与える未来を描くことなどできるはずはない。

    「リベラル」を名乗る組織は、リベラルがどのようなものかを身をもって示す責任を負っている。多くの人がそれを見て、「自分もあんな風になりたい」と思うことで社会は前に進んでいくのだ。

    リベラルとは、本来は「Better World(よりよい世界)」「Better Future(よりよい未来)」を語る思想のはずだ。だがいつの間にか日本の「リベラル」は、憲法にせよ、日本的雇用にせよ(あるいは築地市場の場所まで!)現状を変えることに頑強に反対するようになった。「改革」を否定するのは保守・伝統主義であり、守旧派であろう。
    これは「戦後リベラル」を担う層が高齢化して、「何一つ変えない」ことが彼らの利益になったということでもある。

    リベラルの失敗は、「自衛隊は憲法違反だ」と叫んでいるうちに憲法改正を右翼・保守派に先取りされたことだ。その結果、北朝鮮のミサイルが上空を通過するようになって「9条に陸海空軍その他の戦力は、これを保持しないとあっても個別的自衛権は自然権なので自衛隊は合憲だ(ただし集団的自衛権は認められない)」という苦しい理屈を繰り返さざるを得なくなった。しかしこれでは、「だったらなんでそう書いちゃいけないの」という子供の疑問に答えられないだろう。
    憲法改正を拒絶するリベラルな憲法学者は、複雑怪奇な理論によって自らの主張を正当化しようとするが、これは「無知な大衆は黙って従え」というエリート主義そのものだ。
    憲法はすべての国民のものなのだから、アカデミズムの密教の中に囲い込むのではなく、中学生や高校生でもわかるように書き直していくべきだ。

    日本は未だに、イエを単位とした前近代的社会から個人を単位とした近代的社会に移行できていない。憲法24条の「両性の合意」を「双方の合意」に改正するとともに戸籍制度を廃止し、資産や親権を共同でもてるシンプルな家族制度にするべきだ。
    年金や健康保険などの社会保障もイエ単位になっているが、家族の多様化で矛盾が拡大している。北欧などと同じく、これも個人単位に変えていくべきだろう。

    日本統治時代の名残で韓国には戸籍制度があったが2008年に廃止された

    仲間たちがどこまでなら許し、どこから許さないかを正確に知るには、高度な「道徳センター」を持っていなければならない。これは一般に「良心」といわれる。
    すなわち道徳的社会では、繊細な良心(高機能の道徳センサー)と高い知能を持つ者がもっとも効果的に抜け駆けできる。良心はひとびとを社会のルールに従わせるために内面化されたが、それを仲間を出し抜くために使うこともできるのだ。

    きれいごとを言う人は、道徳の貯金箱がプラスになったように(無意識に)思っているので、現実には差別的になるのだ。

    安倍一強の秘密を読み解くこともできる。
    それは以下の4つの戦略の組み合わせだ。
    1国際社会では「リベラル」
    2若者に対しては「ネオリベ」
    3既存の支持者に対しては「保守」
    4日本人アイデンティティ主義者に対しては「ネトウヨ」
    「モリカケ問題」で権力基盤が揺らいでいるとはいえ、これが現代日本においてもっとも広範な支持者を確保する最強の戦略であることは間違いない。とりわけ有利なのは、中国や韓国・北朝鮮に強硬なポーズを取り「朝日」「民主党」を批判することで、最も面倒なネトウヨを「私設応援団」にできることだろう。

    現代社会が抱える問題とは、先進国でも新興国でも、知識社会から脱落し、仕事や恋愛での自己実現に失敗し、「たったひとつのアイデンティティしかもてなくなったひと」がますます増えていることだ。彼らのアイデンティティはきわめて脆弱なので、それを侵す(と感じられる)他者に激烈な反応を示す。

    原理主義的なイスラームを説くウラマー(イスラーム知識人)に共通するのは、栄光あるイスラームを蹂躙した西欧の植民地主義への怒りと、自分たちがイスラーム世界の周辺に追いやられ、差別されていることへのルサンチマンだ。この憎悪が、ISのプロパガンダと強く共振することはいうまでもない。
    同様に、「愛国原理主義」を説く右派論壇にもリベラルへの強いルサンチマンが感じられる。それはおそらく、自分たちが「知」の主流派(エスタブリッシュメント)から排除されてきたという屈折から来るものなのだろう。
    同様のルサンチマンは、金融緩和政策を強硬に主張し、エスタブリッシュメントである日銀を執拗に批判したリフレ派と呼ばれる一郡の経済学者やエコノミストにも見ることができる。しかしこれも日本に特有の現象ではなく、アメリカの一流大学は「リベラルの牙城」でそこに加わることができない右派の「思想的リーダー」から激しい憎悪を向けられている。
    (*おそらく藤井聡や三橋貴明のことであろう)

    同様に道徳に反した者を罰すると、それを見ただけで脳からドーパミンが放出される。こうした傾向は男性に特に顕著で、ネトウヨがアルコール依存症やギャンブル依存症、ドラッグ中毒と同じ、インターネット社会が生み出した病理現象=正義依存症であることを示している。
    正義依存症はもちろんネトウヨだけではない。「反安倍」や「反原発」でえんえんと呪詛の言葉を書き連ねるのも同じだし、女性タレントの不倫から男性ミュージシャンの不倫を暴いた週刊誌まで、匿名の「正義」を振りかざす機会をさがしてネットを徘徊するのも同類だ。

    ネットメディアの世界では、もっともアクセスを稼ぐ記事が有名人のゴシップ(噂話)と正義の話だというのはよく知られている。「こんな不正は許せない」という話にひとはものすごく敏感だ。
    ふつうのひとたちが不道徳な政治家や芸能人、犯罪容疑者を夢中になってバッシングするのは、それが共同体を維持するのにもっともコストの安い方法だからだ。

    「正義は快楽である」これだけだ。
    復讐はもっとも純粋な正義の行使で、仇討ちの物語はあらゆる社会で古来語り伝えられてきた。脳の画像を撮影すると、復讐や報復を考えるときに活性化する部位は、快楽を感じる部位と極めて近い。道徳的な不正を働いた者をバッシングすることは、セックスと同じような快楽をもたらすのだ。

    日本の右傾化とは嫌韓・反中を利用した日本人の「アイデンティティ回復運動」のことなのだ。

    1970年から1995年までのアメリカの大学生男女の意識について調べると、「女性は自分の権利を心配するよりも良妻賢母になることを考えるべきだ」などの質問項目に対し、1990年前半の男性は1970年代の女性よりも高いフェミニスト意識を持っている。
    先進国では、今や誰もがフェミニストなのだ。

    この歴史的変化に伴って、妻に対するDV(ドメスティックバイオレンス)も急速に減っている。
    アメリカでは(日本でも)つい最近まで夫が妻を殴ることは犯罪とは見なされなかったし、不倫をした妻を殺すことには叙情酌量の余地があると考えられてきた。
    1987年には「男性が妻をベルトやステッキで殴るのは一様に悪いこと」と考えているアメリカ人は全体の半分しかいなかったが、それが10年後の1997年には86%まで大きく増えた。同様に、今では80%以上のアメリカ人がDVを「社会的にも法的にも非常に重要な問題」と考え、99%が「男性が妻を負傷させた場合は法的介入が必要」と回答している。
    レイプと同様にこの20年で、夫婦であっても女性への暴力は強く忌避されるようになったのだ。

    「反知性主義・グローバリズム批判・保守化」というのは、愛煙家による「嫌煙ファシズム」批判と同じで、行き過ぎた「知識社会化・グローバル化・リベラル化」に対するバックラッシュ(反動)なのだ。

    知識社会というのはその定義上、知能の高い人が大きなアドバンテージを持つ社会だ。知識社会化が進むということは、仕事に必要とされる知能のハードルが上がるということでもある。そう考えれば、「知識社会化=グローバル化=リベラル化」が三位一体で進むにつれてそこから脱落する人が増えるのは避けられない。これが「中流の崩壊」と呼ばれる現象で、欧米では彼らの怒りが社会の保守化=右傾化を招いている。

    シリコンバレー型の「リベラル」とは、普遍的な人権を前提として、グローバル市場から能力=知能のみで労働者を平等に選抜・採用し、そこから生み出されたイノベイティブな商品やサービスをグローバル市場に平等に提供するビジネスモデルのことなのだ。

    ここに日本の「リベラル」の欺瞞がある。彼らは差別に反対しながら、自らが「差別」する側にいるのだ。

    これを手短に要約すると、「日本のサラリーマンは過労死するほど長時間働いているが、生産性がものすごく低く、世界でいちばん会社を憎んでいる」ということになる。

    日本社会は「既得権にしがみつかないと生きていけない世代」と「既得権を破壊しなければ希望のない世代」によって分断されている。「リベラル」を自称するひとたちは世代間対立論を毛嫌いするが、これ以外に高齢者と若者で右と左が逆転する理由は説明できない。

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    2022年01月03日
  • ダブルマリッジ

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    新日系フィリピン人の問題について事実として書かれていたことが幾つもあったが、知らないことが多くこんな事が実際に起きていたのか、と衝撃も受けた。

    マリの行動力には驚かされたが、同時に憲一とフィリピンで鉢合わせないか?、ケンの母親はどのような人物なのか?などハラハラさせられた。最後の最後まで憲一とマリの視点メインで書かれていてラストは同じような行動をしていたことに親子だなぁなんて思ってしまった。

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    2021年12月26日
  • 国家破産はこわくない 日本の国家破産に備える資産防衛マニュアル 改訂版

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    国家破産はこわくない 日本の国家破産に備える資産防衛マニュアル 改訂版 2013/3/14

    日本の財政がたとえ破綻に向かっているとしても、当分は金融資産は 普通預金でもっていればいい
    2015年7月25日記述

    橘玲氏による著作。
    題名にあるように日本の財政破綻の混乱から自分の資産を守るには何をしたら良いのかを示している。

    ①日本の財政がたとえ破綻に向かっているとしても、当分は金融資産は普通預金でもっていればいい。

    ②日本の財政が破綻したとしても、手近にある金融商品だけで資産のかなりの部分を守ることが出来る。

    ③たとえ「海外投資」をする必要があるとしても、ネット銀行の外貨預金で十分だ。

    今、国と地方の借金が1000兆円を超えている。
    (2000年では500兆円ほどだった)
    今までの所、深刻な事態にまではなっていない。
    しかしこのまま永遠に国債を発行し続けることは出来ない。
    どこかの段階でこの体制は行き詰まらざる得ない。
    構造的な問題は現実化するのだ。

    本書ではアベノミクスの楽観、悲観、破滅(1~3)ごとに今後のシナリオを設けてそれぞれどうしておけば良いのかというと破滅シナリオの第一ステージまでは普通預金が最強の資産運用なのだという。

    財政破綻ときくと円が紙くずになりそうなイメージがある。しかし本書にあるようにある朝、目覚めたら日本円が紙くずになっていた、などということは絶対にない。
    あと地味に重要なのは変動金利での住宅ローンはしないということ。
    必ず固定金利でローンを組むことだ。

    第一ステージ:国債価格が下落、金利が上昇する。
    第二ステージ:円安とインフレが進行し、国家債務の膨張が止まらなくなる。
    破滅ステージ:日本政府が国債のデフォルトを宣告、IMFの傘下に入る。

    どう転ぶか分からない第一ステージでは、普通預金が最強の金融商品。
    第二ステージに入れば、以下の三つの対策。

    ●国債ベアファンド  (日本国債が下がると、利益を生まれる)
    ●外貨預金
    ●物価連動国債ファンド(インフレになるほど、価格が上がる)

    可能性は極めて低いが、「預金封鎖」「新円切り替え」などが起こる
    破滅ステージでは、以下の対策を挙げている。
    ●日本国債ベアETF
    ●海外銀行の外貨預金

    ただ個人的には一日中PC前で色々している事は難しいと思う。
    混乱期は会社や家庭でやらないといけないこともきっと多いはずだ。
    現実的に出来そうなのは第二ステージなら外貨預金。
    破滅ステージでの海外銀行(HSBC等)の外貨預金くらいかな。

    あとがきでも著者が指摘しているように、資産運用に成功する黄金率は「金融機関が熱心に勧誘するウマそうな話は全て無視する」ことだろう。
    日本の財政破綻を気にしてよくわからない金融商品を買ったりしない事も資産防衛に必要な事に違いない。

    2021/12/26(日)記述
    文庫版(2018)も出ており、殆ど内容は2015年の書籍と同じなのだが、コラム欄などでいくつかの内容の追加があり、その中でもコラム9世界市場に効果的に分散投資する方法の項目は注目に値する。
    特にETFで1554上場インデックスファンド世界株式(MSCI ACWI)除く日本というETFを紹介しており、個人の金融資本を日本国のリスクから完全に切り離した上で、なおかつ世界市場の成長に賭けることができるのです。と紹介している。

    この1554のETFが出てきたのは2011年。ただしETFはごく一部を除いて自動積立投資ができない。面倒でも手動で再投資をしていく必要がある。これは小さいところだけれども、人間は面倒くさいことや下落時に平常と同じように積立投資ができるほと強くはない。
    その点も踏まえると近年だとインデックスファンドという投資信託を積立投資していくことが最も合理的な投資と言える(橘玲氏もマンガ 投資のことはなにもわかりませんが、 素人でも株でお金持ちになる方法を教えてください2020)の中でインデックスファンドを推薦していた。1554のETFと同じような全世界株式(除く日本)や、S&P500や全米株式に投資するインデックスファンドも1554と値動きはほぼ同じである。その意味において本書が登場した時以上に日本国の財政破綻への備えをする為の金融商品は増えたと言える。もちろん幸運にも日本国の財政破綻はしないまま20~30年後を無事迎えた場合であったとしてもインデックスファンド投資をすることで金融資本を大きく増やす事につながるので、とりあえずはこのインデックスファンド投資はやってみると良い。
    普通預金とインデックスファンドで金融資産を構成するのが現段階における日本国の財政破綻に備える個人にできることではないだろうか。銀行の外貨預金は手数料が多すぎるので外貨預金よりもインデックスファンド投資が良いと個人的には感じる。

    印象に残った点

    日本の財政が破綻すれば深刻な金融危機が起き、国内の株式市場は大荒れとなって日本株は暴落するでしょう。日本はGDPで世界第3位の経済大国ですから、その経済が大混乱に陥れば世界の株式市場も大きな影響を受けることは間違いありません。そんなときに株式に投資するのは自ら進んで損をするようなものではないか、そう思う人も多いでしょう。しかし、世界の株式市場が大きく下落するときこそ投資の絶好の機会かもしれません。

    もちろん2008年のリーマンショック後は株価が50%も下落しましたから、「ACWIを買えば必ず儲かる」などということはありません。ただ「世界の株式市場の時価総額に合わせて通貨を分散投資する」などということを個人で(機関投資家でも)やろうとしても不可能ですから、それを勝手にやってくれるACWIはやはり画期的な金融商品なのです。
    さらに2011年3月、東証に「上場MSCI世界株」(1554)が上場されました。これはACWIから日本市場を除いた株価指数に連動するETFで、日本の個人投資家のニーズに最適化されています。(日本人投資家はたいてい日本株を別に保有しているので、ACWIでは日本株の比重が高くなってしまうのです)
    これまでACWIに投資するには、アメリカの証券会社に口座を開設するか、日本のオンライン証券などで外国株取引をするほかありませんでした。以前に比べれば格段に敷居が低くなったとはいえ、大半の人にとっては外国の金融機関を利用したり、外貨建てで投資をするのは不安かもしれません。その意味で、日本株と同様に円建てで取引しながら世界市場に投資できるこのETFは、金融資産をグローバルに分散したい個人投資家にとって究極の金融商品ともいえるものです(円をドルに替える手間が不要なうえに為替両替コストがきわめて低く、ネット証券を使えば売買手数料も格安です)。
    ここで改めて確認しておくと「上場MSCI世界株」は円建てで取引されていても、すべての資産が外国株で構成されています。(逆に円高で株価が下がります)これによって、個人の金融資本を日本国のリスクから完全に切り離した上で、なおかつ世界市場の成長に賭けることができるのです。

    リスクを取りたくなければ普通預金、リスクを取るならシンプルに株価指数ETFに投資

    それと当時に、日本人はあまりにも「合理性」を軽視しています。ネットでもマスコミでも、日本中のあちこちに「合理的なものは不愉快だ」と叫ぶ人があふれています。もちろん合理性は幸福な人生を約束しませんが、その一方で、(ギャンブルで一発当てるような事を別にすれば)市場では合理的な行動からしか富がもたらされないことも確かです。
    投資の世界では、感情だけで動く人は”カモ”と呼ばれます。日本という国の経済的リスクが顕在化したときに、感情でしか考えられないひとたちが真っ先に犠牲になっていくでしょう。私はこれは、ある意味、仕方のないことだと考えています。日本人の全てが正しいフィナンシャルリテラシーを持つようになる、などという荒唐無稽な理想を掲げても意味がありません。

    インフレ対策なら金を買えばいいのではないかと考える人もいるでしょうが、金投資についての私の考え方は、ウォーレン・バフェットやジム・ロジャーズと同じです。すなわち、金は鉄や銅などの金属と違って工業用としてはほとんど用途がなく、地中から掘り出されて退蔵されるだけで、株式や債券のように配当が得られるわけでもありません。
    金に価値があるのはひとびとが「金に価値がある」と思っているからで、貨幣と同じでその実体は共同幻想です。この幻想が続く限り価格は上昇するかもしれませんが、人々が王様は裸だと気づけばただの石ころになってしまうでしょう。
    金投資は純粋なギャンブル(投機)なのです。

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    2021年12月26日
  • 「読まなくてもいい本」の読書案内 ──知の最前線を5日間で探検する

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    「読まなくてもいい本」の読書案内 2019

    「読まなくてもいい本」の読書案内
    知の最前線を5日間で探検する

    古いパラダイムでできている知識をどれほど学んでも、何の意味もない。

    橘玲氏による著作。
    2019年5月24日初版発行
    本書は、2015年11月筑摩書房より刊行された。

    本書は橘玲氏の「言ってはいけない」や「もっと言ってはいけない」のオリジナルとも言える本だ。
    「言ってはいけない」は本書からのスピンオフなのだという。
    橘玲氏によると世の中で出版される本の数は凄まじく多い。
    人生で読めるのはその内のごく一部に過ぎない。
    それが多少多かろうが少なかろうが、そこまで意味は無いのだという。
    まあ、当たり前と言えば当たり前だ。
    立花隆氏レベルなら違ってくるのだろうが、あれを真似することは不可能だ。
    全ての分野を深く知ることは出来ないのだから、信頼できる著者の主張に乗っかるしかない。
    本書は橘玲氏による科学の最先端を紹介してくれる。
    読むべき本も見つかるだろう。

    印象に残った点

    人生において無駄な苦労をあえてする必要などまったくない。だが、既にしてしまった苦労をどのように位置づけて無害化ないし再利用するかは、重要な課題のひとつである。

    本書が扱う領域は広大だが、これら全てのベースとなるのが進化論である。

    読書の対象である学問や文化には時代に固有のパターンやプロセス、すなわち歴史がある。だから歴史をよく知る先輩からアドヴァイスが役に立つことがある。求めるべきは「読まなくていい本」をさんざん読んできた先輩からのアドヴァイスである。

    古いパラダイムでできている知識をどれほど学んでも、何の意味もない。

    1980年代には、NEC(日本電気)が開発したPC-9800が日本ではパソコンの主流で、98(キュウハチ)のOSを専門にするプログラマがたくさんいたけれど、マイクロソフトのWindowsの登場で全て駆逐され、その知識は無価値になってしまった。哲学や(文系の】心理学は、いまやこれを同じような運命にある。「社会科学の女王」を自称する経済学だって「合理的経済人」の非現実的な前提にしがみついたり、複雑系を無視してマクロ経済学の無意味な方程式をいじったりしている学者はいずれ淘汰されていくだろう。
    大学教員の仕事は教養という権威を金銭に換えることで、ほとんどの文系の大学は彼らの生活のために存在している。その現実が明らかになるにつれて、風当たりが強くなってきたのは当たり前なのだ。

    国際競争に勝つために高度な教育はごく一部のトップ校(G大学)だけにして、それ以外の大学(L大学)は職業訓練に徹すればいい、という提言も話題を呼んだ。
    これに対して人文系の学者は(当然のことながら)「人間力を鍛えるためには教養が必要だ」と反論している。たしかにこの複雑で残酷な世界を生きていくためには知力だけでなく人間力も大事だろうが、彼らは根本的なところで間違っている(あるいは、知っているのに黙っている)それは、人文系の大学で教えている学問(哲学や心理学、社会学、法律学、経済学のことだ)のほとんどがもはや時代遅れになっていることだ。

    「権力はきみの中にある。きみ自身がきみをしばりつけている権力なんだ」(フーコー)

    その時以来僕は、「自分は善で(自分の外にある)悪=権力と闘っている」という物語をいっさい信用しないことにした。でもあれから40年近く経つのに、いまだ陳腐な善悪二元論を振りかざす人は減らないーというか、「韓国人を殺せ」と叫ぶ異様な集団を見ればわかるように、ますます目立つようになっている。
    このことから僕は、もう一つの教訓を学んだ。
    科学や技術は進歩するけれど、人は進歩しないのだ、ぜんぜん。

    たとえばひとには「いったん手にしたものを失うことはものすごく抵抗するけど、最初から手に入らなかったものはすぐにあきらめる」という顕著な特徴がある。
    (中略)
    この性質をうまく利用したのが税金の源泉徴収制度

    オプト・インとオプト・アウトで社会に対する影響に違いがないのであれば、どちらの政策が優れているかは明らかだろう。すべての社会問題を解決する魔法の鍵はないとしても、ヒトの進化論的なバイアスを利用して社会の厚生を大きく改善することは可能なのだ。

    オプト・イン(ドナーに登録する方式)
    オプト・アウト(臓器提供したくない人が登録名簿から名前を外す方式)

    日本でもドナー登録をオプト・アウトにすれば、デフォルトを変えようとする人は殆どいなくなり、臓器提供の問題はたちまち解決するだろう。

    オプト・インでもオプト・アウトでも本人の意志が尊重されることは同じだ。それにも関わらず結果に大きな違いが生じるのは、人が無意識のうちに「デフォルトを変えない」という選択をしているからだ。

    市場のルールは株式取引などやったこともない法学者ではなく、経済学(ゲーム理論)を活用してつくった方がずっといいんじゃないだろうか。このように考える人が多くなるのは当然で、経済学的に合理的な法律をつくろうという「法と経済学」が今では世界の主流になっている。
    日本の大学は法学部と経済学部が別々になっているが、これは完全な時代遅れだ。
    法律(ルール)を功利主義的にデザインすることが当たり前になれば、経済学(ゲーム理論】の基礎づけのない市場の法は駆逐されていくだろう。
    古い法律の世界に安住している人達は困るだろうけど。

    マーケットデザインとは「市場の機能が使えない時に、ゲームを上手にデザインすることで市場と同じようなコアの分配を成立させる」技術のことなのだ。

    囚人のジレンマから抜け出す→しっぺ返し戦略
    1最初は協力する
    2それ以降は、相手が前の回にとった行動を選択する

    しっぺ返し戦略では、とりあえずどんな相手でも最初は信頼する。
    それにこたえて相手が協力すれば、信頼関係を続ける。
    相手が裏切れば、自分も裏切る。
    だが一度裏切った相手が反省して協力を申し出れば即座に相手を信頼して協力する。

    しっぺ返し戦略の強さの秘密は、その単純さにある。
    複雑な戦略は、何をされるかわからないという恐怖を相手に与え、協力をためらわせる。
    それに対してしっぺ返し戦略は、自分が協力すれば相手も協力し、裏切れば裏切り返される(搾取できない)ことが明らかなので、安心して付き合うことができるのだ。

    人はなぜこれほど正義に夢中になるのか。
    その秘密は、現代の脳科学によって解き明かされた。
    脳の画像を解析すると、復讐や報復を考える時に活性化する部位は、快楽を感じる部位と極めて近いのだ。
    復讐がなぜセックスと同じ快楽になるのか。
    その理由は簡単で、せっかく手に入れた獲物を仲間に奪われて反撃しないようなお人好しは、とうの昔に淘汰され絶滅してしまったからだ。
    生き残ったのは「復讐せざる者死すべし」という遺伝子なのだ。
    共同体を維持する上でも、私的制裁(やられたらやり返す)は必要不可欠だ。
    右の頬を殴られたら左の頬を差し出すのは立派だが、そんな聖人が増えれば好き勝手に相手を殴りつける無法者(フリーライダー)が跋扈するだけだろう。
    こうして人やチンパンジーのような社会的な生き物は「正義」の行使(裏切り者を罰すること)を娯楽=快楽と感じるように進化してきた。ハリウッド映画から時代劇まで「悪が破壊した秩序を正義が回復する」という勧善懲悪の陳腐な物語がひたすら繰り返されるのも無理はない。
    こうした説明を胡散臭いと感じる人は、インターネットの匿名投稿を見てみるといい。
    ネットメディアの世界では、もっともアクセスを稼ぐ記事が有名人のゴシップ(噂話)と正義の話だというのはよく知られている。

    人の一生は限られているから、人生で最も貴重な資源は時間だ。
    「学問」の世界の既得権を守るために、使い物にならない古臭い理論を「アカデミズム」の名で(それも大学の高価な授業料まで取って)押し付けてくる人たちを相手にしている暇はない。パラダイム以前の学問を新しいパラダイムで読み返す、という学術研究はあり得るけど、それは専門家の仕事だろう。


    生徒たちのつながり(社会的ネットワーク)はハブ&スポークに似たネットワーク構造になっている。

    友達の法則
    異なる友達グループ同士は交わらない
    枝の末端にいる男子や女子が別の友達グループに恋人をつくることはない。
    友達グループの中で、他の友達グループと交渉を持つのは一人だけ

    幼少期に一緒に暮らした異性には性的感情を持たない
    (フィンランドの人類学者エドワード・ウェスターマーク)

    アベノミクスをめぐる論争を見ればわかるように、マクロ経済学の大きな特徴は専門家同士が罵詈雑言を浴びせ合うことだ(ちなみにミクロ経済学ではこんなことはない)
    いうまでもなく科学に論争はつきもので、お互いに感情的になることもあるだろう。
    だが科学論争は、最後は実験や観察によって理論を反証できるかどうかで決着がつく。

    それではなぜ、アベノミクスをめぐって賢いはずの経済学者同士が口汚く罵り合っているのだろうか。この疑問に、マンデルブロならたった一言で答えるだろう。
    それは、「マクロ経済学は科学ではない」からだ。

    「動物行動学者」竹内久美子についても言及する必要があるだろう。
    1980年代から1990年代にかけて、進化生物学や進化心理学を日本に広めたのが「浮気人類進化論 きびしい社会といいかげんな社会」(文春文庫)など竹内の一連の著作で、週刊誌の連載も人気を博した。だがこれらの著作は、現在では「進化論の乱用」として厳しい批判にさらされている。動物生態学・比較生態学の泰斗、伊藤嘉昭は「新版 動物の社会 社会動物学・行動生態学入門」(東海大学出版会)で、竹内の著作を「世界で一番大胆といえる社会生物学の悪用」として以下のように述べている。
    「竹内はこれらの本(「浮気人類進化論」など)で自分を「動物行動学の一学徒」と称し、社会生物学の普及とある側面の発展で功績のあったR・ドーキンスの「利己的な遺伝子」の説を採用するならば、男の浮気は当たり前だから、「お偉方に複婚(特に一夫多妻)の合法化を提案してもらう」(「そんなバカな!」とか、福祉は「<子だくさんを望む><貧乏人の>遺伝子をふやす」だけだから悪である(同上)とか「特権階級は・・・最高で最善のシステム」だから「君主制が絶対正しいと私は思う」(男と女の進化論)などと書き散らしている。
    竹内は、京大大学院にはいたものの、そこが中心だった日本動物行動学会で発表したことは一度もなく、研究論文も全く書いていないと思われるので、動物行動学者とは到底言えない。そして社会生物学の理論をねじまげ、全く反対のことまでいう」

    これは学者としては極めて異例の、罵詈雑言に近い批判だ。伊藤がここまで書いたのは、竹内が日本の動物行動学の草分けで、瑞宝重光章を授与された京都大学の日高敏隆の門下生で、多くの共著を出していることから、専門家・研究者が日高に遠慮して「進化論の乱用」を指摘できないことに危機感を抱いたからだろう。
    竹内は進化論を「悪用」して、一夫多妻制や福祉制度廃止、君主制待望など独自の政治イデオロギーを展開した。これは、現代の進化論が「右派」の主張と重なる部分を持つことを示している。その一方で、伊藤の批判の背景には明らかに「一夫一婦制」や「民主政」が正しいというリベラルなイデオロギーがある。竹内が反論すれば極めて興味深い論争になったかもしれないが、沈黙を守ったことで、現在はアカデミズムの世界では彼女の著作は存在しないものとして扱われている。


    よく知られているように、ゲイとレズビアンの愛情やセックスのあり方は大きく異なっている。ゲイはバーなどのハッテン場でパートナーを探し、サウナでの乱交を好む。
    エイズが流行する前にサンフランシスコで行われた調査では、100人以上のセックスパートナーを経験したと答えたゲイは全体の75%で、そのうち1000人以上との回答が4割近くあった。彼らは特定の相手と長期の関係を維持せず、子供を育てることにも殆ど関心を持たない。

    それに対してレズビアンのカップルはパートナーとの関係を大切にし、養子や人工授精で子供を得て家庭を営むことも多い。レズビアンの家庭は、両親がともに女性だということを除けば(異性愛者の)一般家庭と変わらず、子どもたちはごく普通に育っていく。
    (母子家庭の子供よりも社会的に成功する比率が高い)
    一方、高齢のゲイ同士のカップルというのは殆どなく、養子をとることもないので、
    人生の最後は孤独にさいなまれるのだという。


    異なる生殖戦略を持つ男女は、利害関係が一致しないのだ

    ローコストの男がより多くの子孫を残そうとすれば、できるだけ多くの女性とセックスすればいい。すなわち、乱交が進化の最適戦略だ。それに対してハイコストの女性は、セックスの相手を慎重に選び、子育て期間も含めて男性と長期的な関係をつくるのが進化の最適戦略になる。セックスだけして捨てられたのでは、子供と一緒に野垂れ死にしてしまうのだ。
    男性は、セックスすればするほど子孫を残す可能性が大きくなるのだから、その欲望に限界はない。一方、女性は生涯に限られた数の子供しか産めないのだから、セックスを「貴重品」としてできるだけ有効に使おうとする。

    「進化論的に優れた生き物」を議論するよりも、全ての生き物がそれぞれの進化の頂点にいると考えたほうがすっきりする。進化論は、生き物には優劣も貴賤もないというリベラルな科学なのだ。

    知の最先端に効率的に到達する戦略は簡単だ。
    書物を『ビッグバン以前」と「ビッグバン以後」に分類し、ビッグバン以前の本は読書リストから(とりあえず)除外する これを「知のパラダイム転換」と呼ぶならば、古いパラダイムで書かれた本を頑張って読んでも費用対効果に見合わないのだ。そして最新の「知の見取図」を手に入れたら、古典も含め、自分の興味のある分野を読み進めていけばいい。

    人生は有限なのだから、この世で最も貴重なのは時間だ。たとえ巨万の富を手にしたとしても、殆どの大富豪は仕事が忙しすぎて、それを殆ど使うことなく死んでいく。
    同様に、難しくて分厚い名著で時間を浪費していては、その分だけ他の有益な本と出会う機会を失ってしまう。

    人類が生み出した知の圧倒的な堆積を知ると、どの本を読んだとか、何冊読んだとかの比較に何の意味もないことがわかる。15歳から85歳まで毎日1冊読んだとしても、死ぬまでに書物の総数のせいぜい0.02%(2万6000冊)にしかならない。それを0.03%に増やしたとして、いったいどれほどの違いがあるのだろう。

    本の世界もこれと同じで、読者の興味の多様化、学問分野の細分化、新刊点数の増加によって、ハリーポッターや村上春樹といった例外を除けば、みんなが共通の話題にできる作品は無くなってしまった。

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    2021年12月23日
  • 「読まなくてもいい本」の読書案内 ──知の最前線を5日間で探検する

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    著者の作品に興味を持った方には是非おすすめしたい一冊。

    著者の数々の本でベースとなっている知識が部分がたくさん詰まっています。

    この本を読む直前にショーペンハウエルの「読書について」を読み、文庫版解説に同書の引用がされていたことには個人的に痺れるものがあった。

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    2021年12月19日
  • 80’s エイティーズ ある80年代の物語

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    2021年5月30日記述

    80s エイティーズ ある80年代の物語
    橘玲氏による著作。
    2020年7月発行。
    この作品は2018年1月太田出版より発行されたものです。

    橘玲氏の過去に関して振り返った本。
    橘玲氏の主張、文章を初めて読んだのは小林よしのり氏がかつて運営していたわしズムという雑誌に投稿していた文章だ。
    あれからいくつかの著作を読み、自由になるには経済的独立を果たす必要があること。
    闇雲に保険に入ってはいけないこと。
    自動車は最高の贅沢品であることなどを学んで実践してきた。
    (要するに買わなかった。その分を貯金できたと言える)
    それからも橘玲氏は参考にする著者の1人として見てきた。
    思い返すとその過去はあまり知らなかったので本作は興味深い。
    当時の雑誌という世界が見えてくるようだ。
    本書は正確には1970年代末から1995年頃までを含んだ期間を描写している。

    印象に残った点を示していくと

    振り返ってみれば、バカな頃が一番面白かった。だけど、人はいつまでも
    バカではいられない。そういうことなのだろう。

    わざわざ「記憶」を強調するのは、それが無意識の中で自分に都合よく書き換えられることが分かっているからだーそれも非常に頻繁に。

    元妻は再婚して子供もでき、今はシリコンバレーで暮らしている。
    渡米する前は、息子と3人でたまに食事をした。
    「ぼくは普通のサラリーマンになる」といっていた息子は、社員10人ほどのIT関係の会社を経営している。
    僕の方も新しいパートナーと出会い、独立して「本を読む事と原稿を書く事、そして時々サッカーを観る」というシンプルな生活をしている。
    なんの変化もない毎日だが、その代わり1年の内数ヶ月を旅にあてている。

    僕が社会人になってはじめて出会った3人に共通するのは、メインストリームでは生きられないことと、成功への執着ではないだろうか。
    それを、夢という言葉に置き換えてもいい。
    夢を持つことは確かに素晴らしいが、それは人生を蝕んでもいく。
    世間知らずの当時の僕は全く気づかなかったけれど、そこには確かにこの社会の「ほんとう」があったのだ。

    世の中の主流からはじき出された人達は、大企業で出世するとか、医者や弁護士になるとかの世間一般の「成功」からは見捨てられているが、だからといって金持ちになることを諦めたわけではない。
    というか、逆にそれだからこそカネに執着したりする。
    今から思うと、佐藤さんは日本の社会にそういう人達がたくさんいることに気づいていて、彼らのための「情報誌」を作ろうとしていたのだろう。
    大学を出たばかりの僕には全く理解出来なかったが、それは確かにある種の慧眼ではあった。

    カルト教団の引き起こした異常な事件
    「Windows95」が予告する光り輝く
    未来との間には、気の遠くなるような距離があった。

    オウム真理教とは何か、というのはもちろん諸説あるだろうが、僕の理解ではそれは「仏教原理主義カルト」だ。
    教祖の麻原彰晃は、一部の若者たちを虜にする強烈な魅力を持っていた。
    信者の多くは「精神世界系」の若者達だった。

    もちろんこれは現在から振り返っていえることで、渦中にいる時は一体何が起きているのか全く分からなかった。1989年6月には中国で民主化を求める天安門事件が起き、その後、中国共産党は鄧小平のもとで大胆な経済自由化に踏み出すのだが、当時の論調は中国から難民が「盲流」となって日本に押し寄せてくると煽るものばかりで、中国の驚異的な経済成長が始まることを予想した人は殆どいなかった。今も日本や世界の「未来」について自信たっぷりに語る人がたくさんいるが、その御託宣を信用する気になれないのはそんな経験があるからだろう。
    本当にとんでもない事が起こっている時は客観的な判断などできないのだ。

    人生は、日々の積み重ねの延長線上にある。
    だから、簡単には変わらない。

    欧米では「差別とは合理的に説明できないこと」という定義が新しい基準になっている。

    「努力によって知能は向上する」という教育幻想が蔓延した社会では勉強ができないのは(親と子の)自己責任にならざるを得ない。
    なぜなら、努力すれば勉強はできるはずなのだから。
    このように遺伝の影響を否定することは、いっけん親切なように見えても実はものすごく残酷なのだ。

    「バブルの時代」を回顧する時は、六本木や銀座のクラブ、地上げや株の話になることが多いが、今の時代との一番の違いは「頑張って働けば結果が出る」という体験ではないだろうか。
    市場が縮小していく中では、どれほど働いても成功はまれで、やがて仕事は長時間の苦役になってしまう。

    (就職で)よく知らない人の方が気楽に紹介できるのは、それが「負けないギャンブル」だからだ。

    「他人とは違う」というのは傲慢さの裏返しであり、世間から半分落ちこぼれた自分を正当化する言い訳でもある。

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    2021年12月11日
  • マンガ 投資のことはなにもわかりませんが、 素人でも株でお金持ちになる方法を教えてください

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    2021年8月1日記述

    マンガ 投資の事は何も分かりませんが、
    素人でも株でお金持ちになる方法を教えて下さい

    著者:橘玲
    漫画:北野希織
    2020年11月27日第1刷発行
    2020年12月1日発行
    本作品は2020年11月、小社より単行本として刊行されたものを電子書籍化したものです。

    北野希織 : 漫画家。京都府出身。東京大学文学部哲学専修課程卒業。
    2008年第62回小学館新人コミック大賞奨励金、
    同年ChuChu(小学館)銀のクローバー賞受賞、デビュー

    橘玲氏の普段発言している内容を元に知識ゼロからでも何をどう投資すれば良いのかが分かる。
    漫画本なので難しい内容までは踏み込んでいない。
    一言で言えばネット証券で口座を開いてインデックスファンド投資をしろということだ。
    三田紀房氏の描くようなインベスターZの投資を素人が再現できるはずもない。
    判断も結局は常に適切な情報や自分の気づきが投資のタイミングまでに発見できるとは限らない。
    だいたい何事もそうだが、不十分な中で判断していくしかない部分がある。
    だから個人投資家では情報量をはるかに上回る機関投資家に勝つのはそもそも無謀なのだ。
    だから時間を味方につけドルコスト平均法でインデックスファンドを積立購入することが個人における投資の最適解となる。
    橘玲氏は1554というETF上場インデックスファンド世界株式(MSCI ACWI)除く日本 (愛称:上場MSCI世界株)をずっと推薦していた。
    今ではほぼ同様の投資信託やETFが増え、それらを積立投資する人が増えた。
    時代は変わるものである。
    また橘玲氏は昔と違いPT(永遠の旅人)などはもう主張していないようだ。
    水や食事が日本人に合わない場所もあるし全員が海外移住など現実味は無い。
    また経済的自由の達成は変わらない主張なのだが、いわゆる早期リアイア(FIRE)ではなく、生涯現役で働く時代であると主張している。
    私もFIREというものには再現性や現実味は少ないと思う。
    ただ60歳を越えてもフルタイムで若い時と同じ感覚では働き続けるのは難しいと思う。その為にもインデックスファンド投資などで金融資産を増やし続ける努力をする意味があるのだと思う。

    印象に残った点

    お金は大事だけれど、必要以上のお金はたいして意味が無い。
    富を獲得することがゴールではありません。
    経済的自由を実現して自由な生き方を手に入れ、その土台の上にどのような人生をつくっていくかは、あなた次第なのです。

    お金の限界効用は逓減する

    人的資本(働いていないと)新しい出会いも無くなり、人間関係はどんどん細っていくばかりだ。すなわち、人的資本は社会資本の源泉でもあるのだ。

    人生100年時代に60歳で定年退職してしまえば、残りの人生は40年もある。
    20歳から60歳まで40年間働いて積み立てたお金で、残り40年間を悠々自適に暮らすことなどできるはずはないのだから、これからの時代は生涯現役になる他はないし、日本に先行する欧米は既にそのような社会に変わりつつある。

    個人投資家がヘッジファンドのマネージャーに勝とうとするなら、彼らにはない「時間」という武器を有効に使うことが大事なのだ。

    問題なのは「リスクがなくて儲かる商品を教えて下さい」という人が多いことだ。
    それも、ものすごくたくさん・・
    生き馬の目を抜くような投資の世界で、そんなウマい話が素人(あなた)の所に回ってくるはずがない。
    この単純な(子供でもわかりそうな)理屈を理解できない人が、マルチ商法の類にはまって有り金全てを失うことになる。

    色々な会社の株が含まれるインデックスファンドならこの世から資本主義が無くならない限り全財産を失うなんてことはないはずなんだ

    特定の個別銘柄の株だったら最悪の場合、買い続けた挙句倒産してしまう事もあるかもしれない

    そもそも日本人が日本株を保有する必要があるのかも疑問だ。
    なぜなら日本で暮らし、日本で働いているというだけで「円」の為替リスクを負っているから。
    日本の会社から支払われる給料や、国から支給される年金は全て円建てだ。
    マイホームを購入すれば、円建ての不動産資産に多額の投資をすることになる。
    そう考えれば、全ての日本人が「円」の為替リスクを過剰にとっているのだから株式投資でさらに円のリスクを追加する必要は無い。東証に上場している外国株ETFの中には、世界株インデックス(MSCI)の銘柄から日本株を除いたものがある。
    こうしたETFは円建てだが、投資対象は全て海外(先進国)の大手企業なので、円安で株価は上がり、円高で株価は下がる。
    これを「円高になると損する」と考えるのは間違いで、円高で円の価値が上がれば国内の円預金や日本株、マイホームのドル建て評価だけでなく、給料や年金の購買力も上がるのだから、それで十分相殺できる。
    外貨建投資の最も重要な目的は、将来、日本円が大幅に減価した時(日本国の財政破綻はその極端なケースだ)の為に、リスクをヘッジする(保険をかける)ことなのだ。

    日本人なのだから日本の株式市場に投資するのが当たり前とかよく知っている
    日本株を買えば儲かるというのは何の根拠も無かった。
    株式投資に成功するには「成長する市場の成長する企業」に投資しなければならないのだ。

    人生の全てを企業分析に捧げるような覚悟が無ければ、バフェットのようにはなれないのだ。
    もうひとつは、そのバフェットですら、自分が成功した理由を訊かれて「一番はアメリカ経済の長期的な成長に乗れたこと」と答えている事だ。

    資本主義が人間の欲望によって自己増殖していくシステムであれば、長期的には株式市場に投資することによって、
    (経済成長率とほぼ同じになる)銀行預金や債券投資より大きな利益を手にすることが出来る。

    誰でもわかるように、良い貯金箱の条件は2つしかない。
    1より低いコストで資金を調達する
    2より高い利回りで資産を運用する
    ファイナンスの教科書には難しい数式がたくさん出てくるが、
    突き詰めれば、言っているのはこれだけのことだ。

    インデックスファンドだけにして仕事や趣味に打ち込むのもおすすめよ

    インデックスファンド(経済学的に最も正しい投資法)
    メリット 簡単で考える必要が無い
    デメリット 平均的にしか儲からない

    個別株投資法(バフェット流投資法)
    メリット 資本主義の原理に忠実なので最も大きな利益が期待できる
    デメリット 企業調査に時間と努力が必要

    トレーディング(デイトレードを含む)
    メリット ゲーム性が高く一度はまるとやみつきになる
    デメリット ゼロサムゲームなので初心者の大半は敗退していく

    分配金・・そのまま受け取るか再投資するか!
    もちろん再投資がおすすめよ

    素人投資法実践編
    その1世界市場全体に投資するインデックスファンドを選ぶ
    その2手数料の安いインデックスファンドを選ぶ
    その3分配金を自動的に再投資できるインデックスファンドを選ぶ

    こまめに分配金を引き出してしまうよりその分を元金に加えて再投資した方が複利によって雪だるま式にお金が増えるのでお得です

    マイホームの購入はレバレッジをかけた不動産投資で、しかも個人にとっては金額がすごく大きいので、いったん家を買うと資産ポートフォリオの殆どが不動産で占められてしまう。
    これはまさに資産運用理論でタブーとされる「タマゴを一つのかごに盛る」状態だ。
    資産の殆どが不動産なのだから、資産運用の成否は不動産価格で決まるほかはない。
    いったんマイホームを買ってしまえば、あとは地価が上がるのを祈るだけで(住宅ローン金利の管理は別にして)それ以外にやることはない。

    資産運用のもうひとつの鉄則は「自分が理解できないものには手を出さない」

    最もコストの安い金融商品を選ぶのが資産運用の鉄則だ

    株主優待をする「個人株主にやさしい会社」がパフォーマンス(期待収益)の高い会社である保証はどこにもない。飲食店や航空会社の優待券をもらって得をしたような気になっても、株価が下がって損してしまえば元も子もない。
    個別株でポートフォリオを組む時は、あくまでもパフォーマンスを基準にすべきだ。

    株式投資とは「将来の利益の予想を他の投資家がどう予想しているかを予想する」ゲームだ。

    将来を正しく予想したとしても、投資家は損をすることがある。
    なぜこんな理不尽なことが起きるかというと、株価というのは、短期的には他の投資家の予想によって決まるからだ。

    お金持ちになるには次の3つの方法しかない
    1収入を増やす
    2支出を減らす
    3運用利回りを上げる(資産を上手に運用する)

    収入を増やす方法は2つある(というか、2つしかない)
    1金融資本を金融市場に投資する
    2人的資本を労働市場に投資する

    日本人は「貧困」にばかり目を奪われて、世界で起きている「富の爆発」と
    いうもうひとつの側面をうまく理解できないでいる。
    豊かな先進国では、スタンリーのいうように、億万長者はあなたの隣にいるのだ

    資産運用には3つのルールがあります
    1資産運用のリスクを最小化する
    2資産運用のリターンを最大化する
    3資産運用に必要なコストを最小化する
    *一番重要なことは3のコスト
    3のコストの最小化だけはよく検討するだけで誰にでも確実にできて効果がある

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    2021年12月11日
  • 「読まなくてもいい本」の読書案内 ──知の最前線を5日間で探検する

    Posted by ブクログ

    進路を考える前の若い世代の必読書。私自身、残念な法学部卒だ。この本を高一までに読んでいたら「理系」(この分類も時代に遅れているけれど。)を選択していたはず。

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    2021年09月18日
  • 新版 お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 知的人生設計のすすめ

    購入済み

    会社設立と個人の税負担、報酬の決め方などとても丁寧に解説してあります。会社設立に掛かる資金調達、税体系など総論はこれ一冊でイメージできます。良書です。

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    2021年09月13日
  • マネーロンダリング

    購入済み

    ゴリゴリの経済小説ではなく、その辺の知識が豊富でない自分でもスラスラと読み進められる構成は立派。マネーロンダリングがストーリーの中心にあるわけだが、決して過剰に主張するのではなく、一流のミステリーをまるで背骨のように目立たず中からしっかりと支えているといった感じ。

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    2021年09月12日
  • 文庫改訂版 事実vs本能 目を背けたいファクトにも理由がある

    Posted by ブクログ

    「ホントのことを言われたから、(あの人は)怒ってるんだ。」とは使い古された表現です。
    著者は一貫してこの立場で表現を続けています。
    この本に限らず、著者の指摘に居心地の悪さを覚えるのは、私たちが「本能的に、言語化できないけど、知っていること」をあからさまに述べているからです。不愉快な「事実」に目を背けても何も解決しません。この本に述べられていることは「事実」です。著者もはっきり述べています。「解決策はわからない」と。私にもわかりません。
    ただし、そんな世の中で、いかにして私自身が生き抜いていくか、「自分で考える」ヒントにしたいと思います。

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    2021年09月07日
  • もっと言ってはいけない(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    世界の本質に迫っているような気がしました。
    政治立場、生き方を初めとする「わたし」を作り出す本質について学びたくなる本でした。

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    2021年09月01日
  • タックスヘイヴン Tax Haven

    Posted by ブクログ

    ミステリー小説としても楽しめ、勿論国際金融小説としても楽しめる一冊。金融メインだが主人公たちの人間模様の交錯も生生しくリアリティを感じさせる。

    シンガポールが舞台の中心のため、数々の場所が登場し、行ったことのある人は情景が目に浮かび想いを馳せること間違いないと思う。マリーナベイサンズ、ラッフルズホテル、オーチャードロード、等

    暑い季節だが、この本読んで、またシンガポールに行きたくなった!!

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    2021年07月17日
  • 女と男 なぜわかりあえないのか

    Posted by ブクログ

    ダイバーシティ&インクルージョンは大切だが、そもそも違うことを生物進化論的に理解することは重要と思わせてくれる。
    その違いがあるからこそ、インクルージョンのやり方が見えてくるのでは、と。
    なにはともおれ、女と男は難しい、ですね。

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    2021年07月10日
  • 言ってはいけない―残酷すぎる真実―

    Posted by ブクログ

    スッキリする本でした
    今まで言ってくれなかったことをストレートに言ってくれた感じがして爽快です。

    人種に関わらず全人類は知能に差がない、と言う前提に間違いがあるかもしれないことや子の人格形成に保護者の影響は皆無と言うこと。
    美人とブスの美貌格差を想像するのは容易であるが、それは当然女性にもあるものの男性の方が影響を受けていたという事実。
    「いいこと」は遺伝するが「都合のわるいこと」は遺伝しないという矛盾。
    例えば犯罪、精神疾患など。

    この本は人に話したくなる内容です。
    読んで損はありません。

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    2025年12月08日