橘玲のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
いや~とにかく面白かった。
海外に投資をしようと思ってから
とたんにグローバルな金融の実情が自分の視野に入って来るようになってきた。
以前は「法の目をくぐり抜けるってどういう事ですか?」
「くぐり抜けられない法律を作ればいいじゃないですか。」
と、単純に思っていたのだが
現実はそんなに単純ではないことが、だんだん分かってきた。
なぜ、法の目をくぐり抜けられてしまうのか。
それは世界の主権国家がそれぞれ法律を作っているからである。
世界の国家の数は190以上。
世界の通貨の種類は100以上もある。
一国の法律と通貨でも、税金を計算するのには税理士が必要なのだ。 -
Posted by ブクログ
「マネーロンダリング」、「お金持ちになれる黄金の羽」など多くの「お金系」本を発表している著者がなぜ、法律本を?それは偶然が重なり、民事裁判の代理人を著者が務めることになったからだ。
外国人の知人が不誠実な交通事故対応をする損保会社へクレームをする手伝いを、軽い気持ちで引き受けた著者。しかし、その解決に奔走するうち、お役所のたらい回しと著者のライターとしての興味力が混ざり合って、あれよあれよと法廷へ。そんな実体験をベースに日本の裁判事情を初心者に語っている。
簡易裁判所から地方裁判所へ。逆の流れもあり。そんな繰り返しだけで時間を浪費し、なかなか判決を出そうとしない日本の裁判ルールは初心者には -
Posted by ブクログ
現在の資本市場におけるマネーの動きと規制の関係を論じることを通じて、読者の社会倫理的スタンスおよび経済的在り方を激しく揺さぶり、再考を促す、非常に素晴らしい本。
タイトルにはマネーロンダリングとあり、これは一般に犯罪資金の洗浄を指す言葉だが、本書はこの語をもう少し広く捉え『財テク』と似たような意味合いで使い、うまく規制を迂回し収益性をあげる資金の動き全般を扱っている(もちろん違法資金の洗浄手法に関する記述も載ってはいる)。
しかし本書の本質はそうした『マネロン』手法の記述にあるのではなく、以下の3点にまとめられる:
①収益性を求め資本が自由に移動し続けるグローバル資本市場と、国家ごとに閉じ -
Posted by ブクログ
・サラリーマンの人生は定期預金に似ている
・人生にはリセットボタンはない。旅はいつかは終わり、戻るべき家はない。
・人生の選択肢を幾つ持っているか?
・未知の海への航海は、安全だけれども単調な一本道を歩むより、ずっと魅力的ではないだろうか?
・生命保険はギャンブルとしては救いがたいほど魅力がないが、抽選に外れたということは自分がまだ生きているということなので、文句を言う客はいない。
・豊かな社会では、生命保険の必要性は低下していく。
・持ち家と賃貸ではリスクの所在が異なる。不動産を所有することで、そのリスク及び成果を一身に負うこと。
・持ち家から賃貸に戻ることは困難だが、その逆はいつでもできる -
Posted by ブクログ
非合法で稼いだ金がどのように合法的な金に生まれ変わるのか、イメージではわかっているような気がしても、実際にどのような取引が繰り返されるのかを知っている人は少ないだろう。そんな、知っている人だけが知っているマネーロンダリングの実体を、さまざまな経済事件を題材にわかりやすく解説している良書。
アメリカが北朝鮮マネーを封鎖できた理由や、高度なマネーロンダリングを駆使していたと思われたライブドアが、実はただ行き当たりばったりなだけだったことがわかったりして、事例も興味深い。
驚いたのは、どんな悪党が行っているにせよ、マネーロンダリングの手段のすべてが必ずしも違法というわけではない、ということ。
むし -
Posted by ブクログ
さてさて、橘玲さんの本を読みました。
橘玲さんは本名は分からないですが
大好きな経済小説家です。
経済小説だけでなく、資産運用法などに関する本
なども書いています。
この人の意見は突拍子もないものの私は多くの
部分で共感する事ができます。
リバタリアンな方です。
印象的だったのは二つ。
・やっぱり、家を購入する事にはデメリットが多い。
日本の家を購入しようという風土にはいろいろと
問題が多そうです。家も投資といった考え方で
見られるような世の中が来ると良いなと思っています。
・税金
合法的に税金を払わない方法がかなりたくさんあるようです。
特に印象的だったのが、会社員それぞれが自分と