橘玲のレビュー一覧

  • シンプルで合理的な人生設計

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    タイトルの通り、各人にカスタマイズ可能な人生設計の作り方について説明されている。
    ベイズ推定の話など、おそらくほとんどの人は意味不明だろう。とはいえ”妥当な確率の推定”は非常に難しいので、ゼロイチ思考は捨てようくらい思っておけばオーケー。
    ワンミスするたびにハードルがだんだん上がっていく現代において、この本は卒なく過ごすためのバイブルとしてとても良い。

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    2025年11月21日
  • 幸福の「資本」論―――あなたの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」

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    常々、幸せって何だろうって思っていたのでこの本を手に取りました。幸せの内訳は「健康なのかお金なのか人間関係なのか」この本を読むまで分からなかったのですが、この3つのうち2つ以上満たすことができればそれは幸せなのではないかなって自分の中で解釈できました。
    3つ全てを充実させる“超充”は中々厳しいですが、そこを目指して努力してる今も実は幸福なんだよなってことを考えさせられます。
    “しわあせ”を感じながら生きていきたいです。

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    2025年11月17日
  • 言ってはいけない―残酷すぎる真実―

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    非科学的な社会通念を否定してくれる意味で本書は有意義なものであることを前提に言いたい。

    子育て中の親として。
    才能がほぼ遺伝で決まっているなら、親の不得意なことを習わせる意味がないと思った。自分のようになって欲しくないという親心や何か才能に芽生えてほしいという親心は無駄なのだろうかと思うと寂しい。

    親がどう子育てしようが子供の成長に関係ないというのは親の肩の荷が下りるという面ではありがたいとは思う。

    犯罪を起こす確率を脳検査でスクリーニングし、陽性だった人を収容するというのはなんというディストピアであろう。自分はサイコパスというアニメを想起した。

    顔の特徴で攻撃かどうかが判断できると聞

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    2025年11月16日
  • バカと無知―人間、この不都合な生きもの―(新潮新書)

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    タイトルが過激で気になり読みました。

    内容は、きれいごと社会の残酷な現実が書かれています。

    三人集まれば文殊の知恵という諺があるが、これには、新たな知恵が出てくるのためには条件があることなど今までに知らなかったことを科学的環境をつけて説明されていて、非常に納得させられることばかりでした。

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    2025年11月10日
  • 新・臆病者のための株入門

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    内容はまあ参考になる。

    本筋とは関係の薄いところで「金融の仕事はつまらなそうだなあ」と思ってしまった

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    2025年11月09日
  • しんどい世の中でどうすれば幸せになれますか?  いまならまだ間に合う“無理ゲー社会”の攻略法

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    人生をどう捉えるか、やはり物事の考え方で幸福度は大きく変わると思わされる本だった。

    その中でも特に35歳以下はまず人生の土台作りをすること。
    スキルもしっかり貯めて後半レバレッジを効かせれるように能力を高めていくこと。
    そして実際お金持ちとライフルスタイルにそんな差はないということ。
    それを踏まえて幸せだったと思える経験を積んでいく。
    それが大事

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    2025年11月08日
  • バカと無知―人間、この不都合な生きもの―(新潮新書)

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    言ってはいけないことだらけの本。
    みんながうっすら感じてるけど、言葉にしちゃいかんだろ、ってことをあえて言語化していく、そんな本。

    また、この本ではあらゆる苦しみの根源がリベラルであると論じている。
    筆者曰くリベラルとは、「この世に生を受けた以上、自分の人生は自分で決めたい」「自分らしく生きたい」という価値観のこと。

    これの“おかげで”人生が豊かになったという捉え方をする人が多いと思うが、筆者はこれの“せいで”生きづらさが出てきたという。
    (こちらの詳細は改めて記載予定)

    ▼言ってはいけないことの一例
    --
    「女は男より数学が苦手だ」というのは典型的なステレオタイプで、ずっと批判されてき

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    2025年11月05日
  • バカと無知―人間、この不都合な生きもの―(新潮新書)

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    バカの問題は、自分がバカであることに気づいていないことだ。
    ほとんどの人がほとんどの分野において「たいていの人よりは上である。すなわち平均より自分は上だと思っている」
    たいていのことは人よりうまくできるというアンケートに、とてもそう思うと答え続けてきた自分も危ないなと思った。
    様々な研究を根拠に自説を述べている。
    集団に対してえこひいきしてしまう習性を利用するために、何が何でも身内側になったほうがいいということが分かった。
    壁シリーズとか似たようなことを多く読んできたため、特に新しい発見はなかったように思える。

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    2025年11月03日
  • 親子で学ぶ どうしたらお金持ちになれるの? ――人生という「リアルなゲーム」の攻略法

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    ネタバレ

    限界効用の低減
    →楽しさは少しずつ低減していく。

    努力の限界効用の低減
    20%の努力で80%まで達成することができるが、最後の20%は80%の努力が必要となる。

    ロングテールの仕事とベルカーブの仕事
    ロングテール
    →一旦成功して端まで行くと、成功者となることができる。しかし、ほとんどの人がその前に脱落していく。

    ベルカーブ
    →専門家となると平均以上の稼ぎを稼ぐことができるが、大成功者となることはできない。
    大学や大学院などの学歴があると専門家となりやすい。

    ベンチャーは失敗した時のリスクが限定されているが、勝った時の利益がものすごく大きくなる可能性がある

    エントロピー増大の法則
    →自

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    2025年11月02日
  • HACK

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    暗号資産の利益が雑収入扱いになり、日本国内では60%の税金。海外に移住すると税金なしに法改正があり、バンコクでふらふらと退屈に暮らす若者が主人公。
    カンボジアにある北朝鮮が運営する詐欺集団に挑む。
    面白い

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    2025年11月01日
  • 人生は攻略できる

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    会社に所属しなくてもやっていける、手に職(スキル)がある人が強い。
    しょっいゅう異動がある人事システムはやめた方がいいと思います。著者の言うとおりどのスキルも中途半端で終わりそうでもったいないです。

    ⭐️学んだこと
    •スピリチュアルが拒絶するもので、妥協するな。

    •好きなことをやりながら、自分のキャリアをレベルアップしていくのがキャリアビルディング

    •自由を経済的に定義するなら、国家にも会社にも家族にも依存せずに生きていくのに十分な資産を持つこと、これが経済的独立

    •働きながら、世界を旅する若者たち

    •クリエイティブクラス
    クリエイター(拡張可能な仕事)
    スペシャリスト(拡張不可能な

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    2025年10月31日
  • もっと言ってはいけない(新潮新書)

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    もっと言ってはいけない 橘玲 新潮社
    身体的遺伝は70%前後で
    心に関する遺伝は90%に近いと言う確率で証明されているらしいが
    日本の社会では禁句のようだ
    つまり中学以上の成績は遺伝によることが多くやればできると言う考えは残酷だと言う
    行動遺伝学によればIQの遺伝率が77%だと言うから猛勉強で何とかなるわけがない
    人種による認知能力に違いがあるのも地域による遺伝率の差によるのであるらしい

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    2025年10月29日
  • バカと無知―人間、この不都合な生きもの―(新潮新書)

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    『バカはバカであることに気づけない』

    自分の常識だけでなく、自分の経験からなる記憶にまで疑いを向けなければいけない。脳はそのくらい適当らしい。

    だけれどその欠陥を認識しているのとしていないとでは天地の差だろう。自分の意見ではなく時に真逆の他人の意見にも耳を傾けることが出来るようになればまずバカであることに気づくための1歩かもしれない。

    他にも本書では差別はなぜ生まれるのかについて生物学的に説明される。だからしょうがないとはならないがこの世界の地獄について整理されたひとつの補助線を引くことが出来る。

    この世界に事実はなく、解釈があるだけだと誰かが言っていたが物の見方のレパートリーを増やし

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    2025年10月29日
  • 新・貧乏はお金持ち――「雇われない生き方」で格差社会を逆転する

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    オーディブルにて。
    「新」と書くならすべてアップデートしてほしい古い情報もあったが、マイクロ法人という考え方が当時から今でも変わらず活用できるということなのだろう。
    サザエさんの磯野家の例えがわかりやすく良かった。

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    2025年10月28日
  • 世界はなぜ地獄になるのか(小学館新書)

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    人間は自分の見たいものしか見ない。自分の正義と誰かの正義に優劣はつけられず共存する世の中、天国でもあり地獄でもあり、その中で生き抜く必要があるのか。

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    2025年10月28日
  • シンプルで合理的な人生設計

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    橘玲さんの本は相変わらずおもしろい
    友達を維持するのに、自分の時間を使い続ける必要あり。歳を重ねると、自分の好きなことややりたいこと増えてくると、そっちに時間使いたくなる。
    結局、人間関係も含めて、限られた時間を何に使うか、だよね。

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    2025年10月26日
  • 永遠の旅行者(上)

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    不可思議な事件にシベリア抑留などの過去の出来事や現在の金融・税制の問題などが絡み、どのように謎が解き明かされていくのか楽しみ

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    2025年10月26日
  • 専業主婦は2億円損をする

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    SAKAMOTO COMMON OSAKA2025の坂本図書分室で出会った本。
    へぇー、坂本龍一さん、こんな本も読んでたんだ⁉︎
    (しかし、たくさんある坂本図書から選んだ一冊がこの本という自分のセンスに、、、(^^;;;)

    あとがきによると、女性編集者からの提案で、賢いJK(女子高生)から二十代の女性を読者として想定、筆者の話を女性ライターが原稿にまとめ、それをベースに書き直して出来上がった本、らしい。

    オトナの女性の視点がきちんと反映されているからなのでしょう、私が読んでもほとんど違和感なく(P125「男と女は好む仕事も違う(脳の機能が違うから)」というところは、「?」でしたが)、若い子

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    2025年10月12日
  • マネーロンダリング

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    橘さんが本書でデビューしたのは約20年前だけど、その時に越境金融の制度の穴は指摘されていたんだなと思うとなんとも悲しくなるし、バブル崩壊の残滓の影響の大きさというのは日本の失われた30年の体たらくから明らかなように思う。

    そして日本と香港をはじめとする中華系の金融に対する意識の差は日本列島を中国資本に買い漁られてることに表れているようにも思った。要は彼らにとってはゲームなんだろう。この20年対応を怠っていたとしたら失われた30年の責任は政治にあるだろう。

    倉田老人の言うとおり全ての金に色があるなら渋沢栄一の論語と算盤がいうように倫理があってこその経済だなと思う。ミステリーとも経済小説とも読

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    2025年10月11日
  • 裏道を行け ディストピア世界をHACKする

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    近年の筆者の新書の流れは食傷気味の内容とも言われそうだが、橘玲のアンテナで拾った話題をおさらいしつつ、まだ触れていないテーマについても時たま知れるものとして個人的にはありがたい。

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    2025年10月04日