橘玲のレビュー一覧

  • 幸福についての世界でいちばん冷酷なお知らせ―進化心理学が教えてくれる“きれいごと抜き”の人生戦略

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    幸せは目的ではなくて生存或いは繁殖のための道具。何となく、味覚と似ているなー、と思いながら読み進めると、QAの章にまさにそう表現されていました。
    あと、幸せは金属探知機のブザーみたいなもので、鳴りっぱなしがいいわけじゃなくて、ちゃんと過去の幸せは忘れてこそ、新しい幸せを感じることができるという。高額宝くじが当たった幸せすら、1年後には幸せ度にあまり影響がない、と。当たったことないから分かりませんし、ホントかなと疑いたくもなりますが。
    お金=幸せではないけど、お金を必要以上に重要視してしまったり、これも味覚で言うと人工甘味料みたいなことかもしれないけど、自分が幸せを感じることをしっかりと理解して

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    2026年09月08日
  • プアジャパン――インフレ世界を生き抜く資本戦略

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    橘玲さんの『プアジャパン』を読んだ。冒頭の近未来小説こそ橘さんの真骨頂。大好きな日本のこんな姿は見たくないし子供たちに残したくない。だけん、自分たちの世代がまだまだ奮闘しないとと思えた。橘さんの本に出会って経済に興味を持てたし、だから今の自分があると言っても過言ではない。大好き。

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    2026年09月05日
  • 世界はなぜ地獄になるのか(小学館新書)

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    ネタバレ

    性別や人種=本人には選べないしるし
    社会主義=誰もが自分らしく生きられる社会を作ろうという解釈

    リベラル化のデメリット
    知識社会の能力には個人差が出る

    専門知識やスキルを有する人が社会で有利になるため格差が大きくなる

    環境の格差は減るが遺伝によるものは大きい

    共同体が無いことで孤独し、他者とアイデンティティが衝突する


    人間は何かにアイデンティティ融合することで快感を得てきた。
    かつては国や部族が対象だったが、平和になった背景から自分らしいアイデンティティ融合が可能となり、アイドルなどの推しに対する個人へのアイデンティティ融合の傾向がある。

    今のリベラルな社会に対する確実な解決策は

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    2026年08月28日
  • HACK

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    橘さん、やっぱり教養書より小説のほうが格段に面白い。「(本は)ちがう世界に連れて行ってくれるから(よく読む)」まさに違う世界に連れて行ってくれた。タイを中心に東南アジア旅行をした気になった上に、ハッキングや仮想通貨、国際情勢のお勉強になり、細部はともかく知的好奇心を満たしてくれた。

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    2026年08月25日
  • 無理ゲー社会(小学館新書)

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    知能、経済、性愛という3つの格差について語っている。それぞれ納得できる内容だが、特に性愛については、今まで読んできた少子化の説明として最もうなずけるものだ。今までの少子化の原因として挙がっているのは、どれも建前的で本当のところはわかっていてもあえてごまかしている感じがした。しかし、本書では本音で語り、本質をとらえていると感じる。

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    2026年08月25日
  • 難しいことはわかりませんが、1億円貯める方法を教えてください!  普通の会社員が「億り人」になって自由に生きる超現実的ルート

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    橘玲さんの本なので難しいだろうとかまえていたが、すごくわかりやすくて面白かった。
    大橋さんが素朴に率直に直球で質問してくれて、要所要所にわかりやすいイラストと短い章ごとにまとめが入る親切設計。
    投資は「S&P500」か「オルカン」(山崎元さんと同じ!)、
    持ち家より賃貸でお金を投資に(マイホームの購入は不動産市場への投資で、得することもあるが、インデックスファンドのほうが儲かる可能性は高そう(p161))というのも良かった。
    1億円貯める具体的な方法、としては最後にちょっと大橋さんの考えがのっているが、基本的にはお金との付き合い方全般という感じ。
    全部正解が書いてあるともいえる。
    橘さんと大橋

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    2026年08月20日
  • プアジャパン――インフレ世界を生き抜く資本戦略

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    タイトル :プアジャパン インフレ世界を生き抜く資本戦略
    著者 :橘玲
    発行:2026年6月16日 第1刷発行

    そもそもお金とは何かという議論から、オプション取引までこの厚さの中でカバーする広さが凄い。自分も極一部オプションを使うので、改めて復習。そのうえで、人的資産(要するに日々働いて収入を得る能力)が資産形成上で1番大事だよ、という視点は説得力ある。

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    2026年08月19日
  • 運は遺伝する 行動遺伝学が教える「成功法則」

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    努力できるかどうかですら遺伝の影響があることがわかる。
    努力が綺麗ごとであると同時に自分の欠点も遺伝の影響があることがわかり気が楽になった。
    ただし、遺伝の影響度は金銭的な選択肢の提供で狭まってしまうので、子供には機会をしっかりと与えるようにしたい。

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    2026年08月18日
  • ダブルマリッジ

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    テーマ的には引き込まれるというか、つかみはサイコーなんだけど・・・この夫の情けなさって何なんだろ。ただの女好きじゃん。娘の行動力もビックリ。私だったらこんな状況で知った兄を見てみたいと思っても、会いに行こうとは思わないなあ。

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    2026年08月15日
  • 文庫改訂版 事実vs本能 目を背けたいファクトにも理由がある

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    この著書は2020年に書かれたものだが「言ってはいけない事」の多くが未だ引きずった日本の環境だと感じた。一つは、知識高度化社会において日本はかなりの理解力(知性)がないと行政が要求する文章を素早く理解することは難であり、申請書等は個人で作成することが難しい、ということ。その背景には、社会が複雑化するに従って様々な利害が対立、だからどこからも文句が出ない異様で複雑怪奇な文章を作成せざるを得ない現実である。その結果、国民は行政の文章が複雑で手間がかかり興味が薄れ、伝わらない現状を生み出している。
    若い層では、知識社会の高度化によるドロップアウトが増え、学力競争から脱落、無気力となり、「落ちこぼれ」

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    2026年08月15日
  • HACK

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    Bitcoin、タイマリファナ、東南アジア、詐欺、ルフィ、北朝鮮、オウム真理教、ハッカーなどの、深く知らない自治問題の勉強になった。スマートな主役と女性との恋愛事情など想像しやすく読みやすかった。終わり方は定番のどうなっていくんだ?またリセットで強くなった風。少し時間かかったが経済問題含め興味あるジャンルであった。
    BitcoinなどのWebmoneyは再勉強必要か。
    人が簡単に消されてしまう世界を、誰が牛耳っているのか?金がなる木の場所には世界からマフィアが集まってくる。小金持ちは沢山おり、いつ消えてもおかしくない。など。

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    2026年08月15日
  • 難しいことはわかりませんが、1億円貯める方法を教えてください!  普通の会社員が「億り人」になって自由に生きる超現実的ルート

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    橘玲さんの本を読んできた方なら、おおむね既出の内容ではあります。ただし、ほかの本よりも会話ベースでわかりやすくしてあります。

    一億貯める方法は3つ
    ・NISAでオルカンかsp500にフルベット
    ・マイクロ法人で節税
    ・自分のニッチを見つけて、伸ばす

    橘玲さんの本をたくさん読んでいましたが、文中に出てくる例が毎度面白いです。今回はミドリムシの棲み分け(ニッチ)の話がなるほどなと膝を打つ話に感じました。サラリーマンを続けても資産は大きく増えない、それならば好きな仕事を見つけなければならない。

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    2026年08月15日
  • HACK

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    ネタバレ

    初めてハッキングやマネーロンダリングを扱った小説を読んだ。映画ではハッカーもの好きでよく見ていたけれど、小説で触れる機会はほとんどなかったので、今回が初めて。
    最初は専門用語が多くて、仮想通貨やネットの裏事情に疎い自分には全部読み切れるのか不安だった。
    でも難しい用語は斜め読みにしつつ読み進めていくと、序盤が終わるあたりからかなり引き込まれてしまい、気づけば2日で読破していた。
    最近、こうして面白くて止まらなくなる作品に出会えることが多くて、作家さんたちに本当に感謝。

    主人公はハッカーとしての才能と地頭の良さからまとまったお金を持ち、東南アジアで悠々自適に、でも退屈に生きていた。そんな中で憧

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    2026年08月05日
  • HACK

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    ネタバレ

    バンバン出てくるコンピュータ用語に四苦八苦、結構最近のと過去の世界情勢の裏?情報やら解説やらで頭がパンクしそうになりながら一気読み。本当なのかしらん。成功者はどこまでも孤独で退屈なんだな、と思わせる小説。
    それにしても世界中の情報機関から狙われるとか気の毒な主人公だ。金の亡者ではないのに金持ちとか、いかにも日本人という性格の樹生(たつき)、なかなかの人たらしぶりで、HALや黒木など次々と親しくなり、しまいには北朝鮮のハッカー集団と渡り合う。
    ドストエフスキーの「悪霊」読もうかな。

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    2026年08月04日
  • DD(どっちもどっち)論 「解決できない問題」には理由がある

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    ネタバレ

    複雑な思考にはエネルギーが必要なので人間は本能的に帰納的な事実に即した判断よりも演繹的に結論ありきの思考法に快感を覚える。さらに現代では様々な情報が広く共有されているため明らかに答えの出る問題には既に解答が得られている。即ち今の社会で議論されているのはほとんどが解決が難しいものや原理的に解決できない問題がほとんどである。

    ウクライナとロシアの戦争は善悪二元論で捉えられがちだが、このような場合でさえも例えばロシア侵攻以前のウクライナの内戦のような多面的な視角がある。逆に善悪二元論にこだわって正義を追求することにより現実的な休戦協定が結べないという負の側面もあるのは事実だと思う。

    一般的に戦争

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    2026年08月02日
  • 新・貧乏はお金持ち――「雇われない生き方」で格差社会を逆転する

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    こういったことはすごく苦手分野で、本当はあまり考えたくないけれど、そんなことを言っていたらサラリーマンである私は国家に搾取されるばかりだとわかっているので、なんとか少しでも勉強しようとたまに手を出すテーマの本です。

    さすが橘玲さんで、わかりやすかったのですが、私の脳が拒否反応を示すため(笑)、少しずつしか読み進められませんでした。時間をかけてダラーと読んでしまっていつも後悔することは、話の主軸がわからなくなること。一章一章(というか、もっと短い単位)では、書いてあることが理解できるのですが、それが本全体を俯瞰した時、どの地点で何を主張しているか、わからなくなってきます。本書もそれを繰り返しな

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    2026年07月29日
  • 言ってはいけない―残酷すぎる真実―

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    行動科学に基づいて、人間の歴史からなぜヒトがそう考えるのか。なぜ幻想が生まれるのかを論理的に書いている。納得できるぶん、スッキリするかと言うと大きく頷くことができず、そう思う時点で私も幻想に取り憑かれているのかと自覚する。
    子供がいる方には自分の教育や指導を客観的に見れるのでおすすめ。

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    2026年07月28日
  • 言ってはいけない―残酷すぎる真実―

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    人類の歴史から考えると、ヒトの構造は生物学的に効率よく出来ているという事実にまずは感心した。自分の身体そのものが人類の歴史と考えるとなんだか感慨深い。
    子育てと遺伝についての章については、子育てしている身として気が楽になるようなならないような内容ではあったけど変に親としてのプレッシャーを感じすぎなくても良いんじゃないかなとも思えた。

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    2026年07月27日
  • 新・臆病者のための株入門

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    2006年に刊行された名著のアップデート版であり、著者の投資哲学や方針が一貫して変わっていないことを確認できる、いわば「答え合わせ」のような一冊。当時からこの思想に沿ってしっかりと市場に向き合っていれば、時間の経過とともに複利的な効果が働き、投資成果は相当なものになっていただろうと感じさせられる。

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    2026年07月26日
  • プアジャパン――インフレ世界を生き抜く資本戦略

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    この本は1章の未来小説的な部分と、2章の現状認識的なもの、3章以降の金融商品の説明で構成されています。1章の小説部分は、極端な脅しなので、真に受ける内容ではないですが、流し読みで適当に読むのでは少し危機感が足りないと思います。
    3章以降の金融商品紹介は、著者の他書物でも読むことができます。要するに、著者が今まで主張してきた内容を繰り返しているだけなので、彼の著書を初めて読む方以外は、楽に読めるものになっています。
    4章5章が資産運用について書かれていますが、お金をどう守るかを真剣に考える人にとって必要最低限の内容です。
    彼の著書の中では、比較的良書になると思いますから、星は4つです。

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    2026年07月24日