【感想・ネタバレ】マネーロンダリングのレビュー

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Posted by ブクログ 2022年07月22日

香港と金融を細かく知ることが出来る。話もミステリーで読んでいて面白い。自身にはあまり関係ない世界ではあるが、お金に目が眩まないよう、また、巻き込まれないよう注意したい思いだ。

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購入済み

2021年09月12日

ゴリゴリの経済小説ではなく、その辺の知識が豊富でない自分でもスラスラと読み進められる構成は立派。マネーロンダリングがストーリーの中心にあるわけだが、決して過剰に主張するのではなく、一流のミステリーをまるで背骨のように目立たず中からしっかりと支えているといった感じ。

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Posted by ブクログ 2021年03月15日

香港在住のファイナンシャルコンサルタント・工藤秋生のもとに謎の美女・若林麗子が訪れ、五億の脱税の指南の依頼があり、、








金融情報小説というあまり触れたことのないジャンルであり、ぼく自身、金融・経済に疎いですが、都度わかりやすい補足説明があり、大きな混乱をすることもなく読めたように思いま...続きを読むす。

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Posted by ブクログ 2021年02月25日

後半からは寝食を忘れて読み耽りました。まだ少し興奮しています。

最初は金融関係の駆け引きを描いた内容(半沢直樹みたいな)かと思っていましたが、蓋を開けてみると心を抉るようなサスペンスでした。
投資経験がないと専門用語が多くて少し読みづらいかもしれませんが、それらは何となくの理解で読み進めても大丈夫...続きを読むです。
心に爪痕を残されたような読後感が好きな方にオススメです。

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Posted by ブクログ 2019年06月21日

ストーリー展開、サスペンスとミステリー要素
金融知識も凄まじい

説明し過ぎと少し先が読めてしまう部分もあったけど、それを凌駕する読後感に打ちのめされる

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Posted by ブクログ 2019年06月01日

もう長いこと小説を読んでなかったけど、ふと目に付いたので読んでみた。次々と展開するストーリーは複雑ながら引き込まれたし、純粋にミステリーとして面白かった。加えて金融知識については、古い情報なんだろうとは思いつつも、今まで名前くらいしか知らなかった「オフショア」「タックスヘイブン」といった基礎知識に触...続きを読むれられ勉強になったと思う。個人的に裏社会も絡んだ話だったのもどこかワクワクした。

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Posted by ブクログ 2023年10月29日

海外の法人や口座を使って、法の間隙をつき利益を上げる方法が書いてある。(規模が大きすぎて知識が中途半端では真似できないが)
違法と合法についても、ここまでは合法でここから先は違法など、丁寧に書かれている。
金融に興味がないと、かなり難しい小説であるが、読みごたえはあると思う。
2002年頃の話なので...続きを読む、法改正が進んで現在では通用しないところもあるが、参考にできる部分は大いにあると思う。

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Posted by ブクログ 2023年10月16日

みんな大好き、お金の話。知識欲を刺激しつつ物語がどんどん展開していき不幸な人間が増えていく。

こういうお金に狂わされていく・翻弄されていく人間の物語はけっこう好きかもしれない。角田光代さんの『紙の月』とか。

賢い人がいろんな方法で大金を手にしようとしていて、お金とは…幸せとは…を考えさせられるけ...続きを読むれど、やっぱり自由にできるお金がたくさんある生活は憧れちゃうよね。

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Posted by ブクログ 2023年09月30日


汚い金に手をだすと、必ずその報いを受ける この言葉は心に響いた

資本主義社会では、金さえ払えば極論どんな事でも出来てしまう

しかし、お金で本当の幸福を買えるかという事は、、未だ答えが出ない謎であろう

生まれてから26年

お金で人生が狂った人はあんまり見てきてないが、この資本主義社会の日本で...続きを読むも、そう言った人達はいっぱいいるんだろう。

そして、自分も、そうならないように
努力をしていくんだ。

誰もが人生をやり直すことはできる訳ではない、だか、努力する事は誰でも出来る。

久々に小説を読んだが、久々に心がえぐられた感じがまだ止まらない。

面白かった、、

おやすみ

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Posted by ブクログ 2023年08月18日

金融小説の超大作。
どこまでリアルなものなのか全くわからないが、オフショアを使った租税回避、マネーロンダリングのやり方にはとてつもないリアリティを感じた

最後の局面では壮絶な結末の連続で、大金が人を狂わせる様をまざまざと見せつけられた

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Posted by ブクログ 2023年02月06日

ミステリというよりも金融に関する知識に感心し、アウトレイジな雰囲気と香港の雑多な賑わいを楽しむ作品。途中で最後の犯人が何となく分かったのは興醒めだったが、作品の魅力にはたいして影響はない。
この著者のミステリではない方の著書を読んで少し金融の勉強をした方がいいかなと思った。

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Posted by ブクログ 2023年01月14日

金融関係の話は複雑で読み難かったので飛ばしたところも多かった。それでもストーリーの大枠にはついていけたし、殺人等のハラハラする展開が読み応えがあった。

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Posted by ブクログ 2022年07月06日

橘さんのデビュー作にして代表作の小説。
金融の知識は難しくて理解できずほとんど読み飛ばし。
物語の大筋としては面白かった。

50億ものお金が絡めば当然ヤクザも出てくるし死人も出る。
人の一生を台無しにする破壊力が十分な金額である。

お金に色はついている、汚い金に手を出すと必ず報いを受けるという大...続きを読む富豪の言葉は心に響いた。
本当の幸せはお金では決して買えない。
でもお金がない生活は不幸である。
ほどほどのお金で家族仲良く暮らしていくこと以上の幸せはないと今の私は確信している。

主人公とメイは全てを忘れて、新たな人生を新たな地でやり直してほしいと願う。

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Posted by ブクログ 2022年02月26日

法律をすり抜けながら金を海外に移す方法が、合法的なやり方から非合法のものまであらゆる手法が紹介されている。著者はどのようにしてこうした知識を蓄積したのかが気になる。

読み初めは、金持ち達が節税や脱税に精を出し、真面目に税金を払うコトがバカらしくなってくる。しかし、スリリングな展開を追って読み進むに...続きを読むつれ、金に翻弄され人生を狂わされ身を滅ぼす者、精神を病む者、更には命を落とす者達の姿が非情なまでに描かれ陰鬱な気分へと変わる。精神状態が不安定な時は読まない方がいいだろう。

金には色がついている、という登場人物の富豪の言葉通り、黒い金は所詮黒く、黒い人間達が寄ってくるという事である。

誰もが人生をやり直す事ができる訳ではない。だが、努力する事は誰でも出来る。

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Posted by ブクログ 2021年10月20日

個人的にも海外送金の経験があって興味があり、パナマ文書の事件以来全世界で話題になっているマネーロンダリングを題材にした小説。面白かった
麗子と聞くと、こち亀を連想させるのと、がっつりシャブ中の人が出入国を繰り返せるわけなかろうという引っかかりがあった。
今や香港は基本的人権を否定する共産党が掌握した...続きを読むがオフショアとしての魅力も無くなり、投資対象から外されて資金類も流出したのか…

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Posted by ブクログ 2021年09月09日

興味深い小説。集まる人には腐るほどお金があり、税金を回避しようとする。
そういう時に出てくるのがタックスヘイブンと呼ばれる国。

2001年の香港と日本が舞台だけど、ここ20年で世界もまた変わったなぁと思う。

変わらないのは一般庶民には無縁だということ。

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Posted by ブクログ 2021年07月28日

マネーロンダリングなんて自分には縁がないけれどと読み始めたのに、あっという間に引き込まれた。
途中、怖くてハラハラしながら読んだ。
畳みかけるような展開で、金融の知識がない私でもぐいぐい読み進めてしまった。
男性キャラはそれぞれ魅力的なのに、女性キャラの描き方が男性好みな感じで単調に感じるのは、著者...続きを読むが男性だからかな。
知らない世界を味わい、ひととき物語の世界に浸るとあう小説の醍醐味を久しぶりに味わうことができた。

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Posted by ブクログ 2021年04月22日

マネーロンダリングの専門性があるところが、読み応えあり、また面白い。
若林麗子には会いたいので、TV化を望みます!

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Posted by ブクログ 2021年03月14日

面白い。
世の中にはこの本に出てくることなんて腐るほどあるんだろうなと思ってる。

特に所得税回避のために海外移住してる人は日本人でも多い。
ブロックチェーンの普及などによって徐々に改善されていくんだろうか。

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Posted by ブクログ 2021年02月06日

中盤から終盤にかけてハラハラドキドキの展開に興奮して一気によみすすめてしまいました。
金融関係の専門用語がバンバン出てきます(用語の説明はあります)のでそういうものに抵抗がなければオススメです!

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Posted by ブクログ 2020年11月22日

ハードボイルドな金融サスペンス。
美しい女に翻弄される男たちと裏社会。
難しい金融ネタは正直言ってよく分からなかったが、香港の香りが感じられるのとサスペンスとして普通に面白い。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年07月10日

金融を題材にした小説。
最初から最後まで本名すら分からなかった主人公は、香港でファイナンシャルアドバイザーをする秋生。頭の切れる感じがかっこいい。

難しい内容もあったが、金融の知識については勉強になる部分もあり興味深かった。
ただそれだけではなくミステリー的な要素もあって物語としても読み応えがあっ...続きを読むた。

メイが献身的すぎて愛おしいすぎるので秋生にはふらついてほしくなかったけど、それだけの魅力があったんだろう、、

麗子の最期はあっけないというか、なんとも言えなけども。お金が絡むと人は怖い。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年02月02日


2003年当時の合法的脱税を描いた小説。都市銀行の米国支店から投資銀行、ヘッジファンドへと転職したがついていけず香港でもぐりのコンサルをしていた自称工藤秋生。脱税指南を求める麗子と出会い、50億円とともに消えた麗子とその謎に迫る話。タックスヘイブン・オフショアを利用した脱税の話もさることながら、...続きを読むマコトが最終的に糸を引いてるなど小説としてもなかなか面白い。香港の裏社会の三合会の話やヤクザ関連の話もある。富裕層への脱税指南を生業とするプライベートバンカー田宮に対して、富豪である倉田を前に、脱税法指南するところも面白い。現国会議員で国税局上がりの玉木雄一郎の解説も面白い。

調査にあたって身元を名乗るのが興信所、身分を伏せて隠密調査を行うのが探偵、尾行・張込みなどをせず情報を売買するだけなのが調査会社。NTTや携帯電話会社の職員には、会社で手に入る情報を金にしたくて仕方ない人間が一定数いて、サラ金や街金業者とともに来る情報屋に、利息の代わりに会社の顧客データベースを売るように脅される。自分から売り込む者もいる。PCを叩くだけなので罪悪感も薄いらしい。これが情報の卸元であり、銀行員・警察・役所も同じ。卸元と情報の消費者の間を結ぶのが、情報屋というブローカーであり、調査会社や興信所が消費者の窓口。
オフショアの理論。国家主権というのは、大国でも小国でも理念の上では対等であるという原則に基づいている。そこで、観光くらいしか自国の経済を活性化することができない小さい島国などは、法人税や資産課税を無税にすることで国際企業や富裕層を集客し、雇用や観光業を活性化潤わす。これがあることによって他国の税収は打撃をうけるが、有害税制に対して主権の問題から解決は難しい。一方で、犯罪やテロなどのマネーロンダリングの温床になることは、オフショアにとっても本意ではないため、その部分の情報提供や規制は存在するが、脱税については課税国では犯罪だがオフショアにとっても犯罪ではないので何ら問題ない。これに対して、非協力的タックスヘイブンリストで、国や地域が公表されている。
名前生年月日住所情報があれば、カード会社になくしました電話で、番号や有効期限などを聞き出し次の日にありましたということで、聞き出せるらしい。
海外オフショアのドル建て預金に預けて5%以上の金利で資産運用するのは、当該国の安全性やインフレ率なども考慮しないといけない。

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Posted by ブクログ 2019年11月11日

分厚いから飽きちゃうかな?と思ったけれどそんな心配全然なし。経済や海外バンクに疎い人にも懇切丁寧に物語の中で説明を交えてくれているのは有難いというか、新書と小説を同時に読んでいるような不思議な感覚となりました。面白かった~!!

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Posted by ブクログ 2019年10月28日



香港在住もぐりのコンサルタント工藤をある日、美しい女、麗子が訪ねる。
5億の金を日本から海外に送金し、損金として処理してほしい。彼女の要求は、脱税の指南だった。
四ヶ月後、麗子は消えた。5億ではなくて50億の金とともに。
読み終えたくない一冊にはそうそう出会えない。
著者の『タックスヘイブン』の...続きを読む時もそうだったが、税制、金融に関する豊富な知識に裏打ちされた精緻な記述が素晴らしい。
海外投資を楽しむ会の創設メンバーの一人である著者。
金融小説の中では今のところ、ベストだな。

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Posted by ブクログ 2019年10月16日

一気に読めました。秋生のキャラクターもさることながら、インテリヤクザの黒木も良かったです。

" あんたの悪いところは、どんなことにも算数のように答えを探すところだ。あんたのいる世界じゃ、1+1は必ず2になるかもしれない。だが、生身の人間はいつもそんなふうにわかりやすく動くわけじゃねえ。...続きを読むそこらの犬コロだって、殴ったり蹴ったりされても飼主の足元をキャンキャンいって舐めるじゃねえか。 "

NYのトレードセンターでテロがまだ起きていない世界で、その当時が思い出されたけれども、テロが世界に与えた影響は本当に大きかったですね。

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Posted by ブクログ 2019年08月07日

サスペンスを楽しみながら、金融知識について学べる良書。しかも内容は法の抜け穴を突くものが多く、よく出版化されたものだと感心してしまう。もしかすると、企画の段階ではもっと過激な内容だったのかもしれない。そのようなことを思うと、わくわくが止まらない。本書では金融について小難しい説明文が並ぶこともなく、分...続きを読むかりやすい言葉で、飽きずに最後まで楽しめる。主人公である秋生の完全無欠感が爽快だ。

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Posted by ブクログ 2023年10月21日

租税回避を扱う金融小説で、消えた女を探して日本と香港を巡る。主人公の感情というか本心が見えてこないので、淡々とした話に思えた。

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Posted by ブクログ 2023年04月22日

金融勉強本に最適。

香港在住の主人公に舞い込んだロンダリングの依頼から、様々な事件に巻き込まれながらも案件をこなし、事件の真相を追い続けます。

ストーリー、人間関係、キャラクターは火曜サスペンスの域を出ませんが、著者の金融知識が惜しげ無く披露されたロンダリングや金融詐欺等の実際をストーリー仕立て...続きを読むで分かり易く勉強する事が出来ます。その為に読むのもアリな一冊です。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年11月16日

難しかった。金融の知識がないので、作中でのマネーロンダリングの手順で主人公が裏をかかれても、その方法が意外性のあるものなのか、そもそも有効なのか判断が出来ないので、主人公の反応に沿って読むだけになってしまった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年10月06日

本当に久しぶりに読書したがとても面白かった。
税金逃れ・マネーロンダリングの手法は凄く専門的でついていけないところはあったが、物語の展開や雰囲気が魅力的でのめり込んだ。どんな展開、結末になるのか予想つかず最後はハラハラしながら読み進めた。
まぁ、お金は人を狂わせるなぁと。家族と安心して過ごせるのが一...続きを読む番幸せだなぁと思った。
最後はまさかの黒幕で驚き。いろいろと謎も明かされてスッキリ。

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