橘玲のレビュー一覧

  • 言ってはいけない―残酷すぎる真実―

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    氏より育ちなのか、育ちより氏なのか。

    領域によってどちらが正しいかは変わるが、幼少期の人格・能力形成において友達>親の教育なので、孟母三遷的なことをやってあげてあとは見守るしかないのかなと思った。平常時・ストレス時心拍が低い人は興奮を好むので非行に走るというのは医学的を学ぶものからして興味深かった。

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    2025年05月25日
  • 言ってはいけない―残酷すぎる真実―

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    まがいなりにも大学院で研究してた側の人間としては、批評する部分も多かったけど、実体験に基づく傾向としては納得できる部分が多かったです。

    個人的には性差の記述が面白かったです。
    やっぱり当たり前ですが性が原因で生じる格差を是正するような施作は本質的ではなく、生物学的な性差を受け入れた上でそれぞれの幸せを最大化するような施作を考えることが重要ですよね。

    それから子育てのタームは、愛に言及してほしかったなと思いました。大体その通りなんだろうな、という感想を持ちましたが、、、

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    2025年05月20日
  • 無理ゲー社会(小学館新書)

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    読み進めていけばいくほど暗澹たる気持ちになる、鬱の時には読まない本が良い本。
    ディープステート(闇の政府)が世の中を動かすという思想や陰謀論が出てくる理由、性愛を獲得できない男性がちゃぶ台返しをする理屈の話は興味深かったが、生身の性愛を獲得できなくても、そのうち男女共にAI搭載したアンドロイドが出てきて自己完結してしまうんじゃないか、世の中は個々に分断するようになるんではないかという気もしました。

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    2025年05月19日
  • 新・貧乏はお金持ち――「雇われない生き方」で格差社会を逆転する

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    代数世界の黄昏は、来るのだろうか。もう既にトランプによって来たのだろうか。

    マイクロ法人、複素数の世界っぽいかな。あべこべになった、ってことなら、対数の底を打ったってことでいいんか。
    スケールの飽和に到達したんかな。

    自由と無責任の同舟が、資本の現在なのか。前世紀までは、責任との同舟だった気がする。

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    2025年05月18日
  • バカと無知―人間、この不都合な生きもの―(新潮新書)

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    バカは自分を過大評価して、それなりに優秀な人は自分を過小評価する。そりゃ世の中足の引っ張り合いで、チグハグな世界になるわな。一番タチが悪いのはバカは自分がバカだと自覚できないこと。この時点でもはやこの世は詰んでいるのでは?

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    2025年05月08日
  • スピリチュアルズ 「わたし」の謎

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    題名は怪しげだが、とても興味深い内容だった。トランプ大統領誕生の裏にあった心理プロファイル戦略やSNSの解析でその人の性向がわかるという話、知能とグリット、堅実性との関係、共感力とメンタライジングの関係、知能と経験への開放性によって変わる社会性。手元に置いておくのに良い本かもしれない。

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    2025年05月07日
  • 残酷すぎる人間法則

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    人との繋がりが最も人の幸福に寄与するという観点から、さまざまなエビデンスを基に人間関係を深めるハウツーを教えてくれる本。

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    2025年05月05日
  • モテるために必要なことはすべてダーウィンが教えてくれた 進化心理学が教える最強の恋愛戦略

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    長い目で見た時に嘘は邪魔になる。
    自分にも正直であること。嘘をつくと自身のことをくだらない人間だと深層心理で感じてしまう。

    正直もので倫理的なapproachで対応するべき。

    身体面ではシェイプアップを目指す。
    そして身体を使う趣味や活動的なデート、チームスポーツもいいですね。結構男らしい要素が大切であることも書かれている。

    そういう意味では非言語的振る舞いやスポーツとかは有利ですね。

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    2025年05月03日
  • DD(どっちもどっち)論 「解決できない問題」には理由がある

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    DDというはアイドルオタクのあいだで使われるネットスラングで「だれでも大好き」な状態だそうで。特定の推しがいない。DDだと。そこから派生して「DD」はネット上の議論に転用されるようになり「どっちもどっち」を表すようになった。私は見事にこの言葉を知らない。

    善悪二元論、勧善懲悪、両論併記、二律背反…ハッキリと白黒つけて扱う言葉は色々あるが、旗幟を鮮明にせず「どっちでも良いだろ」とか「そんな単純に扱えない」「断言する方が稚拙」みたいな大上段からのシニシズム的態度にも見える。私は断定しない、何故なら自らの無知を知るからだ。論戦するに適した安全圏からのアウトレンジ戦略。DD、それは卑怯な立ち位置でも

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    2025年05月02日
  • 新・臆病者のための株入門

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    仕事関連で役に立つ情報、知識が満載だった。非常に分かりやすい文章で、あらためて株式市場、資本主義の基本を良く理解することができた。

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    2025年05月02日
  • 親子で学ぶ どうしたらお金持ちになれるの? ――人生という「リアルなゲーム」の攻略法

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    この本は、お金について親子向けに書かれたものですが、社会人の私にとっても非常にわかりやすく、何度も読み返したい内容でした。

    本書のメッセージは、市場を理解し、合理的に考えることで、誰でもお金持ちを目指せるというもの。

    特に印象に残ったのは、「自分と似たタイプの人を参考にする」という考え方です。これまで、堀江貴文さんや西野亮廣さんのような外交的なタイプの方の本を好んで読んでいましたが、内向的な自分とは真逆のタイプだと気づき、本書を読んで納得しました。今後は、自分と似たタイプの方の本を参考にしていきたいです。

    本書は、家族を持つ方はもちろん、独身の方にもおすすめです。お金に関する考え方を根本

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    2025年05月01日
  • 女と男 なぜわかりあえないのか

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    言ってはいけない、ような身も蓋もない話の題材として男女の性差を扱うのは筆者のスタイルとしても妥当だし興味をそそるものだが、テーマとの専門性の距離感もあって他にもまして進化生物学的な研究の紹介という感覚にも陥ってしまう。

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    2025年04月26日
  • 言ってはいけない―残酷すぎる真実―

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    日常生きてるだけでは得られない情報ばかりで興味深かった。
    特に、子供の「こころ」に影響する要因や、学校やコミュニティによる要因のところが面白かった。これまでの経験や考えから、合致する納得感も得られた。

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    2025年04月21日
  • 言ってはいけない―残酷すぎる真実―

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    近代以降、世界各国は平等な権利と差別の撤廃を声高に叫んできた。一方で、人というものは(ヒトに限らず生物一般では)、個体差があり、性差があり、遺伝による差も存在する。生物学的には全く平等でないのに、平等を目指そうとするこの矛盾を押し殺して、私たちはこれまでモノを語ってきたと感じた。みんな平等だって言っても、イケメンはモテるし、親が金持ちだったらより良い教育だってあけられる。こう言った社会の不条理はいくらだって存在することに、私は目を背けたかった。そうもいかないことを知られてくれた。

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    2025年04月15日
  • 無理ゲー社会(小学館新書)

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    個人的にはユヴァル・ノア・ハラリ著『ホモ・デウス』の副読本のような位置づけをしている。この本単体でも面白いが、『ホモ・デウス』の内容をより具体的にして、薄めて、一部発展させたような内容であるため、併せて読むことでより理解が深まると考える。

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    2025年04月13日
  • 人生は攻略できる

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    過去書いたことの焼き直し
     だが、内容に価値があるので、☆4
     セックス相関図から人間関係を読み解く話は、これまで幾度も出てきたが、グループのリーダがハブになって、グループどうしを繋ぎ、グループメンバー自体は他グループと交流しない。といふ事実は、示唆に富む。

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    2025年04月27日
  • もっと言ってはいけない(新潮新書)

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    非常に衝撃的な内容だった。アンジェラダックワース博士のGRIT理論とかスタンフォード大学のキャロルドウェック博士の成功理論は一体どうなるんだ??という疑問は残ったままだが、世界で地域によって知能の違いが若干あるわけの考察や、ゲイの考察、性格の遺伝率の話はとても興味深かった。全体的には身もふたもない話で、教育についてはうーん、と考え込んでしまったが、では、この先私達はどこに行くのだろう?知能は全体的に上がっていくのか、二極化が進むのか?それともAIによって退化していくのだろうか?疑問はつきない。

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    2025年04月16日
  • 新・臆病者のための株入門

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    株式投資はギャンブル
    結論としては、インデックス投信
    アクティブの方が、信託報酬も高いし、リターン率が悪いのであれば、インデックスで全世界に投資した方がいい
    なるほど、資本主義を分かりやすく解説してくれていて、タメになった
    ホリエモンやバフェットの話題もあり、読みやすい
    オルカンが売れている理由もわかる

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    2025年04月04日
  • 貧乏はお金持ち 「雇われない生き方」で格差社会を逆転する

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    2025年25冊目。満足度★★★★☆

    2009年に新刊で読んだ本が2011年に文庫化されたものを再読。橘玲の本はこの頃が面白い。

    なお、本書を読んでいる最中に、3月にアップデート版が発売されたので、これから読む人は最新版を読むことを推奨

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    2025年04月01日
  • もっと言ってはいけない(新潮新書)

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    遺伝子がどれだけ人間の性質を定めているのかを侮ってはいけない。よって、自分がどのような遺伝的性質をもつのかを冷静に把握しなければならない。その性質をある種の自分の"トリセツ"と考えて生きていくという割り切りも必要だ。参考としてビッグファイブ診断を受けたが、3回受けても全て信頼性がC(S~Cの4段階でCの場合は再回答推奨)だったので呆れてしまった。ちっとも性質が客観視されなかったが、経験則による主観的判断に任せることにした。
    人種による知能や性格の話は興味深く、世界の情勢を根本的な要因から観察することができる良い知見だった。
    冷静になって自分や社会を見つめようとする際に再び開

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    2025年03月30日