橘玲のレビュー一覧
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ネタバレ進化心理学
●知能の遺伝率 p81
・行動遺伝学が半世紀にわたって積み上げた頑健な知見では、知能の遺伝率は年齢と共に上がり、思春期を終える頃には70%超にまで達する。
〔安藤寿康「「心は遺伝する」とどうして言えるのか ふたご研究のロジックとその先へ」創元社
●子育ての努力には意味がない p103
行動遺伝学
2000年に行動遺伝学者エリック・タークハイマーが「3原則を発表
1 ヒト行動特性はすべて遺伝的である
2 同じ家族で育てられた影響は遺伝子の影響より小さい
3 複雑なヒトの行動特性のばらつきのかなりの部分が遺伝子や家族では説明できない
この3は、「個性(私らしさ)には遺伝と子 -
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アメリカを代表するリバタリアン(自由原理主義者)であるウォルター・ブロックによって1976年に発表されベストセラーとなった『擁護できないものを擁護する』を、現代(初版は2006年)に合わせ超訳した本。
今日、世界は強大なテクノロジーの力を手に入れ、限られた一部の選ばれし者が、自由競争の理論のもとで莫大な利益を手にするという時代に突入し、経済的に裕福な生活を手にするか、貧困に陥るかは本人の努力次第という自己責任の考え方が広がりつつある。
そのような中で、かつて自由原理主義者のバイブル的な存在だった本書を読むことで、次第に存在感を増している自由原理主義者の論理に触れ、好む好まざるにかかわ -
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知らず知らずの内に脳がハック(誰かの思い道理にコントロール)されている現実を教えてくれる本。
個人的に好きなフレーズは、
・現実は攻略不可能な「無理ゲー」だが、イカゲームはわずかだか攻略可能性(希望)があるのだから。
・ストレスが高いときの人間の行動が一番予測しやすい。直情的に行動してパニックになるからだ。
・SNSの一見矛盾する結果は、脳の報酬系をハックしつつも、それを治療する向精神薬のはたらきもするマシン・ギャンブリングを思い出させる
また、
SNSは特に人間が歴史上味わってこなかった快感を脳に与えるという言葉にゾッとしました。
特にすぐに実行して成果が得られる手法は書かれていないが、 -
Posted by ブクログ
橘さんが、知人のオーストラリア人から交通事故に関する保険金トラブルの相談を受けたことから物語は始まる。
A損保とは、あいおいのこと、T海上とは、東京海上のことだと推察される。
Aの担当者が保険金を支払いたくないがために、巧妙な嘘をついて、保険金請求を諦めさせようとしたことが事の発端。
コンプライアンスがこれだけ重視されている現代において、こんなことが起きたなんて信じられない。
この担当者はきちんと処分されたのだろうか気になるところ。いずれにしても社内では相当な問題になっただろうから、出世街道からは外れたことだろう。
まだ若いみたいだから、これから心を入れ替えてやり直して欲しいと願う。
たかが