橘玲のレビュー一覧

  • 不条理な会社人生から自由になる方法 働き方2.0vs4.0

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    橘玲さんの本の多くを読んでいるのですが、2ちゃんねる創設者のひろゆきさんやホリエモンこと堀江貴文さんが主張されている事と内容的には近いかと。要は「日本はオワコン」って事なんですが、この本では日本国内に長年蔓延る非正規雇用者差別、女性従業員差別、LGBTQ差別等、普段マスメディアが取り上げない問題を判り易く解説された本です。
    一点、一部歴史認識が合わない箇所があるので☆一つマイナスで4つで。

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    2022年12月02日
  • タックスヘイヴン Tax Haven

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    マネーロンダリング、聞いたことはあるけど中身がわかっていない人は多いんじゃないでしょうか。私もそのうちの一人でしたが、この小説を読むとなんとなくその全体像はわかった気になります。ストーリー自体も先の展開がなかなか読めず面白いです。

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    2022年11月19日
  • 裏道を行け ディストピア世界をHACKする

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    本書でミニマリズムについて言及している箇所があると聞いたので、いちミニマリストとして興味をもち読みました。

    ミニマリストとして生活費を抑え、質素で精神的に豊かな暮らしをしつつ、社会貢献度の高い仕事で一生働き続けようと思いました。

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    2022年11月17日
  • 上級国民/下級国民(小学館新書)

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    タイトルと中身がそれほど合致していないような。思索に富んでいて、なるほどと思うところも多いが、断じ過ぎに感じるところも多い。エロス資本の考え方については納得。

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    2022年11月03日
  • 無理ゲー社会(小学館新書)

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    ネタバレ

    少し取っつきにくさは感じましたが、読んでみて欲しい本の一冊です。
    「今私たちは無理ゲー社会に生きているんですよ」が伝わってくる内容でした。

    「自分らしく生きる」という呪いから始まって、
    才能ある者にとってはユートピア、それ以外にとってはディストピアのあとがきで終わる内容は、
    普段息苦しさを感じている人にぴったりのコトバで語ってます。

    読後はややディストピアの住人感が満載でした。

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    2022年11月02日
  • 残酷すぎる成功法則

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    アインシュタインのエピ

    隠遁のニュートンとは違い社会にあったアインシュタイン。隠遁先は脳内。

    「名声を得て、友人や家族に囲まれていながら、しばしば世間と隔絶し、脳の中だけで生きられた」

    「彼の思索者としての強みは、自分の気を散らすものをすべてしめだせる能力、あるいは傾向だった」

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    2022年11月01日
  • 人生は攻略できる

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    人生の攻略本
    進化心理学

    ● 幸福な人生の土台
    お金 金融資本
    仕事 人的資本
    愛情・友情 社会資本


    ・いいことも悪いことも、沢山の体験を持っている方が幸福度は高くなる

    ●子育て
    ・子どもの人生に子育ては大して関係ない
    ・子どもは遺伝的な違いをフックにして、友だち集団のなかで自分のキャラを作っていく
    ・どの友だち集団に入るかによってキャラは偶然に決まる

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    2022年10月30日
  • もっと言ってはいけない(新潮新書)

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    進化心理学
    知能の遺伝率

    “幼児期には環境要因の影響が大きいが、成長につれて基本遺伝率に回帰していく。お受験は親の努力(環境要因)だが、思春期の高校受験、大学受験の時期には遺伝の影響度が大きい。

    ●発達行動遺伝学
    「知能に対する遺伝の影響は成長とともに高まり、幼児教育の効果は思春期になるとほぼ消失する」

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    2022年10月30日
  • 無理ゲー社会(小学館新書)

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    ネタバレ

    進化心理学

    ●知能の遺伝率 p81
    ・行動遺伝学が半世紀にわたって積み上げた頑健な知見では、知能の遺伝率は年齢と共に上がり、思春期を終える頃には70%超にまで達する。
    〔安藤寿康「「心は遺伝する」とどうして言えるのか ふたご研究のロジックとその先へ」創元社

    ●子育ての努力には意味がない p103

    行動遺伝学 
    2000年に行動遺伝学者エリック・タークハイマーが「3原則を発表

    1 ヒト行動特性はすべて遺伝的である
    2 同じ家族で育てられた影響は遺伝子の影響より小さい
    3 複雑なヒトの行動特性のばらつきのかなりの部分が遺伝子や家族では説明できない

    この3は、「個性(私らしさ)には遺伝と子

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    2022年10月30日
  • 裏道を行け ディストピア世界をHACKする

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    人生の攻略本

    ●FIREの基本「4%ルール」 p446
    ・年間生活費を25倍した金融資産を株式と債権に分散投資すれば、毎年取り崩しても30年暮らしていける確率が95%
    →毎年の生活費が4万ドル(約440万円)なら、目標金額はそれを25倍した100万ドル(約1億1000万円)で、ミリオネアが一つの目安になる

    →ゆえに、倹約で必要生活費を圧縮するほどにFIREは近づく

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    2022年10月30日
  • 不道徳な経済学 転売屋は社会に役立つ

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     アメリカを代表するリバタリアン(自由原理主義者)であるウォルター・ブロックによって1976年に発表されベストセラーとなった『擁護できないものを擁護する』を、現代(初版は2006年)に合わせ超訳した本。

     今日、世界は強大なテクノロジーの力を手に入れ、限られた一部の選ばれし者が、自由競争の理論のもとで莫大な利益を手にするという時代に突入し、経済的に裕福な生活を手にするか、貧困に陥るかは本人の努力次第という自己責任の考え方が広がりつつある。

     そのような中で、かつて自由原理主義者のバイブル的な存在だった本書を読むことで、次第に存在感を増している自由原理主義者の論理に触れ、好む好まざるにかかわ

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    2022年10月25日
  • 上級国民/下級国民(小学館新書)

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    社会の分断のお話。ベーシックインカムの破綻する理由に納得いった。鎖国をしない限り海外からの人の流入で潰れますね

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    2022年10月21日
  • 裏道を行け ディストピア世界をHACKする

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    知らず知らずの内に脳がハック(誰かの思い道理にコントロール)されている現実を教えてくれる本。
    個人的に好きなフレーズは、
    ・現実は攻略不可能な「無理ゲー」だが、イカゲームはわずかだか攻略可能性(希望)があるのだから。
    ・ストレスが高いときの人間の行動が一番予測しやすい。直情的に行動してパニックになるからだ。
    ・SNSの一見矛盾する結果は、脳の報酬系をハックしつつも、それを治療する向精神薬のはたらきもするマシン・ギャンブリングを思い出させる

    また、
    SNSは特に人間が歴史上味わってこなかった快感を脳に与えるという言葉にゾッとしました。

    特にすぐに実行して成果が得られる手法は書かれていないが、

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    2022年10月06日
  • 臆病者のための裁判入門

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    著者が外国人の知人の代理人として少額民事訴訟に関わった体験や、日本での本人訴訟の問題、福島原発の損害賠償の問題を扱っている。裁判官の人数の少なさ、弁護士費用の高さ、長期に渡る煩雑な手続きや賠償金の効力の薄さなどが、一般人が司法制度を利用する障壁になっているという。本書を読むと、司法制度は被害者にとって負担が重すぎる割に利がないように感じる。なんとかならないものなのか。

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    2022年10月02日
  • 不条理な会社人生から自由になる方法 働き方2.0vs4.0

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    正社員と非正規社員という身分差別。
    他国のフルタイムとパートタイムは単なる労働時間の差である。
    非正規の権利を認めるためには正社員の既得権益を削っていくしかない。
    公務員の非正規は人間ですらない。

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    2022年09月30日
  • 幸福の「資本」論―――あなたの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」

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    老後はコントロールできる
    専門性を持って生涯現役
    金融資産を気づいて長い老後

    マイケルジャクソンを例に、、
    富と名声を勝ち取った後も
    プレッシャーで精神不安に

    幸福を追い求めている時が、一番幸福かもしれない

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    2022年09月25日
  • タックスヘイヴン Tax Haven

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    橘玲さんの小説は、「マネーロンダリング」以来、18年位振りに読んだ。 北朝鮮も登場して、手嶋龍一さんの「ウルトラダラー」を読んだ時の興奮が蘇る感じで楽しめた。隻眼の情報員の最後の告白が何とも陰鬱で、貧困は罪だと思った。

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    2022年09月19日
  • 裏道を行け ディストピア世界をHACKする

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    まさに知識社会が資本主義のようになってる様を感じる。知ってる者はもっと知り、知らないものとの差を拡大していく。
    自由な社会が結果として自己責任になり、従来あったコミュニティの良い意味の効果も減少したことでその救済(といって良いか分からないが)もされにくい。
    そんな社会でどう生きるかを投げかけられる。

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    2022年09月14日
  • 「読まなくてもいい本」の読書案内 ──知の最前線を5日間で探検する

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    これから先の未来を見通してみたい。だが、モヤモヤするなぁ。とそんな気分の時に知り手にした書籍。世界はミクロマクロの中でトレードオフされゲーム理論で修練する。そう言うお話でしょ。と事軽く論破してくれた様子が小気味良い◎タイトルの程は論の後に出典形式で参考書籍を列挙し態を保つが、それはどうでも良く。心はシュミレーションマシンで有るのワンセンテンスで十分だ(^^)あぁ気持ち良い晴れ渡る。美味しい読書体験完了

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    2022年08月24日
  • 臆病者のための裁判入門

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    橘さんが、知人のオーストラリア人から交通事故に関する保険金トラブルの相談を受けたことから物語は始まる。
    A損保とは、あいおいのこと、T海上とは、東京海上のことだと推察される。
    Aの担当者が保険金を支払いたくないがために、巧妙な嘘をついて、保険金請求を諦めさせようとしたことが事の発端。
    コンプライアンスがこれだけ重視されている現代において、こんなことが起きたなんて信じられない。
    この担当者はきちんと処分されたのだろうか気になるところ。いずれにしても社内では相当な問題になっただろうから、出世街道からは外れたことだろう。
    まだ若いみたいだから、これから心を入れ替えてやり直して欲しいと願う。

    たかが

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    2022年08月19日