橘玲のレビュー一覧

  • 無理ゲー社会(小学館新書)

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    現在の人類が抱えている大きな問題に切り込んでいて良い!
    生きていたら誰しも一度は考えたことのあることを書いているので普遍性が有り面白いです。
    中学生や高校生の授業で扱ってもいいと思う。(自分だったら扱ってほしい)

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    2024年10月08日
  • マネーロンダリング

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    著者の小説を初めて読んだ。しかも本作がデビュー作とは驚きだ。香港で金融コンサルまがいの小商いをする主人公・秋生が巻き込まれた50億円行方不明事件。警察も国税庁も出てはこないが、日本のヤクザ、香港の裏社会、そして麗子に翻弄される秋生を通して、オフショア銀行を利用した資金洗浄のノウハウが描かれている。もちろん、本書を真似て行う行為は日本では違法であり、21世紀現在はもっと法規制が厳しくなっているはず。それは解説が元国税局職員であることからもうかがえる。しかし、解説者をもうならせる内容に満足な一冊だった。

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    2024年10月07日
  • 世界はなぜ地獄になるのか(小学館新書)

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    社会問題についての知識が浅いことを認識させられた。頭の中で噛み砕きながら読み進め時間はかかったが、その分考えさせられることが多かった。
    エッセンスとして教養も深められた。散々遠回りしても、結局の結論はやっぱりそうだよなと思わされた。ふわっと思っていたことや疑問が言語化されて、1冊の本の分量の根拠も肉付けされた感じがする。

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    2024年10月07日
  • 永遠の旅行者(下)

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    フィリピンに持っていくようの本を探しにブック・オフへ。これにする、さすが橘氏期待を裏切らない。

    金融コンサルタント的職業の元弁護士主人公。彼のもとに「税金を払わずに孫に遺産相続させたい」との依頼を受け始まるストーリー。

    ハワイ、9.11以降のアメリカの変化、税金対策知識、物語だけではなく、最近の情報、知識もガイドしてくれるのは学びになる、ブルジョワジーの生活も垣間見れる。話のストーリーも面白く、読んでいて楽しい。

    どこの国にも属さず、税金を逃れる「永遠の旅行者」

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    2024年09月27日
  • 働き方2.0vs4.0 不条理な会社人生から自由になれる

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    この著者の本を初めて読んだが、世の中の情勢を熟知した上で執筆しており、大変説得力があり、興味深かった。また、噛み砕いて説明しているため、理解しやすかった。
    結論として日本の未来は明るいとのことで、やはり会社員として働く中でし、どこでも通用する自分の価値を磨くことの重要性を再認識した。

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    2024年09月25日
  • DD(どっちもどっち)論 「解決できない問題」には理由がある

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    取り扱ってる範囲が広くて1冊にまとまってるようでまとまってなくて惜しい。ただ1本1本の内容は濃く露宇戦争から戸籍制度、エロスの資本化まで世界の潮流を知るための良書だと思う。

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    2024年09月24日
  • スピリチュアルズ 「わたし」の謎

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    面白かったこと↓
    共感とメンタライジングは別。
    内向的は刺激が苦手なだけで、人間嫌いなわけではない。
    言語運用能力が低いと新奇性を恐れるようになるから保守的になる。
    自尊心は原因ではなく結果であって、高める教育をしても意味がないどころか結果が悪くなることもある。

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    2024年09月23日
  • テクノ・リバタリアン 世界を変える唯一の思想

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    カリフォルニア州のシリコンバレーに集結する”知”(生成AI、遺伝子工学、ブロックチェーン等)が世界中にどの様な影響(破壊や創造)を及ぼすのか、そしてそれら”知”が今後どうなっていくのかが解説された本です。橘玲さんの鋭い洞察力とリベラル・保守どちらに対しても辛辣な意見をされるのはスカッとしますね。(別著では、橘玲さんの歴史認識に”?”っと思った事はありましたが・・・)

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    2024年09月18日
  • 女と男 なぜわかりあえないのか

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    めちゃめちゃ面白い。時勢的に性差になりそうな口に出来ないことが研究結果を添えながら解説されていて、感覚、もっというと本能的に感じていた事と合点が行く内容が多く興味を持って読めた。

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    2024年09月13日
  • 残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法

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    ネタバレ

    前半は、別の本でも読んだなーって内容。
    後半からが面白い。

    現代社会が友情空間から貨幣空間へ移行しているのは実感できる。
    人間関係面倒くさいから1人でもいいかーと考えるのは自然な流れなのかとちょっと安心した。
    「評判」を重視する社会は岡田斗司夫の言う評価経済社会と類似する。

    結論の「ショートヘッドは諦めてロングテールを狙え」はやっぱりある程度の能力のある人しか出来ないことなのではないかと思う。
    ロングテールのニッチ分野のトップになる人も一握りなわけだし…

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    2024年09月13日
  • DD(どっちもどっち)論 「解決できない問題」には理由がある

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    今回も面白かった。ジャニーズ問題や、マイナカード問題… 日頃のニュースに「あれっ?」って思う人には読み応えのある1冊です!!

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    2024年09月05日
  • 人生は攻略できる

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    著者の人生設計に関する本のまとめ版みたいな感じで、特に若い読者向け。子供がもう少し大きくなったらおすすめしようと思う。

    // 以下引用
    だとしたら、君はこれからどう生きるのか。
    君が目指すのは、大きな人的資本(仕事)、大きな金融資本、小さな愛情空間、そして広大な貨幣空間に広がる「友だち」ネットワークを持つことだ。
    人的資本は「好きなこと・得意なこと」に一極集中する。
    金融資本はグローバルマーケットに分散投資する。
    社会資本は小さな愛情空間・友情空間と、広大な貨幣空間のネットワークに分割する。
    これが来るべき時代の人生戦略になるだろう。

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    2024年09月01日
  • 人生は攻略できる

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    若い時に読んでいたら、傾倒していたかも。
    人生の醍醐味はそこじゃない、という感覚で読み進めてしまった。内容は分かりやすく、興味深かった。

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    2024年08月29日
  • テクノ・リバタリアン 世界を変える唯一の思想

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    イーロン、マスクなどの古典的なテクノリバタリアンの紹介から、世界的な規制を完全に破壊することを目指す。クリプトアナキズム、逆にシステムが社会を管理する総督府合理主義を紹介し、さらに、新しい動きとして、ベーシックインカムやCOSTなどの新しい提案も紹介している。現在のリバタリアンについての最新の情報を知るには良い本だと思います。特に資産の保有を費用化することによって、所有者による資源の死蔵を防ぐ、COSTと言うシステムの提案については初めて読んで興味を惹かれました。とは言え、現実化する事はほぼないと思いますが。

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    2024年08月28日
  • 運は遺伝する 行動遺伝学が教える「成功法則」

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    内容は学びが多く面白い反面、「遺伝だからな」と努力をあきらめるようなことが起こってしまうような気がして複雑。

    また、年齢の上昇によって遺伝割合が上がるため、英才教育しても思春期位には遺伝的要素影響が出てくるので、親の努力が報われないのでちゃんと理解しておくべき。「あんなに努力したのに裏切られた」と感じる親がいると思うので、違いますよって言いたい。
    環境が遺伝子の発現のしかたを変えることがあるのも期待したい部分。

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    2024年08月21日
  • 女と男 なぜわかりあえないのか

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    橘玲さんの本はタブーを扱った本が最近多いような気がしますが、読んでいてワクワクします。内容が内容ですので、反感を覚える方もいらっしゃると思いますが、あくまでも橘さんの意見・考えであるため、その意見を批判や攻撃するのはいかがなものかと思います。
    本書を読んでいるいる時、パリオリンピックが開催されており、選手のコメント、態度や結果等に対してネットからの批判が多く、内容も過激との報道がなされています。
    ネットからの匿名だからこそ、さまざまな批判が起こるのでしょうが、誰もが違って、誰もが色んな意見を持っていて当然であり、それを認める社会を進めていく中で、逆に生きづらい世の中になっているのは皮肉なような

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    2024年08月17日
  • 世界はなぜ地獄になるのか(小学館新書)

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    う〜ん、なんか怖いですね。

    SNSの発達で、誰もが自由に発言できるようになった。しかし、執拗に攻撃して炎上し、人を傷つけることも。

    マイノリティの人権を保護するが行き過ぎて、マジョリティが息苦しさを感じる。それも違う気がしますし…。

    余計な発言をして、物凄いバッシングを受けた事例などもあり…なんでしょうね。生きづらい世の中になったのでしょうか。


    冒頭の小山田圭吾さんの話も、なんだかなぁ…そうなの?無実の罪で、東京五輪の音楽プロデュースから降ろされたの?
    この内容が、どこまで事実かわかりません。でも、書くことの暴力みたいな事は感じます。どこを、どう切り取って書くかで、受ける印象は変わり

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    2024年08月12日
  • 世界はなぜ地獄になるのか(小学館新書)

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    世の中の歪み、生きづらさの原因、難しさ、矛盾などについて、こういうことなんだな と思う。
    地獄的な面について認識しておきつつ、世界や身の回り確かに存在する、ささやかな幸せや美しさに目を向けて生きたい。

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    2024年08月12日
  • 運は遺伝する 行動遺伝学が教える「成功法則」

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    橘玲さん著の本は殆ど読んだ事がある位、橘玲さんの本が好きなのですが、今回は安藤寿康さんという慶應義塾大学の名誉教授の方と「遺伝」についてタブー無しで切り込んでいる本です。正直な感想は、「難しかった」です。又、従来の橘玲さんの本と比べるとテンポが良くないかな~。全ては私が「遺伝」に関する知見があまりないからなんですが・・・・
    「遺伝」の事に話を戻すと、個人的な感想としては、「親からの遺伝は凄く影響しているし、子供にも影響するだろうな~」って事です。難しい本ですが頑張って読んでみて下さい♪

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    2024年08月10日
  • 世界はなぜ地獄になるのか(小学館新書)

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    誰もが「自分らしく生きる」ことを追求できるようになってきたという意味でリベラル化は基本的によいことだということは前提としつつ、その必然的な帰結として、そこから生じた「社会正義(ソーシャルジャスティス)」の運動がキャンセルカルチャーという異形のものへと変貌していき、世界が「地獄」と化していくことの背景等を考察し、それをどう生き延びればよいかについて示唆。
    偏った考えが入り込みがちなかなり難しい問題だが、著者は冷静かつバランスのとれた筆致で、様々な研究や見解も参照しつつ、考察を進めていて、好感を持つとともに、内容にも納得性があった。
    報道で聞きかじった程度でイメージを形成していた小山田圭吾炎上事件

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    2024年07月31日