橘玲のレビュー一覧
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対処不可能な問題は問題ではなく 状況、環境、現実。
コスパ と リスパ=リスクは小さいほうがいい。
関心経済 コンテンツの氾濫。
サティスファイサー戦略
満足度人間=まずまずでよしとして、それ以上は考えない。後悔を最小化する。
適度なリスクを取り、一歩ずつ成功に近づく。
限界効用の逓減 良いことも悪いことも慣れていく=幸福度の限界
上手な予測 総合的、柔軟、自己批判的、複雑さを受け入れる、用心深い、経験的
脳は物語として私を生み出す
幸福=良い物語 不幸=物語の破綻 成功=良い物語を作れる人生の設計
長期的な物語=日々の物語の累積 終わり良ければすべて良し
人的資本を活用するのが重要 仕事や体験
日本人で大学卒業時点では人的資本は1億円以上 金融資本よりずっと大きい
人生のコスパ ほとんどの人は 富は人的資本からしか生まれない
保険 損をすること(=ひどいことが起こらなかった)に意味がある金融商品
年金生活者は病気になっても収入は減らない=医療保険は要らない
エッセンシャル思考 人的資本は一極集中する 能力が劣っていても集中して効果
人的資本=高い専門性 =対立する相手の意見を尊重する余裕 =心理的安全性
人的資本≒マネタイズできるか?
自分に適したニッチ 複雑化の社会 人生の最後に成功する
成功の法則
1. パフォーマンスが計測できるときは実力で勝負
野心を持ち続ければ、自分のいるべき正しい場所に到達できる
客観的指標がない時は 一流のネットワークに位置することで決まる(デュシャン)
2.一流の域では わずかなパフォーマンスの差が格差につながる(大谷翔平)
3.過去の成功×適応度=将来の成功 最初の評価からノード拡大するが最後は実力
4.リーダーの貢献が大きいほど成功する
女性がいるチーム 集団的知性、共感力が高い
5.成功=斬新なアイデア × かたちにすること 自分に適正があるか?
人間関係のコストを最小化 浮いた時間を小さな愛情空間に注ぐ
良いチーム:能力の劣るものを排除、対等の立場で自由に、多様性を高める
SNS:誰とつながり誰を排除するか 自分で決められる 友情ではなく契約
半分の大きさのコップに水を移す戦略
選択しないという選択 優先順位の低いものは定型化し、高いものに資源を投じる
未来の自分に優しくする
機械の提案に依存し 自由に生きる
評判を維持することに必死 →人的資本から実生活の社会的ステイタスをあげる
自分だけのニッチ ~ 人的資本で評判を最大化
複数の選択肢 最低限の金融資本と人的資本とネットワーク -
Posted by ブクログ
「シンプルライフ」「FIRE(投資術)」「仕事術」などあらゆるテーマに通じつつ、かといって上辺だけの内容ではない、データや論文に基づいた論が展開されていて、非常に読みごたえがあった。多岐に渡る内容ではあるが、話の軸はタイトルにある「シンプルで合理的に」生きることであり、限られた時間の中で選択コストを最小化して資源を集中し、複数の選択肢を用意しながらトライアンドエラーを繰り返して成功に近づくという論は、腑に落ちるものだった。冒頭のキーワードに感心があって既に色々と読んでいるような人でも(むしろそういった人こそ)、頭が整理されて得るものが大きい本だと感じた。
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Posted by ブクログ
売らんがためなのだろうか、原題とかけ離れたタイトルは。ただ監訳者の橘玲氏の他の著作と同じように、ただ冷酷な現実を突き付けて終わりなのではなく、その現実を踏まえて本当に人が幸せに生きるとは何のかという一つの解を提示する。
監訳者序文の一行目「人生においてだた一つ、本当に重要なものは他者との関係だ」とあるが、ここに至るまでにいろいろあるから忘れてしまう。終わりまでたどり着いて見返したときに「あ、ネタバレしてたのか」という感じ。
人の心は見た目が2割。犯罪者プロファイリングの精度は3%以下。人の心を読むことなど自分が思っているほどできない。脳が勝手に生み出すストーリーにとらわれて確証バイアスに苦しまないよう説明責任を果たす、判断する前に距離を取る、反対の立場から考えてみる。大切なのは開かれた心で判断を修正し続けること。
友だちの定義は誰も知らない。義務ではなく選択で、友人とは自己の拡張。『人を動かす』に書かれた法則は相手の立場になって物ごとを見る以外は今に至る検証を経ても有効である。コストをかけ弱さを見せることが友情をつくる。
元々結婚は生き残るためだったのが、豊かで安全になって恋愛の結果と捉えられるようになり、結婚への期待値が高まり過ぎた。うまくいけば現代の結婚はメリットが大きいが、そうでない場合は大きなデメリットをもたらしうる。恋煩いはリアルな病気で、恋愛は強迫性障害に似ている。喧嘩をしなくなると離婚するのは実際。離婚に繋がる四つの地雷は人格批判、拒絶、自己防衛、軽蔑、そして軽蔑が最大の離婚の予測因子。愛を温めなおす4つのRとして自己拡張で想いをリキンドル、愛情マップで親密さをリマインド、ミケランジェロ効果で親密さをリニュー、共有の物語を何度もリライト。
人は一人では生きていけない。1800年代以前に孤独は存在しておらず、自己は共同体の一部であったが、主要単位としての焦点が個人へと移ったため群衆の中でも孤独を感じるようになった。孤独な人も他者とかかわる時間はそうでない人と変わらず、あくまで主観的なものだが、孤独である場合には「一人でいるので余計警戒せよ」という遺伝的な仕組みでストレスは高まる。好感を持たれることは名声を得るよりプラスで、有名になるほど孤独になる。プラセボが効くのは、身体が注意を求めて発する警報が、注意を与えられたことでオフになるから。災害時に人間は協力状態に戻る。一人では生きられないという現実を直視し、コミュニティに貢献せよというのが筆者の提案。
ちなみに自分の出身大学の名前が出てきたが、訳者によって「ブリアムヤング大学」と誤訳されている。 -
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【素人の最適解】
ほとんどの内容には加筆修正されておらず、NISAの章が追加されているだけです。いかに、2006年発売のこの本が株式投資における普遍的な内容であることがわかります。
わたしが2006年度版を読んだのは2009年か2010年だったと思います。
世界全体を一つの企業ととらえ世界全体を丸ごと購入する分散投資に「なるほど」と感銘を受けたのを覚えています。
しかし、世界全体に投資できる商品はなく、わたし自身個別株(個別株だけが株式投資と思っていた)で儲けることができると思い込んでいたため、素人の浅はかな判断で安定株と考えていた電力系株を買い込んでいました。
そして、東日本大震災が起き、わたしの資産は1/4まで減ることになりました。。。
ただ、よく調べてみれば世界全体に投資できるファンドは存在していたのです。セゾンバンガードグローバルバランスファンド。
わたしは心を改め、このファンドを積み立て投資することにしたのです。その後、さらに信託報酬の少ないオルカンが出てきましたが、わたしの資産はこのセゾンバンガードグローバルバランスファンドのおかげで、何もせず14年間で2.5倍の資産を築けています。 -
Posted by ブクログ
橘玲さんでさえもやはりというか、資産を増やしたいならインデックス、長期投資に話は収斂していく。
236.237ページの新NISAの説明を読むと、いかに複利と時間を味方につけて資産を増やすのがパワーがあるか分かる。(利回り7%)
237ページ
「この若者が50年間、月3万円の積み立てを続けたとすると、投資元本(1800万円)に対して資産は9倍の1億6300万円、利益は1億4500万円に(理論上)になる」
そうなると、地味だけど、日々の暮らしで無駄遣いを減らして、節約して投資にまわすお金をコツコツと長期間運用するものが到達する地点は高くなる。
リスクのあるゼロサムゲームに参加して資産と体力と時間も消耗している内に退場になる人も多いだろう。
臆病者こそ危険を察知して回避できる能力があるとも言える。 -
Posted by ブクログ
まえがきにもあるとおり、親本が発売した20年前から最も合理的な投資手法は変わってないため、本書の内容に大幅な変更はない。
しかし、NISA制度の拡充や購入できる低コスト優良商品(オルカン)の登場、右肩上がりだった株式市場など、この直近20年間は個人投資家にとっては、恵まれた時期だった。
投資は結果が全て。また、前もってその結果を予測することは不可能だ。
今後も同じような結果を得られないかもしれないが、最も権威あるブランド(ノーベル経済学賞)に賭ける投資手法(全世界株式インデックス・ファンドへの投資)を知っていると、詐欺対策の一助になる。
『あなたのところに、オイシイ儲け話は絶対に来ない』のだから。