橘玲のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
流石の橘玲さん。エビデンスベースで良質な物語を紡ぐチカラは圧倒的。安藤寿康さんも凄いんだけど、領域の広さと深さ、言葉の選び方が神がかっていて比較にならない。
人工的なゲノム編集と自然淘汰で環境適応遺伝子が残ってきた事実とは、構造上は同じでも時間軸が圧倒的違う。100万年単位のことが、数年、若しくは数日で可能になる。この事実に二人は気付いていて言及してないのか、気付いていないのか。気付いてないわけないから、言及しても落とし所がないって思ったんだろうな。
ユヴァル・ノア・ハラルが人類は神を目指すって言ったのけど、遺伝子はいつまでもブラインドウォッチメーカーでいた方が幸せだと思いました。 -
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Posted by ブクログ
働き方について驚きのことが見つかるかもしれない一冊。海外と日本の対比、女性と男性の対比などをとおして、以下に今の日本社会が不条理で非効率か、流動性がないかといったことが書かれていたのが印象的でした。じゃあどうするか、という点についてはフリーランス・自分の能力・評判で働くというホリエモンさんもよくいう展開になっています。「ーすべき」的な言い切りな表現が多いので苦手な人もいるのかなと思いました。
●なんと!勤務時間で均すと男女平等
本書では男女の昇進について勤務時間で補正すると男女差がなくなるそうです。勤務時間で評価されるってまだそんなことやっているのかと思いますが、理想と現実の差を埋めるのは本 -
Posted by ブクログ
自分自身もどこかで専業主婦的なものをイメージしていたことに気づいた。
というかほとんど考えていなかった。
しかし本書でも言及されているように、単に結婚するだけならまだしも、子どもを作るとなると、そういう銭勘定がリアルに迫ってくる。
そういう意識が欠如していた。
そこでリアルに立ち返れば、どう考えても共働き的な方向性を模索せざるを得ないことに気づく。
そのために親のリソースとかをうまく活用するなど。
それがわりとグローバルスタンダードだとして、今まで考えられていなかったことが悔しい。
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・専業主婦というのはかなり特殊な家族形態。
近代ヨーロッパで生まれたもの。
・共働きだから可哀想とはならな -
Posted by ブクログ
内容は誠実で前向きで、根拠に基づいていて、とても好感の持てる内容。支持できる。
ただ書名や副題等が「売らんかな」の意欲満々で好きになれない。原題「Plays well with others(他の人とうまく付き合うには)」とはだいぶ離れている。
大きくつぎの3つの質問に答える形で進められる。
・「頼れる友だち」は実在するのか
・愛こそすべて?
・人はひとりでは生きていけない?
自分の直感や経験から思うところと、統計上の結果がちがうことが多く提示されていて面白くてためになる。自分はよろしくない判断と行動をしてきたと気付かされた。
必要なときの友だちは本当の友だち?、他人の身になって考えるこ -
Posted by ブクログ
汚い金に手をだすと、必ずその報いを受ける この言葉は心に響いた
資本主義社会では、金さえ払えば極論どんな事でも出来てしまう
しかし、お金で本当の幸福を買えるかという事は、、未だ答えが出ない謎であろう
生まれてから26年
お金で人生が狂った人はあんまり見てきてないが、この資本主義社会の日本でも、そう言った人達はいっぱいいるんだろう。
そして、自分も、そうならないように
努力をしていくんだ。
誰もが人生をやり直すことはできる訳ではない、だか、努力する事は誰でも出来る。
久々に小説を読んだが、久々に心がえぐられた感じがまだ止まらない。
面白かった、、
おやすみ -
Posted by ブクログ
ネタバレ法律にはボロがあり、その穴をつくだけで大きい利益を得ることができる。それが黄金の羽。
マイホームを買うのは、ただの不動産投資だという話が印象的。
30年経った時にのこる家は売れづらいボロボロの家であり、この時価値が下がっていれば、損をする。
買った家を貸そうが、自分で住もうが、代わりはなく、それは不動産投資である。
実家がまさにそうだが、30年近く住んでるとボロがでてきて、たくさんリフォームしていた。クーラー買ったり、コンロ周り、風呂あたりをリフォームしていた。そのお金があれば、掃除も楽な小さめの部屋に引っ越して、新築に住むことも可能だったかも。
また、土地の価値が下がれば、賃貸は得をする