橘玲のレビュー一覧

  • シンプルで合理的な人生設計

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    イデオロギーのハリネズミは失敗する
     ベイズ理論とか。チンパンジーのダーツとか。主観の幸福とか。
     そんな具体的な面白い話で説得させる。幸福な人生とは「隣の芝生は青く見える」に流されることなく、自分で後悔のない選択をする。つまり、最小後悔選択である。

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    2025年02月23日
  • 運は遺伝する 行動遺伝学が教える「成功法則」

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     行動遺伝学の専門家の対談形式で話が進んでおり、かみ砕いて説明しているにしても頻出する専門用語と科学的なロジックを理解しながら読み進めるのに、かなりの労力を要する本であった。
     知能やパーソナリティのかなりの部分は遺伝によって決するということや、遺伝子解析から個人の将来をある程度予測できるだろうという衝撃的な見解を、エビデンスを示して説明している。キリスト教が地動説を感情的に否定したように、行動遺伝学を感情論だけで否定や批判することの社会損失についても、合理的な説明がなされている。
     結局は、人間の自由意志も遺伝の支配から脱却できないといわれると寂しくも感じるが、人間である以上その事実も含めて

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    2025年02月22日
  • 新版 お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 知的人生設計のすすめ

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    何冊のビジネス書がこれ一冊に凝縮されるのだろうと思わされる。密度のある書籍でした。
    初版が2017年とはとても思えないです。

    橘玲さんのコメント切れ味が鋭く、学生のころにこれを読んでいたら自分は、どう行動したかなと考えされられました。

    社長を目指そうと思える一冊。
    #手元に置いておきたい

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    2025年02月20日
  • DD(どっちもどっち)論 「解決できない問題」には理由がある

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    「解決できない問題」には理由がある。

    物事は、単純化できないですね。

    社会問題の複雑さに切り込んだ内容で、自分の思慮の浅さに気付かされる。
    ディープな内容もあり、「どっちもどっち」というタイトルが軽々しい印象すら受けた。

    「言ってはいけない」けど、言っちゃう橘玲さんは、貴重な作家さん。

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    2025年02月16日
  • 運は遺伝する 行動遺伝学が教える「成功法則」

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    橘さんと安藤さんのスタンスの違いがくっきり描かれていて面白い。
    行動遺伝学をタブー視せず、楽観的に捉えてゆく、そんな姿勢で良いと思う。に確認

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    2025年02月08日
  • バカと無知―人間、この不都合な生きもの―(新潮新書)

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     私たちは自分の知識を過信しがちだ。だが本当に理解していることはどれほどあるのか。橘玲は『ばかと無知』で人は知らないことにすら気づかない「無知の壁」があると指摘する。
     学び続けなければその壁に閉じ込められたままだ。知識を得るほど「自分はまだ知らない」と気づく。この逆説が成長の鍵となる。  
     無知を認めることは恥ではなく知への第一歩だ。自身の「無知の壁」を越えるため今日も新たな学びを重ねたい。


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    2025年02月04日
  • もっと言ってはいけない(新潮新書)

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    日本人(東アジア系)はムラ社会に適応するために、睾丸を小さくし、内向的になったところの、論拠が明確で読んでいて楽しかった。
    再読したい。

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    2025年02月01日
  • スピリチュアルズ 「わたし」の謎

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    「本当の自分とは何か」。この問いに答えを求め自己啓発やスピリチュアルに惹かれる人は多い。そんな「自分探し」の旅を現代心理学の視点から読み解く。
     人はなぜ自己を探し求めるのか。心理学が明かすのは私たちの「自分」という感覚が脳の働きによって生み出されたものであり揺らぎやすい存在だということだ。
     しかし不確かだからこそ人は意味を求める。宗教、神秘体験、自己啓発——そこには科学では説明しきれない「生きる意味」を見出そうとする人間の本能がある。
     自分とは何者か。科学とスピリチュアルの狭間で揺れる私たちは8つの要素の組み合わせで決まる。人間理解に新たな視点をもたらしてくれる。

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    2025年02月01日
  • DD(どっちもどっち)論 「解決できない問題」には理由がある

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    コラム集という感じで、議論が発散。
    雑事発表時の記事を既に読んでいる橘玲読者としては、新鮮味があまり無い。

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    2025年01月26日
  • 親子で学ぶ どうしたらお金持ちになれるの? ――人生という「リアルなゲーム」の攻略法

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    これに興味を持つなら素質アリ
     単刀直入、「合理主義者にならう!」である。
     友達の数には限りがある。などの話題は残酷だらうが、真実だ。きれいごとなんか並べたてても意味がない。

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    2025年01月25日
  • 人生は攻略できる

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    現代の生き方をゲームの「攻略」という表現で、現実の壁を突破する方法を教えてくれる。
    幸福な人生に必要な3つの土台、お金、仕事、愛情・友情のそれぞれの攻略法を読んで、自分の価値観を最適化するためにどの要素を重要視するか、考え直すきっかけになる。変化の激しい現代を、その時代のルールに合わせて、更新しながら自分の価値観を擦り合わせていく必要がある。
    具体的な例でわかりやすく、1つのシナリオとして参考になる。

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    2025年01月22日
  • バカと無知―人間、この不都合な生きもの―(新潮新書)

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    また買ってしまった。
    既出の書籍と言っていることは一緒なのに、なぜか買ってしまう。

    それだけ、人間というものが、変わりにくく、同じ言説を何度も求めてしまうということなのだろう。

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    2025年01月21日
  • 女と男 なぜわかりあえないのか

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    男と女の違いを、論理的かつ科学的に説明していて、とても興味深かった。
    男は、強すぎる性欲に苦しみ、女は強すぎる共感力に苦しむ

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    2025年01月20日
  • DD(どっちもどっち)論 「解決できない問題」には理由がある

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    どっちもどっちであるかもしれないと気持ち悪いところを浮遊しながら、その根拠を探し続けるグレーな環境にニンゲンはいたくない。ただそう言う願望とは別のところにある意味での真理があるのかも?

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    2025年01月19日
  • シンプルで合理的な人生設計

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    ◯感想
    人的資本に関する考え方は非常に実践的で、特に若年期に自分の強みを極め、一極集中する重要性が説かれており、キャリア形成において有益な視点を得ることができた。
    全体的に有益な情報が多いが、時折冗長な表現が目立ち、その結果重要な内容がやや曖昧になる印象を受けた。もっと簡潔に表現されていれば、より深い理解と洞察が得られるだろう。

    ◯幸福の土台の3つの資本
    1.金融資本
    •資産運用は「ほったらかし投資」で簡素化。
    2.人的資本
    •若いときは体験に投資し、経験を重ねる。
    •好きなこと・得意なことに集中し、自分の強みを極めるエッセンシャル思考が鍵。一極集中でライバルに勝てる。
    •高度化した知識社会

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    2025年01月14日
  • 無理ゲー社会(小学館新書)

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    橘さんの本を読むと脱力感が大きい。世の中が思ったよりも汚いもののように思えてくる。おまけに救いも用意されていない。それが現実だよと。

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    2025年01月14日
  • 働き方2.0vs4.0 不条理な会社人生から自由になれる

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    ネタバレ

    【読書の動機】
    ・現状の働き方や社会構造を客観視し、幸福度を最大化する人生戦略の参考にするため。

    【感想】
    ・現代の労働環境や社会について独自の視点で分析されており、多くの参考になる考えがあった。
    ・高度な知的社会ではプロフェッショナルになることの重要性を再認識できた。
    ・一方で、著者の他の作品同様、トピックが多岐にわたり、構造的に整理されていない点が少し読みづらく感じた。

    【行動変容】
    ・人生100年時代を見据え、好きなことや得意なことを再定義し、尖った人材を目指す戦略を立てる。
    ・その過程で、戦略的に適度な転職を行う可能性も視野に入れる。

    【印象に残った内容】
    ◯今後の人生戦略におい

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    2025年01月11日
  • 親子で学ぶ どうしたらお金持ちになれるの? ――人生という「リアルなゲーム」の攻略法

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    本書は、これから大人になる人だけでは無く、今既に大人である人にとっても(既に50になる自分のことですが)改めて気付きになる様な考え方が多いと感じました。
    一方、自分に近い所から順番に同心円に広がる愛情、友情、貨幣の空間による価値基準の説明は分かりやすいですが、社会に出る前の子供には実感しにくい等、子供には中々難しいかなと思います。20代の方が一番読んでおくと良いと感じます。

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    2024年12月31日
  • 世界はなぜ地獄になるのか(小学館新書)

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    世の中で起こっていることやニュースで目にするような、なんか「モヤっと」することをはっきり文章にして解説してくれていて、読んでいてすっきりした。
    人種問題やキャンセルカルチャーなど、あくまで中立な立場で説明があるため読みやすかった。
    リベラル化による弊害など、一切興味のなかった分野にも少し興味が持てて理解できた。
    特に、SNSとキャンセルカルチャーの関係など、スマホ脳や最強脳の書籍と関連するような話もあり繋がりが持てた。

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    2024年12月29日
  • 残酷すぎる成功法則 文庫版

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    進化論みたいなもので、成功者はたまたま運が良かっただけ、という考え方もある。だが、実業の成功は行動しなければ果たし得ないし、同事業が他所と同居するようなやり方では大ヒットはしない。つまり、「行動すること」と「差があること」が成功法則の最低条件となる事は予想できる。従い、受け身で構えて高得点を狙う〝傾向と対策“型の優等生に出番は来ない。しかし、日本の経営者は〝社内制度“の覇者だから、流動性が上がらぬままプロ経営者、アントレプレナー精神が不在という状況、この量産化や再生産という構図が変わらないならば、外部変化が早くなるほど、多くの日本企業には困ったものである。

    以上は読む前の感覚だが、本書もそん

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    2024年12月28日