【感想・ネタバレ】親子で学ぶ どうしたらお金持ちになれるの? ――人生という「リアルなゲーム」の攻略法のレビュー

あらすじ

私たちの社会は、「合理的に考える」人がお金持ちになるようにできている。人生を攻略せよ! 橘玲が教える、これからの時代の人生戦略。/幸せな人生を生きるには“合理性”が武器になる! □2割の努力で8割の相手には勝てるようになる □「トレードオフ」を理解して社会の仕組みを知る □「複利」を活かしてお金を増やす □仕事は成功確率を考えて選ぶべし □時間には値段がついている □仲間を集めて強力なチームをつくれば大きく稼げる/子どもに世の中の仕組みをどう教えたらいいのか、迷っているあなたへ。読んだ子と読まない子で、将来は決定的に違ってくる。小学校高学年(10歳以上)から取り組める、8つのゲームにチャレンジしてステージを上げていこう!

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Posted by ブクログ

みんな大好きなお金の話。
でも、親から教わったことはない。

子供には、どうやって教えるの?と思いこの本を読みました。

この本では、お金についてのリテラシーに必要なことをゲーム形式で提示してくれていて子どもと一つずつ実施していくと楽しく学べます。
小学校高額年くらいからならわかように難しい、一緒にゲームをしてみてその後この本を読むと定着率も上がると思います。

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2025年10月29日

Posted by ブクログ

これはかなり面白い、子どもに読ませたい。
理解できると楽しいと思う

はじめに
合理的に考える

子どもがこのゲームを理解するには
「人生の資源(お金や時間)は有限である」
ということを自分で体験している必要がある
子どもにはおこづかいの範囲内で、現金で買い物をさせる、クレジットカードやスマホのアプリの支払いでは、このいちばん大事なルールがわからなくなる

ステージ1
なにかを選べば、別のなにかをあきらめなければならない

▲トレードオフを理解する レベル1
ゲーム1-1
テーブルの上にリンゴとミカンを1つずつ置く。2人のプレイヤー(君とパパ/ママ)はそれぞれ百円玉を1つもっている。リンゴとミカンの値段がどちらも100円だとして、2つとも欲しいときはどうすればいいか?
攻略法は、①奪う②はたらく③借りる④あきらめる⑤交渉する
子どもに「お金はなぜ大事なの?」と聞かれたら、「トレードオフ問題を解決できるからだよ」と答えましょう
・コスパを学ぶ レベル1
・「ギブ」と「テイク」を学ぶ レベル2
・「世界」の仕組みを学ぶ レベル3
愛情空間、友情空間、貨幣空間
「わたしたちは誰もが自分を世界の中心だと思っている」、つまり友達と君は、ちがう世界に存在している、「わかってくれない」のがデフォルト
▲「ダイパ」を理解する レベル1
ゲーム1-2
百円玉を24個用意し、1つが1時間を、24個で1日を表わすとする。次に、そこから睡眠の8時間と学校の8時間(それぞれ百円玉8個)、ご飯や着替え、通学などにかかる2時間(百円玉2個)を別にする。そうすると、自由になる6時間(百円玉6個)が残るので、熱や勉強、ゲームや友だちと遊ぶことなど、それをどのように分配するかを親子で話し合う
約束事を決めて、紙に書いて、親子で署名、守れなかったときは、契約を「更新」する

▲友だちの法則を学ぶ レベル3
ゲーム1-3
*注意・これはかなりショッキングなゲームなので、数えるかどうかは親が判断してください。
親友の名前を5人書いて、そこに白い石(碁石を使ってもいい)を3つずつ置く。
次に、それほど親しくない友だちの名前を1O人書いて、そこに白い石を1つずつ置く。
親友になるには白い石が3つ必要で、5人を上限とする(友だちは最大1O人)。このルールで、これから誰を親友に格上げし、誰をただの友だちに格下げするかを考えさせる

ステージ2
お金はどのように増えていくのか
▲複利を理解する レベル1
ゲーム2-1
晩ごはんの後片づけをすると、1日100円のおこづかいがもらえる。この100円はすぐに使ってしまうこともできれば、そのまま取っておくこともできる。お金を1日取っておくと、その1割(100円なら10円)をおまけとしてもらえる。このルールで、晩ごはんの後片づけを1カ月続けるとどうなるだろうか。

子どもに「なぜ勉強しなくちゃいけないの?」と聞かれたら、複利の図や経験をみせてあげる
複利を理解するというのは、「ワンチャンはない」という現実を受け入れること
子どもに「なぜ宿題をしないといけないの?」と聞かれたら、「宿題をサボると、ちゃんと宿題をやっている友だちとの差が複利で開いていくんだよ」と答えましょう。

子どもに「AIがあるから勉強なんかしなくていい」といわれたら、「AIがあるからこそ、格差が広がっていく」と答えましょう

ステージ3
楽しいことはすぐに慣れてしまう
▲限界効用の逓減を理解する レベル1
ゲーム3-1
熱い日で喉がものすごく乾いているときに、きんきんに冷えたジュースを飲む。そのとき、どれくらい美味しいかを1O点満点で評価する。最初のひと口は1O点だろう。では、10口目は何点だろうか。

▲「努力の限界効用の逓減」の法則を理解する レベル2
どんな分野であれ、20%の努力をするだけで、80%も達成できるようになります。最初の20%は、「努力は報われる」のです。
しかし、努力の限界効用はここから通減していきます。達成度が80%を超えると、
「努力は(なかなか)報われなくなる」のです。
ゼネラリスト戦略、スペシャリスト戦略

▲ロングテールの仕事とベルカーブの仕事を学ぶ レベル2
ロングテールはごく一部の成功者、大谷翔平、YouTuber、歌手など
ベルカーブは弁護士、エンジニアなど専門職
子どもに「You Tuberになりたい」といわれたら、「圧倒的な努力をして、それでも成功できるのはごく一部だけど、ほんとうにやりたいんなら応援するよ」と答えましょう。

ステージ4
人生で大事なことはすへでギャンブルが教えてくれる
▲確率的な出来事を理解する レベル2
ゲーム4-1
サイコロを振って、6の目が出ると100円もらえ、1の目が出ると100円失う。
2、3、4、5の目が出た場合はなにももらえない。このゲームを10回やって、どうなるかを調べてみよう。

大数の法則が働くゲームは、結果は最初からわかっている。
ゲーム4-1はゼロサムゲーム

▲ゲームのコストを学ぶ レベル2
子どもに「なぜギャンブルしちゃダメなの?」と聞かれたときは、「マイナスサムのゲームだからだよ」と答えましょう。

「ぜったい儲かる」ゲームはぜったい損する

子どもから「なぜ約束を守らないといけないの?」と聞かれたら、「コスパが悪くなって友だちから嫌われるからだよ」と答えましょう。

子どもから「なぜ親のいうことをきかないといけないの?」と聞かれたら、「そのほうがコスパがいいからだよ」と答えましょう。

▲リスパ(リスクパフォーマンス)の法則を理解する レベル3
ゲーム4ー2
ゲームAでは、1の目が出ると100円を支払い、6の目が出ると100円もらえる。ゲームBでは、1の目が出ると1000円支払い、6の目が出ると1000円もらえる(それ以外はどちらもゼロ円)。手元に1000円のお金があるとして、どちらのゲームが有利だろうか。

統計学でいうリスクとは儲かる可能性と損する可能性のばらつき

勝ったときのことよりも、最悪のことが起きたときのことを考える

リスパの法則①は、「期待値が同じなら、リスクが小さいほうを選べ」です。
これを逆にすると、「リスクが同じなら、期待値が大きなほうを選べ」になります。リスパの法則②です

ベンチャーとは、「損失は限定されていて、利益は無限大のギャンブル」
とはいえベンチャーも典型的なロングテールの世界

ステージ5
時間には値段がある
▲金利というタイムマシンを理解する レベル2
ゲーム5-1
テーブルに百円玉を2つ置き、1つはいますぐもらえ、もう1つは明日にならないともらえない。どちらの百円玉を選ぶか?
ゲーム5-2
テーブルに百円玉1つと、百円玉2つを置く。百円玉1つならいますぐもらえるが、百円玉2つだと1週間待たなければもらえない。どちらを選ぶか?

* 金利が低い=時間の値段が安い
* 金利が高い=時間の値段が高い

①お金を借りるなら、金利が安いほうが有利②お金を貸すのなら、金利が高いほうが有利

▲「未来の自分」を大切にすることを学ぶ レベル2
子どもから「どうすれば成功できるの?」と聞かれたら「いまの自分だけでなく、未来の自分も好きになりなさい」と答えましょう。

すべての成功した人に共通する性格はただひとつ、堅実性がきわめて高いこと

▲レバレッジを理解する レベル3
子どもから「なぜ借金しちゃいけないの?」と聞かれたら、「ほとんどの場合、レバレッジをかけても、リスクに見合うリターンがないからだよ」と答えましょう。

ステージ6
市場でお金を生み出すには
▲市場取引を理解する レベル1
ゲーム6-1
太郎君は白い石を4つ、花子さんは黒い石を4つもっている。それぞれの石は1つ50円、2つで100円の価値があるが、同じ色が3つ以上になっても価値は変わらない(3つめも4つめもゼロ円)。太郎君と花子さんがどちらも得をするにはどうすればいいか?

市場取引は、参加者全員が得をするプラスサムのゲーム

▲ブローカーの役割を学ぶ レベルまで1
ゲーム6-2
太郎君は白い石を2つ、花子さんは黒い石を2つもっていて、2人ともいらない石を交換したいと思っているが、出会うことができない。どうすればいいか?
仲介者(ブローカー)が入ると解決する

君がお金持ちになるためには、ウイン-ウインのゲームをしなければなりません

▲「選択」と「自由」を学ぶ レベル2
自由とは選択できること
友達も選択肢を持つ事が大事

▲アイデア(知識)とネットワーク(人脈)の交換を学ぶ レベル2
アイデアやネットワークを交換していくと、これまで知らなかったいろんな知識が手に入り、新しい知り合いがどんどん増えていきます。

ステージ7
はたらくってどういうこと?

▲仕事と報酬の関係を理解する レベル1
ゲーム7-1
晩ごはんのあとに片づけを手伝うと100円もらえ、サボると100円引かれる。
これをカレンダーで「見える化」して、1カ月やってみよう

男の子から、「なぜお手伝いをしなくちゃいけないの?」と聞かれたら、「女の子にモテるようになるからだよ」と答えましょう。

家事の基本を子どもの頃に学んでおくのは必ず役にたつ
とりわけ男の子の場合、家事ができると女の子にモテる

この世界で起きていることの9割、あるいは99%は「エントロビーの管理」です。

よい習慣をたくさん身につけると、人生が楽になります

▲なぜお金を払ってくれるのかを学ぶ レベル1
「誰かにとって価値のあることをする」と、お金を払ってもらえるのです。

勉強のゲーム化には、次の2つが、重要
①努力が報われる
少し頑張れば攻略できる課題を出すことで、やる気を維持させる
②報酬がある
子どもにとっての最大の報酬は、友だちから「スゴいね」とか「カッコいい」と言われること

▲人的資本を理解する レベル2
人的資本は複利で増える
1.「実績になる仕事をする」
2.「同じ仕事を長く続ける」
3.「好きなこと、得意なことにすべての資源を投入する」(専門家)

子ともに「なぜ大学にいかなくちゃいけないの?」と聞かれたら、「そのほうが人的資本が大きくなるからだよ」と答えましょう。

受験のような人生における「小さな失敗」は、最終的にはなんの影響も与えなくなる

一般には思われているよりも、会社は社員の学歴を気にしていない

▲分業で人的資本にレバレッジをかけることを学ぶ レベル3

人的資本とは「はたらいてお金を稼ぐパワー」
「分業とは人的資本にレバレッジをかけること」
「人的資本のパワーよりも、分業のパワーのほうがずっと大きい」
「人的資本がどれほど大きくても、分業のパワーを使えないと、お金持ちにはなれない(成功できない)」
「人的資本が大きいほど、分業のパワーを大きくできる」
「仲間を集めて強力なチームをつくる能力」こそが、もっとも重要な人的資本なのです。

正しいシグナルを発する
①わたしは安全です。
わたしはキチンとしています
②わたしは魅力的です

▲絶対優位と比較優位を学ぶ レベル3
分業するには、「自分がいちばん得意なことに集中して、そうでないことは誰かに任せる」

サラリーマンは安定していますが、人間関係を選択することができません。
フリーランスの仕事は不安定ですが、人間関係を選択できます。
会社員よりも自営業者の方が幸福度が高いことがわかっている

ステージ8
ハックする

▲ニッチ戦略を理解する レベル1
ゲーム8-1
A国ではみんなが白い石2つを100円と交換し、B国ではみんなが白い石4つを100円と交換している。これを利用してお金を増やすにはどうすればいいか?

99%の習慣に従い、1%の習慣を疑え。
みんなと同じことをしたほうがうまくいくからこそ、みんなとちがうことをすると有利になることがあるのです。

将来は、いくつかの日大プラットフォーマーと、それが生み出す市場の多様性を利用して、自分だけのニッチを上手に見つけられたひとだけが生き残る世界が訪れるでしょう。

▲ヒーローテストを学ぶ レベル1
ハック(法律を守っている)はしてもチートはしない
「ヒーローがしないことはやらない」というルール

▲SNS社会をどう生き延びるかを学ぶ レベル2
わからないことはものすごく怖い
説明責任とは相手に説明を求める
逆にいうと、「説明できれば許される」
SNS時代には、すべての行動を、つねにアカウンタブルに(説明できるように)しておく必要がある
ウンはコストが高く、正直はコストが低いからこそ、正直はウソに勝るのです。

「評判がないのは存在しないのと同じ」


特別ステージ
人生で役に立つ7つの法則

▲これを知っているだけで人生は楽しくなる レベル∞
①100倍の法則
* 自分に起きたことは100倍強く感じる
* 相手に起きたことは100倍弱く感じる
①君にとってはどうでもいいようなちょっとしたいじわるでも、相手はものすごく傷ついて、一生忘れないかもしれない。
②相手の言葉や行動にものすごく傷ついても、それはじつはどうでもいいことかもしれない。

相手が失敗したら、馬鹿にするのではなく、「どうすれば次はうまくやれるのか」を教えてあげましょう。
ぜったいにやってはいけないのは、「なんでこんなこともできないんだよ!バカじゃなの!?」と相手の人格を否定すること

②「奇跡は起きない」の法則
だまされないためには「うまい話は、自分のところにはぜったいにこない」と肝に銘じておく
サバイバルバイアスをつねに意識しておく
奇跡とは、誰かが君のために起こしてくれることではなく、君自身が起こすことなのです。

③「君は友だち5人の平均」の法則
友だちを選ぶときは、すこしでも自分より優れた(賢い、人気がある、魅力的な)相手を選びましょう。
自分も影響を受けてレベルアップできるから
逆に悪い友だちばかりだと、君もどんどん悪くなってしまいます。
この法則はものすごく強力なので、友だち選びが人生を変えてしまうことさえあるのです。

④「わたしはわたし」の法則
自分に似ている成功者を真似すると、驚くほどうまくいくことがあります。
だからこそ、「君に似ているひと」のアドバイスや生き方は、ものすごく役に立つのです。

⑤トライ・アンド・エラーの法則
成功するにはトライ・アンド・エラーしかない。
そのためにもっとも重要なのは、「取り返しのつかない失敗はしない」です。
マニュアル(幾年ものトライ・アンド・エラーを繰り返してまとめたもの)を効率的に身につけるために、学校や塾があります。あるいは、本を読んだり、YouTubeの動画を見たりしてもいいでしょう。

⑥「世界は理不尽である」の法則
強い者から攻撃されると、その相手と戦うのではなく(負けてしまうから)、その思りは自分より弱い相手に向かうのです。

⑦「恵まれていないほうが人生は面白い」の法則
適度なハンディキャップがあるほうが人生の幸福度は高いのです。

あとがき
人間は合理的ではないからこそ、合理性が大きな武器になる

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2025年09月24日

Posted by ブクログ

「金融関連の本で誰の本をお勧めする?」と訊かれたら迷う事無く橘玲さんの本を進める程、多くの著書を読んできましたがこの本はタイトル通り「親子で学ぶ」事が出来る一冊。トレードオフ、限界効用の逓減、ギャンブル、金利等、身近な例を使って世の中の仕組みを判り易く解説されており、大人でもタメになる本。私の子供にも、もうちょっと大きくなったら教えてあげたいな。

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2025年08月13日

Posted by ブクログ

分かっているつもりでいても、実は分かっていない。頭では理解できているつもりでも、実践できていない。どうしてそうしないといけないのか、実はわかっていない。
この辺りのことを、明快にわかりやすく、整理して簡潔に説明してくれてます。

購入して、まだ若い人生これからの人々に贈りたい。

世の中、理不尽なこといっぱいあるけど、自分自身が理不尽になってはいけないんだな、と。合理的に考え、実践するのみ。フレーズ、いっぱい登録しちゃいます。

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2025年07月13日

Posted by ブクログ

どうしたらお金持ちになれるか、というタイトルですが、お金の話だけでなく、人生で成功するためのコツをわかりやすく教えてくれる本だと感じた。

コラム「こどもに「〇〇」と聞かれたら」では、こどもから聞かれそうな事柄に対する問答集となっており、非常に参考になった。

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2025年07月09日

Posted by ブクログ

小学生の時にこの本に出会っていたらと想像したら
もう勝ち確定
実際問題は全く本を読まない小学生だったので
この出会いはないのですが
自分の子供には絶対に読ませたい本にはなる
あとがきには作者の本を小学生が読んでいたとの事
ですがどういう親なのか聞いてみたい
選択やお金や時間や簿記や確率や仕事についてなど様々な内容を網羅した
知っておいて損はないというか得ばかりの内容を厳選
大人でも世の中とはこんな感じで
知らない人は損をしているよと
馬鹿にしている感じがなんとも言えない笑えない本

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2025年06月02日

Posted by ブクログ

20%の努力で80%の達成度に到達する。と言う話が心に響きました。ゼネラリスト戦略でなんでも少しずつできるように努力していくのが、自分には合っているように思います。
子どもの金融教育、大人も含めるマネーリテラシーの向上を助ける本だと思います。
子育て世代の家族で切り離せない問題が子どもとお金の関係です。この本には、どのように子どもに伝えていけばいいのかが書かれていて、お金に対する考え方の地固めをしてくれます。
また、子どもに借金やギャンブルなど、困ってほしくないことをどのように説得してやめさせるのかという理由が書かれています。お金の本によく出てくる言葉を使うので慣れていない人には少し難しく、大人もちゃんと分かってないと子どもには伝えられないなと感じます。でも、具体例がたくさんで視覚的に理解を促す工夫をしてくれている気遣いがありがたいです。

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2025年04月01日

Posted by ブクログ

 お金持ちになるための基礎や思考力を、分かりやすく解説している1冊。

 基本的な事しか解説されていないが、これを小学生の時に教えてほしかった。

 昔も今も、基本的な考え方は変わっていないのに、なぜこんなにも出来ない大人が多いのか。

 子供に教える前に、まずは大人がこの基礎を理解できるまで読まなければ。
 

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2025年03月23日

Posted by ブクログ

お金があれば選択肢が増えてより自由度の高い人生を送ることができる。お金持ちは時間を味方につける。希少価値の高い専門家になること。

堅実に勉強をして、専門的な仕事に就くほうが望ましい。勝った時のことよりも最悪の時を考える。

大きなリスクをとって失敗した場合、再起不能となってしまう。自己破産や債務整理になれば数年間は新しい挑戦ができなくなる。

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2025年02月10日

Posted by ブクログ

友達選びの基準がわかった

お金の使い方にはピンときて、これだからキリギリスになっちゃうんだと思った

仕事の事に対して学ぶものがあった

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2025年01月26日

Posted by ブクログ

確実に2025一買ってよかった本です!!!!!!!!!手に入れて数時間で読み終わるくらい簡単で興味深い本でした!はい!もしかしたらみんな知ってることなのかもしれないし経済学部生なのに、わざわざもう一度学び直すなんて馬鹿らしいけど!馬鹿な私にはこれくらいの説明がちょうど良い!賢い人は読まないで!私はちょー満足!

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2025年01月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

限界効用の低減
→楽しさは少しずつ低減していく。

努力の限界効用の低減
20%の努力で80%まで達成することができるが、最後の20%は80%の努力が必要となる。

ロングテールの仕事とベルカーブの仕事
ロングテール
→一旦成功して端まで行くと、成功者となることができる。しかし、ほとんどの人がその前に脱落していく。

ベルカーブ
→専門家となると平均以上の稼ぎを稼ぐことができるが、大成功者となることはできない。
大学や大学院などの学歴があると専門家となりやすい。

ベンチャーは失敗した時のリスクが限定されているが、勝った時の利益がものすごく大きくなる可能性がある

エントロピー増大の法則
→自然に乱雑さが増していくことをエントロピー増大の法則という。
これは物理の法則なので、家の中だけではなく、宇宙のあらゆるところでエントロピーは増大している。

人的資本
①実績になる仕事をする
②同じ仕事を長く続ける
③好きなこと、得意なことに全ての資源を投入する

仲間を集めて強力なチームを作る能力が大事。

評判がないことが存在しなことと同じ。

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2025年11月02日

Posted by ブクログ

金持ちって、金持ちになりたいと思ってなれるもんじゃないんだね。それだけ分かってよかった。チャンスに貪欲であっても、お金に貪欲じゃあいけないんだね。

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2025年07月06日

Posted by ブクログ

難しい経済の話を子どもにもわかるように説明してくれる。大人としても理解ができました。人的資本の話は人として成長のきっかけにもなる話でした。
人生に役立つ7つの法則
①100倍の法則
自分に起きたことは100倍強く感じ、相手に起きたことは100倍弱く感じる。感じた方には偏りがある
②奇跡は起きないの法
奇跡は自分で起こす!
③君は友だち5人の平均
友だちの選び方も変わる
④わたしはわたしの法則
性格を無理して変える必要はない。それぞれの特性を活かす
⑤トライアンドエラーの法則
成功するにはトライ&エラーするしかない
⑥世界は理不尽であるの法則 
脳の報酬系が刺激されることを好むのが人。弱い者を攻撃するのは人の性
⑦恵まれていないほうが人生は面白いの法則
努力が実る環境の方が幸福!
これが心に残りました

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2025年06月28日

Posted by ブクログ

この本は、お金について親子向けに書かれたものですが、社会人の私にとっても非常にわかりやすく、何度も読み返したい内容でした。

本書のメッセージは、市場を理解し、合理的に考えることで、誰でもお金持ちを目指せるというもの。

特に印象に残ったのは、「自分と似たタイプの人を参考にする」という考え方です。これまで、堀江貴文さんや西野亮廣さんのような外交的なタイプの方の本を好んで読んでいましたが、内向的な自分とは真逆のタイプだと気づき、本書を読んで納得しました。今後は、自分と似たタイプの方の本を参考にしていきたいです。

本書は、家族を持つ方はもちろん、独身の方にもおすすめです。お金に関する考え方を根本から見直すきっかけになるでしょう。

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2025年05月01日

Posted by ブクログ

相変らず橘節炸裂で面白い。

特に最後の特別ステージの内容がよい。

自分も社会人になって立場が変遷するにつれて付き合う人達は変わっている。全員と付き合い続ける事は時間制約があり出来ない。そんなに全ての事にエネルギーを注ぎ続ける事は出来ない。合理性というのはそう言う事だ。そして最初から恵まれて金持ちからスタートするより、「成り上がり」の方が面白いのもその通り。

子供に理解出来るかどうかは分からないが、おじさんが読んでも面白い。

特別ステージ 人生で役に立つ7つの法則
☑これを知っているだけで人生は楽しくなる【レベル∞】
1 100倍の法則
2「奇跡(きせき)は起きない」の法則
3「君は友だち5人の平均」の法則
4「わたしはわたし」の法則
5 トライ・アンド・エラーの法則
6「世界は理不尽(りふじん)である」の法則
7「恵まれてないほうが人生は面白い」の法則

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2025年03月01日

Posted by ブクログ

これに興味を持つなら素質アリ
 単刀直入、「合理主義者にならう!」である。
 友達の数には限りがある。などの話題は残酷だらうが、真実だ。きれいごとなんか並べたてても意味がない。

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2025年01月25日

Posted by ブクログ

本書は、これから大人になる人だけでは無く、今既に大人である人にとっても(既に50になる自分のことですが)改めて気付きになる様な考え方が多いと感じました。
一方、自分に近い所から順番に同心円に広がる愛情、友情、貨幣の空間による価値基準の説明は分かりやすいですが、社会に出る前の子供には実感しにくい等、子供には中々難しいかなと思います。20代の方が一番読んでおくと良いと感じます。

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2024年12月31日

Posted by ブクログ

子供に合理的な生き方を教える、これがこの本のテーマです。
大人はすでに知っていることでも、経験の浅い子供たちには見えていないということがあります。賢く将来を選び取っていくために、統計を図解したり、ゲームをしながら学ばせたり、と工夫が満載。知っていて得をする、損をしない知識が入っています。

コラムの一つ、どうして家事をしないといけないの?と子供に聞かれたら。という話題がありました。いろんな正論をあっさりと横に置き、男の子には、女の子にモテるようになるためとの説明でした。特別な一握りのスターにはなれない普通の人は、異性にモテるための技量として家事能力を身につけたほうがよい、との発想。
すごくプラグマティック!潔さに思わず笑ってしまいました。

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2025年10月30日

Posted by ブクログ

内容はシンプルで分かりやすい。
あくまで子供と一緒に読む本であり、大人が新しい知識をつけるための本ではない

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2025年09月30日

Posted by ブクログ

知っておいて損にはならない考え方や、法則が紹介されており参考になりました。
いくつか、それってほんと?という部分もありましたが、お金持ちになるってどういうことか、お金持ちは幸せか。幸せとは何かについて経済という切り口で、語り考えてゆくことは、変でも何でもなく、むしろ必要だし、なぜ義務教育で扱わないのか。と常々思っていたので、ぜひこのような分野の勉強も義務教育に入っていくといいなと思いました。

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2025年08月14日

Posted by ブクログ

『人間は合理的ではないからこそ、合理性が大きな武器になる』
「努力の限界効用の逓減」や「人間関係のコスパ」など、「大人になるにつれ自分で気づいていくだろう。」と子どもにはつい綺麗事で誤魔化してしまいがちな事こそ、現実を早いうちからきちんと伝えていくことが大事だと思った。

中学生の息子にも読ませてみたが、少し難しかったのか途中で飽きてしまっていたので、本書を参考に普段の生活の中で伝えていきたいと思う。

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2025年06月04日

Posted by ブクログ


すでに確立されたやり方を学ぶ方が、新たにそれを自分で発見するよりも、簡単。
これがコスパ。

一方で、他人と、同じことばかりをすれば、差はつかない。

パレートの法則で8割のところまでは、誰もが到達できる。そこから先の努力をどこまでできるか。

努力は複利で効いてくる。

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2025年05月17日

Posted by ブクログ

親子でお金の勉強をするために、よいツールになると思いました。
所々大人の私でも難しい所がありましたが、比較的平易な言葉で説明されているのでわかりやすかったです。

金融教育が高校でも始まっていますが、お金について学ぶのは若ければ若いほどいいのではないかと思っています。作中でも書かれていますが、勉強も複利効果で、するのとしないのでは差が広がっていくからです。
普段の暮らしの中で、親が子どもに伝えていくことができればベストですが、そのためには親がきちんとお金の勉強をしておかなければいけないと改めて思いました。

本書の合間合間で子どもが
「お金はなぜ大事なの?」
「なぜ宿題をしないといけないの?」
「なぜ親のいうことをきかないといけないの?」
と質問されたら、「〜。」と回答しましょう、と例が挙げられていて、参考になりました。

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2025年04月27日

Posted by ブクログ

読みやすかった。シンプルに書かれているが難しく感じるところもあった。
改めてよく考えてみると強い武器になるかも。

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2025年03月14日

Posted by ブクログ

子ども向けに書かれた本で分かりやすく書いてあると思うが、文章が少し読みづらく感じた。

子供がいないので分からないが、親子で読んだらより一層理解できるのかなと思う。

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2025年03月06日

Posted by ブクログ

小学生向けの書籍としては少し配慮が足りない箇所が散見されたが、全体的に大人が再認識するのにも役立つくらい、大事なことが取り上げられていた。

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2025年03月01日

Posted by ブクログ

ゲーム感覚でお金をいろんな方向から見たり組み立てたりして考える。図表や絵を使ったりしてわかりやすい。

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2025年02月19日

Posted by ブクログ

お金のこと、資本主義というもの、市場経済とはどんなものかなどについて、子どもと一緒に学べる本になっています。
最近やっと高校で金融教育が行われるようになったと聞きましたが、本当に私たちはこんなに大事なことなのに、全然学んでこなかったな、これを子どもの頃に読んでいたら何か違ったかな、と思いました。
自身、20代後半になってやっとそういったことをポツポツと自分で本を読むことで勉強し始め、それ以来ずっと何となくインプットし続けていて、今だから本書の内容を「だいたい理解できている」というところまで来ている気がします。それこそ、この著者の橘玲さんや、山崎元さんの著書、そのほかにも投資とか資産運用などの本を読んできました。ただし、自分で人に教えられるかと言われるとやはりそのレベルにはないので、小学生高学年以上に向けて書かれた本書は理解をさらに深めるのにとてもよかったです。

市場とか金利とかいう言葉自体に拒否感を覚えたり、無理、難しいそうと思う方も、たくさんコラムがあり、そのコラムは、子どもにこう聞かれたこう答えよう!という明確な答えが書かれているので、大変役に立つのではないかと思います。例えば、「子どもに「なぜギャンブルをしちゃダメなの?」と聞かれたら」など。

ただ、全てを理解するには小学生高学年には難しいかも、と思いました。自分自身でよほどの興味を持っている子でないと、読んでみようという動機付けが難しいかも。その一方で、たとえ全てを理解できなくても、こういった学校の授業で触れない話題に触れているか触れていないかは大きいと思うので、そのうち「一緒に」学ぶという姿勢で子どもに薦めてみたいです。

最後まで読むと、子どもに伝えたいことを詰め込みすぎた感はありましたが、人生というリアルなゲームの攻略はそうそう簡単じゃないということでしょうか。
あとがきによると、「人間は合理的ではないからこそ、合理性が大きな武器になる」が本書のまとめとのこと。単純明快で心にスパッと刺さる気持ちのいい言葉でした。
大人でも読んで損はない本だとおススメできる本でした。

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2025年02月18日

Posted by ブクログ

「親子で学ぶ」と明記されているくらい内容は子どもでもわかるように書いてあり、大人が読んでもより良く、より豊かに生きるための考え方が学べる本。子どもにとってわかりやすくより興味を持ってもらえるようゲーム形式で読めるようになっているところも面白い。ただ、そもそも読書に興味がない子どもにとっては難易度は高い内容かなとも思うので、そこは親がこの本の内容をどう噛み砕いて伝えるかにかかっているのかな、、

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2025年02月08日

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