あらすじ
私たちの社会は、「合理的に考える」人がお金持ちになるようにできている。人生を攻略せよ! 橘玲が教える、これからの時代の人生戦略。/幸せな人生を生きるには“合理性”が武器になる! □2割の努力で8割の相手には勝てるようになる □「トレードオフ」を理解して社会の仕組みを知る □「複利」を活かしてお金を増やす □仕事は成功確率を考えて選ぶべし □時間には値段がついている □仲間を集めて強力なチームをつくれば大きく稼げる/子どもに世の中の仕組みをどう教えたらいいのか、迷っているあなたへ。読んだ子と読まない子で、将来は決定的に違ってくる。小学校高学年(10歳以上)から取り組める、8つのゲームにチャレンジしてステージを上げていこう!
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
限界効用の低減
→楽しさは少しずつ低減していく。
努力の限界効用の低減
20%の努力で80%まで達成することができるが、最後の20%は80%の努力が必要となる。
ロングテールの仕事とベルカーブの仕事
ロングテール
→一旦成功して端まで行くと、成功者となることができる。しかし、ほとんどの人がその前に脱落していく。
ベルカーブ
→専門家となると平均以上の稼ぎを稼ぐことができるが、大成功者となることはできない。
大学や大学院などの学歴があると専門家となりやすい。
ベンチャーは失敗した時のリスクが限定されているが、勝った時の利益がものすごく大きくなる可能性がある
エントロピー増大の法則
→自然に乱雑さが増していくことをエントロピー増大の法則という。
これは物理の法則なので、家の中だけではなく、宇宙のあらゆるところでエントロピーは増大している。
人的資本
①実績になる仕事をする
②同じ仕事を長く続ける
③好きなこと、得意なことに全ての資源を投入する
仲間を集めて強力なチームを作る能力が大事。
評判がないことが存在しなことと同じ。
Posted by ブクログ
子どもを持つ親として、子どもの教育のために。
そして同時に、自分自身の金融リテラシーを学び直すという意味でも、とても有意義な一冊だった。
難しいテーマを、子どもにも伝えられる言葉で、しかも感情論ではなく合理的に説明してくれる。
全体を通して「人生=ゲーム」という比喩が一貫しており、読みやすさも抜群。
印象に残ったポイントはいくつかある。
お金が大事な理由
→ お金があれば、トレードオフ(何かを諦める)問題を解決できるから。
なぜ勉強が必要なのか
→ 知識は複利で差がつく。
→ AIが発達しても、「良い質問」ができる力は人間に残る。
なぜ親の言うことを聞く必要があるのか
→ その方がコスパがいいから。
自分で一から考えるより、長年の経験から得たルールや知識を学んだ方が、時間を大きく節約できる。
期待値が同じゲームなら、リスクの小さい方を選ぶ
→ 負けたときに致命傷にならず、次のゲームに参加できることが重要。
金利とは「タイムマシンの乗車賃」
→ 現在価値と未来価値の差をこう表現するのは、とても腑に落ちた。
ほとんどのゲームはマイナスサム
→ プラスサムになるのは市場取引だけ。
→ 市場全体を買うインデックスファンドが、経済合理的に見て最適解。
また、比較優位・比較劣位の考え方は、部下を持つ立場として特に参考になった。
自分より能力が劣っていたとしても、その人の中で相対的に強い分野があるなら、任せた方が合理的。
「自分でやった方が早い」と思いがちな場面こそ、意識していきたい。
親にも子どもにも、そして管理職にも刺さる。
「お金の本」でありながら、実は人生全体の攻略本でもある一冊だった。