沢山の事例を元に〝幸せ〟になるには対面の人の繋がりに身を置くことでのみ得られるとした。
人生を幸福にするものは、①個人としての成長、②愛に満ちた人間関係、③コミュニティへの貢献。
現代の成功は、努力し、個人的能力を高め、お金を稼ぐ事、裕福な生活を送る事、と考えがちである。しかし、私達の体は数百
...続きを読む万年の原始時代の経験でできており、そこには、他者と協力する事が、我が身を生かすのに最も重要であり、それに繋がる出来事に、快楽・幸せを感じるようにできている。
友人のグループを持つこと。これを継続することに努力を注ぐこと。これを意識して生活したい。反対にこれ以外の要素(例えば、仕事の良し悪し、お金の損得)は些細なことであり、あまり気にせずとも良いと感じた。大らかに生きていきたい。
以下、本書各章のエッセンス。
第1章
人は第一印象で相手の性格を見分けることができる。しかし、相手の嘘を見破る事はできない。
第2章
真の友人とは、もう1人の自分。あなたの一部。
第3章
これまでの結婚は、生きるための繋がりを得るために必要な物だった。しかし現代は、個人でもいきれるため、愛によるものに変化した。
この変化は人類史を通じて現代が初。結婚生活の幸せが、個人の幸せの超重要因子になった。上手くいけば幸せに、上手くいかなければ不幸せになる。
第4章
私たちは、富や名声を得ることを重視するが、これは人の満足感に繋がらない。人生を幸福にするものは、個人としての成長、愛に満ちた人間関係、そしてコミュニティへの貢献。