あらすじ
「強く願うだけでは夢は叶わない。なにひとつ攻略法を知らなければ、いつまでもレベル1のままだ」お金、時間、人間関係など限られた資源をどう効率よく使い、最大限に生かすことができるのか。成功のためにどこまでのリスクを許容することができるのか。ベストセラー『言ってはいけない』シリーズの著者が提言する、新時代の人生戦略、そして新たな世界を先んじる価値観。
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これまでにもあった著者の主張(金融資本、人的資本、社会資本について)を広くまとめ直した内容。
特に若い人むけの最初の一冊として好適。そういう人には強く勧めたい。
既刊書と内容の重複が多いのですでに色々読んできている読者は読む必要ないかも。
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若者向けに書かれた本。お金について書かれた部分は、分かりやすく、素晴らしい。人生設計のような大きなテーマで書かれている。さすが橘玲氏。有益な本だった。
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もうすぐ40代になり、人生について他の人はどんなように考えているのかと思って読みました。
人生で考えるテーマである幸せ、愛、友達、仕事、お金、仕事について書かれています。
内容は、中学生くらいなら分かるかなぐらいの言葉使いでとても読みやすく、一つ一つ納得できるないようでした。
なぜ、これを学校で教えてくれないの?と思うことばかりで早速こどもにすすめてみようと思います。
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若くもないオッサンなのに、橘玲さんの新作を書店でたまたま目にして購入。
いつもながらの切れ味鋭い文章を楽しませていただきました。
こういった「攻略法」と言うと言いすぎですが、知っておいたほうがよい情報は、若い人に届くといいなぁと思いました。
Posted by ブクログ
俗な題名で、読む前は正直嫌悪感すら抱いたが、題名で判断してはいけないと思い読んでみた。社会資本、人的資本、経済資本の考え方、弱いつながり、自分の強みに特化して投資すべきこと、幸せはレベルアップ(能力、地位等)することでこそ感じるものということ、資産の増やし方として自己投資以外にも共働きという発想があること等を分かりやすく書いており、学ぶことが多い良書だった。
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生きていくことは、大変だ。知識ある人、ない人。何を考えて生きているかが大切だと思う。何でも知っている人になりたいと思っている。学ぶこと、知らないことは無限にある。
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これまで著書の内容を若者(大学生くらい?)向けにまとめたような一冊。
20代でなくとも、これからの日本や社会の流れやそのなかでの生存戦略を知ることができるのでどの世代が読んでもいいと思う
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人生が幸せだったと思えるかどうかは以下二つ
没入体験があり、今集中できているか
過去を振り返って、楽しかった、幸せだったと思えるか
友達関係の中で自分らしさを見つけ出せる
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過去書いたことの焼き直し
だが、内容に価値があるので、☆4
セックス相関図から人間関係を読み解く話は、これまで幾度も出てきたが、グループのリーダがハブになって、グループどうしを繋ぎ、グループメンバー自体は他グループと交流しない。といふ事実は、示唆に富む。
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橘氏が過去に出した本の内容を抜粋し、学生でも理解出来る優しい言葉で書き直したもの。真新しい事は書かれていないが、これから社会人になる人へ向けたメッセージが込められている。勿論大人が読んでも十分に楽しめるので橘氏の言いたいことのエッセンスを味わってみるのも良いだろう。
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現代の生き方をゲームの「攻略」という表現で、現実の壁を突破する方法を教えてくれる。
幸福な人生に必要な3つの土台、お金、仕事、愛情・友情のそれぞれの攻略法を読んで、自分の価値観を最適化するためにどの要素を重要視するか、考え直すきっかけになる。変化の激しい現代を、その時代のルールに合わせて、更新しながら自分の価値観を擦り合わせていく必要がある。
具体的な例でわかりやすく、1つのシナリオとして参考になる。
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著者の人生設計に関する本のまとめ版みたいな感じで、特に若い読者向け。子供がもう少し大きくなったらおすすめしようと思う。
// 以下引用
だとしたら、君はこれからどう生きるのか。
君が目指すのは、大きな人的資本(仕事)、大きな金融資本、小さな愛情空間、そして広大な貨幣空間に広がる「友だち」ネットワークを持つことだ。
人的資本は「好きなこと・得意なこと」に一極集中する。
金融資本はグローバルマーケットに分散投資する。
社会資本は小さな愛情空間・友情空間と、広大な貨幣空間のネットワークに分割する。
これが来るべき時代の人生戦略になるだろう。
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橘玲の本を読み、新しい幸福論や人的資本の大切さに共感しました。他の著者との共通点も発見しました。変わる時代に「幸せ」の指針として、スティーブ・ジョブズのシンプルで質素な生き方が理想的と感じました。異なる視点を求めつつ、この本の提案には魅かれました。
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橘玲の本を読むと、社会の「事実」を突きつけられる事が多い。
今回の本は2019年3月にポプラ社刊から刊行した単行本に加筆・修正を加えていれば新書化したものだ。
タイトルに使っている「リスパ」とは、「リスクパフォーマンス」のことだ。
「同じリスクならリターンの大きな方を選ぶ」あるいは「同じリターンならリスクの小さい方をを選ぶ」ことを言うと説明している。
著者は「人生をロールプレイングゲーム」だと例えている。
ゲームには攻略法があるが、人生に攻略法なんてあるかと思う人もいる。
良く考えると著者の言う通り、人生にもしていいこととしてはいけないことがある。
そう考えると人生=ゲームと捉えるのは自然なことだ。
会社、学校、社会にまつわる様々な「現実」について取り上げている。
おわりにどうすれば幸福になれるのかと著者は考える。
幸福の研究を行うと「モノよりもコトの方が幸福感は長く続くことを明らかにした」と述べている。
楽しいことやきれいな景色を見た体験は、高級ブランド品を持つよりも心の中に残り続ける。
橘玲は、本書でもブレることなく、社会の「事実」を浮き彫りにしていく。
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橘玲を何冊も読んでいる者としては、おなじみの内容。幸せは人的資本、金融資本、社会資本の3つから成り立っていて、その攻略法が書かれている。
・日本人はネガティブ度が高い。意識的にポジティブになったほうがうまくいくことが多い。
・アメリカは日本より学歴社会。有名高校に1点足りなくて不合格になった学生と、1点差で合格した学生を集めて、その後の人生を比較。不合格した学生も一流大学に入学したり、一流企業に就職していることがわかった。先進国は肩書や学歴ではなく、実績で個人が評価され、ちょっとした不運はいずれなんの影響もなくなる。そう考えれば若い時は失敗を恐れることなく、いろんなことを体験した方がいい。(年を取ると 選択肢が減るから失敗しても元に戻れなくなることがある)
・好きを仕事にする方法は一つ。トライ&エラーを繰り返すこと。その時に大事なのは会社ではなく仕事を選ぶこと。 天職を探すのではない、向いているものを探し、その仕事を一生懸命やってるうちにどんどん好きになってやがて天職と思えるようになるのだ。
・日本の独特な体制(サラリーマンで一つの会社)にしがみつかず、どこでも働けるようなスペシャリストになるべし。これからはフリーエージェント化が進む。評判がものを言う。テイカーではなくキバーになるべし。
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子どもに読んでもらって感想を聞いてみたくなる一冊。
お金がなければ自由になれない。
そのとおりだ。
お金なしで得られる自由は僅かなものである。
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人生を攻略した後にあるのは「快楽主義と死」ではないのだろうか。
とか、そもそも攻略そのものが「生の歩み」ではないのか、など小難しく考えてみる。常に思考は自由だ。雑踏を散歩しながらも、私の脳内には立ち入れない。
お金、仕事、愛情や友情をステータスというかパワーゲージみたいに捉え、それの多寡で「幸福」を探ってみるのがこの本で、そのためにタイパとか、コスパとか、リスパなんて言葉を用いるし、面白い他人を言語化してみるというような事も紹介される。
サラリーマンが良いかとか、自営が良いかとか、幸福の本質は何かなんてことも考える。概ね、橘玲の他の著書を読んでいれば、同じメッセージが書かれているのだが、復習のようにそれを読むのも悪くない。
ー 僕たちが生きているのが「知識社会」だからで、それは言語運用能力や数学・論理的能力が高いひとに大きな優位性がある社会のことだ。
「経験への開放性」は好奇心が強いかどうかで、開放性が高いと一人旅をしたり、外国人の友だちや恋人をつくったり、新しい音楽・アート、商品などに強い興味を持つ「リベラル」になり、開放性が低いと変化を嫌い、伝統を尊重する「保守」になる。経験への開放性が高い相手は、アブないこともするけれどつき合っていて面白い。
プア充だろうが何だろうが、他人の価値観から抜け出る事は容易くはないが、先ずはハイスコア主義を捨ててしまい、特に、会社に付随するステータス(役職、年収、人間関係)が退職までのマヤカシである事に気づけば、大多数の人は楽になれるのではないだろうか。一方で、繰り返しを避け、変わった事を求めて人生を楽しむ事が重要だ。
Posted by ブクログ
著者の本は何冊か読んでいるが、また面白いところに視点を置き掘り下げたなぁと感心する。
ちょっとためになるものや、良く調べたなぁと思うものまで。
テイカーとギバーという表現は今風なんだろうか、ひとから与えられることに慣れて当たり前になっている若者…そして自分もそうかも知れないと考えさせられた。
ジェファーソン高校のセックス関連図も、それはと思いつつもそうして繋がっているというものや、末端とその円にいるものとの関連性は社会の中でも充分にあることなのではと考えさせられるものだった。
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これを読む前に他の本で似たような内容を読んでいたので再確認という感じだった。とはいえ、私は幸福に生きるには危うい側の考え方、働き方をしているので危機感は更に募った。考えなければ。
Posted by ブクログ
お金、仕事、愛情・友情の観点から「攻略法」を述べられていた。リスパ思考の成功法則とサブタイトルはあるものの、あまりリスクパフォーマンスについて攻略法として取り上げられておらず、サブタイトルどこ行った?という気持ちにはなるが、全体的に考え方のためになる本だとは思う。ただ内容として目新しいものはあまりなく、最近のお金や仕事に関する本を読んでいればこの本に書かれていることはあまり参考にはならない。逆にほとんどそういう本を読んでいない人には、入門として読むのはいいと思う。