【気づき】
・進化論的にも男性性と女性性の違いについて説明されている事は納得。
・更に日本では取ることが難しそうなエビデンスデータも、豊富で、男女の性差について説得力がある。
・読めば読むほど、男女の違いについて唖然とすることが多くて、わかりあえなくて当然なのかもしれないと言う気にもなる。
1男と女の欲望はなぜすれちがうのか?
女性が魅力的だと思う男性はほぼ年齡相当。
対して男性が魅力的に思う女性の年齢は20か21歳
20代の女性は一定の条件を満たせば、年上の男性と付き合ってもいいと思っているが、
20代の男性は同年代の女性にしか関心がない。
ニュースキャスターの若い女性&年配の男性の組み合わせもこの一例。
男女の欲望の違いは、進化の長い影も影響している。
オスが多く子どもを残すためには妊娠可能な一部のメスに集中的に資源を投入した方が有利。
この結果、利害の不一致が起きている。
2ナンパが証明した男女のちがい
ナンパの実験をしてみたところOKと答えた割合は
女デート56%
アパート6%
ベッド0%
男デート50%
アパート69%
ベット75%
女性は妊娠出産子育てを考えるとセックスのコストはもの凄く高い。だから、ベッドを共にする相手を慎重に品定めしなければならない。
一方男性は(子育ての責任を放棄するなら)セックスのコストはほぼゼロ。いきなりセックスした方がコスパがよい
3同性愛者が教えてくれる男女の性戦略
ゲイ(男同士)の性生活は乱交
レズビアン(女同士)は純愛。(長く付き合える男としかセックスしない)
4、性器が反応しても興奮しない不思議
男性は身体的な興奮と主観的な興奮が一致するが
女性は一致しないと言うこと。
5.男と女はちがう人生を体験している
セックスのことしか考えられない男とホルモンの周期で変動が激しい女
(エストロゲン期:月経開始から2週間
穏やか、人付き合いがよい、頭脳明晰で記憶力向上
プロゲステロン期:さらにその後の2週間
脳を鎮静化させるので、頭の回転が鈍くなったような感じがする)
6.男は52秒にいちど性的なことを考える
胎児期の男性のテストステロンは思春期並み
思春期は9から15歳で20倍になる
7恋愛はドラックの禁断症状と同じ?
ドーパミンの効果は快感ではなく、快楽の予感、すなわちなんとしてでも手に入れたいと言う強烈な衝動だった。
恋愛で、もうあいたくてたまらないとか気が狂うほど好きと言うのも、アルコールやウィスキー禁断症状と同じではないか。
恋愛によってドーパミンが大量に算出される状態は6ヶ月から8ヶ月程度。
その後はオキシトシンやバソプレシンによる愛情や信頼関係に移っていく。
これは人類の進化論で説明できる。
人類の歴史の大半で避妊法等なかったら、恋に落ちた男女は1年もすれば子供が生まれただろう。
その時になっても狂おしい恋の嵐に翻弄されていったら、子育てなどできるはずがない。
だから半年程度で覚めるように設計されている。
8痴女本当に存在するのか?
女性の性機能障害(の多く)は、女性ではなく男性にとっての病気である
誰構わずセックスする痴女は原理的に存在しない。
淫乱は男の夢。
行動遺伝学によると、いくいかないら遺伝の割合が大きい。
9ロマンス小説の読者が欲情する男性
ヒーローは外見にも顕著な特徴を持っていて、一言で言うと男らしい権力者である。
女が夢見るのはロマントピア(ロマンスのユートピア)
ロマンスとは、男にヒロインが選ばれることではない。
複数の魅力的な男たちの中から、自分で主体的にアルファの男を選ぶのだ。
進化論的には男は競争する性で、女は選択する性として設計された。
男と女はお互いに異なる夢を見ているから、現実世界によって男と女の関係が難しいのは当たり前だ
10萌えるロマンスの条件
日本のやおい、
アメリカのスラッシュ小節は、
女の本性に訴えるからヒットした。
ベタなロマンスに飽食した女性たちは、1970年代、より抽象度の高い物語を求めるようになった。
宝塚もこの例。
これらのファンは、男の友情に萌えると言う。
男同士の絆は、女を排除したところで初めて成立する。
ちなみに男の萌えは生身の女アニメキャラなどの二次元に抽象化することで原理は同じだが、こちらもボルトピアの進化型でそこにロマンスは無い。
11父子をめぐる知りたくない事実
父子関係に疑いを持っていたなら、平均すれば98%確率で安心している
また、遺伝を調べるために行った調査では10%の子どもは法的な父親と繋がりがないことがわかった
12女に発情期は残っている?
女にも排卵の前後に発情期はあるらしい
それは良い良い遺伝子を持つ男(α)の子どもを産むためではないか。
13進化論的に合理的な女の托卵戦略
仮説①男の魅力度はパートナーの浮気に影響する
②男の魅力では男の嫉妬や所有欲に影響する
③女の魅力では男の嫉妬や所有欲に影響する
④女は排卵期に大きな欲望とパワーを感じる
14心とからだ、どっちの浮気がより傷つく?
男が女の性的な浮気に不寛容で、女は男の感情的な浮気に不寛容
女の人は夫(恋人)の資源を確保するかから来る。資源が奪われる事は生存の危機なので感情的な面に不寛容になる。
それに対し、男のリスクは、別の男の子とも知らずに育てさせられること。
だから子どもができる可能性がない感情的なつながりには比較的寛容。
15条件付きされる男たち
一生続くような性的嗜好は、思春期に形成されて大人になってから別のパーツやものに興味を持つことは滅多にない。
ここからフェティシズム単なる条件付けでなく、子供から大人へと変わる特定の時期確認(臨界期)に
受けた刺激に拘束されるのではないか。
また、性的な条件付けには、明白な男女の性差がある。
16女はどんな男となら「いく」のか
身体の対称性が優位であると統計的に出た。
これは生き物が対称的に発達するように設計されているからだ。
対称性がずれているのは、遺伝的な疾患や感染症など生殖の相手としてふさわしくない徴候なのだ。
17オーガズムに愛は関係ない?
女がいきやすいのは金持ちの男
18東洋の女性は性対して保守的
調査したところ、人種の差はほとんど観察さレナ買った。
19ペニスは何のために長いのか?
人のペニスは長い。
長いので、その分だけ子宮に近い位置で射精できる。
次に亀頭冠のあるペニスを膣内で前後に激しく動かすことで、自分より前に膣内に残っていた他の男の精子を描き出すことができる。
すなわち人の特異なペニスは、精子競争の効果的な武器なのだ。
20男の暴力はどこから生まれた?
利己的な遺伝子は自分の複製を最大化するように乗り物である人を設計した。血のつながらない(遺伝子を共有していない)子どもに貴重な資源を分け与えるのは、極めてコストが高い。
だとすれば男は、そのコスト源を処分した上で新たに自分の子どもを作るように進化したはずだ。
一夫一妻に進化したことで自分の女を独占し、ライバルの男を暴力によって排除するすることである。これは弊害である。
21女の意地悪を研究する
妊娠できるようになった女性が暴力を避けるのは進化論が予想をする通りだが、青年期の男性非暴力になるのは
①肉体的な成長に伴って暴力が危険になること
②社会的な理由で文明社会では政治の暴力はされていないこと(暴力をふるうと刑務所に放り込まれるかもしれない。)
一方、女は間接的な攻撃(SNSで悪口を書くといじめや言語的な攻撃(相手を面白することハラスメント)が多い。これは女の子の方が早熟で、社会的なスキル早く習得するから。
高い言語的社会的能力が要求される。
また、女の子の自己認識が周囲の評価と一致しない事がある。(周りは意地悪と感じているのに本人だけが私は親切だと思っているなど)
これは、男の子の直接的な攻撃が自己意識として、友達と一致しやすいが(殴ったのは明らか)
女の子の間接的な攻撃は外部からわかりづらく、意識的あるいは無意識にごまかすことが可能だから
もう一つは、グループの人数の違いがある。
男の子が徒党を組むのに対して女の子の友達は概して小規模で成長するにつれてそれがさらに小さくなって一対一の関係になることも多い。
男の子にとって自分がどの集団に属しているのかアイデンティティーが死活的に重要だが、女の子にとっては親友との絆や共感がより大切。
22美人は得をするは本当か?
自尊心の低い女性にとっては、魅力的な女性を低く評価している。
男が魅力的な女性男子のことを間違いないが、美人であるがゆえに同性からの間接的攻撃にさらされることもある。
しかしこれを差し引きしても損得勘定プラスになる。
男も女と同じ位に意地悪である。
23美人は親切だ?それとも意地悪?
女子トークには親切なふりをして相手をけなすとか褒めている見せかけて悪口を言うとこの高度な技術が必要になる。
女の子は男の子より言語的能力発達しているが、その理由の一端はここにある。
男の最大の関心事は性的魅力のある女を獲得すること。
美人の発言はすべて重要なのだ。
だから、美人とって、悪口の利益をしばしばリスクを上回る。
ここから美人は実は意地悪と考えられるようになった。
24ビッチはなぜ嫌われるのか?
女性はビッチ(セクシーな女性)を嫌う傾向にある。
セックスが稀少であればあるほど、
男性同士の競争は激しくなり、
女性は優位に立つことができる。
ビッチはセックスを安売りにして価値を下げるから、女の敵になり、女はこれを嫌う。
25女は競争が嫌いはほんと?
従来のステレオタイプの影響も性差に関連する。
(男は競争を好み、女は競争を避けるなど)
しかし、男女の性差を生み出すのは、
本当は性差ではなく、過度のプレッシャーであることがわかった。
女性に活躍して欲しいなら、ハラスメントなどの無意味な圧力をかけないようにすることが大切。
26女は合理的にリスクをとる
女は男より勝率を冷静に計算している。
成功の見込みが高いと思えば、女は男より冒険的になる。
27男は集団で協力し、女はペアで協力する
これは母親が子どもと一対一で子育てをしたり、家族や親しい友人などと、小さくて濃密な人間関係の中で安全を確保してきたからではないか。
28けっきょく見た目がすべてなのか
酷い囚人(刺青、ナイフでの傷跡、喧嘩で欠けた耳、薬物の注射跡)に顔の整形手術をすると、再犯率が低くなった。
29マジックナンバー0.7
ウエストとヒップの比率が10対7である女性が男性からみて一番魅力的
30.大きな瞳はなぜかわいい?
大きな瞳は瞳孔の大きさを強調するため。
瞳の大きな女性は、優しい、女性的、可愛いと評価され、
小さな女性は、きつい、利己的、冷たいと否定的に評価された。
これは性的に興奮すると瞳孔が開くからだ。
31snsで盛る女の子たち
32触れてはいけない性愛のタブー
男は強すぎる制約に苦しみ、女は強すぎる共感力に苦しむ