橘玲のレビュー一覧

  • マネーロンダリング入門 国際金融詐欺からテロ資金まで

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    [金は、低きに流れて]フィクションの世界にとどまらず、今やあらゆるニュースでその名前を聞くところとなった「マネーロンダリング」。複雑そうに見えるその仕組みや実際に行われた取引を、一般の人にもわかりやすく説明してくれる一冊です。著者は、金融情報小説『マネーロンダリング』で2002年にデビューを果たした橘玲。


    「あ、なるほど」と思わせてくれる記述が随所に見られました。マネーロンダリングと聞くだけで、「複雑そうだなぁ...」と構えていまっていたのですが、読んでみて「あ、なんだそんなことだったの」と驚いてしまうことが多々ありました。ただ裏を返せば、そんな簡単なことで社会を震わすようなマネーロンダリ

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    2015年03月23日
  • 永遠の旅行者(上)

    購入済み

    よく下調べした秀作

    参った。私も税金の事は知っているつもりだったが、完全に負けた。嫌味な断片的知識もよく内容に沿って下巻を読みたくなった

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    2015年01月11日
  • お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 知的人生設計入門

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    ネタバレ

    日本人が日本人のために書いたファイナンスリテラシー入門書。『金持ち父さん』について冷静な分析を下している点が気に入った。

    やや古い情報もあるし、やたらと自営業者を有利に書いているのは偏見を招く怖れもあろうが、一読しておいて損はないだろう。個人的にはリスクを取ろうとしないのならば、サラリーマンのほうがいいと思うけどね。

    ちなみによくある事業主の小規模企業共済は退職金もしくは死亡保険金代わりになるが、20年以上掛けないと元本割れするし、掛け過ぎてキャッシュがなくなってしまうというリスクもあることに注意したい。

    教育投資や消費者金融に関する話、税金、そして海外投資。雑学的だが知っているとために

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    2014年09月04日
  • 臆病者のための裁判入門

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    ○作家で評論家の橘氏の著作。
    ○著者自身が経験した民事裁判などの手続きを、時系列的にまとめることで、実際の司法や紛争解決のあり方をリアルに伝えている作品。
    ○民事調停や簡易裁判所、地方裁判所の役割、少額訴訟やADRの仕組みなど、いつ自分にとって必要となるか分からないが、意外と知らない知識について、分かりやすく解説している。
    ○出来れば紛争に巻き込まれたくないのが人情ではあるが、そうはいっていられない現状を踏まえると、最低限の知識として知っておきたい内容。とても参考になった。

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    2014年08月12日
  • 永遠の旅行者(上)

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    マネーロンダリングの作者だと知らずに購入。作者の著作は初見だが非常に面白い。知識と取材(?)で得た情報をしっかり散りばめており、何より話が面白い。上下巻の本だとは知らずに「これで伏線回収出来るの?」と思いながら読み進めたが、下巻の電子書籍が高くて手が出ないので、買い溜めた他の軽い本を読みながら、下巻の価格下落を待ちたい。

    私はサラリーマンなので、税金が源泉徴収によって取られているため普段はあまり税金について意識はしないが、節税というのは確かに重要な考え方だ。個人的には税金よりも年金を何とかして欲しいと思っている。現役世代が高齢者を支えるという仕組みには問題がある。多くの投票者でもある高齢者の

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    2014年07月21日
  • 世界にひとつしかない「黄金の人生設計」

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    ○橘 玲と海外投資を楽しむ会の著作。不動産、保険を中心に、人生設計におけるお金の使い方について、良いケース悪いケースなどを具体例を挙げながら説明したもの。
    ○不動産や保険については、大まかな理屈は知っていたが、具体的な販売の裏側などにも言及しており、とても分かりやすかった。また、これまで盲点であった教育費についても、詳細な事例を挙げて解説していて、自分の人生設計についても、しっかり考えなければと強く思った。
    ○少し古い本であったが、いまでも当てはまる部分が多いので、読んでおいて損はないと感じた。

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    2014年05月09日
  • 世界にひとつしかない「黄金の人生設計」

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    とても分かり易く、納得できた。不動産については、ロバート・キヨサキとは同じ主張をしているけれど、根拠や論理は全く別。キヨサキの論はアメリカ特有の理由も多いので、こちらの方がより地に足ついた説明だったし勉強になった。保険と年金の章も同様によかった。ただこの章は、おまけとしても年金健康保険の破綻を防ぐための政策提言とかがあって所々読書がぶれてるように感じた。消費者側としては特に関係ないかな。あと、PT(Permanent Traveler)については非現実なので内容自体まったく不要。しかし全体通して非常に勉強になった。

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    2014年04月26日
  • 世界にひとつしかない「黄金の人生設計」

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    橘玲(たちばな あきら)の本。
    2冊目。

    おおざっぱにいうとこんな感じです。

    1不動産(家を買うのと賃貸の違い等)
    2保険
    3年金や健康保険
    4これからの人生

    現代の一般的なサラリーマンが人生のうちに直面するであろう、大きな買い物不動産と保険についてわかりやすく解説されております。

    普段聞けないような裏側をわかりやすく書いてあるので、これは読んでおくべき1冊ですね。

    不動産については、この本に書かれていることを実践して、買うことが幸せで、成功者と思っている人に差をつけてやりたいですね。
    やっぱ、引退する時になって、やっぱおれの方が正しかったやん!と言ってやりたいですね。

    保険につい

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    2014年03月16日
  • 知的幸福の技術 自由な人生のための40の物語

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     橘さんの著書は以前読んだことがあるのだが、それほどの印象は残っていない。しかし本著は多くの魅力的な言葉を盛り込んだ人生論の好著。現代において生きていくうえで必要な「お金」の問題を様々な角度から「生き方」に結びつけて論じている。それもよくありがちな財テク本とは異なり、世の中への皮肉を込めた哲学的考察を詩歌的文体で書き上げているのが特徴。また現実的な問題についての考え方をQ&A方式で綴っている「よくある質問とその回答」も出来がいいし、取り上げている参考文献も興味深いものが多い。著者は経済学者か投資コンサルタントだと思っていたのだが、実は作家だったというのはちょっと意外だった。

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    2014年02月25日
  • 日本人というリスク

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    橘玲の本はホンマに面白い。実に良書。
    「日本」について、経済的・金融的な観点や政治的な側面、クリティカルな「考え方」をしっかり読み込める1冊。

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    2014年02月17日
  • 臆病者のための裁判入門

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    地裁から移送を受けた簡裁はそれを再度地裁に移送はできないが、別の理由で再移送はできる。そして、それを地裁がまたまた簡裁に移送されることはないが、それは法が決めているのではなく、あくまでも慣例。
    仲裁は外国でも執行可能。
    主婦が本人訴訟で国を負かした判例がある。

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    2013年11月06日
  • マネーロンダリング入門 国際金融詐欺からテロ資金まで

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    いや~とにかく面白かった。

    海外に投資をしようと思ってから
    とたんにグローバルな金融の実情が自分の視野に入って来るようになってきた。

    以前は「法の目をくぐり抜けるってどういう事ですか?」
    「くぐり抜けられない法律を作ればいいじゃないですか。」
    と、単純に思っていたのだが
    現実はそんなに単純ではないことが、だんだん分かってきた。


    なぜ、法の目をくぐり抜けられてしまうのか。
    それは世界の主権国家がそれぞれ法律を作っているからである。

    世界の国家の数は190以上。
    世界の通貨の種類は100以上もある。

    一国の法律と通貨でも、税金を計算するのには税理士が必要なのだ。

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    2013年08月29日
  • 臆病者のための裁判入門

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    「マネーロンダリング」、「お金持ちになれる黄金の羽」など多くの「お金系」本を発表している著者がなぜ、法律本を?それは偶然が重なり、民事裁判の代理人を著者が務めることになったからだ。

    外国人の知人が不誠実な交通事故対応をする損保会社へクレームをする手伝いを、軽い気持ちで引き受けた著者。しかし、その解決に奔走するうち、お役所のたらい回しと著者のライターとしての興味力が混ざり合って、あれよあれよと法廷へ。そんな実体験をベースに日本の裁判事情を初心者に語っている。

    簡易裁判所から地方裁判所へ。逆の流れもあり。そんな繰り返しだけで時間を浪費し、なかなか判決を出そうとしない日本の裁判ルールは初心者には

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    2013年07月08日
  • 日本人というリスク

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    会社や国家をあてにする事は大いなるリスクであると説いており、それを人生のバランスシートを使って上手く説明している。また、自殺数の分析から、1997年の金融危機が、東日本大震災に匹敵するほど、日本に大きく影響を与えたとしているのは説得力がある。また、国債の信頼性が揺らぐ条件を解かり易く解説しており、いろいろ考えるヒントになる。

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    2020年10月26日
  • 臆病者のための裁判入門

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    これからの東日本大震災の損害賠償請求が問題ですね。
    もはや処理がパンク同様になりつつあるらしい。
    これからがどうなるのか見ものでもあります。

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    2012年11月20日
  • 黄金の扉を開ける賢者の海外投資術

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    金融の基礎の基礎。
    運用に関しても基礎。

    国内でしか投資した事ない人、ヘッジファンドやタックスヘイブンを知らない人、武富士裁判の意味を知らない人・・・ホンマ基礎の基礎。相変わらず、橘玲の本は読みやすく分かり易いです。

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    2012年10月30日
  • 得する生活 お金持ちになる人の考え方

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    読み物としてとてもおもしろい。
    得する生活と言うよりは、
    日本の経済の裏側
    日本の社会の裏側を解説した本

    クレジットカードとマイラーに
    以外に苦労している闇金の話と読んでいて飽きない。

    「黄金の羽根の拾い方」
    同様私は強く思った
    考えて生きろと。

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    2012年10月07日
  • 「黄金の羽根」を手に入れる自由と奴隷の人生設計

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    文字通りすり切れるほど読んで、今日も1年ぶりに手に取った。
    何度読んでも心にしみる内容。
    今日も勉強させていただきました。
    やっぱ橘玲と海外投資を楽しむ会が一番いいや。

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    2011年11月23日
  • 世界にひとつしかない「黄金の人生設計」

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    保険の営業をかけられて、友達に薦められて手に取った本。お金との付き合い方を考えるきっかけになった。元上司の富豪両親がフィリピンにいる理由が分かりました。

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    2011年11月04日
  • マネーロンダリング入門 国際金融詐欺からテロ資金まで

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    現在の資本市場におけるマネーの動きと規制の関係を論じることを通じて、読者の社会倫理的スタンスおよび経済的在り方を激しく揺さぶり、再考を促す、非常に素晴らしい本。

    タイトルにはマネーロンダリングとあり、これは一般に犯罪資金の洗浄を指す言葉だが、本書はこの語をもう少し広く捉え『財テク』と似たような意味合いで使い、うまく規制を迂回し収益性をあげる資金の動き全般を扱っている(もちろん違法資金の洗浄手法に関する記述も載ってはいる)。
    しかし本書の本質はそうした『マネロン』手法の記述にあるのではなく、以下の3点にまとめられる:

    ①収益性を求め資本が自由に移動し続けるグローバル資本市場と、国家ごとに閉じ

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    2011年10月18日