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Posted by ブクログ
永遠の旅行者(perpetual traveler)の元弁護士、真鍋。滞在先のハワイで見知らぬ老人から20億円の資産を息子ではなく、孫に相続させたい。ただし、一円も納税せずに。この不思議な依頼を受けて、調査に乗り出す。天使と言われている孫娘まゆは精神分裂症の症状で引きこもり。依頼人の息子悠介は150億円の借金を抱えたまま失踪中。依頼人はシベリアで拘留者だったことから、日本に裏切られた思いを持っているようだ。
ハワイ、日本、香港と舞台を変えながら、ストーリーの全貌を少しずつ明らかにしていく。文章は平淡な感じはするが、税金だったり弁護士の話題だったりと専門用語もたくさんあり、金融に勤めているからこそ理解できるのかも。いずれにせよ、謎を解きたい一心で、下巻の展開に期待したい。
Posted by ブクログ
マネーロンダリングの作者だと知らずに購入。作者の著作は初見だが非常に面白い。知識と取材(?)で得た情報をしっかり散りばめており、何より話が面白い。上下巻の本だとは知らずに「これで伏線回収出来るの?」と思いながら読み進めたが、下巻の電子書籍が高くて手が出ないので、買い溜めた他の軽い本を読みながら、下巻の価格下落を待ちたい。
私はサラリーマンなので、税金が源泉徴収によって取られているため普段はあまり税金について意識はしないが、節税というのは確かに重要な考え方だ。個人的には税金よりも年金を何とかして欲しいと思っている。現役世代が高齢者を支えるという仕組みには問題がある。多くの投票者でもある高齢者のための社会になっているような気がしている。国の借金の悲惨さはいまいち理解できないが、歳入より多くの支出をしている財政が健全で無いのは間違いない。せめてプライマリーバランスを早く取り、若い世代が負担を負う事のない社会にしてもらいたい。消費税は20%位でも良いと思うが、税金をしっかりと使ってもらうため、選挙制度の改革はしなければいけないだろう。先日の兵庫県議員じゃないが、税金の使い道をしっかりと監督する仕組みを作らねばならない。
Posted by ブクログ
働いた分に対する所得税、モノやサービスで得たものに対する消費税、不動産や有価証券等に対する資産税は分かる。
故人の財産に対する相続税。こいつに対する租税論理ってのは実に曖昧だな。三途の川は六文銭しか持てないからか?
さて、本編、20億円の資産を息子ではなく孫に相続させたい。ただし、一円の納税もせずに。
そんな元弁護士に元シベリア抑留者からの依頼が舞い込む。しかし、この孫娘、統合失調症で精神病棟へ収監中、父は蒸発し行方不明、母は首を切り落とされ限界をとどめぬ程の惨殺。
税法を抜けるため、タックスヘイブン各国を飛びながら、父の跡を追う...下巻へ。
前作までの『タックスヘイブン』『マネーロンダリング』と主人公の出自設定がデジャヴか???
Posted by ブクログ
橘玲は 実に欲張りな作家かもしれない。
相続税回避の方法、税金のかからない方法など、
実にたくみに 取り込みながら、
シベリア抑留者だった祖父、バブルで儲けたが失敗し逃亡父親、精神を病む孫。
母親は、惨殺され犯人が不明と言う 話題満載のなかで、
20億の遺産を 孫に 税金を払わずに遺産相続させるという仕事を
引き受けた 元弁護士 恭一。
この男は、なぜ?という疑問をもちながら 生きている。
この仕事を引き受けるにも、なぜなのか、分からない。
設定が 盛りだくさんで、カネ狙いの亡者が 絡み付いてくる。
盛りだくさんすぎて、説明が多すぎるのが、目につく。
それにしても、恭一、まゆ、智子 それぞれが 魅力的でいいなぁ。
相続税回避、税金を払わないことを軸に物語は展開する。
さて、下巻が どうなるのかな。
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