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Posted by ブクログ
おじいちゃんの遺産が 20億円。
行方不明のお父ちゃんの借金が 150億円。
その孫へ おじいちゃんは 税金を払わないで、
孫に 20億円を譲りたいと言う。
このスキームを 恭一は どう達成するのか?
150億円は 債券化されて、菱和債権回収がもっている。
BVI ブリティッシュヴァージンアイランズ。
カリブ海のタックスへイヴンの国。
そこの ケーエイチコーポレーションが 菱和債権回収から
1000万円で購入している。
ケーエイチコーポレーションは 堀山の会社であった。
行方不明のお父ちゃんは、ハワイでレストランをやっていて、
そのレストランを 堀山に 売った。名義はそのままだった。
それは、アメリカに住むためのビザ取得の役割を果たす。
堀山は 恭一に いろいろ相談している。
本来ならば、恭一は 堀山を追求すべきだが、
あまり、そのことを問題としない。
恭一が BVI に会社をつくり、その債権を堀山から、買い取る。
恭一は、そのかわり 海外にある300万ドルを
日本で 使えるようにすると約束する。
お父ちゃんはなくなっても、孫は相続放棄をしない。
おじいちゃんは、孫の保証人になる。
おじいちゃんの遺産を 処分して、債権と相殺する。
恭一の会社が シンガポールの信託会社に 孫の名義で、
20億円を送金して、毎年 税金がかからないお金を信託として
送り込むことで 税金は 払わなくてもよくなる。
この 信託銀行への20億の送金が、贈与税 なしなのがスゴイ。
孫は 日本の非居住者になればいいとか。
それで、お父ちゃんが 借金していたことが、
クリアーするわけだ。
Posted by ブクログ
アメリカで失踪した悠介の足取りがわかってきて、娘のまゆも回復に向かい、恭一は真相に近づいて行く。本当は、誰が、まゆの母親を殺したか。その答えが、謎のメッセージを送った犯人とともに、物語をクライマックスへと向かわせる。
税金、金融という無機質な題材を、物語のエッセンスとして取込み、より高いレベルで昇華させていく。20億円相当の資産を非課税でまゆに相続させるには、オフショア口座で債務を抱える方法を使う。お金を取り合うマネーゲームのようでいて、人生論に近い生き方の話がメインとなっていく。クールな表現とスリリングな描写の落差と、生々しいセリフが良かった。
生きる中で避けて通れないこと。金融、語学、IT。それぞれ向き合い方はあるけれど、仕事も家庭もプライベート、そして人生を楽しく、思いっきり生きたい。
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