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前著『幸福の「資本」論』にて、幸福を「金融資本(資産)」「人的資本」「社会資本」の3つの資本で定義づけし、「幸福な人生」のモデルを提示した著者・橘玲氏。
今回は、「幸福」な人生を最適、効率的に達成するための「成功」へのアプローチについて「合理性」という横軸を3つの資本に加えることで新機軸を打ち出した。
人生はトレードオフの連続でそれ故に選択が重要になる。同じ成果ならリスクが少ないがよいという「リスパ」など魅力的なキーワードを配しながら、制約の多い現代社会を生きていく上での「合理性」と「幸福」について追及する書籍。
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Posted by ブクログ
重力問題。対処不可能な問題は問題ではなく、状況であり、環境であり、現実。解決できない問題を解決しようとして悩むのは人生の無駄。
選択をする必要が少ければ少ないほど、人生はより豊かになる。
満足度を最大化すゆのではなく、後悔を最小化する。この戦略は極めて重要。
睡眠と散歩は最強の自己啓発。
何もせずぼーっとすることも重要。
選択の結果は蓄積する。
良いことも悪いこともすぐに慣れてしまう。
幸福になりたい人が真っ先に取り組む課題は金融資本を大きくすること。
良いことはすぐに慣れるが、つらいことの痛みの方がずっと大きい。
直感は理性より正しい。正確な表現は直感と理性は異なる思考方法。
世の中には、努力できる人と努力できない人がいる。
期待値が同じの場合は、リスクの小さい方が常に優れている。それはばらつきを示す。ベルカーブが狭い方がいいと言う事。
適度なリスクを取り、トライアンドエラーで一歩ずつ成功へと近づいていく戦略が、幸福な人生を実現できる可能性が高い。
逆に完璧な答えを探す人はもっと良い選択ができたのではないか。といつも後悔する。
あらゆるリスクを回避しようとする人は、ひたすら現状にしがみつくしかない。
幸福感は一人一人違いがあり、それはおおよそ遺伝と幼少期の環境で決まっている。
良いことがあれば幸福度は上がり、悲しいことがあれば幸福度が下がる。長期的には生まれ持った幸福度に収斂していく。
幸福の土台として、金融資本、人的資本、社会資本があると著者は考えている。
幸福とは自分の人生を良い物語として語れること。不幸とは人生と言う物語が破綻してしまったこと。
若い時は、わずかな貯蓄よりも体験を優先すべき。
子どもには遺産を分け与えるのではなく、必要としているときに生前贈与する。
老後のための十分な備えをした上で、それ以上の資産は自分や家族の楽しみに使うか寄付などで使い切る。
投資すべきファンド原則
債券ファンドには投資しない。債券ではなく、株式ファンドに投資すべき。債券はローリスクだから。というのが理由。
日本株には投資しない。
為替リスクは気にしない。
手数料の安いファンドを選ぶ。手数料の安い、シンプルなインデックスファンドを選ぶ。
金融資本は外貨建てで保有。
資産運用で最も大切なことは、資産運用を考えないこと。
保険は損することに意味がある金融商品
損することが前提なので、必要最低限の保険にしか加入しない。
保険を選ぶ時に重要なのはコストだけ。保険金に対して最も保険料の安いものを選ぶ。
医療保険の役割は、保険金で医療費を支払うことではなく、入院療養中の生活費の補填。つまり年金生活者は病気になっても収入が減らないのだから、そもそも医療保険に加入する理由がない。
基本医療保険に入る必要は無いと言うのが著者の考え。また保険は損をすることに意味がある。金融商品なのだから保険で得すると言う定義は矛盾。したがって保険と資産運用は別にすべき。すなわち保険は掛け捨てにして、資産運用はコストの安いインデックスファンドかネット証券のET Fなどを使うのが合理的。
最もシンプルな原則は、営業は全て無視する。なぜならば、うまい話は、あなたのところには絶対来ない。
成功者とは、自分の能力を効率的にマネタイズしている人。
自分の能力が優位性を持つ市場を見つける。ということが重要な教訓。
競争の本質は競争しないこと。
強者の土俵で戦ってはならない。ズラすこと。
変えられないものは受け入れる。変えられるものを変える。ということ。
得意なことを生業にして、好きなことを趣味にする方が、人生の総合的な幸福度は高い。
好きなことがなければ、まずは得意なことをやる。ゆっくり成功することを忘れない。
若くして成功することではなく、人生の最後に成功すること。
愛情や友情は時間資源により測ることができる。つまり、親しい関係ほど、多くの時間資源を費やす。
友人から関係は生まれるものであり、作るものではない。あなたはただ友達を探せばよい。出会う機会を持てば、相手があなたを見つけてくれる。
成功の普遍の法則
パフォーマンスが成功を促す。パフォーマンスが測定できない時は、ネットワークが成功を促す。
パフォーマンスには上限があるが、成功には上限がない。
過去の成功✖️適応度
Posted by ブクログ
タイトルの通りの内容が書かれていておおむね満足ですが、おじさんがおじさん向けに書いてる(ダイヤモンド社なので当たり前と言えば当たり前なんだけど)な〜という部分がちょこちょこある。20代女性は読み飛ばしてもよいかも…というページが何ページかあった。でも、ためになることがたくさん書いてあった。
参考になったこと↓
◎人的資本、社会資本、金融資本を最適化することが合理的な人生設計といえる。
◎人間の脳は原始時代に最適化されている。現代には適応し切れない。原始時代にどんな暮らしをしていたか?考えながら生活することが合理的。
◎人間は生得的に人と比較をして自分の幸福を測る。SNS時代に脳は適応していないが、環境が変わるわけではないので、自分自身がうまくSNSとの付き合い方をコントロールすることが必要。
◎シンプルな生活やミニマリズム×AIやインデックス投資による自動化が合理的な戦略となる。
◎大体のことにシンプルで合理的な人生設計を応用できるが、親になること(とりわけ母親になること)は不可逆であるため、合理的な選択は不可能。
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