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医学部をはじめとする大学入試における性差別。あれってどうしてなのか?得点を調整することなしに試験を行えば募集人員に対する女性の比率が高くなるから。それはそうかもしれないけど、どうして?なんで?そこまで明確に答えているメディアは少ない。つまりは言ってはいけない、人によっては残酷で不愉快な不都合な真実だから。
本書はみんな思っていても口には出せない、タブーとされている事柄を100に近いエビデンスを元に解き明かしているベストセラー『言ってはいけない』の続編です。
前作にはない「ゲイ遺伝子」「自己家畜化が最も進んだ日本人」など、人によっては受け入れ難い理論はもちろんですが、全体的には前作を踏襲した内容になっており、この本だけでも十分な内容です。
また、著者の他作品を読んだことがある方ならわかると思いますが、本書はそんな不愉快な内容を書いて世間を驚かせてやろうというトンデモ本ではありません。「日本人とは何者で、どのような世界に生きているのか。」「残酷で不愉快な真実があるなら、どうやって生きていくべきか。」これをもう少し考えてみようという主旨であり、タイトルとは裏腹に勇気を貰える良書です。もちろん残酷な真実を受け入れる覚悟があるのなら、という前提ですが…。
日本人についてもっと知りたい方は『(日本人)』を、現代社会全般を知りたい方は著作を総まとめした『幸福の「資本」論』がおすすめです!
Posted by ブクログ
大好きな橘玲さんの『もっと言ってはいけない』をようやく読んだ。個々の主張に必ず科学的なエビデンスが示され、一見してネガティブなようでいて実は日本人の長所や利点が強く読後に残る。「置かれた場所で咲くのではない、咲ける場所に行きなさい」とのポジティブなメッセージが込められていた。
知能の遺伝はタブーだが科学的に証明されている。遺伝による知能の差は成長に伴い大きくなる。自身を振り返って納得感があった。一方、行動遺伝学によると性格の遺伝率(約50%)は知能の遺伝率(約80%)より低く、その分だけ環境の影響を受けやすい。つまり性格は訓練によって知能よりも伸ばしやすい。親が子どもの教育に貢献できるとしたら、やっぱりこの、いわゆる「非認知能力」なんだな。
Posted by ブクログ
遺伝子がどれだけ人間の性質を定めているのかを侮ってはいけない。よって、自分がどのような遺伝的性質をもつのかを冷静に把握しなければならない。その性質をある種の自分の"トリセツ"と考えて生きていくという割り切りも必要だ。参考としてビッグファイブ診断を受けたが、3回受けても全て信頼性がC(S~Cの4段階でCの場合は再回答推奨)だったので呆れてしまった。ちっとも性質が客観視されなかったが、経験則による主観的判断に任せることにした。
人種による知能や性格の話は興味深く、世界の情勢を根本的な要因から観察することができる良い知見だった。
冷静になって自分や社会を見つめようとする際に再び開きたい書籍。
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