橘玲のレビュー一覧
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ネタバレこの本は全体として伝える内容はさておき、それぞれのエピソードが魅力的で、一気に読み進めてしまった。
第一章人の心は見た目が2割ー犯罪プロファイリングは統計的には実はあまり役に立っていなかった。第一印象が強烈に記憶に残るのは事実。それを修正することを心がけよう
第二章頼れる友達は実在するのかー友達には定義はない。友情は選択であって義務ではない。友達とはもう一人の自分だ。全員が友達に見えてしまうウィリアム症候群の人々は孤立してしまってなかなか幸せにはなれない。
第三章愛こそすべてーEd治療薬は狭心症の治療薬を開発する途中で副次的に得られた効果で製薬会社は当初このような薬がヒットするとは考えていなか -
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Posted by ブクログ
なかなか良い本であった
著者の主張
①女性の性愛の選択は進化の過程でどのように「設計」されてきたのか。
②女性が(無意識に)魅力を感じる「特性」にはどのようなものがあり、それをどう身につ
けるか。
③その特性をどうやって効果的に「シグナリング(賞伝)」するか。
の順にクリアしていけば、ごく自然にモテるようになる
Part0
モテを実現する5つの原則
第一の原則:科学にもとづいて決める(先入観には頼らない)
第二の原則:女の子の視点を理解する
第三の原則:自分の魅力を装備する
第四の原則:正直であること (自分自身にも相手にも)
第五の原則:ウィンウィンの関係を築く
5段階のプロセス
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Posted by ブクログ
難しい経済の話を子どもにもわかるように説明してくれる。大人としても理解ができました。人的資本の話は人として成長のきっかけにもなる話でした。
人生に役立つ7つの法則
①100倍の法則
自分に起きたことは100倍強く感じ、相手に起きたことは100倍弱く感じる。感じた方には偏りがある
②奇跡は起きないの法則
奇跡は自分で起こす!
③君は友だち5人の平均
友だちの選び方も変わる
④わたしはわたしの法則
性格を無理して変える必要はない。それぞれの特性を活かす
⑤トライアンドエラーの法則
成功するにはトライ&エラーするしかない
⑥世界は理不尽であるの法則
脳の報酬系が刺激されることを好むのが人。 -
Posted by ブクログ
【本書を手に取った目的】
格差とか社会全体をよくするにはどうすればいいんだろうとか考えていて、この本に発見がありそうだと思った
【感想】
上の目的通り。多分テクノリバタリアンは本当に世の中を良くしたいと考えているのだろう。
私はディープテック寄りエンジニアなので、ブロックチェーンの仕組みなど理解していて、この DAO だったりイーサリアムの仕組みを把握している。そのうえで、非中央集権の仕組みを本書でおさらいし、理想的ではあるけれどやはり難しさを感じた。大半の人間は、自分の責任は自分で持つより、国に管理されている方が楽だと感じるだろうと思う。非中央集権だと個人個人のリテラシーが非常にもとめら -
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社会が豊かになるほど、貧しい家庭よりも豊かな家庭ほど遺伝率が上がる、知能の遺伝率は年齢と共に上がるが、それは20歳位までで、その後の遺伝率の上昇はフラットになる、しかし遺伝子が人生を変えるように、環境も遺伝子の発現の仕方を変える、パーソナリティと知能の関係、知能と政治イデオロギー、知能と障害や精神病との関係など興味深い話満載だった。衝撃的な内容もあったが、結局、自分のできること、得意なことを見つけて、それを追求していくことが一番、というごく普通の結論に至ったことが面白い。圧倒的な才能も圧倒的な努力も答えになっておらず、2割の努力で8割のライバルに勝てることを目標にするのが良いというのは少し救い
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ネタバレ『残酷すぎる成功法則』読書メモ - 楽描人カエルン的視点
◆逆説が生み出す成功の本質
この本が従来の自己啓発書と決定的に違う点は「矛盾する要素を統合する技術」にあります。私が特に重要と感じた3つのパラドックス:
1. 【諦める勇気×粘り強さ】
海軍特殊部隊のデータが示す「戦略的撤退」の重要性と、20時間ルールによる適性判断。粘り強さの再定義が必要。
2. 【利他×自己防衛】
ギバーが成功する条件は「境界線を引いた親切」。週2時間の援助時間制限と信頼貯金システムの構築が鍵。
3. 【専門性×多様性】
π型知識構造(3つの専門+横断スキル)が創造性を58%向 -
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衝動買い。以下のように全部で5パートに分かれているが、パート0以外は過去の短い単発記事を集めたもの。いずれも橘氏の鋭い着眼点と分析が光るが、単発記事はやはりやや物足らない。また、それとは別にパート4にあるマイナ保険証を巡る話はちょっと頂けなかった。マイナンバーカードの是非は取りあえず置くとして、それを保険証に強引にひも付け、旧来の保険証を一気に廃止することで、もともと「任意」であったマイナカードの取得を実質的に強制する姑息なやり方に一切批判がないのは驚き。マイナカードに何もかも一本化することは、マイナが駄目になったらすべて駄目になるというリスクもある。医療保険証や運転免許証など大事なものは別の
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ネタバレ久しぶりに橘節が聞き(読み)たくなり、購入。橘氏の言説はやや斜に構えながら本質を突き、現代をサバイバルするためのヒントに富むものが多い。本書では「非正規の若者がサラリーマンを目指さずに経済的に成功できる実践的な方法がないかを考えてみた」(あとがきより)結果、個人で法人を設立して資金繰りや税負担の軽減に活かすやり方が提案されている。確かに面白い発想だが、これを実践するには相当の知性と度胸が必要とされるだろう。筆者も述べていることだが、「収入自体はあくまでも自らの知恵と労働で市場から獲得してこなければならない」以上、そのハードルはさらに高くなる。万人に適用可能な安易なものではないけれど、有力な選択