橘玲のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ橘玲さんの「テクノ・リバタリアン」を読みました。話の中心は、4人の天才。ピーター・テイール、ビタリック・ブテリン、サム・アルトマンそしてイーロン・マスク。橘さんは以前から「リバタリアン」「リバタリアニズム」についての話はいろいろな局面で書いていたけど、テクノロジーで巨万の富を築いた彼らが目指す世界は・・・リバタリアニズムなのかなと何となく説得力のある話でした。文中、ゴルトン、ピアソン、フィッシャーなど現在の統計学の基礎を作った人たちの話が出てきたのはとてもうれしかったです。最後の方にワイルが提唱する共同所有自己申告税(COST:Common Ownership Self-assessed Ta
-
Posted by ブクログ
遺伝がどの程度ヒトを形成する要因になっているかが科学的な観点から記されていた。
研究の対象者数や条件も比較的信頼度の高いものだと感じ、遺伝が人格や能力に影響を与えている影響が想像よりも大きいことを学んだ。
今まで無意識下で、能力の低さや反社会的な人格については、本人の努力や環境のせいにしていたことに気づいた。確かに、秀でた才能については親が優秀だからだと遺伝の影響を考慮していたのに劣性の才能について目を向けていなかったのは盲点だと感じた。
本書の目的はこの不都合な真実についての認知を拡げ、本当の意味での平等な社会を設計していくこと(本書の中では限りなく難しいと言及されているが…)だと読み取 -
Posted by ブクログ
タイトルの通りの内容が書かれていておおむね満足ですが、おじさんがおじさん向けに書いてる(ダイヤモンド社なので当たり前と言えば当たり前なんだけど)な〜という部分がちょこちょこある。20代女性は読み飛ばしてもよいかも…というページが何ページかあった。でも、ためになることがたくさん書いてあった。
参考になったこと↓
◎人的資本、社会資本、金融資本を最適化することが合理的な人生設計といえる。
◎人間の脳は原始時代に最適化されている。現代には適応し切れない。原始時代にどんな暮らしをしていたか?考えながら生活することが合理的。
◎人間は生得的に人と比較をして自分の幸福を測る。SNS時代に脳は適応していない -
-
-
Posted by ブクログ
十数年前、黒木亮と橘玲ばかり読んでました。
海外・金融・ビジネスという小説かっこいいなーって。で、洋書では意外とそんな本が見つからない。
で、黒木亮はなんか自分の経験値の貯金なくなったのか国内でのインタビューをもとにしたような、少しスケールが小さくなったように感じ、橘玲は金持ち指南書みたいなんで、なんかつまらんなーと思ってたら、
出ましたよ、11年ぶりの小説。
ストーリーに目新しさはないし、
仮想通貨のうんぬんは全く知識が追いつかないし、
マッチョイズム的なスタンス(男は知識すごい、ビジネス成功、武力あり。女は男に付き従う的な)は、令和に全くフィットしない。
ラストもヒネリゼロ。
だが、や -
購入済み
内容は難解だが....
進化心理学や行動遺伝学の知見を敷衍し、自我という不可侵の領域をビッグファイブや遺伝率という指標で解剖する野心作。
意識は後付けの錯覚に過ぎず、パーソナリティ空間における無意識のアルゴリズムこそが我々の本性であるという主張は、自由意志を根底から揺さぶる。終盤には霊魂の終焉が宣告されており、その徹底した還元主義的構成は難解ではあるが興味深い。
INTP型を自認する私にとって、この決定論的な人間観は陳腐な精神論の虚妄が払拭される点で面白い。
自他の情動や非合理な振る舞いすらも、進化の淘汰がもたらした適応の帰結とされているが、さて冷徹に俯瞰し最適化を図る、
それが真に合理的な人生なのかといわれると虚 -
Posted by ブクログ
自由を求めてるはずなのに、自由になってってるはずなのに、現実はどんどん息苦しくなる。
ポリコレやソーシャルジャスティスの名の下に、今日もあちらこちらで火が上がる。SNSでの炎上は、もはや通常運転のうちになっています。オンライン上に残した足跡はすべて監視され、バレたら総叩きの目に。いまやこの世はおそるおそる薄氷の上をゆくようなキャンセル・カルチャーの嵐です。どうしてこんなことになったのか、またどうやってこの地獄をサバイブすべきかをこの本は教えてくれます。
五輪担当をキャンセルされた小山田圭吾の問題。会田誠の芸術作品『犬』に見る表現の自由と言論の自由。差別へのNoを先鋭化させた海外リベラルの -
Posted by ブクログ
頭が良くなった気がする!
いつも当たり前に使っていてもシステムも何も分からない世界を垣間見ました。ハッキングといっても何でもかんでもできるわけではなく、そこに張り巡らされた戦略がある、という点にドキドキします。
主人公のどっちつかずで無気力な感じと、意図せず巨大な陰謀に巻き込まれていく展開がワクワクしました。
この作者さんのこのシリーズは初見で、なんとなく本作を読んだのですが、HALさんの正体が気になりますね。悪魔的頭脳を持った本物の天才は人間性が皆無なのか、その点も含めて気になります!
良いエンディングが思い浮かばない展開ばかりでしたが、ラストのまとめ方がスッキリ。個人的には、あの女性と幸せ