橘玲のレビュー一覧
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『ティッピング・ポイント』とは、社会が大きく変わる転換点のこと。小さな変化の積み重ねが、突然大きな変化を引き起こす。2000年に出版された同書では、「少数者の法則」「粘りの要素」「背景の力」の三原則が働いており、複雑系の世界ではそれが重要な要素だ、という話。
2025年に出版された本書『超新版 ティッピング・ポイント』、原題は『Revenge of the Tipping Point』では、世の中を動かす裏の三原則として、「空気感」「スーパースプレッダー」「ソーシャル・エンジニアリング」が提唱されている。
それぞれの詳細について、面白エピソードと科学的エビデンスで説明される。
最後に、
「第4 -
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ネタバレ著者の『逆転』は10年くらい前に読んでいて、ダビデとゴリアテのように逆転劇はどのように成し遂げられるかについてなどあり、企画書に使わせてもらっていた。本書は、25年前に書かれてヒットした前作を同じタイトルながら、全く書き直している。いかにマイナーなことがメジャーになるかについてさまざまな事例を挙げながらそのポイントを解説しているが、25年前は「少数者の法則・粘り・背景のチカラ」だったが、本書では「空気感・集団構成・スーパースプレッダー」と説く。登場する事例が面白く、銀行強盗だったり、コロナだったり、麻薬だったりする。ちょっと馴染みがない事例も多いがデータを踏まえていて納得させられる。今の言葉で
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ハリスの「集団社会化論」が最も興味を引いた。
非共有環境である友人関係は、個人にとって大きな影響力を持つ。
ある集団は他集団と異なる性質になろうとする。
個人はその集団で認められようとする。
また、集団内で役割を演じようとする。
どれも身に覚えがある気がする。
これは、移民問題の解決が如何に難しいかも物語っていると思う。
ある国の中に移民集団が形成された場合、彼らは元々の国民集団とは全く違う性質(元の国の性質)を維持しようとする訳だ。
対立が生じるのは必然だと分かる。
こう考えると、ただ移民を攻撃して排除するより、いかに元の国民集団に受け入れさせ、同一化させるかを考える方が有意義ではないだろう -
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ネタバレ「自己家畜化」というパワーワード
・農耕社会では、温厚な気性が選択的に優遇された
・工業社会や知識社会では、農業を経験した人種の方が適応度が高かった
科学とテクノロジーの進化に、ヒトの遺伝子が適応できていない。
絶賛進化中なんだが、そして進化の速度は早まってはいるのだが、
一度プログラムされたものを上書きするには、それなりの年月を要する。
今世紀中、もしかしたら30世紀になっても、私たちはこの不愉快な世界で
いきていかなばならないだろう………あとがきの要約です。
分断、格差、相互監視、SNS依存などがもたらす不愉快な世界。
あるものを、ありのままに受け入れることができない、型落ちしつつある -
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○面白いゲームの条件、ゲーム仕立てで仕事する
勝てること
斬新な課題
目標
フィードバック
どうしたらもっとお役にたてますか?
○新たな試みを厭わず、収穫がらないものには見切りをつける
○WOOP
願い、素敵な仕事に就きたい
成果、Google社の事業部長
障害、面接を受ける方法がわからない
計画、人事部に連絡してくれる知人を探す
○酒を飲む人は飲まない人より収入が高い、タバコはそうではない
○論争をなくし良い結果を得るルール
落ち着いてゆったり話す
傾聴
相手の気持ちにラベルを貼る
相手に考えさせる、私に何をしてもらいたいですか?
感謝を伝える
○ストレ