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Posted by ブクログ
結構衝撃的な本です。しかし書いていることには一理あって、目からうろこが落ちました。世界は、残酷です。どうしようもなく、残酷です。でも、そこで生きるときにここに書かれていることが役に立つと思っています。
『伽藍を捨ててバザールに向かえ』
『恐竜の尻尾の中に頭を探せ』
このキーワードのもと「やればできる」から「やってもできない」という現実をうけいれて、それでも幸福を手に入れる、そのやり方がつづられています。
この本の中では勝間和代的な『努力をすれば成功する』的な生き方を香山リカさんとの対談を引き合いにして批判したり、俗に『マックジョブ』と呼ばれるような低賃金で誰がやっても同じことができる働き方が若者の仕事から高齢者たちの仕事にシフトチェンジしているというくだりには正直な話、
『あぁ、なるほどなぁ』
とヒザを打たざるを得ませんでした。
先日、マクドナルドに行ったときも、カウンターで注文を受けていた女性も確か年配の女性でした。そのときはさして気にも留めなかったのですが、この本を読んで、ああこういうことか、とうなずかざるをえませんでした。
最後のほうになる第4章の『幸せになれるか』というくだりでは、今まで『常識』として信じられていたことが次々と覆されていきます。いわく
『日本人は会社が大嫌いだった』
や意外と日本人は個人主義だったという現実には驚きを隠せませんでした。
そして、
『恐竜の尻尾に頭を見つけろ』
ということは本書を読んでいただけるとありがたいのですが、相場格言の中にある
『人の行く、裏に道あり、花の山』
に通じるものがありました。
「しあわせのかたち」
が多様化してしまった以上、この本に書かれていることに私やあなたにふさわしいニッチ探すこと。それが『オーダーメイド』の幸福を探す有用な方法の一つではないのでしょうか?
と僕は考えております。
※追記
本書は2015年4月10日、幻冬舎から『残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法 (幻冬舎文庫)』として文庫化されました。
Posted by ブクログ
勝間和代と香山リカの討論から広がる
「恐竜の尻尾の中に頭を探せ」
「伽藍を捨ててバザールにむかえ」
性格や知能も遺伝で決まる
身体的特徴が許されているのに知能の遺伝はなぜ認められないのか
それは政治的に正しくないからである。政治問題になってしまう
貨幣空間、政治空間(友情空間)、愛情空間と3つに大別でき幸せに感じるかは後者ほど大きく感じるが、現代は貨幣空間と友情空間がつながりつつある(評価経済社会)
評判が集まる人が結果的に金銭も手にする。現代は「評価」獲得のやりあい
貨幣空間が合理的でシンプルでストレスが少ない、PTAなどの中間共同体の崩壊で政治空間はほぼなくなり貨幣空間に愛情空間が向き合う「友達のいない世界」が現代
インターネットによる民主化により全体の大きなショートヘッドの中に、細かいジャンルごとのニッチなショートヘッドが続くフラクタル構造が実現している。
比較優位性を考えれば自分の好きで得意な領域を探してその中のショートヘッドになることが残酷な世界で生き残る方法である
またその自分のニッチを見つけるためには伽藍を捨ててバザールに出向かなければいけない
前に進むために
僕も同じく悩みと絶望を繰り返していた。
臭いものの蓋を開けて、戦況の悪さを見つめ直す。
落胆する為ではない、まず、今どんな状況に置かれているか把握する事が、前進の為に必要だと思わせて奮い立たせてくれます。
Posted by ブクログ
★特長
YouTubeの「本の要約」チャンネルで知り、みんなが心の中で思っているが、口に出せないことを言っているような気がして、確かめたくて手に取りました。
ありのままの「私」のままで成功できる哲学
「伽藍を捨ててバザールに向かえ。
恐竜の尻尾のなかに頭を探せ。」
この謎を追っていく。
★魅力
この厳しい時代を生き抜くヒントを、いろんな論文をもとに書き表されている。
★感想
比較優位理論を知っていれば、
間違った努力をせず、
自分はどこを目指して努力すれば良いか、
分かりやすいと思いました。
伽藍を捨ててバザールに向かうことで、自殺も防げると思いました。
★オススメの人
自己啓発にハマったことのある方。
仕事や勉強、人間関係に悩んだことのある人。
■メモ
インディペンデントに生きるには、お金と能力(専門性)が必要。
社会進化論
ダーウィンの進化論を人類社会に当てはめた
アフリカ、アジア、新大陸の原住民は
劣っている。
進歩的自由主義者たるヨーロッパ人は、
彼らを教導する義務がある。
アメリカ
ヨーロッパからの入植者が、
ネイティブアメリカン(インディアン)の土地
を略奪し、アフリカから安価に輸入した奴隷を
酷使して築いた人工国家。
「自由と平等」とはほど遠い。
「適者生存」社会
努力しない者に生きて行く資格はない。
弱肉強食の市場原理主義。
勝間
誰もが大きな可能性を持っていること。
その可能性を訓練(スキルアップ)によって
開発できるという自己啓発理念。
ひとも社会も「進化」するというポジティブ
で理想主義的超越思想。
身長体重など身体的特徴のみでなく、知能や学業成績のような認知能力も、環境より遺伝の影響が大きい。
遺伝で顕著
こころの病
統合失調症、躁鬱病の遺伝率は
70〜80パーセント。
精神障害者の子どもは精神障害になりやすい
が、これを公の場でいうことは「精神障害者
差別」として厳しく禁じられている。
サイコパス(精神病質者)は脳の機能的欠損で
明らかに遺伝する。
スポーツ、音楽や芸術の才能は生きていくうえで必須条件ではないが、
知能の差は、就職の機会や収入を通じてすべての人に大きな影響を与える。
知能は「政治的に」遺伝してはならない。
知能の70パーセントは遺伝で決まる。
知能
記憶力(レベル1)
すべての人種に共有
概念理解(レベル2)
白人とアジア系が、黒人やメキシコ系
(ヒスパニック)より高い。
白人よりもアジア系の方が優秀。
黒人の子ども
特別学習プログラムを提供しても
知能を上げるのは難しい。
行動遺伝学
「やればできる」ことはあるかもしれないが
「やってもできない」ことの方が多い。
適正に欠けた能力は学習や訓練では
向上しない。
比較優位の理論
他人より優れている必要はない。
自由な労働市場
能力競争で1番にならなくても、
比較優位を活かすことで、
みんな仕事を得られる。
シンボリックアナリスト(クリエイティブクラス)
象徴を操作する人
独創的なアイデアや技術、高度な知識を
グローバル展開できる専門家や芸術家。
「投資の成功は儲けた金額の大きさで決まるわけではない」
異なるリスクの投資は、利益という結果だけでは評価できない。
「労働と投資は同じ」
「人的資本理論」
人は誰でも働いてお金を稼ぐ能力を持っている。
私たちはみんな人的資本を労働市場に投資
して利潤(報酬)を得ている。
様々な働き方をリスクとリターンの関係で
一律に評価できる。
ハイリスクのベンチャー企業家は、
成功すれば大金持ち。
ローリスクの地方公務員は安定しているが、
かつかつの生活になる。
それぞれの価値観の問題。
ひとの働く価値=「学歴」「資格」
「経験(職歴)」の3つで評価できる。
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