橘玲のレビュー一覧
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<目次>
プロローグふつうの奴らの上の行け
part1恋愛をHACKせよ
~モテ格差という残酷な現実
part2金融市場をHACKせよ
~効率よく大金持ちになる究極の方法
part3脳をHACKせよ
~あなたも簡単に依存症になる
part4自分をHACKせよ
~テクノロジーが実現する至高の自己啓発
part5世界をHACKせよ
~どうしたら残酷な現実を生き抜けるか
あとがき
P159 チクセントミハイのゾーンに入る条件
①短期の小さな目標
②明確なルール
③即座のフィードバック
④制御(自己コントロール感)と挑戦が同時に起こっている
という感覚
P172 オルターの行動依存の -
Posted by ブクログ
・男と女が社会的に幸福になるには、異なるKPIがあるのを理解できた一冊。
・現代は格差社会が構築され、それは知能の差である。特に男は持てるとモテるがイコール。
・男性と女性では、女性の方が幸福度が高いというのは歴史や文化に関わらず世界共通。
・男性、女性に両方とも、年齢に限らず学歴が低い人は幸福度も低い。
・若い女性はエロス資本を持っているため幸福度が高い。壮年でも女性の方が男性よりも幸福度が高い。女性の方が繋がりを作るのがうまいから?男性は年を取れば孤立していく。
・男の性的戦略は、純愛の欺瞞。女性はこれに振り回されないために、噂話で対抗した。また物理的にも女性一人で男性には勝てないので、 -
Posted by ブクログ
歯ごたえがあり過ぎて噛み切れない。ようやく嚥下しても消化できない。知的欲求が深く、広く満たされる本。読まなくても良いというより、今必要なパラダイムに触れる事が重要で、上書き更新される前の価値観は優先度が低いという事。
カニッツァの三角形という錯視図形がある。三角形そのものを描くのではなく、パックマンが三匹口を開けたような配置で、その空白部にまるで三角形があるかのように錯視させる。これに対し、純粋意識がどうとかいうが、単に人間の脳が進化論、生物学的に、その空白部に意味付けをしているに過ぎない。この話は本著にも引用されるが(橘玲は学者ではなく、論文の紹介、オムニバスをしているだけだ)、本著の構成 -
Posted by ブクログ
前回のマネーロンダリングはサスペンスドラマ感満載でしたが、今回は読物としての質が非常に高くなっています。金融犯罪小説として読んでいて楽しい一冊です。
物語は、友人が亡くなった旦那の相続を依頼される事から始まります。表に出せない桁違いの金の存在を感じとり、そこに群がる裏社会、検察、公安、国際銀行などの勢力を相手に、知識と権力を使いながら金の行方と犯人を追っていきます。最後に行き着く金の先は衝撃の一言。非常に上手く仕上げられていました。
著者の金融知識は相変わらず豊富で、惜しげもなく披露してますが、今回は非常に分かり易く書いているので金融知識が無くとも無理なく面白く読めると思います。