橘玲のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
あんまり好きじゃないけどすごい楽しかった!
自分ではぜったいに読まないジャンル。金融小説というか、金融や政治ネタ満載という感じで、ひたすら週刊誌をばーっと流し読みしてるような読感があった。
「お金がすべて」みたいな価値観を押し付ける内容なのかな?と思ったけど、金融を客観視している視点もあったのが興味深かった。金融ビジネスが新しい価値を創造できない、と言っていた若者の言葉。まさに、金融って有効なビジョンや将来図を示すことができない、過去にしがみついた業界なんだな、と読みながら思っていたので、おお、と思う。
女性が男に惚れるところの文脈が不明すぎて、アイリスの朝チュンで吹き出してしまった。女性 -
Posted by ブクログ
15年以上前の本であり、税制及び環境が変化したことで現在ではできない(もしくはしづらい)ことも増えてはいるが、お金を手元に残す上で必要な知識を得ることができるのではないかと感じた
制度の抜け穴は今も昔もあるのだろうが、その知識を得るには自ら行動しなければならない
サラリーマンとして一生を過ごす際に負担しなければならない税負担は今後も増加していくことになるのだろう
ただ、個人でできることには限界もあり、サラリーマンはサラリーマンでなければ出来ない仕事もある
何をリスクと感じ、どの点でリスクを取りつつも、どのような生き方を模索するかは、個人個人で常に考えていなければならないと強く感じる一冊 -
Posted by ブクログ
この本によると専業主婦は
- 専業主婦はお金がない
- 専業主婦は自由がない
- 専業主婦は事故実現できない
- 専業主婦はかっこ悪い
- 専業主婦になりたい女子は賢い男子に選ばれない
- 専業主婦には愛がない
- 専業主婦の子育ては報われない
- 専業主婦は幸福になれない
- 専業主婦は最貧困のリスクが高い
- ぜんぶまとめると、専業主婦にはなにひとついいことがない
子育てを終え、職業人生も半分を過ぎた自分の経験をふりかえってみてもその通りだと思う。
上記に納得してそれでも専業主婦になりたいのであればなればいいと思うが、嫌だと感じるのであれば、もう少し考えてみた方がいいのではないかな。 -
Posted by ブクログ
連載が開始されたのは2011年は、民主党政権下で東日本大震災や福島第一原発の事故があり、原発ゼロに代表される、本質的には解決不可能な問題に対する意見が世間には溢れていた。素人の集合知が専門家の判断よりも正しいということがわかっており、集合知を活かすには多様な意見が重要とされることから、本書は主流派と違う一見風変わりな意見を提示している。「不都合な真実」でもふれられた、ヒトの知能は遺伝が主要因で子育てなど環境の与える影響は相対的に小さい、ことも紹介されている。
週刊誌の連載をベースにしているので1話ずつが短くて読みやすい。紹介される参考文献の中にも面白そうな本が多い。