橘玲のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
前回のマネーロンダリングはサスペンスドラマ感満載でしたが、今回は読物としての質が非常に高くなっています。金融犯罪小説として読んでいて楽しい一冊です。
物語は、友人が亡くなった旦那の相続を依頼される事から始まります。表に出せない桁違いの金の存在を感じとり、そこに群がる裏社会、検察、公安、国際銀行などの勢力を相手に、知識と権力を使いながら金の行方と犯人を追っていきます。最後に行き着く金の先は衝撃の一言。非常に上手く仕上げられていました。
著者の金融知識は相変わらず豊富で、惜しげもなく披露してますが、今回は非常に分かり易く書いているので金融知識が無くとも無理なく面白く読めると思います。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ橘氏の本
本質的なことをとく良著
メモ
・資産形成=収入-支出+資産×運用利回り
・純利益の確保こそ重要
・複利の資産運用ではわずなな利回りの違いが大きな差を生む
・十分な元金がなければら運用しても意味がない
・収入を増やす確実な方法は働き手を増やすこと
・他人への投資と自分への投資を天秤にかけよう
・サラリーマンが金持ちになる方法は三つある
年収を上げる、ベンチャーに就職し自社株やストックオプションを取得する、発注業者からキックバックを受ける
・確実に金持ちになる方法は支出を減らすこと
・家計のコストは住宅コストと生命保険から
・投資のコストに気づかない人は金持ちになれない
・最強の資産形成法は税金を払わないことである
・資産運用の常識
投資をしないのが最高の投資
バブル崩壊で日本人は豊かになった
日本人は大きなリスクをとってきた
不動産を買ったら資産運用はそこで終わり
長期投資が成功するとは限らない
資産運用の専門家は資産運用理論を無視している
・不動産
家を買うのは株式に投資するのと同じ
家の値段は家賃から合理的に決まる
不動産の理論価格=賃料÷期待収益率
持ち家とは賃料の発生しない不動産投資
不動産はリスク商品
住宅ローンは株式の信用取引と同じ
住宅ローンの返済は貯金ではない
・保険
年金受給者になったら医療保険は必要ない
保険金はできるだけ受け取りにくくする
・サラリーマンは実質収入の3割を税と社会保険料で支払っている
・マイクロ法人で人生が変わる。税金で得をする -
Posted by ブクログ
残酷すぎる人間法則
◆幸福にとって最も大切なのは社会資本(他者との関係)で、社会的・経済的成功はそれを実現するツール
ex.イーロンマスク
◆本書→人生の意味とは帰属すること、共同体に包摂されることが幸福への道
監訳→共同体から追放されたのではなく、自らの意思で自由と自律を選択し、その結果として孤独という代償を支払うことになったのではないか
◆人間は意味のないところに意味を見出すもの(すべて理に適っている)
→自分の周りの世界をコントロールしている、と思いたい
◆女性のほうが人の心を読み取れる
→モチベーション。女性のほうが関心が高く、熱心
→餌をぶら下げれば、怠け者の脳が働き出す
ex.恋人が取られそう
◆多くの人は、記憶は完璧なビデオカメラのように作動すると思い込んでいる
→実際は、記憶は時間の経過とともに歪んでいく。詳細を忘れ、出来事を再構成し、自分が正義のヒーローや無実の被害者になるべく、物語を変えていく。そうして私たちは癒され、物事を過去のものにすることができる。
◆確証バイアスを防ぐ
①説明責任を果たす
②判断する前に距離を取る
③反対の立場から考える
④2度目のチャンスをあげる
◆友情はないがしろにされている
→ポジティブな要素の宝庫でありながら、配偶者、子ども、さらには同僚よりも後回しにされる
→夫婦関係な子どものためにはカウンセラーを雇うのに、友情のためには何もしない。絶えるに任せてしまう。
◆友だちとは、もう1人の自分
→自分に対するように、互いに心を寄せる関係で、友人とは、もう1人の自分である(アリストテレス)
→真の友人とは、言わば第二の自己である (キケロ)
→私たちひとりひとりの人生に一人の友人がいる。その人は、どんなに大切で愛しい存在でも、別の人間ではなく、自分自身の拡張であり、解釈であると思える (イーディス・ウォートン)
◆本当の共感
・共感とは→自己と他者の境界線が曖昧になること
・親密さとは→あなたの自己イメージの中に、他者を内包すること
・友人とは→もう一人の自分。あなたの一部
◆今日、何が起ころうと、WSの人々は、明日もまたすべての人を愛し続けるのだ。恐れることなく、人間性の最善の部分を体現しながら。
◆友情はコストをかけるとつくられる
①時間をかける
②弱さを見せる
◆恋愛は強迫性障害に似ている
→好きな人のことが頭から離れない。自分の注意をコントロールして、責務の方へ向けることができない。
◆恋愛に分別のある人は、恋愛ができない
→不合理な忠誠心こそ肝心
◆美や健康を保ちたいと思ったら、日々意識して取り組まなければならない。愛もそれと変わらないのだ。
◆やがて思い込みがどんどん膨れあがり、あなたはパートナーと会話するのではなく、相手が何を言うか「わかっている」自分自身とだけ会話をするようになる。また、「相手は知っているはず」という理由で、説明を求めたり、言葉にしたりしないということもある。
◆離婚につながる4つの地雷
①人格に対する批判 (主語がYou)※女性にありがち
②拒絶(無視、だんまり)※男性にありがち
③自己防衛 (責任転嫁、言い訳)
④軽蔑
◆愛を温め直す4つのRーー愛するとは動詞である。動詞化を始めよう。
①リキンドル : 自己拡張で想いを再燃させる
→カップルが共に学んで上達していると感じられることをしていると、愛が増す
→「快適」より「刺激」
→もう一度恋に落ちるには、最初にパートナーと恋に落ちたときにしたことを再びやってみる
②リマインド : 「愛情マップ」で、親密さを思い起こす
→価値観をすり合わせ、自分たちだけの小さな宗教をつくる
→二人の文化は、独特の儀式によって支えられる(ex.朝のコーヒー、夜に良いニュースを話す)
③リニュー : 「ミケランジェロ効果」で、親密さをアップデートする
→相手がよりその人らしくなれるよう励ます
④リライト : 「共有の物語」を何度も書き換える
→2人にとって理想の物語を
◆孤独とは、一人でいることではなく、意味のあるつながりを感じられないこと
◆何百万年も前に組み込まれた生物学的な配線が、いまだに意味のあるつながりを必要としている。孤独は、個人的な苦悩というより、文化的な病理なのだ。
◆なぜ私たちは、お互いにではなく、テクノロジーにばかり手を伸ばしてしまうのだろうか?
◆つながりへの欲求は、快適さへの欲求より奥深くに植えつけられている。だから物事が客観的に最悪の状態にあるときこそ、人間は最善の状態にあるのだ。
◆私たちを殺したいなら、放っておけばいい。自分たちでそうするから。強くしたいなら、攻撃すればいい。私たちは団結するだろう。
◆強者は、「合理的な」行動や利己的な生存を選ばなかったのだ。彼らは本能の赴くまま、人間の本性のままに行動した。弱者を気づかうという、一見、不合理な選択をしたのだ。
◆人生の意味とは、帰属すること -
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ネタバレ年功序列・終身雇用の日本に根付く身分差別
本社採用と海外支社現地採用の給料の差
サービス残業:対価をもらわずに働くこと。奴隷労働
クリエイターは拡張可能な仕事↔スペシャリスト、バックオフィスは拡張不可能
『遅刻してくれて、ありがとう』(フリードマン)
人新世とも呼ぶべき時代が到来し、ミドルクラスの雇用は急速に失われる。
人新世での雇用には4つのC(=創造性creativity、共同作業collaboration、共同体community、プログラミングcoding )のスキルが必須
人生100年時代に最も重要なことは、好きなこと、得意なことを仕事にすること。嫌いなことを少なくとも60年間続けられる人はなかなかいない。得意なことをマネタイズすることが必要になる。
人生100年時代の人生設計は「長く一緒に働く」以外にない。80まで夫婦ともに働けば老後資金を心配しすぎる必要はない。
専業主婦は2億円損する。大卒、院卒の平均的女性が正社員として60まで働いたときの生涯賃金は2億1800万円
不安感が大きいのは日本社会に深く根付いた病理。
→まわりがネガティブなのであれば自分がポジティブな選択をすれば有利になる。
自分の持っている資源をギブすることが重要
知識や人脈をたくさんギブできる人はネットワークのハブになれる。情報社会において知識(情報)は富と同義
知識や人脈をギブすることはノーコスト。相手から逆恨みされることもない。
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Posted by ブクログ
★特長
YouTubeの「本の要約」チャンネルで知り、みんなが心の中で思っているが、口に出せないことを言っているような気がして、確かめたくて手に取りました。
ありのままの「私」のままで成功できる哲学
「伽藍を捨ててバザールに向かえ。
恐竜の尻尾のなかに頭を探せ。」
この謎を追っていく。
★魅力
この厳しい時代を生き抜くヒントを、いろんな論文をもとに書き表されている。
★感想
比較優位理論を知っていれば、
間違った努力をせず、
自分はどこを目指して努力すれば良いか、
分かりやすいと思いました。
伽藍を捨ててバザールに向かうことで、自殺も防げると思いました。
★オススメの人
自己啓発にハマったことのある方。
仕事や勉強、人間関係に悩んだことのある人。
■メモ
インディペンデントに生きるには、お金と能力(専門性)が必要。
社会進化論
ダーウィンの進化論を人類社会に当てはめた
アフリカ、アジア、新大陸の原住民は
劣っている。
進歩的自由主義者たるヨーロッパ人は、
彼らを教導する義務がある。
アメリカ
ヨーロッパからの入植者が、
ネイティブアメリカン(インディアン)の土地
を略奪し、アフリカから安価に輸入した奴隷を
酷使して築いた人工国家。
「自由と平等」とはほど遠い。
「適者生存」社会
努力しない者に生きて行く資格はない。
弱肉強食の市場原理主義。
勝間
誰もが大きな可能性を持っていること。
その可能性を訓練(スキルアップ)によって
開発できるという自己啓発理念。
ひとも社会も「進化」するというポジティブ
で理想主義的超越思想。
身長体重など身体的特徴のみでなく、知能や学業成績のような認知能力も、環境より遺伝の影響が大きい。
遺伝で顕著
こころの病
統合失調症、躁鬱病の遺伝率は
70〜80パーセント。
精神障害者の子どもは精神障害になりやすい
が、これを公の場でいうことは「精神障害者
差別」として厳しく禁じられている。
サイコパス(精神病質者)は脳の機能的欠損で
明らかに遺伝する。
スポーツ、音楽や芸術の才能は生きていくうえで必須条件ではないが、
知能の差は、就職の機会や収入を通じてすべての人に大きな影響を与える。
知能は「政治的に」遺伝してはならない。
知能の70パーセントは遺伝で決まる。
知能
記憶力(レベル1)
すべての人種に共有
概念理解(レベル2)
白人とアジア系が、黒人やメキシコ系
(ヒスパニック)より高い。
白人よりもアジア系の方が優秀。
黒人の子ども
特別学習プログラムを提供しても
知能を上げるのは難しい。
行動遺伝学
「やればできる」ことはあるかもしれないが
「やってもできない」ことの方が多い。
適正に欠けた能力は学習や訓練では
向上しない。
比較優位の理論
他人より優れている必要はない。
自由な労働市場
能力競争で1番にならなくても、
比較優位を活かすことで、
みんな仕事を得られる。
シンボリックアナリスト(クリエイティブクラス)
象徴を操作する人
独創的なアイデアや技術、高度な知識を
グローバル展開できる専門家や芸術家。
「投資の成功は儲けた金額の大きさで決まるわけではない」
異なるリスクの投資は、利益という結果だけでは評価できない。
「労働と投資は同じ」
「人的資本理論」
人は誰でも働いてお金を稼ぐ能力を持っている。
私たちはみんな人的資本を労働市場に投資
して利潤(報酬)を得ている。
様々な働き方をリスクとリターンの関係で
一律に評価できる。
ハイリスクのベンチャー企業家は、
成功すれば大金持ち。
ローリスクの地方公務員は安定しているが、
かつかつの生活になる。
それぞれの価値観の問題。
ひとの働く価値=「学歴」「資格」
「経験(職歴)」の3つで評価できる。