橘玲のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
橘さんが、知人のオーストラリア人から交通事故に関する保険金トラブルの相談を受けたことから物語は始まる。
A損保とは、あいおいのこと、T海上とは、東京海上のことだと推察される。
Aの担当者が保険金を支払いたくないがために、巧妙な嘘をついて、保険金請求を諦めさせようとしたことが事の発端。
コンプライアンスがこれだけ重視されている現代において、こんなことが起きたなんて信じられない。
この担当者はきちんと処分されたのだろうか気になるところ。いずれにしても社内では相当な問題になっただろうから、出世街道からは外れたことだろう。
まだ若いみたいだから、これから心を入れ替えてやり直して欲しいと願う。
たかが、12万円の保険金で、どこまで費用と労力をかけて争うか、悩ましいところだったと思う。
でも、橘さんが主張するように、担当者が明らかな不正をしたのに、本来の12万円を払えばそれで終わりというのでは不正が横行してしまう。
やはり、保険会社は、早期に精一杯の誠意を見せるべきであった。
そうしていれば、こんなに事件がこじれることもなかったし、このような本が書かれることもなかった?
本書でとても心に響いたのは、「三方一両損」の話。
日本の司法が、壮大な大岡越前であるというのは言い過ぎだが、確かに、訴訟上の和解は、三方一両損に近いものがある。
橘さんが指摘するように、日本の司法は市民が想像するより公正であると私も感じる。 -
Posted by ブクログ
橘さんのデビュー作にして代表作の小説。
金融の知識は難しくて理解できずほとんど読み飛ばし。
物語の大筋としては面白かった。
50億ものお金が絡めば当然ヤクザも出てくるし死人も出る。
人の一生を台無しにする破壊力が十分な金額である。
お金に色はついている、汚い金に手を出すと必ず報いを受けるという大富豪の言葉は心に響いた。
本当の幸せはお金では決して買えない。
でもお金がない生活は不幸である。
ほどほどのお金で家族仲良く暮らしていくこと以上の幸せはないと今の私は確信している。
主人公とメイは全てを忘れて、新たな人生を新たな地でやり直してほしいと願う。 -
Posted by ブクログ
人生は攻略できる。
お金と仕事と幸せの授業とあるが、本当にその通りだった。
お金が大事なのは、お金から自由になるから。
お金があればお金に困ることはない。
好きなことを好きなようにできる。
だからお金は大事であると書かれていて、その通りだと思った。
お金があれば人生の選択の幅が広がる。
あるに越したものではないと改めて感じた。
また、幸福の土台には、金融資本(お金)、人的資本(仕事)、社会資本(愛情・友情)のバランスが大切だとわかった。
どれかが突出していては、他が崩れてしまう。
このバランスを意識していきたいと思った。
100倍の法則。
これは子どもたちにも伝えたいと思った。
加害は100分の1に、被害は100倍に評価する。
被害というのは、同じことを繰り返すと生命に関わる出来事だ。不機嫌そうな大人に近づいたらいきなり殴られたとしよう。次から同じ失敗をしないようにするのは、この被害体験をしっかり覚えておいて、どういう時に何をしてはいけないかを学習するしかない。この仕組みをうまく働かせるには実際よりもずっと強く被害を意識した方が良い。
それに対して加害のほうは、覚えておいても何の意味もない。そんなものはさっさと忘れてしまって構わないのだ。
これが加害と被害の非対称性。
だから、いじめられっ子は覚えているが、いじめた方は覚えてないことがおこる。
そのように人間の脳はつくられているのだとわかった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ今の時代は人生がながく、80歳ぐらいまであるていど働かなくてはいけない。
ただ、体力、知力ともに落ちていく。
そんな中で、やりたくない仕事、自分に合ってない仕事は続けたくても続けられない。
多くの会社は55歳で管理職を離れ、
65歳の再雇用では同じ仕事でも大きく給与が下がる。
そんな安い給料で仕事を続けるには、
その仕事が好き、合っているものでなければ、
続けられない。
では今から新しいITスキルを学び直すのがいいのか。それはムリです。
大学から専門で勉強してる意味彼らに敵うわけがありません。
①たくさん稼げぐ
②長く稼ぐ
③家族みんなで働く
選べる選択肢は3つで、現実的なのは②と③です。
①は実際難しい。
もう、長く働くしかない。
だったら長く働ける仕事を選ばざるを得ない、といいます。