橘玲のレビュー一覧

  • 日本人というリスク

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    人生を資本/資産、リスク/リターンという視点から見てみると、「マイホーム・サラリーマン」という生き方がいかに盤石の反対なのかわかる、という本。
    前半は人的資産、後半は金融資産を扱う。後半は著者ならではの成分が少なめなので前半について。
    リスクはなくせない。回避する/軽減する/転嫁する/受容するなどの方法はあるけど、リスクをなくすとリターンもなくなってしまう。リターンを得るなら何らかの形でリスクを受け入れるしかなく、その時に大切なのはリスクを受け入れ可能なサイズに小さく分散しておくこと。その観点から最悪なのが、リスクを集中させてしまう生き方。つまり、
    不動産神話→持ち家を買う
    会社神話→大きな会

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    2013年11月08日
  • 世界にひとつしかない「黄金の人生設計」

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    意外に気づいていない人が多い正しいことを、述べた本。
    少子化が教育費(コスト)の引き下げで解消されるというのは、ちょっと短絡すぎだと思うけど、おおむね正しいと感じるくらいには、まともです。
    PTに関しては、はっきり言って、面白かった。もう少し考えたいなと思いました。

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    2013年10月09日
  • 臆病者のための裁判入門

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    前半の著者が体験した民事裁判の話がなかなか面白い。

    たぶん裁判を起こした本人たちはくだらない手続きと、
    たらい回しの連続で心底うんざりしたんだと思うけど、
    普通の人が体験できない裁判の現場を垣間見ることができる。

    後半は現行の日本の裁判制度の概略と問題点について、
    また原発事故の補償問題にも最後に触れている。
    橘玲は法律の専門家ではないと思うのだがこの辺りも読みやすくまとまっている。

    裁判にお付き合いしたってだけで、
    こうした企画の本が1冊書けてしまうのかと、
    別の意味でも驚いた。作家としての企画力のなせる技だなぁと。

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    2013年10月02日
  • 亜玖夢博士の経済入門

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    ここで、解説されている経済学の理屈は、ほんとうにエッセンスだけだろうけど、印象に残る、そして何よりわかりやすい話建てになっていて、よい読み物になっている。難しい教科書の副読本として最高ではないだろうか。
    おもしろかったです。

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    2013年08月11日
  • お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 知的人生設計入門

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    海外投資について知りたくて読書。

    知人が激しく勧めてくれた著者。発売は10年前であるが、現在でもほぼ通じる内容と古さを感じない。帯にある通り、金持ち父さんと類似テーマではあるが、日本人が日本の現状とマクロを踏まえて書いている。やや過激な言動もがあるが、日本の税金、金融システムについて勉強になる。

    PTは20代前半からの理想的な生活スタイルの1つ。日本に不動産も大した貯金もないので、実践しやすいかも安易に考えてしまう。

    最後のエピローグは考えさせられた。なぜなら、外資系に入社以降、独立した現在に至るまでずっと心の片隅に抱えてきた闇だったから。

    現在の自分の知識ではスッキリと理解できない部

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    2013年07月21日
  • 国家破産はこわくない 日本の国家破産に備える資産防衛マニュアル 改訂版

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     アベノミクスによる景気回復が出始め、今後の日本経済と自分の財産の行方が気になる人にはもってこいの本である。アベノミクスが成功し景気が回復する場合、失敗して円高そしてデフレが継続する場合、金利が高騰して日本財政が破綻する場合の3つに分けて、個人の財産をどう運用すればいいかを具体的に説明する。
     例えば、国債ベアファンドだったり、外貨預金だったりと、その特徴すなわちもくろみが外れた場合の損失がどうなるかも説明してくれる。
     まさに今、本書をしっかり理解して心構えを備えておくべきだろう。財テクに詳しい人でも、考えを整理するに適していると思う。ずばり題名どおりの内容だ。

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    2013年07月04日
  • 亜玖夢博士の経済入門

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    囚人のジレンマやゲーム理論などが,新宿歌舞伎町を舞台に語られてます.
    経済には疎いので,その点はよくわかりませんが,笑うセールスマンを彷彿とさせる,登場人物が不幸?になっていく展開に,ドキドキしながら一気に呼んでしまいました.

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    2013年08月05日
  • 国家破産はこわくない 日本の国家破産に備える資産防衛マニュアル 改訂版

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    「リアルすぎて怖い」そんな近未来小説から物語がはじまります
    その最悪の状況(ミニ)を考え、その中で最善の行動(マックス)を提案しているのが今回の内容です

    「あとがき」には本書のメッセージが書かれています

    ①日本の財政がたとえ破綻に向かっているにしても、当分は金融資産は普通預金で持っていればいい。

    ②日本の財政が破綻したとしても、手近にある金融商品だけで資産のかなりの部分を守ることができる。

    ③たとえ「海外投資」をする必要があるとしても、ネット銀行の外貨預金でじゅうぶんだ。

    今回の作品も橘玲ワールドが満載で著者の言葉の使い方がたまらなく好きで文中で書かれている投資手法を真似することはな

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    2013年06月16日
  • 国家破産はこわくない 日本の国家破産に備える資産防衛マニュアル 改訂版

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    決して日本の国家破産を煽る本ではなく、
    万が一の万が一に日本の国家破産が起こるとしたら、
    どのような資産設計・投資戦略をとれば、
    われわれは生き残っていけるのか?
    をテーマに具体的に解説している本。

    著者は橘玲で、まぁ最近の本はだいぶ内容がかぶっている感も否めないけど、
    目先を変えたコンセプトで飽きさせずに読ませてくれるので全然悪くない。


    日本が財政破綻する際には必ず、

    ・金利の上昇
    ・円安
    ・インフレ

    が起き、日本は大混乱に陥いる、、、
    そして・・・

    という具合に話は進んでいきます。


    当面は実は普通預金が一番良い選択肢なんだとか、
    それで日本の破綻が見えてきて
    さすがに金利が

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    2013年06月19日
  • 国家破産はこわくない 日本の国家破産に備える資産防衛マニュアル 改訂版

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    橘玲( @ak_tch )氏著。

    守るべき資産なんかないけど、金利、株、不動産、為替等のいい勉強になります。
    現状把握にもいいと。

    橘玲さんのフォロワー、1万人以下とは…

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    2013年05月15日
  • 国家破産はこわくない 日本の国家破産に備える資産防衛マニュアル 改訂版

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    【知識として必要】
    日本が国家として破産することが、ありえなくもないような状態になってきたと感じます。知識として、知っておく必要のあることが書かれています。

    本書の中で株式等の「売り」から入る説明はすばらしいです。いままで「売り」から入るイメージがつかめていませんでしたが、すーと胃の中に入るような感じで理解できました!

    今、アベノミクスでインフレ策が講じられています。しかし、経済はどうしてもやり過ぎてしまいます。ちょうどいいところでは終わらないものです。
    株価も○○ショックが発生したら、必要以上に下がります。下がり過ぎます。それが買い時ではあるのですが。。。
    インフレもちょうどいいところで

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    2013年04月27日
  • 国家破産はこわくない 日本の国家破産に備える資産防衛マニュアル 改訂版

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    橘さんの新刊。

    アベノミクスによる日本政府と日本銀行の政策転換で、今後何が起きるかは誰にも分からないという状況の中で書かれた本。

    「日本の国家破産」とは非現実的で仰々しいタイトルですが、将来は不確定なのだから、万が一そのような状況になっても大丈夫なようにリスクヘッジをしましょうという本。そしてリスクヘッジの具体的方法がTPOに合わせて詳しく書いてある実用書です。

    橘さんの主張の明確で分かりやすい文章は、ついついどんどんと読み進んでしまい、本が売れるのもよく理解できます。

    私もこの本を読んで、金融資産のポートフォリオを見直そうと思っています。

    資産は儲けるツールではなく、将来の生活を安

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    2013年04月10日
  • 国家破産はこわくない 日本の国家破産に備える資産防衛マニュアル 改訂版

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    これからの経済見通しを著者の考える3つのシナリオ(楽観、悲観、破滅)を想定し、日本の国家破綻に備えるための方法が記されている本。
    楽観、悲観シナリオでは預貯金が有効だとしています。
    財政破綻は国債暴落により金利上昇し、地価や株価の下落、住宅ローン破産、企業倒産、失業率の増加などが予想され、対策をすべきとの主張です。
    「日本の国家破産」については、随分前から沢山の著者が指摘していますが、それらの著書に現実的で具体的な対策が記されていることは少ないと思います。この本はタイトルのとおり「マニュアル」であり、分かりやすく書かれています。ただ、私が思うに、このような対策ではなく、外貨を生み出す何か(米国

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    2014年04月29日
  • 国家破産はこわくない 日本の国家破産に備える資産防衛マニュアル 改訂版

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    ・楽観・悲観・破滅のどのシナリオでも普通預金が最強
    ・日本経済が破綻しても、手近にある金融商品だけで
    資産のかなりの部分を守ることができる
    ・海外投資するにしても、ネット銀行外貨預金のみで問題ない

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    2013年04月02日
  • 国家破産はこわくない 日本の国家破産に備える資産防衛マニュアル 改訂版

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    ネタバレ

    この人の著作も出来・不出来の差が激しいが、今回はなかなかよかった。
    日本の破綻、終末論というのが一定の人気を博しているが、仮にそうなったとしても普通の人にはすることもないし、慌てる必要もない、というごもっともな意見。ただ、正論なだけにつまらない、この内容を本にして出そうというのはやはりそれなりの見識と自信の現れか。著者も言うように、日本人の平均(中央値)の流動性資産は所詮、退職金の1500万程度。そのうち500万を株に回して10%の利益があっても50万。定期預金で2%もらうとして10万。差額の40万は、はたして取りに行く価値のあるリスクか?ほとんどの人にとっては普通預金で十分。いわゆる「危機本

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    2013年03月31日
  • 世界にひとつしかない「黄金の人生設計」

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    不動産を購入することの意味がよくわかり、考えさせられた。
    教育費もめちゃくちゃ大きな支出になることを学んだ。

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    2013年03月29日
  • 知的幸福の技術 自由な人生のための40の物語

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    一般的に幸せと思われている社会福祉制度や人生設計を冷静に分析し、わかりやすく提示してくれる。
    身も蓋もない乾いた文体が読んでいて気持ちいい。
    哲学や心理学も大事だが、快適に生きるための実戦的知識として経済の仕組みを知っておくべきと感じた。

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    2013年02月26日
  • 知的幸福の技術 自由な人生のための40の物語

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    日経新聞へのコラムをまとめた本らしい。著者のリバタリズムへの考え方や、現在の経済状況に対しての効率的な生き方など、エッセンスがつまっており非常に勉強になる。知的好奇心を刺激される本。

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    2013年01月03日
  • 臆病者のための裁判入門

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    12万円の保険金支払という、低額ながら外国人の本人訴訟という変わったケースに、紆余曲折しながらの裁判の話。ケースとしては変わっているのだろうけれど、その分いろいろなステップを踏んでいくため、ぼんやりした日常でも巻き込まれそうなレベルの訴訟から、もう少し先の世界までかいま見える。この本では裁判所・裁判官は比較的よいところに恵まれた感があって好意的に書かれているけれど、これから多く出てくるであろう東日本大震災の民事訴訟がみんなそんな風に進むとは限らない。
    ともあれ、未経験者としては、読んでおいて損はない本。

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    2012年12月23日
  • 臆病者のための裁判入門

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    ネタバレ

    実際の民事裁判の体験を本にしたもの。
    少額訴訟、簡易裁判、地方裁判の違いもわかる。

    以外と無料で使える法律相談があるということもわかった。(私も大学時代に友人から金銭の貸し借りの相談を受けて、役所の法律の無料を利用したことがある)

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    2012年12月02日