橘玲のレビュー一覧
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ネタバレタイトルの「運は遺伝する」という表現は、あらゆる行動や傾向に遺伝子が影響を及ぼす、という意味で捉えると分かりやすい。
遺伝を過小評価すると、環境ばかりに目が向き、教育現場や本人・教師・保護者が過度に疲弊する。
早期教育は親の影響を受けやすいが、成長につれて遺伝的特徴が強まり、能力の方向性が固まる。意図的な環境操作で結果を変えようとする行為は、不確実性が高く、実質的にはギャンブルに近い。
知能と性格(BIG5:開放性・誠実性・外向性・協調性・神経症傾向)には一定の関連があり、とくに知能と開放性には0.3〜0.4程度の相関がある。
行動遺伝学が示す成功戦略は、努力万能論でも才能決定論でもなく、遺伝×環境の最適化という視点。自分の遺伝的傾向に合う場所と行動の選択がベスト(できる?)。
偽悪芸人・橘玲× 行動遺伝学者・安藤寿廉の対談。前回よりも解像度高く読めた(気がする)。再読。
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現代(2025)においても、個人の働き方として選択肢を増やす手段として現行の精度においても充分に通用できる切っ掛けを示し提案する書である。
マイクロ法人は誰でも少しのお金があれば株式会社でも合同会社でも簡単に設立できる。マイクロ法人で個人が享受出来る恩恵は考え方によっては計り知れない。自身で会社を立ち上げ、知らないことから税務関係を税理士に丸投げではなく、どういう仕組みでどのような形で経費として認められ、給与に掛かる税金は個人と法人とで両方にどの程度掛かるのか。多くの士業と連携しながら手堅く運営していくと良いだろう。資産管理会社が最適解の一つと考えられるだろう。自身の資産を会社へ譲渡し、税金を払いそして、法人として資産運用していく。やっている人は多い。
デメリットもある。法人の維持にはお金が掛かるということだ。会社を解散させるにもお金は掛かる。恩恵があるのであれば、弱点もあるのは世の常だ。だが、それを差し引いても私やあなたの人生において、良い学びと税務上の知識、労使の管理運用、事業収益とは何か、経費とは、赤字とはを理解し、更なる理解を深めることが出来るだろう。
つまり、節税や資産管理の効果は大きいものの、法人設立・運営に伴う費用・手間・税務・責任の増加は無視できない負担を受け入れつつ、自分の事業を始めればいい。合わせて、法人化は状況に応じて慎重に判断し、事前に税理士や専門家への相談が推奨する。
一見、難しいように見えるが全部一人でやるわけではない。事業収益を稼ぐという意味でも法人格で出来ることは多い。当初とは異なる結末になるのも楽しいし、同時にリスクもある。だからと言って目的があって何かを始めるなら、そういう選択肢もあるということだけでも知っておくと人生において大きく有利に働くだろう。
本著は2011年の書ではあるが、現代(2025)以降も充分に通用し、会社とは何か、どういう手続きと費用が掛かるのか、何かを知る、行動する切っ掛けとなる良書であろう。 -
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・管理職のソーシャルスキルとは「部下なり同僚なりの感情や欲求を察知し、気持ちよく一緒に働けるようにする能力」のこと。管理職が必要なのは3つの理由
①世界が複雑になり変化のペースが早くなったので、この世界で生き抜くために調整や根回しが必要。それを行うミドルマネージャーが必要。組織の仕事をスムーズに回し、つっかえたり滞ったりしないように気を配る。
②大方の人間は数字やアルゴリズムだけでは納得しない。説得力のあるストーリーやエピソードに心を動かされる。
③組織が存在するいちばんの理由は、人間は一緒に助け合って働くのが好きだから。みんなで働くためには、うまく意見をまとめてみんなに分担を割り当てる必要がある。 -
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子供に合理的な生き方を教える、これがこの本のテーマです。
大人はすでに知っていることでも、経験の浅い子供たちには見えていないということがあります。賢く将来を選び取っていくために、統計を図解したり、ゲームをしながら学ばせたり、と工夫が満載。知っていて得をする、損をしない知識が入っています。
コラムの一つ、どうして家事をしないといけないの?と子供に聞かれたら。という話題がありました。いろんな正論をあっさりと横に置き、男の子には、女の子にモテるようになるためとの説明でした。特別な一握りのスターにはなれない普通の人は、異性にモテるための技量として家事能力を身につけたほうがよい、との発想。
すごくプラグマティック!潔さに思わず笑ってしまいました。