橘玲のレビュー一覧

  • 人生は攻略できる

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    「人生の攻略」という題名ではあるが、「お金の攻略」という感じであった。
    子育て世代はまだやはり女性が大変な思いをして働いている方が多いと見受けるが、これからの時代は、「長く働く」「一緒に働く」がお金持ちになるためのキーワード。女性の生涯年収は2億5000万円から3億円。仕事を辞めてしまえば、すべてこれがなくなるのだから、「僕も子育てに協力するから一緒に頑張ろうよ」と結婚するのがよし…と、ここまで読んで、違和感が…。「女性の」生涯年収って言わなくてよくない?そして「子育てに『協力』」?あなたが主になって子育てしてもいいんですよ?たった5年前の本なのに、なんだか古臭く感じてしまう。

    誰でも億万長

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    2024年08月30日
  • 働き方2.0vs4.0 不条理な会社人生から自由になれる

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    働き方と生き方に疑問を感じている方にとって、参考になる情報を得られる本である。
    情報と人脈のギバーになりたいと思えるし、企業人だろうと定年後はフリーランスだと覚悟することができる。
    やる気やリスキリングを社内で強く求められることに疑問を感じている方にも読んでほしいが、新しい視座は得られても、解決策は提示されないので、ご注意ください。

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    2024年08月29日
  • 人生は攻略できる

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    人生を攻略した後にあるのは「快楽主義と死」ではないのだろうか。
    とか、そもそも攻略そのものが「生の歩み」ではないのか、など小難しく考えてみる。常に思考は自由だ。雑踏を散歩しながらも、私の脳内には立ち入れない。

    お金、仕事、愛情や友情をステータスというかパワーゲージみたいに捉え、それの多寡で「幸福」を探ってみるのがこの本で、そのためにタイパとか、コスパとか、リスパなんて言葉を用いるし、面白い他人を言語化してみるというような事も紹介される。

    サラリーマンが良いかとか、自営が良いかとか、幸福の本質は何かなんてことも考える。概ね、橘玲の他の著書を読んでいれば、同じメッセージが書かれているのだが、復

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    2024年08月29日
  • 亜玖夢博士の経済入門

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    ☆3.5 前半までは小説版ナニワ金融道
     1、2話はナニワ金融道小説版のほうが適切だらうか。小説に絡めて主要な経済学の理論を伝へる趣向。

     前半まで小説としてのレヴェルはたいしたことはなく、ああ通俗と思った。
     しかし、3話の小学生のいぢめをネットワーク理論とからめて語る話は納得させられる。みな、ネットワーク理論について、すこしでも齧ったほうがいいと思った。それに、リンレイがそのいぢめを解決する方法が奇想的グロテスクである。

     そして最終話になると、今まで三人称だったのが突然一人称の「あたし」になり、話の展開も今までの登場人物が出てきて俄然おもしろくなる。ゲーデルの不完全性定理も出てくる。

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    2024年09月01日
  • テクノ・リバタリアン 世界を変える唯一の思想

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    天才かどうかは知らんが、テクノ業界での成功は莫大な資金を持つこと成功し、その結果、変な思想を持つ人が多いことが理解できた。そして莫大な資金を投入して、自分の思想を貫こうとすると、資本主義を揺るがす事態が起きるレベルの資金差によって、世界の思想が様々地殻変動する、ということが解った。この現象はテクノ大成功が実現した21世紀でしか起こりえなかったし、人類初体験の我儘放題に、自由主義とは何かを考えさせてくれる。

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    2024年08月21日
  • 臆病者のための億万長者入門

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    「期待資産額」の指標が興味深い。
    米ニューヨーク州立大教授トマス・スタンレーが考案した指標で、
    期待資産額=年齢✕年収÷10
    を上回ったら蓄財優等生(金持ち)らしい。

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    2024年08月18日
  • 臆病者のための億万長者入門

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    金融知識がほとんどないので後半は難解だった。
    書き方は簡潔でわかりやすいのでおすすめ。

    ウマい話はないという教訓を得た。

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    2024年08月14日
  • 全員“カモ”―「ズルい人」がはびこるこの世界で、まっとうな思考を身につける方法

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    最初の橘さんのコラムが面白かった。
    いきなりのトランプのトリックには引っかかってしまった。。

    ただ、その後の300ページは、それほど「なるほどー」という新たな発見や気づきは少なく、少し退屈な感じだった。。

    目を引くすごいタイトルだったので、余計に残念でした。。

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    2024年08月09日
  • テクノ・リバタリアン 世界を変える唯一の思想

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    イーロンマスクら、数学的才能をもったIT長者たちの志向する未来を、政治思想の角度から分析する本。

    彼らは金銭より、合理的、理想的な社会の実現のために動いている、らしい。

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    2024年07月23日
  • 人生は攻略できる

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    人からのおすすめで読みました。人は置かれた環境(家族環境ではなく友だち環境)が大事であること、やりたいことより得意なことを選ぶこと、また夢中が大切であることを具体的な話から理解することができます。

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    2024年07月18日
  • 裏道を行け ディストピア世界をHACKする

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    現代社会についての様々な分野の解説の一種

    まるでSFのような最新の知識がいろいろと少しずつ覗くことができ、近年の流れをざっくり伺える。
    興味深いものばかりだが、膨大な情報量をかなり圧縮してまとめているので、どこまで理解できているかわからない。

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    2024年07月09日
  • 人生は攻略できる

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    人生は攻略できるらしいので、引き続き知見を広げ、客観的に物事を捉えていくとともに、冷静に行動できるようになろうと思います。

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    2024年07月07日
  • テクノ・リバタリアン 世界を変える唯一の思想

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    イーロン・マスクやピーター・ティールといったテクノ・リバタリアンの思想はなんとなくわかったが、尻すぼみ

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    2024年07月06日
  • 全員“カモ”―「ズルい人」がはびこるこの世界で、まっとうな思考を身につける方法

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    【目次】
    ■ 邦訳版への解説ーー合法的かつ効率的に私たちの脳はハックされている
    橘玲  

    ■ はじめにーー絶対にだまされるはずがない人たちがカモになる心理バイアス  

    【ハビット】
    1 集中(フォーカス) ーー相手は何を隠しているのか
    2 予測(プレディクション)ーー 「期待外れ」を喜べ
    3 思い込み(コミットメント)ーー判断を後回しにする
    4 効率(エフィシェンシー)ーー相手の痛いところを突く
    【フック】
    5 一貫性(コンシステンシー)ーーこの世界は不合理だ
    6 親近性(ファミリアリティ)ーー「これ知ってる」を疑え
    7 正確性(プレシジョン)ーー“数字”の落とし穴
    8 有効性(ポテンシー

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    2024年07月06日
  • 全員“カモ”―「ズルい人」がはびこるこの世界で、まっとうな思考を身につける方法

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    人には真実バイアスがあるから、一旦立ち止まってちゃんと確認しようねという話。表紙と帯は煽りすぎている感じがする。

    人に備わっている4つの信じてしまう習性(ハビット)ー集中・予測・思い込み・効率と、フックと表現している4つの信じてしまうきっかけ(?)一貫性・親近性・正確性・有効性を説明している。

    凄く読み辛く頭に入り難く感じた。
    各章の初めにまとめ的なのがある。
    そこが一番分かりやすかった。

    フック8。有効性のところは
    意外・・・というか衝撃だった。

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    2024年06月22日
  • 裏道を行け ディストピア世界をHACKする

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     恋愛であったり、お金であったり、たいていの人が求めつつも遠く感じるものはある。

     そういうものにいかに近づき、手に入れるか。

     人間の脳には機械のように、こうすれば相手に親しみを感じるというプログラムがある。お金の流れにも、統計的な分析によって投資を確実にしたり、あるいは節税することで人より手元に残るお金を多くする手段がある。

     それが、裏道だ。

     なんて話が、さまざまな文献を逍遥しながら語られる。心理の勉強で出てきたNLPや、ミルトン・エリクソンがナンパ術の系譜に組み込まれて出てきたときは、ちょっとびっくりした。

     まぁ実際、NLPは自分であったり、部下であったり、社会生活であっ

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    2024年06月21日
  • 全員“カモ”―「ズルい人」がはびこるこの世界で、まっとうな思考を身につける方法

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    認知心理学。バイアスやヒューリスティックなミスから、騙されることへの警告。

    わかりやすくて読みやすかった。具体的な事例を紹介する本ではなかったが、外国人研究者にありがちな、変に散文的で日常的な導入は少なかったし、簡潔。

    いくつかのキーワードに沿って、説明してくれていて、読ませ方にも工夫が見られる。
    それでいてというか、大きく騙されんのはアレやが、そうそうそういうのに巻き込まれるわけでもないので、中規模以上の騙しには注意するとして、日常のさくっとした騙しにはそんな目くじら立てんとこな、的な主張があって、腰砕でよかったな。

    それにしても、答えになってない答えとか、親近感による選択とか、綺麗事

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    2024年06月07日
  • もっと言ってはいけない(新潮新書)

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     あまり興味のない分野の記述が多かったので、第1巻と比べて読みにくかった。日本人はうつになりやすい遺伝子を持っているのではなく、ポジネガどちらの刺激に対しても強い感受性を持っているとのこと。環境が安定していさえすれば、大きな幸福感を得ることができるらしいが、その環境を安定させることが非常に難しい。その解決策にまで踏み込むのは著者のテリトリーを超えているのかもしれないが、解決法にまで言及して欲しかった。タイトルの取ってつけた感が残念。

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    2024年05月29日
  • 知的幸福の技術 自由な人生のための40の物語

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    橘氏の著者はどれもすんなりと入ってくる。
    初めて読んだのは小説『マネーロンダリング』だったが、小説以外も実に読みやすい。

    巻末の推薦図書もありがたい。

    解説の「宝くじも、生命保険も、住宅ローンも、投資家にとっては最低の商品だ」が記憶に強く残る。

    また、著者の「子供が生まれたばかりの頃、六畳一間に小さな台所があるだけの古いアパートで、子供の寝顔を見ていた。いつの間にか日が暮れて、玄関を開けると雑草の生い茂る庭に銀色の雨の匂いがした。そんな些細なことを覚えているのは、その時、人生は美しいと知ったからだろう」も著者の作品を読むと感慨深い。

    日本の生命保険、不動産、教育の項については
    感情論

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    2024年05月29日
  • 全員“カモ”―「ズルい人」がはびこるこの世界で、まっとうな思考を身につける方法

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    人がいる限り、詐欺はなくならないんだろうなと思いました。自分自身もいろいろなことに騙されていることに気づきました。騙されないで生きていくことは難しいと思うので、うまく付き合っていきたいと思います。

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    2024年05月19日