橘玲のレビュー一覧
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キャッチーな邦題だが、中身は比較的堅実。原題は”Nobody’s Fool: Why We Get Taken In and What We Can Do about It(誰にも騙されない(抜け目のない)人:なぜ我々はだまされるのか、どうすれば防げるのか)”。
著者のダニエル・シモンズは心理学者。クリストファー・チャブリスは認知科学者。
2人は2004年、「見えないゴリラ実験」でイグノーベル賞を受賞している(イグノーベル賞2004年受賞者(英語))。「白と黒の2チームがあります。白いTシャツを着ている人たちがボールをパスをする回数を数えてください」と被験者に求めると、彼らは課題に集中するあま -
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お金のこと、資本主義というもの、市場経済とはどんなものかなどについて、子どもと一緒に学べる本になっています。
最近やっと高校で金融教育が行われるようになったと聞きましたが、本当に私たちはこんなに大事なことなのに、全然学んでこなかったな、これを子どもの頃に読んでいたら何か違ったかな、と思いました。
私自身、20代後半になってやっとそういったことをポツポツと自分で本を読むことで勉強し始め、それ以来ずっと何となくインプットし続けていて、今だから本書の内容を「だいたい理解できている」というところまで来ている気がします。それこそ、この著者の橘玲さんや、山崎元さんの著書、そのほかにも投資とか資産運用などの -
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Posted by ブクログ
「格差社会」をさらに絶望的に(?)今どきの表現を使って表現したタイトル。個人の責任で片付けられない、「どう頑張っても上にいけない」人達が出てしまう社会の構造を分析した本。
資本主義、あるいは社会主義でも独裁体制の中で広がる格差を経済面とともに、人が持つ本能や欲求の面からも掘り下げている。時折偏った見方が見えなくもないが、本能に切り込んでいるところは興味深い。しかし、実際にあった事件や、「生きる意味がないから自死したい」人の話題など、全体的に明るい話はない。
最後は動物の繁殖方法も例に出し、人間社会での格差縮小の解決策のひとつを提示しているが、なんだか現実味はなくそれで解消できる感はない。そ