橘玲のレビュー一覧

  • 専業主婦は2億円損をする

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    この本のタイトルはキャッチ―だが浅い。
    本の内容は、この著者がいつも書いていることをまとめただけだが、タイトルよりはずっと深い。

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    2019年05月21日
  • 知的幸福の技術 自由な人生のための40の物語

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    エッセイ集
    生命保険は、負けても怒られない宝くじ
    厚生年金は不利だが、国民年金は圧倒的に有利な明朗会計
    教育投資にどれだけの優先順位をつけるべきか
    マイホームというオカルト投資
    長期分散投資は確実に有利だが、実施する人は少ない
    儲かる商売はあるが、他人の承認を得られない人生に人は耐えられない
    市場の歪みを利用して設けるのは難しい。市場の歪みはすぐに消えてしまうから。
    社内の歪みを利用して設けるのは比較的に容易。社会の歪みは、政治的理由により、なかなか是正されないから。



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    2019年05月21日
  • 言ってはいけない中国の真実――橘玲の中国私論 改訂版――

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    中国についての各種雑多な考察
    非常に面白い。
    いくつか上げると、
    1.中国のように社会の利害集団が分裂している巨大な国では民主主義は良い結果を生まない。
    2.中国の急激な成長は、人口ボーナスの終焉とともに終わりつつある。
    3.中国は、制度としては腐敗に厳しいが、社会構造が腐敗を防げないという歴史。
    4.中国共産党は、自国の巨大な人口を持て余している。
    5.中国の歴史上の国家が日本を作り、近代日本の侵略が清朝崩壊以降の中国を作った。

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    2019年05月25日
  • 朝日ぎらい よりよい世界のためのリベラル進化論

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    朝日の最終面接前に読んだ。面白かった。朝日新聞、変われるのかなあ。真にリベラルになれるのか。期待と一抹の不安、自分が変えるという気概を持って臨みたい。

    ・「朝日ぎらい」は、リベラル化とアイデンティティ化という現代社会の2つの大きな潮流から説明できる。

    ・社会において自己実現に失敗し「日本人であること」以外にアイデンティティを求められなくなった人がネトウヨの正体 → ネトウヨはびこる原因は社会全体のもっと深いところにあった。じゃあ今のネットの言論状況を変えるにはもっと根本的に社会の旧弊を打破し、どんな人にも居心地の良い社会を作っていかなくては。ネトウヨを救うのはリベラルでは?!

    ・かつての

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    2019年03月17日
  • 日本人というリスク

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    ちょっと流し読み。
    内容が固く読みやすくはない。
    日本の置かれている危機がなんとなく分かる。
    それ以上に、その日本でどう生きていくかを考えさせられる1冊。

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    2019年02月09日
  • 残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法

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    「言ってはいけない」と重複する部分が多いが、7年前に書かれたものとしては面白い。カツマーとカヤマーの論争、囚人のジレンマ、ミルグラムの実験、チャルディーニの影響力の武器等、おなじみのネタだが、わかりやすく解説されている。

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    2019年01月20日
  • 亜玖夢博士の経済入門

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    無茶苦茶だけど面白い。ヘンテコノミクスを読んだばかりだからなおのこと。ただ、行動経済学や社会心理学の講釈と物語そのものがどこか乖離していたのが残念。もう少し上手く物語の中で揉むことで、物語のスパイスとしての効き目も強まり、講釈そのものの深みと分かりやすさも増すのではないかなあと思う。アイデアは抜群に面白いが、分かりやすさという点ではヘンテコノミクスの勝ち。

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    2019年01月04日
  • 不愉快なことには理由がある

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    極端な意見同士は相殺され、多様化した意見の平均は案外正しい。この主張を基軸に社会、経済、政治、人生について、思った事を論じていく。この著者、そのテーマ毎に論文や著作を引きながら議論を展開するだけで専門家ではなく、テーマも散漫なために、広く浅く、熱意が乗らないので、頭に入って来にくい。ただ、基軸となる主張というか、強く影響を受けた書物があって、例えば利己的な遺伝子をバイブルにしているような所があって、その視点での切り口が多い。

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    2018年12月12日
  • 残酷すぎる成功法則

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     監訳者の橘玲って、たちばなあきらって読むのを初めて知った。
     なかなか面白かった。


     ユニークな資質とは、日ごろはネガティブな性質、欠点だと捉えられていながら、ある特殊な状況下で強みになるものだ。そうした資質は、たとえばチャーチルの偏執的な国防意識のように、本来は毒でありながら、ある状況下では本人の仕事ぶりを飛躍的に高めてくれるカンフル剤になる。
     ムクンダはそれを「増強装置」と名づけた。この概念こそが、あなたの最大の弱点を最大の強みに変えてくれる秘訣なのだ。

     カリフォルニア大心理学教授のディーン・キース・サイモントンによれば、「創造性に富んだ天才が性格検査を受けると、精神病質の数値

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    2021年08月08日
  • タックスヘイヴン Tax Haven

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    ネタバレ

    大物政治家だったが、今は零細政党の党首となっていた大神と、韓国人フィクサー崔がブラジルに原発輸出で大儲けしようと企んでいたが、東日本大震災でパーになった。

    その金を運用していた北川は謎の死を遂げる。

    黒幕は誰なのか?
    (片目の、、、)

    長いわりに、終わり方はちょっと好きになれなかった。

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    2018年11月08日
  • 朝日ぎらい よりよい世界のためのリベラル進化論

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    タイトルは「京都ぎらい」からとったらしい。内容は日本では曖昧な「リベラル派」がテーマで、右派と左派のような単純な割り切りができない考え方のようだ。安倍首相も言ってることは世界的にみればリベラルである。憲法を変えずに維持する考えがリベラル、憲法改正が反リベラルみたいな論調となっているらしい。全体に朝日新聞が個人攻撃される話ではなかった。

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    2018年10月29日
  • 知的幸福の技術 自由な人生のための40の物語

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    2015年18冊目

    タイトルは40の物語とあるが、実際は著者 橘氏の世の中に対する評論的な要素が強い。
    人生設計
    生命保険
    年金
    医療
    教育
    不動産
    資産運用
    市場経済
    の切り口に分かれている。

    橘氏らしい自分の頭で考えた冷静な分析がいいです。
    ただ、こうすれば良いという見解はまったく書いてませんので、
    こうしたらいいんだ、などの答えを求める方には不向きです。

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    2018年10月28日
  • 日本人というリスク

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    円ベースの人生設計。これって用は、日本株式会社に全額投資ということです。これってとても危険な投資方法なので、ちゃんと考えましょう!という本。

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    2018年10月23日
  • 80’s エイティーズ ある80年代の物語

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    1959年生まれの著者、ぼくの「記憶の中の物語」。大学〜社会人修業時代、露文で求職活動放棄、小さな出版社に就職、独立・解散、フリーランス編集者。長い80年代がぼくの青春だった。

    橘玲の作られ方。出版に勢いがあったバブルの頃の体験記。夢をもつことが人生を蝕むっていうのがさすが。

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    2018年10月13日
  • 専業主婦は2億円損をする

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    若い女性の3割が将来なりたいと答えた専業主婦だが、専業主婦にはお金も自由もなく、自己表現できず、子育ては報われず、最貧困のリスクもある。2億円をドブに捨てている。会社を辞めても、仕事をやめるな。

    最初はタイトルを見てFX?と思いましたが、女の子たちに働いた方がいいと伝える戦略としてすごいと思いました。期間限定ですが、フリーで読めたこともすごい。

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    2018年10月13日
  • 亜玖夢博士の経済入門

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    ゲーム理論や行動経済学など、様々な経済学理論を強烈なキャラクターたちが登場する物語で解説。\"使える\"経済学知識が身につきます。

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    2018年10月10日
  • 得する生活 お金持ちになる人の考え方

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    2003年出版なので、多少古い感は否めないが、経済合理的な考え方やクレジットカードのからくりは知識として知っていて損はない。

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    2018年10月09日
  • 残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法

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    頑張れば成功するというのは夢物語で、ある程度は遺伝で人の能力は決められているので頑張ってもしょうがない。

    そんな残酷な世の中を、どのように生きていけばよいか。
    ということが書いてあるのかと思ったが、あまり関係なさそうなことが語られ続けたりもしていて。。。

    後半などは、この本なんの本だったっけ?と道しるべがなくなっているような気配も漂いました。

    タイトルは、ある意味つり広告のようなもので、キャッチーにつけてあるのだろう。

    色々な雑学というか薀蓄というか、経済的な理論などが小気味よく、紹介されている。
    本当は難しい内容なのだろうなというものや、話題になっているような本の内容が、簡単に分かり

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    2018年09月02日
  • 貧乏はお金持ち 「雇われない生き方」で格差社会を逆転する

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    ストーリー
    あなたの人生に「希望」はありますか?
    税金ゼロで利益を最大化! 合法的に国家から搾取する方法

    あのベストセラーが待望の文庫になって登場! グローバル資本主義の進展とともに快適な「楽園」を追われるようになったサラリーマン。正社員はもはや希少種となり、あらゆる人が望むと望まざるとにかかわらず、フリーエージェント化していく……。残酷なまでに「自由」な世界を生き抜くにはいったいどうすれば? サラリーマンだけが知らない、「雇われない生き方」で不条理なニッポンに希望を掴み取る「ファイナンスの技術」!!

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    2018年07月16日
  • 残酷すぎる成功法則

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    ネタバレ

    成功の法則を、各研究からのエビデンスをもって説明している本。エビデンスがあるから、なるほどと思うし、ある解説から浮かんだ次の疑問も想定していたように解説があってわかりやすい。
    仕事の大成功と家庭の円満は両立しないの項で、昔、ある会社のブラマネが、いい仕事するには家庭なんか崩壊して当たり前、というようなことを言っていたのを思い出した。まあ、それだけの力のある人の場合、これは正しいようであるが、僕のような凡人には残業残業だとネガティブな結果になるだけで、リラックスや楽しみというものが重要であるようだ。

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    2020年04月11日