橘玲のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ要するに、景気の動向を経済専門家に聞いても無駄だということです 適正株価は誰にもわからない 家を買うのは、株式に投資するのと同じである(持ち家は賃料が発生しない不動産投資である) 市場経済では賃貸と持ち家に優劣はない 保険とは損をすることに意味のある商品です できるだけ税金を払わない できるだけ多く再配分を受ける 自分で登記する人が増えた結果、司法書士はすっかり食えない資格になってしまった 最適年収の計算方法①所得控除を合計する②国民年金基金と小規模企業共済に加入する③給与所得控除を加える 身も蓋もな言い方をするならば、国家の機能とは、金持ちから金を巻き上げて、貧乏人に分配することなのです
-
Posted by ブクログ
不動産、保険、税金、税金などを解説してくれる本。基本的に続編である「お金持ちになれる黄金の羽の拾い方」と同じものと言っていいかと思います。個人的には、不動産の解説はわかりやすいのですが、保険はいまいち分かりにくかったです。生命保険や健康保険など様々なタイプがあるので、解説が複雑になるのはわかりますが、全部網羅しようとして本質が見えにくくなっています。ある程度簡略化して、制度の本質を中心に解説した方が分かりやすかったと思います。年金の問題も、制度自体の知識が全くない人だと解説を理解するのは難しいでしょう。ある程度知識のある人が、「制度の理解を深めたい」「自分で具体的な商品を選択したい」というニー
-
Posted by ブクログ
地道にお金を貯める方法を薦める本。少し情報が古いので(2002年の本です)、気になるところもありますが、投資関係の本といっても、株式投資や不動産投資などを挙げて、「これがいいです」というタイプの本ではありませんから、問題ないと思います。「黄金の羽」を制度のゆがみから生じる恩恵と定義し、日本の制度(健康保険や年金など)の歪みをうまく利用するための方法を指南しています。内容はよく分かるのですが、実際に即使えるというタイプのものではなく、制度の歪み、税金(税務署や税理士等の実態)、会社を使った節税等の解説が中心で、基礎知識というか心構えというか知っておくべき最低限のものを解説している印象です。なので
-
Posted by ブクログ
筆者が被告の代理人として関わった、実際の裁判の記録のような内容。
裁判の内容自体は、自動車保険会社に対する請求で、それほど興味を惹かれるものではないし、「なにも、ここまでこじらせて争わなくても・・」というような感じの裁判なのだけれど、実際の裁判当事者がその経緯をこと細かく記録ているという本自体がほとんど無いと思うので、ノンフィクションとしてとても面白かった。
書かれていた、法律上の手続きのあれこれについては、専門的な用語が多すぎることもあって、詳しいところについてはよくわからなかった。ただ、裁判を進めるというのは面倒なことがいろいろとあることはよくわかったので、その感覚は、自分が今後もし当事者 -
Posted by ブクログ
【面白かった話し】
・不幸の宝くじである生命保険に、貯蓄型のプランがあるのは本質的には無意味で、一緒に契約をする意味は無い。
・名もない銀行の「1年定期1%特別金利プラン」であってもペイオフで補填されるのでこの選択は合理的。
・金融市場は複雑系で、確率的にすら将来の予測は出来ない。そのためもっとも合理的な選択は、何も考えずに市場全体に投資するインデックス投資、世界株投資。
・今後の日本の人口動態を考えれば、不動産価格が上昇する見込みはない。不動産は株のようなオープンな市場と違って、インサイダーな市場だから、素人の買い手が適正な価格を判断するにはかなり不利で、いくらでもぼったくられるリスクがある