橘玲のレビュー一覧
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ネタバレ不動産は取得コスト、保有コスト、売却コストのすべてにわたって株式や債券などの金融商品よりはるかにコストが高く、なおかつ資産価値がときとともに減耗します。p51
ニッポン株式会社の企業統治 p301~
自立した自由な人生に向けてー人生設計の基礎知識
「経済的独立」ということ p312~
どのような人生プランであろうとも、経済的独立に必要な資産は、必要額と運用利回りから導き出せます。p318
【PTという可能性】p346
PT:Perpetual Traveler (永遠の旅行者)、Permanent Traveler (終身旅行者)、Passing Through (通過)、Parked -
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ネタバレマネーロンダリング入門といっても、別にマネーロンダリングの指南書というわけではない。要は、現金という実態のあるはずのお金が、いかにして数字と化し、その数字が世の中を巡るか、というお話だ。
国際的なお金の話であるため、銀行や海外送金の仕組みなども説明される。これを読んだ当時は、ちょうど経理関係の仕事に関わっていたため、コレスポンデント口座の説明などはとても参考になった。
カシオ詐欺事件、ライブドア事件、五菱会事件など、現実にあった事例を引き合いに出して、金融の仕組みを説明してくれる。
この様な仕組みが考えだされるということは、それを必要とする人々がいるということだ。どうして必要な人々が -
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・世の中のお金のカラクリを制度面などから書いた本(橘氏らしい語り口)
・借金を踏み倒すことで失うものがひとつだけある。それが「信用」だ。それによって失うものの大きさを考えれば、実は借金は返すほうがはるかに得である。
・「大数の法則」によって、サンプル数が多ければ実数は統計上の予測数値に収斂する。保険会社は事前に死亡保険金の支払額を予想し、これに経費利益を上乗せして保険料を決めている。
・消費者金融を利用する理由:バカに取っては、年利10%も29.2%も変わらない
・所有権に比べて、債権ははるかに弱い権利
・リゾートマンションは管理費を取ることが目的
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Posted by ブクログ
国家にも企業にも依存せずに自分と家族の生活を守ることのできる経済的基盤をもつことを「経済的独立」とし、「経済的独立」をより早く確立することが人生のゴールとした場合の観点から、日本の社会制度や多くの人が経験するであろう保険やマイホーム購入といった金融イベントの仕組みを分析する。
『臆病者のための株入門』と重複する部分もあったが、こちらは法や社会制度も対象として捉えていてためになる。
『自由に生きるために一定量の貨幣が必要なら、与えられた資源を有効活用し、最短距離で目標に到達することで人生はより豊かになるはずだ。経済合理的に行動すべき理由がここにある。ーー』P142より
Introductio