橘玲のレビュー一覧
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具体的なエピソードを列挙しているので、イメージがしやすい。
しかし「成功法則」の答えは簡単ではない。
例えば「成功者は優秀なのか?」という問いについては
「大富豪の半数以上が、高学歴大学出身ではない」と言いつつ、
「バカでは大富豪になれない」という面のエピソードも出す。
「結局どっちなの?」という感覚になるが、それを読者自身にリードさせる書き方をしている。
(少しズルく感じたけど)
そんな中でも自分的に納得できる回答もあった。
◎あれこれ考えるよりも、まずはやってみる事
◎目の前の仕事を自分で「ゲーム」として設定すると、成功確率が上がる
◎何かを得ようとすれば何かを失う。そのトレードオフの関 -
Posted by ブクログ
こんなビジネス書はゴミみたいだから読むなみたいな内容を想像していたけど全然違った。複雑性や進化論など一見すると小難しいことをざっくりと紹介する本。
この本が取り扱うテーマは進化論、複雑性、ゲーム理論、脳科学、功利主義。
なぜこのテーマなのかはこの本を最後まで読むとわかるこれら全てつながっている。
進化論や複雑性など自分が知っているつもりだったテーマが多いと思っていたが知っている事と人にわかりやすく説明できることを文章としてまとめられる事は全然違うことであると感じる。その、この本の著者はこれらのテーマのことをよく理解していると思う。
しかしなあ。自分が興味ある分野がこれだけ一個人に網羅され -
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ネタバレ3
小説と同著者で06著なので情報が古いと思われるが当時の合法的な節税・脱税の話。現実に起きたマネロンの事件を挙げ解説している。カシオから120億円の資金が流出した国際金融詐欺事件、クレディ・スイスやプライベートバンクの話、マネロンの歴史から金融のグローバル化と大衆化がもたらす未来の話。小説のもとのような話もありなかなか面白い。
金融市場の最大のプレイヤーは年金基金や生命保険会社などの機関投資家であり、数億円程度の個人投資家は影響力がない。プライベートバンクの存在意義は、富裕な個人投資家に新興市場も含め多様な商品にアクセスできるようにする事、法人や信託など様々な取引主体が利用でき匿名性を上げら -
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正社員とはサラリーマンであり、即ち社畜のことだろう。驚くべきことにこの国では、いつの間にか社畜=奴隷こそか理想の人生になってしまったのだ。 慨嘆する 世に蔓延する「社畜礼賛」が薄気味悪いだけだ 「自由」は空疎なお題目ではなく、「人生を選択できる経済的な土台(インフラストラクチャー)」のことだ。 玉石混淆の自己啓発本が溢れていて 羅針盤も海図もなく徒手空拳で市場の荒波に乗り出していく 刻苦勉励こつくべんれい 日比谷公園の野外音楽堂が薄暮に沈む頃には 戦犯を見つけて批判する勧善懲悪の単純な手法は 巷間流布している「格差社会」の処方箋は殆ど役に立たない 七〇年代のハーレムやブロンクスが一般人の近づか
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もっと言ってはいけないについて
1冊目の「言ってはいけない」の続編。
1冊目同様、
書かれている事を、そのまま鵜呑みにしてしまうのは間違いではなくとも、危険な可能性があると思われる。
その為、星3つです。
これから読もうと思われる方には、
自分で検証する必要がある事、検証不可能な内容も含まれる事をお伝えしておきたい。 -
Posted by ブクログ
原発、領土問題、ギリシアの破綻、いじめ…
誰しもが解決すべきと思っているのに、議論は膠着し、対策は進まない。そんな不愉快な問題が発生する原因と対策を、進化論の視点から述べている本。
経済学や政治学といった従来の学問ではなく、進化論の視点から考えられた意見は新鮮だが、納得させられる。
人類の遺伝子レベルの原因だと言われてしまうと、どうしようもなく感じるが、遺伝子レベルの思考回路を解き明かすことで、解決策への糸口を見つけることができそうだと希望を持たせる一冊でもある。
特に、「素人の大多数の直感で選ばれた解の中間値は、概ね正しい」という事実は、意外で驚いた。
進化論の知識は1ミリも持ってない