橘玲のレビュー一覧

  • 運は遺伝する 行動遺伝学が教える「成功法則」

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    行動というサイコロの試行。
    統計の本ってことで、いいかな。

    設計図(ブループリント)とは、誕生時に各人に与えられた地図のようなもの。最初の基本であり、唯一であり、自身により書き直すことも、環境からの影響によったりして修正も少々なら可能か?という代物。

    そこから如何に自分自身の運を、最適な間引きや篩にかけるか、サイコロを振る、振り続けられるか、なのか。それすらも遺伝ということになるんだろうが。
    性格は株式のチャートの移行変位のようにも感じるな。かなり気まぐれ感がありつつも、統合的。

    人生ってバクチなのね。いい鉄火場を探すのも大事。

    安藤さんは意外と、古典教養好きか。

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    2024年02月14日
  • 世界はなぜ地獄になるのか(小学館新書)

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    昨今のキャンセルカルチャー、世界の分断、炎上の問題など、最新の研究を紹介しながらよく整理されている。その結果、「地獄」になっていくが、現代の私たちはテクノロジーを手にして幸福な生活も送っている二面性。地獄に向かう世の中に対する著者なりの処方箋も。
    いっぽう、最近の著者の作品は、さまざまな研究の紹介が多く、少しわかりづらいと感じることもあり。それだけ世の中が複雑化しているということかもしれない。引用されている原本にあたり、再び氏の著作に戻ることで、よりすっきりするのかもしれない。急がば回れか。

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    2024年02月13日
  • 人生は攻略できる

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    これを読む前に他の本で似たような内容を読んでいたので再確認という感じだった。とはいえ、私は幸福に生きるには危うい側の考え方、働き方をしているので危機感は更に募った。考えなければ。

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    2024年02月10日
  • 上級国民/下級国民(小学館新書)

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    上級国民と下級国民に分断されているのが、日本だけではなく世界で起きていることだとは…その分断がなぜ起きているのかを、分かりやすく記してある。

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    2024年01月16日
  • モテるために必要なことはすべてダーウィンが教えてくれた 進化心理学が教える最強の恋愛戦略

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    進化心理学の学説などを加味した男性向け恋愛アドバイス

    変な恋愛本よりはまともかも。
    特に若い男性は読んでおいた方が良い気もする自己啓発本。

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    2024年01月12日
  • 永遠の旅行者(下)

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    ハワイを舞台とした日本人の元弁護士が主人公。
    思わぬ依頼を弁護士ではなくアドバイザー(資格を失ったので)として引き受けることに。
    日米を舞台に、そしてシベリア抑留に端を発した事件。
    これらを弁護士のように人に会い、現場に出かけて解決をしていく。
    最後まで飽きずに読み切れました。

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    2024年01月02日
  • 人生は攻略できる

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    タイトルだけで購入したら、若者向けだった。
    もっと若い時に読めばまた違う感想かもしれないが、参考にはなった。

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    2023年12月31日
  • もっと言ってはいけない(新潮新書)

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    海外のメンバーと一緒に仕事をしているが、考え方やパーソナリティに関する事は、少なからず遺伝も影響があると言う事が理解出来た。良く優れた点を比較しがちであるが、裏を返せば弱点でもあるのであまり気にしないで自分の道や、己のやり方を見つけていきたいと思った。

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    2023年12月29日
  • 無理ゲー社会(小学館新書)

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    "難易度が高すぎてクリアをするのが不可能なゲーム"のことを「無理ゲー」と言うそうです。

    本書では、キーワードである「自分らしさ化」のルーツと変遷から始まり、「能力主義(メリトクラシー)」がもたらす格差とその解消策について、「ベーシックインカム」などの実例を交えて論じられています。

    しかし、いくら有効な施策を打ち出して経済的な格差を解消しても、また次の格差にシフトするのではないか...というような展開になっていきます。

    富の再分配で、誰もが「自分らしく生きる」権利を得ても、結局次から次へと格差が生まれるというのは身も蓋もない、まさに「無理ゲー」と言えますね。

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    2023年12月19日
  • 運は遺伝する 行動遺伝学が教える「成功法則」

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    橘氏、安藤氏ともに切れ味鋭い見解を示してくれるので、彼らの著書を読んでいると気持ち良い。今回もタブーとされている遺伝子に関するものだが、対談という形の本であった。お二人ともに知見が豊富で、遺伝学の素人で読解が苦手な私にとっては、かなり読み進めることが困難であった。内容的にも、それぞれが以前書かれていたものと大きな違いはなかったように思われ、新しい気づきはそこまでなかった。

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    2023年12月12日
  • 残酷すぎる人間法則

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    人生において本当に重要なもの、それは他者との関係。最初はなるほどと思って読んでいたが、途中からだんだんついていけなくなってしまった。自分の語学力、理解不足が原因かもしれない。

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    2023年12月12日
  • 残酷すぎる人間法則

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    人間関係なんて傾聴すればいいんでしょと安易に考えてはいけまそん。テロリストや情緒不安定な人には傾聴が有効だが家族に傾聴は効かない。
    人生においてただ一つ、本当に重要なものは他者との関係だ。

    バーナム効果→占いなどの結果をあたかも自分のことを言われていると感じること。人は世界があたかも理に適っているようでありたい。そのため真実ではなくてもストーリーを必要とする。

    人の心を読み解くには興味、モチベーションを上げること。それにプラス外的利益や損失が加わればさらに上がる。女性の方が興味関心を抱きやすいから男より敏感。
    真実を知りたければ親切にして相手に長く喋らせること。

    - 共感とは何か。自己と

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    2023年12月07日
  • 人生は攻略できる

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    お金、仕事、愛情・友情の観点から「攻略法」を述べられていた。リスパ思考の成功法則とサブタイトルはあるものの、あまりリスクパフォーマンスについて攻略法として取り上げられておらず、サブタイトルどこ行った?という気持ちにはなるが、全体的に考え方のためになる本だとは思う。ただ内容として目新しいものはあまりなく、最近のお金や仕事に関する本を読んでいればこの本に書かれていることはあまり参考にはならない。逆にほとんどそういう本を読んでいない人には、入門として読むのはいいと思う。

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    2023年12月07日
  • 働き方2.0vs4.0 不条理な会社人生から自由になれる

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    日本の働き方はとっくに周回遅れだよという本。
    人種や性別などの先天的要素による差別をなくした結果が学歴主義・自己責任・能力主義という主張に納得。

    働き方1.0→年功序列、終身雇用
    働き方2.0→成果主義
    働き方3.0→スペシャリストの離合集散
    働き方4.0→フリーエージェント
    働き方5.0→機械が働く

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    2023年12月04日
  • もっと言ってはいけない(新潮新書)

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    性格、知能の遺伝と、それに伴う社会的地位について。体の特徴が遺伝するのと同じく、性格、知能もある程度の遺伝がある、とは納得。

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    2023年11月22日
  • 人生は攻略できる

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    ネタバレ

    人生を攻略するためには、金融資本と人的資本と社会資本の3つを築く必要があると書いてあった。内容としては非常に平易で一般的なことが書いてあった。特に主張していたのは、人的資本をどうやって増やすかでゆるくつながってる人たちと情報共有することで、お互いに仕事を作るようなことを進めていた。自分の場合、人的資本が築けていないから、周りの人にどのようなことができるか考える必要がある。言語化を進めていく。

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    2023年11月22日
  • マネーロンダリング

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    租税回避を扱う金融小説で、消えた女を探して日本と香港を巡る。主人公の感情というか本心が見えてこないので、淡々とした話に思えた。

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    2023年10月21日
  • 2億円と専業主婦

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    いつもの橘さんらしく、他の人は遠慮してなかなか言えないことを述べている本だと思う。
    専業主婦は2億円の損という話。

    この本は何も女性ばかりに働きなさいと言っているわけではなく、男性も家事や子育てを分担し、夫婦揃ってキャリアを積むことを進めている。

    この本のあとに別のジェンダー論の本を読んだのだが、専業主婦の問題は、男性と女性が性別によって養う側と養われる側に分けられること、女性が経済的自立ができないために、生活を夫の稼ぎに頼らねばならず、ハイリスクを負う事、などが述べられていた。

    専業主婦という生き方をしたい人はすればよいが、とっとと結婚して家庭に入り、子育てに専念するために仕事を辞めて

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    2023年10月01日
  • 人生は攻略できる

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    さらっと読める。似た者同士で集まるのだが、その中で唯一のキャラ、というのは確かにそう。バザール礼賛はどうかなあ。ちょっと納得していない。

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    2023年10月01日
  • タックスヘイヴン Tax Haven

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    橘さんと言えばTwitterで有名な人、という印象がある。
    この人が書籍を執筆しているの知ったのは、つい最近のこと。そして小説を書かれていたのを知ったのは、この本を手に取った時。

    果たして、すごい小説なのだとは思う。
    単なる学校の教科書的な知識だけでは、こういう本は絶対に書けない。

    海を超えたマネーロンダリングのお話。関係者は、証券マン・警察・政治家・裏社会の人物…など。
    すごいものを読んでいるなぁと思いながら読んだけれど、正直なところ難しさはあった。

    少し時間を置いて読んだためか、内容に理解できない部分はあった。

    このひとは知識量はすごいと思うんだけど、ストーリーテラーかと言えば微妙

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    2023年09月19日