橘玲のレビュー一覧

  • 全員“カモ”―「ズルい人」がはびこるこの世界で、まっとうな思考を身につける方法

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    内容は悪くないと思う。ただ翻訳のせいか文章が読みにくい。例に出される詐欺などもアメリカでのことなので分かりにくいところもある(他の翻訳本ではそんなに気にならないので注釈の問題なのか?この本には注釈がないのだが)
    参考文献はサイトからダウンロードしないと見られないのもちょっと不便。そのわりにページ数が多い。もう少し簡潔にまとめ、言い回しも簡単なものにしてあるとよかった。

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    2025年01月24日
  • バカと無知―人間、この不都合な生きもの―(新潮新書)

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    社会性の生き物であることを念頭におきながらいきていくほうがよいなと思います。
    正論に対する貯金を行っている自分を認識できたことが一番の収穫だと思いますね。正論のあとの不愉快wwな発言、思わずでてしまいますね。

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    2025年01月19日
  • 無理ゲー社会(小学館新書)

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    「格差社会」をさらに絶望的に(?)今どきの表現を使って表現したタイトル。個人の責任で片付けられない、「どう頑張っても上にいけない」人達が出てしまう社会の構造を分析した本。

    資本主義、あるいは社会主義でも独裁体制の中で広がる格差を経済面とともに、人が持つ本能や欲求の面からも掘り下げている。時折偏った見方が見えなくもないが、本能に切り込んでいるところは興味深い。しかし、実際にあった事件や、「生きる意味がないから自死したい」人の話題など、全体的に明るい話はない。

    最後は動物の繁殖方法も例に出し、人間社会での格差縮小の解決策のひとつを提示しているが、なんだか現実味はなくそれで解消できる感はない。そ

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    2025年01月18日
  • テクノ・リバタリアン 世界を変える唯一の思想

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    リベラルとリバタリアンとの違い、欧米の右傾化やマスクのトランプ支持の背景などを理解できた。
    シリコンバレーの天才億万長者の思いを著者のすぐれた洞察で解釈・解説しており、知的な面白みがある内容。
    Xメンファンにもオススメしたい。
    後半は、自分には難しかった。

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    2025年01月12日
  • 全員“カモ”―「ズルい人」がはびこるこの世界で、まっとうな思考を身につける方法

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    多種多様な事例を論拠に「騙されるのはこういう人間の性質や考え方があるから」「騙されないためにはこうすればよい」が解説されている。なるほど、と思う部分もあったが、ほとんどが「そりゃそうだよね」という内容が多かった。

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    2025年01月09日
  • シンプルで合理的な人生設計

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    作家である著者が合理的な生き方について
    金融資本、人的資本、社会資本という3つの資本の観点から解説した一冊。

    タイパやマルチタスクなどについての効用についても解説されていることや睡眠と散歩についての効果や幸せの定義など私たちの生活において感じる疑問を本書を読んで多くの研究結果などから知ることができました。
    またギャンブルが割りに合わない理由やソックパペットなど本書で知ったこともありました。
    金銭資本ではF X、ビットコイン投資の真実など著者でしか知り得ないことも知ることができました。
    また不動産や保険についてもどのように向き合うかも理解することができました。
    また、人的資本では高い専門性を持

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    2025年01月02日
  • 言ってはいけない―残酷すぎる真実―

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    本書を一言でまとめると、「遺伝は通常思われている以上に私たちに影響を及ぼしている」といったところだ。

    【1】努力は遺伝に勝てないのか
    【2】あまりに残酷な「美貌格差」
    【3】子育てや教育は子どもの成長に関係ない

    本書は上記の3章からなっている。しかし、章ごとのテーマを突き詰めているわけではない。それは、本書が月間「波」連載されていた「残酷すぎる真実」に加筆・改変したものだからだ。便宜上、章立てにしているが、実際はそれぞれが独立したテーマで、以下の13からなる読み物である。


    I 努力は遺伝に勝てないのか
    【1】遺伝にまつわる語られざるタブー
    【2】「頭がよくなる」とはどういうことか――知

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    2025年03月19日
  • シンプルで合理的な人生設計

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    最近はタイパやリスパが前面に出過ぎている気がする。良い面はもちろん分かるが、悪い面が大きすぎると思う。
    前半は面白く読んでいたが、後半、だれてしまった。

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    2024年12月21日
  • 幸福の「資本」論―――あなたの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」

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    ☆3.5 まあいつもの橘本ではあるんですが
     実證的、理窟的、非倫理的。この三拍子が揃った説得的な本で、甘いことは書いてません。
     人間には資本が3つあり、それぞれ人的資本、社会資本、金融資産である。その前提から話が始まります。
     で、橘本特有の、遺伝の話や統計の話が出てくるわけであります。セロトニンホルモン遺伝子の多寡で日本人民族が鬱傾向か、など興味深いはなしも。

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    2024年12月19日
  • スピリチュアルズ 「わたし」の謎

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    読んでる。

    橘玲らしく読み始めたのだが、
    橘玲らしく、?が湧いてきて
    橘玲らしく、「あれ? そうなの? どういうことだっけ?」となり
    橘玲らしく、途中で疲れ出し
    やはり、遠のいてしまいそう・・・

    そうならないように頑張ります。

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    2024年12月05日
  • DD(どっちもどっち)論 「解決できない問題」には理由がある

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    【どうしようもない】
    脳みそは膨大なエネルギーを消費します。

    したがって、瞬時に判断すれば消費動力を少なくすることができます。つまり、善と悪がはっきりしている方がわかりやすいので、善と悪を決めつける極端な二極化に陥るのです。
    考える能力が備わっている人間ですが、考えないように生きてきたので脳みそを有効に使えていません。

    ただ、現代は飽食の時代です。
    膨大なエネルギーを使用する脳みそを動かしても問題ない。
    どんどん動かしていきましょう!

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    2024年12月01日
  • DD(どっちもどっち)論 「解決できない問題」には理由がある

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    ☆3.5 政治問題の決着のなさのなさ
     双方の主張する善悪二元論が対立し、相対的な視点を失った論争に終りはない。ガザ、イスラエル、原爆、従軍慰安婦…… そのいづれにも犠牲者意識ナショナリズムは存在し、加害の歴史を無視し犧牲者たらうとする。

     文学でもやたら原爆小説や原発小説が評価されるきらひがある。みづからが正義だと信じて疑はない者の多いこと。(その点、筒井康隆は谷崎賞の選評のとほりでえらい。)

     さて、この本の内容自体は、日本の社会問題にたいしてリベラル観を問ひただすものだ。
     それぞれ利害があって口にできないこと。それを橘さんは言ってのける。なかには首をかしげるものもあらうが、議論を深

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    2024年11月30日
  • 人生は攻略できる

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    子どもに読んでもらって感想を聞いてみたくなる一冊。
    お金がなければ自由になれない。
    そのとおりだ。

    お金なしで得られる自由は僅かなものである。

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    2024年11月25日
  • 裏道を行け ディストピア世界をHACKする

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    ハックをテーマに恋愛工学を皮切りに金融、ギャンブル等の依存症、ポストヒューマン等など縦横無尽に様々なテーマで世界の事例を紹介してくれる。圧倒的な読書量を経た上でのコタツ記事。橘玲って本業は何だか詳しくは知らないのだが、コタツ記事だけで作家として成功しているのならそれはそれで凄い。

    まぁ個別の話はそんなにつまらなくはないのだが、で、何?どうしたら凡人でもハック出来るの?どしたら幸せになれるの?

    人間が作った社会なのでハックする抜け道は存在するのは間違いないと思うが、あまり結論がない話だった。

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    2024年11月21日
  • テクノ・リバタリアン 世界を変える唯一の思想

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    トランプ氏が次期大統領として再選された。過激な発言で物議を醸してきた反面、その考え方に支持の広がりが見られた結果であろう。その背景には、アメリカ社会の行き詰まりや閉塞感、進路への重大な示唆が感じられる。
    起業家として成功を重ね、超富裕層に昇り詰めたイーロン・マスク、エネルギッシュな行動や思想から、トランプ新政府での役割を期待する人々と危惧する人々がいる。アメリカは建国以来の自由主義に対する解釈が分化してきて、中央集権的な仕組みを嫌い、本来の自由に回帰するリバタリアニズム(自由原理主義)が台頭してきた。ギフテッドでありリバタリアンである人々に焦点をあてながら、この新しい兆候を分析している。年功序

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    2024年11月18日
  • 幸福の「資本」論―――あなたの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」

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    人の資産は「金融資産」「人的資本」「社会資本」に分けられる。
    金融資産→分散投資。経済的に自立する
    人的資本→好きな事に集中投資。子供の頃のキャラが本当の自分。
    社会資本→小さな愛情空間と大きな貨幣空間に分散

    ・好きなことに人的資本の全てを投入する。

    ・「自分だけのニッチ」を見つけた種だけが生物の進化の過程で生き残れる

    ・ルールがシンプルなゲームは強者に有利。
    弱者の生存戦略は「小さな土俵」「複雑」「変化」

    ・時間と人間関係が選べれば、幸福度は大きく上がる

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    2024年11月18日
  • 女と男 なぜわかりあえないのか

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    先にジャレドダイアモンドの『人間の性はなぜ奇妙に進化したのか』を読んでいたので内容としては既知のものが多い。同じ内容に対して心理学的な実験やホルモンなど生物学的なアプローチでデータを出しているところが異なっている。その点で読みやすくより雑学的な軽い気分で読める。
    内容のまとめとして、生物学的な理由により男女は異なるのは事実であり女は男の劣化版というわけではなく別物であること、ホルモンが原因で男は若い頃から性欲の面で女性の100倍くらい猿であり雌をめぐって水面下で熾烈な競争を繰り広げていること、女はそんな勝ち抜いたアルファ雄を落とすためにまた別の競争をしていること。異なる戦いをしているのだから互

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    2024年11月14日
  • 裏道を行け ディストピア世界をHACKする

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    恋愛、ギャンブルから仕事まで、近年のトレンドを踏まえてどのような状態が目立ってきているのか解説している地に足のついた本。
    中国で2021年の流行語にもなったという寝そべり族ですが、いずれ問題にはなるけどそれは10,20年後の話なんでしょうね。

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    2024年11月13日
  • スピリチュアルズ 「わたし」の謎

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    その人を構成する性格の要素がよくわかる。
    自分の性格を環境に合わせるのではなく、性格に合った環境で働くことが良い。

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    2024年11月11日
  • シンプルで合理的な人生設計

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    表題の示す通り 下線が引いてある
    合理的に考えて計画していくという趣旨である
    基礎知識としてコスパ タイパ リスパ の説明
    睡眠は生きていくために必要であり 主に 重きを置く
    運動 自己啓発として散歩を進めている
    習慣をつけることが成功に導く努力を続けられるか
    統計的なデータを使って説明している
    実践編 として 箇条書き 説明 (3つの資本と8つのパターン
    金融資本 幸福とは 投資とは 保険とは
    人的資本
    社会資本 「あなたは友達5人の平均 ルール ネットワーク効果

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    2024年11月07日