橘玲のレビュー一覧

  • 世界はなぜ地獄になるのか(小学館新書)

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    リベラルとは、自分らしく生きたいという価値観。そのためには皆対等に同じ権利が保証されなければならない。リベラル化は、必然的に、格差拡大・社会の複雑化・孤独化・アイデンティティの衝突を招く。社会正義の運動は、キャンセルカルチャーに変貌しつつある。

    リベラル化を論理的につきつめると導かれることに成程。日本はドメスティックがベースだから、更に大変なのか。

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    2025年10月06日
  • 言ってはいけない中国の真実――橘玲の中国私論 改訂版――

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    人が多すぎる流動性の高い社会。社会的資源としての「信頼」不足。命より大事な、グワンシを結んだ相手。近代世界に近世的ルールで統治する他はない不安定な国家。

    見聞録なのですが、歴史的に育まれた中国人の考え方や行動原理がわかりやすく説明されており、中国の見方が少し変わりました。

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    2025年10月06日
  • 親子で学ぶ どうしたらお金持ちになれるの? ――人生という「リアルなゲーム」の攻略法

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    内容はシンプルで分かりやすい。
    あくまで子供と一緒に読む本であり、大人が新しい知識をつけるための本ではない

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    2025年09月30日
  • テクノ・リバタリアン 世界を変える唯一の思想

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    寄せ集めだがそもそもの前提がおかしいのではと感じる借り物の「思想書」
    なんか雑な印象
    自分の思い通りになることが本人にとって「合理的」であるといってるだけで、その根拠はそれで自分は成功したからという雑なもの。
    自分勝手なヤツが成功したら、自分勝手なルールで良いのだとならない。
    そして成功維持するために自分勝手に振る舞い続ける
    それだけの話を成功したから正義というのは失敗したら不正義と言ってるだけで、将来訪れるであろう衰退(主役交代)の時にそう言うのか
    そもそも成功の証である「富」が株やドル換算できる有価証券など旧態依然な体制であるところの「資産」で表され、暗号資産ではない理由が記されていないの

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    2025年09月30日
  • 人生は攻略できる

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    橘玲を何冊も読んでいる者としては、おなじみの内容。幸せは人的資本、金融資本、社会資本の3つから成り立っていて、その攻略法が書かれている。

    ・日本人はネガティブ度が高い。意識的にポジティブになったほうがうまくいくことが多い。
    ・アメリカは日本より学歴社会。有名高校に1点足りなくて不合格になった学生と、1点差で合格した学生を集めて、その後の人生を比較。不合格した学生も一流大学に入学したり、一流企業に就職していることがわかった。先進国は肩書や学歴ではなく、実績で個人が評価され、ちょっとした不運はいずれなんの影響もなくなる。そう考えれば若い時は失敗を恐れることなく、いろんなことを体験した方がいい。(

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    2025年09月25日
  • 言ってはいけない―残酷すぎる真実―

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    ネタバレ

    ★★★☆☆星3
    とても賢い人たちが行った調査と結果と解釈が極端すぎるように感じたが、最後まで興味を持って惹きつけられた。美男美女が得をする、頭の賢さは遺伝するなどなんとなく知っていた内容もあったけど、依存症、精神病の遺伝についてや、反社会性パーソナリティ云々その他知らないことも多く、勉強になりました。最後のページの、不愉快なものにこそ語るべき価値があると考えている。きれいごとをいうひとは、いくらでもいるのだから。という締めくくりが一番印象的でした。

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    2025年09月18日
  • マネーロンダリング

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    金融のことはさっぱり理解できなかったけど、雰囲気で。お金持ちは狡いなあ。庶民は何も知らずにせっせと働くしかないな。明日からも頑張ろうっと。

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    2025年09月14日
  • 無理ゲー社会(小学館新書)

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    ベーシックインカムでも負の所得税でもいいが、何らかの政策で経済格差の縮小に成功したとする。しかしその次に来るのは性愛のパートナーを奪い合う評判格差社会だろうと著者は言う。

    エピローグの数ページは中々恐ろしい未来予測が書かれている。恐ろしい、と言うのは、グローバル資本主義の歪みにかなり敏感なアンテナを張っている著者が、AIを中心とするテクノロジーには妙に楽観的に考えているフシがあるからだ。詳しいことは本書を読んでほしいが、自分にはデジタル・ディストピアの描写のように思われた。

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    2025年09月13日
  • 上級国民/下級国民(小学館新書)

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    橘玲さんのブログや他の著書も拝読しているので、初めてではないお話も多々ありましたが、「マジョリティの分断」や「モテ/非モテ」の考察は、「なんでこうなっちゃってるの?」という事に切り込んでいて、やはり面白いです。

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    2025年09月10日
  • 無理ゲー社会(小学館新書)

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    人生は配られたカードで決まる。リベラルな社会は、努力すれば報われる自由を志向してきましたが、現実はより格差が強化する世の中になってきています。生まれた家庭環境や遺伝情報といった先天的な資質を、教育投資や人間関係の後天的な獲得環境が強化していく「親ガチャ」から始まり、「学校ガチャ」「教師ガチャ」「会社ガチャ」「上司ガチャ」という流れ。持つ者は富み、持たざる者は窮するのが機会均等を目指した社会の現実です。

    明確な人生プランが描きづらくなった世の中だからこそ、夢や目標を持つのが大事だと教えられて教育課程では他人よりも高い評価を得ることを是とする偏差値競争が繰り広げられます。それが生み出すのは膨大な

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    2025年09月07日
  • 新・貧乏はお金持ち――「雇われない生き方」で格差社会を逆転する

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    本を読み進めるに従い、内容の難易度が高くなってきて、後半はほぼ付いて行けませんでした。
    情報、金融リテラシーの有無で国が用意する制度を活用できる否か大きな差がある事を改めて知りました。
    法人の税制優遇を巧みに使い倒そう(筆者は国家を道具として利用と言っている)という内容です。用意された既得権の活用の指南書です。
    利用するかは別として、知識を深める良本です。
    この内容を理解できるぐらい自分のリテラシーも上げておきたいですね。

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    2025年09月03日
  • 親子で学ぶ どうしたらお金持ちになれるの? ――人生という「リアルなゲーム」の攻略法

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    知っておいて損にはならない考え方や、法則が紹介されており参考になりました。
    いくつか、それってほんと?という部分もありましたが、お金持ちになるってどういうことか、お金持ちは幸せか。幸せとは何かについて経済という切り口で、語り考えてゆくことは、変でも何でもなく、むしろ必要だし、なぜ義務教育で扱わないのか。と常々思っていたので、ぜひこのような分野の勉強も義務教育に入っていくといいなと思いました。

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    2025年08月14日
  • DD(どっちもどっち)論 「解決できない問題」には理由がある

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    オーディブルにて。
    この著者は過激な書き方もするが、どっちもどっち論と題するだけあって、他方から新たな視点を提示してくれるという意味では参考になった。

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    2025年08月14日
  • テクノ・リバタリアン 世界を変える唯一の思想

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     ひとは自由に生きるのが素晴らしい

     これに対して、リベラリズムは若干の修正を加える。

     ひとは自由に生きるのが素晴らしい。しかし平等も大事だ

     自由主義に対抗する思想として「共同体主義(Communitarianism: コミュニタリアニズム)」があるが、それとても「自由」の価値を否定するわけではない。彼らはいう。

     ひとは自由に生きるのが素晴らしい。しかし伝統も大事だ

     たったこれだけで、現代の政治思想の枠組みが説明できてしまった。アメリカの共和党と民主党が典型だが、二大政党による政治的対立というのは、「自由」をどのように修正するのか(あるいはしないのか)のアイデンティティ闘争な

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    2025年08月10日
  • 新・貧乏はお金持ち――「雇われない生き方」で格差社会を逆転する

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    昔の本の改訂と理解せぬままに買ってしまった。注釈は入るものの出てくる年号が古すぎてところどころで冷めてしまう。

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    2025年08月03日
  • マネーロンダリング

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    金融や租税回避の知識がふんだんに散りばめられたミステリー。
    犯人は比較的早い段階で察しがつくため、純粋なミステリーとしての意外性は薄いものの、秋生とメイの微笑ましい関係や、見えない“何者か”にハラハラさせられ、気づけば一気に読み進めてしまった。

    こういうお金の稼ぎ方や隠し方に、どこか憧れる気持ちがある一方で、実際にその度胸は自分にはない
    そんな読後感だった。

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    2025年07月31日
  • 上級国民/下級国民(小学館新書)

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    上級国民という言葉が世に出てから久しい。

    3部構成で、第一部はバブル崩壊後の平成の労働市場がどのように下級国民を生み出したのか。
    第二部は「上級国民/下級国民」が「モテ/非モテ」につながることを論じる。
    第三部は日本だけでなく先進国を中心に世界中で、「上級国民/下級国民」の分断が進んでいる背景を論じる。

    良くも悪くも、団塊の世代が全てあの世に行ってからが、日本の後期近代の始まりとなるか。

    第三部からが非常に興味深い。
    明確な数字を元に表を見せられると、究極のリベラル化した世界もあながち夢物語ではなくなるのだろうか。

    人工知能が人間の知能を超えるシンギュラリティ(技術的特異点)は2045

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    2025年07月30日
  • もっと言ってはいけない(新潮新書)

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    敏感なのは、不安や抑うつだけじゃなく、幸福にも敏感。環境や相手に影響を受けやすいランのようなもの。高コンテクストなコミュニケーションのなかで育った敏感な性質とうまく付き合って、そして、それを長所として活かせるように、咲ける場所を探して行きたいと思った。

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    2025年07月17日
  • 超新版ティッピング・ポイント 世の中を動かす「裏の三原則」

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    ネタバレ

    期待して読んだが、面白かったが何を学べたのかわからない印象。

    【旧版】ティッピング・ポイントの3原則(2000)
    1. 少数者の法則(The Law of the Few)
    社会的感染を引き起こすのは、ごく少数の「特別な人物」である。

    この「キーパーソン」は以下の3タイプに分類される:

      Connectors(コネクター):多数の異なる社会圏をつなぐ人
      Mavens(メイヴン):知識の豊富な情報通
      Salesmen(セールスマン):人を説得する力のある人

    2. 粘りの要素(The Stickiness Factor)
    情報が拡散するには、「人の記憶に残る」「再生されやすい」特

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    2025年07月14日
  • 新・貧乏はお金持ち――「雇われない生き方」で格差社会を逆転する

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    マイクロ法人の入門書。

    橘玲氏の本は、十数冊かそれ以上、かなり読んでいる。本書で提案されているマイクロ法人の概念は、氏の本で何度も読んできたが、本書が一番詳しく載っている。
    内容は、現行の仕組みを的確に利用することで、惜しみなく奪われているサラリーマンより、有利になるといもの。現在個人事業主で、法人化を考えている人は一読の価値がある。

    本書を読んだからと言って、「雇われない生き方」ができるようになるわけではない。節税がメインテーマであり、ビジネスのアイデアが得られるものではないからだ。本書は実践ガイドではない。マイクロ法人という概念が得られるだけだ。それは本書のあとがきにも書かれている。

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    2025年07月12日