橘玲のレビュー一覧
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Part3 脳をHACKせよ あなたも簡単に「依存症」になる
の章が一番面白かった。報酬系回路を発見した後のラットや人間の忠実な反応ぶりを読むと、生き物も煎じ詰めるとアルゴリズムの塊に過ぎないのかな、と思わないでもない。
塩基とタンパク質を通じての個体統治では、俊敏性に絶望的な弱点があるため、脳があり、その脳を通じた代理統治が人生だと考えると、その脳にどの程度のバグが許容されるのかは、よく分からない。多すぎると淘汰圧を掻い潜れないだろうし、完全を目指して余りに脳がエネルギーを使うと燃費が悪過ぎて生き残れなさそうだ(ネアンデルタール人のように)。結局、今(ご先祖様を含めて)生き残っている、という -
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有名な本なので読んでみた。
何も考えずに過ごしていても資産は増えないので、増やすための方法が「黄金の羽」で、それを知って、実行しよう、という内容。
この本が書かれた時から時間が経っているので、状況が変わっている。不動産は手が届かないぐらい高騰しているし、日用品も値上がりしている。
確かに、会社に勤めて、源泉徴収されて、手取りの中から住宅ローンを払って、高くなっている生活費を払って、とやっていたら資産が増えないのはよくわかる。
法人を立ち上げるまでやるかどうかはともかく、投資のことだけでなく、法律をよく勉強して、自己防衛をするというのは必要かも知れない。
それにしても、税金を払うことを泥棒に -
Posted by ブクログ
本書の内容は、題名からネトウヨ的立場による朝日叩きかと思ったが、朝日叩きの内容はほとんどなく、リベラルと保守の本質を突き詰めていく内容である。
なぜ各国でトランプのようなポピュリズムが台頭し、リベラルがどのような経緯で成り立ち、なぜポピュリズムに勝てないのか等リベラルや保守、ポピュリズムを知る上でかなり参考になった。また保守は各国独自の価値観に左右されるが、リベラルは国際基準で同じ価値観であるから、世界的に普遍の価値を有するということがリベラルの本質をついていると思われた。
本書の冒頭で、日本においては自民党が革新的立場にあり、共産党や立民党が保守のような立場にあることが、若者層の支持を -
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キャッチーなタイトルな割に中をは本格的な社会学の論評の様子。自分には難しくてなかなか入ってこないところもあったが、
LGBTと政治の関わりの変遷
秋葉原無差別殺人事件の加藤についてのエピソード
ユニバーサルベーシックインカムの問題点
このあたりはそれなりに理解できたと思う。
ラストまで読んで、ようやく本書の概観が理解できたが、
リベラルな世の中で、リベラルを追求していけば必ず格差は広がりリベラルには解決策はない、行き着く先はメタ空間での人類補完計画・・・
今、この世の中で生まれ生きている人は特に日本人は超高齢社会の中自分らしさと夢を求めることを強いられ、生きていかなければならない「無理ゲー -
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我々の大半は自分達を中流と思っているが(家あり、職あり)、実態は世界の富を一部の少数が独占し、中流という言葉も普通の生き方をしていればすぐに下流に転落するということで形骸化しつつある。著者が言うところの無理ゲー社会に今生きている。
上級国民に近づくためにはHACK、ルールを無視して近道を見つけ、ふつうの奴らの上を行くしかない、ということらしい。
「ふつうの奴らの上を行く」この言葉が表すように、著者には優生思想が根強くある。
性愛、金融、ギャンブル、生存本能、自己改革などの分野にHACKを試みた人達の実例が紹介されている。これらの分野に共通するのは、人間の欲望に結びついている、何らかの脳内物質