橘玲のレビュー一覧

  • 残酷すぎる人間法則

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    ネタバレ

    有名な自己啓発本やこれまで信じられていた成功に関する様々な言われてきたこと。それが心理学等による科学的な実験で検証してみた。というのが本書の内容である。
    個人的に思うのは、科学的に検証できてない=逸話という論法はおかしいということである。
    科学は日々進歩している。私が学生だった30年以上前に信じられていたこともその多くが覆されている。あまり良い例ではないがたとえば人の脳はコンピューターを真似たもの。コンピューターには記憶容量の制限がある。故に人間もたくさんのものを覚えておくことは困難である。記憶は有限というそれである。
    実際は人間は忘れる。覚えておきたければ何度もその情報にふれる。もしくは思い

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    2024年05月11日
  • 裏道を行け ディストピア世界をHACKする

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    30代でFIREして数年。そんな立場で読んだ感想。

    まず、恋愛、金融、依存症、自己啓発の残酷な現実をこれでもかと紹介。
    この辺はそうなんだなぁと流し読み。

    では、どうしたら残酷な現実を生き抜けるか?
    筆者の答えが、ミニマリズムとFIRE。

    FIREの達成はモノをミニマムにしてれば、お金貯まる。
    そして、資産運用して、4%ルールで暮らすと。
    これは自分も似たような方法で達成した。
    ぶっちゃけモノをミニマムは、遺伝というか性格も影響あると思う。
    私は、元々モノにお金を使わない性格+副業+資産運用で達成できた。
    努力でミニマムな人になれるかどうかは、わからない。
    努力で収入を増やすことのほうが

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    2024年05月08日
  • 全員“カモ”―「ズルい人」がはびこるこの世界で、まっとうな思考を身につける方法

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    簡単な、だれもがすぐに怪しいと感じるような詐欺に騙される人がいる。なぜなんだろうといつも不思議に思っていたが、本書を読んで納得した。
    私も騙されないと思っていたが、今後騙される可能性があるし、すでに騙されている可能性だってある。
    本書に書いてあるように、もっともらしく語られる話ほど、慎重に検証する必要があることを念頭に置き、なるべく大きな買い物をしないよう気を付けたい。
    GAFAMも法律の範囲内で消費者の脳の脆弱性を利用して消費者をだまそうとしている中で、騙されないのは至難の業かもしれない。

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    2024年05月12日
  • 世界はなぜ地獄になるのか(小学館新書)

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     橘玲さんの本は、ごく当たり前のこととして自分達がふわっと思い感じていることを具体的な言葉にして、エビデンスを持って説明しており、毎回分かりやすく読みやすい。
     本作は、一昔前にいわれた言葉狩り等から波及したキャンセルカルチャーに焦点を当てて話しを進めているが、話が深掘りされてLGBTQ等のマイノリティに話が及ぶ辺りから、専門性が強くなり若干飽きてきてしまった。

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    2024年04月27日
  • スピリチュアルズ 「わたし」の謎

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    人類が芸術という娯楽を得てからおよそ時間は経ってないが、そこには都合が悪いのか触れていないのは気になった。ほかはおおよそ面白かった。
    筆者の我というか先入観が強め。

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    2024年04月27日
  • シンプルで合理的な人生設計

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    それを言ってはお終いよという、見も蓋もないことについて、ひろゆきよりは知的な語り口で述べている。
    指針にするつもりは毛頭ないが、一応こういう見解も踏まえた上で、生きていこうかなってなところ。

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    2024年04月24日
  • 人生は攻略できる

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    リスパという新しい概念を知ることができた。また世界編は完結でわかりやすくまとまっているので読みやすいと思う

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    2024年04月20日
  • 人生は攻略できる

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    著者の本は何冊か読んでいるが、また面白いところに視点を置き掘り下げたなぁと感心する。
    ちょっとためになるものや、良く調べたなぁと思うものまで。
    テイカーとギバーという表現は今風なんだろうか、ひとから与えられることに慣れて当たり前になっている若者…そして自分もそうかも知れないと考えさせられた。
    ジェファーソン高校のセックス関連図も、それはと思いつつもそうして繋がっているというものや、末端とその円にいるものとの関連性は社会の中でも充分にあることなのではと考えさせられるものだった。

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    2024年04月13日
  • 世界はなぜ地獄になるのか(小学館新書)

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    ・タイトルの命題を現在進行形の事例をもって解説していく本。
    ・では、それの対処は?これらを肝に銘じ「地雷」を踏まぬ様、慎重にそれぞれの日々を生きよ。
    ・広範な事例を元に結構明け透けな(でもリアルな)結論を提示した本書。
    ・全てに賛同できる訳では無いが、ある種実践書の様相を見せているこの本の正直さには好感を持った。

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    2024年04月10日
  • シンプルで合理的な人生設計

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    ネタバレ

    ジェフベゾスは8時間寝ることを最優先している。これが一番効果がある成功法則。
    一日は24時間ではなく10時間である。睡眠8時間、起床してから家を出るまで1時間、昼休み1時間、夕食買い物用意風呂2時間、通勤2時間、を引くと10時間しか無い。仕事を8時間したら2時間だけ。
    限界効用は減少する。よいことも悪いこともなれる。
    よいことだけでなく辛いこともだんだん慣れる。愛する人とのセックスがいつまでも最高だと、子供の世話はできない。失恋をいつまでも絶望していたら、子孫を残せない。逓減するのは、そういう仕組みがあったほうが有利だから。

    幸福になるにはお金持ちになること。しかし一定の閾値以上あれば、幸福

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    2024年03月24日
  • 世界はなぜ地獄になるのか(小学館新書)

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    脳は下方比較を報酬、上方比較を損失と捉える。
    そのために、キャンセルカルチャーやネットの正義が蔓延してしまう。

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    2024年03月21日
  • 世界はなぜ地獄になるのか(小学館新書)

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    トランスジェンダーについての疑問点が言語化された。
    その他おかしいと思っていることについて述べてある。

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    2024年03月17日
  • もっと言ってはいけない(新潮新書)

    匿名

    購入済み

    「言ってはいけない」の補完

    「言ってはいけない」の続編のような形でより深い内容を期待していましたが、本編と少し内容が被っている部分もあります。
    詳細を求めない人は本編だけでもいいかもです。

    #ドロドロ #ダーク

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    2024年03月14日
  • シンプルで合理的な人生設計

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    私自身も大好きな「合理的」という言葉(笑)

    タイトル名である「シンプルで合理的な人生設計」
    という私の心を響かせる単語ばかりで読まずにはいられなかった本です。

    読んでみて…
    著者のあとがきが2ページくらいがこの本の言いたいことかと思いました。

    私も読み進めながら「合理的」に生きるって、
    シンプルに生きるって、そんな人間簡単にできてないなと思い知らされました…

    著者も言及してますが、
    「合理的」を深堀している内容で、
    私の求めている答えは出ませんでしたが(もともと期待もしてなかったのですが…)、それでも面白かったです。
    あらためて、「合理的な人生」について考える良い機会になりました。

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    2024年03月08日
  • 世界はなぜ地獄になるのか(小学館新書)

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    これまで橘玲氏の著作は多く読んできたが、本書は他の進化心理学、人類学とは少し趣が異なる内容。
    キャンセルカルチャーや人種差別、リベラル化など現代の社会問題が主なテーマ。

    タイトルの世界はなぜ地獄になるのか、に対する回答は最後の最後に一言で示されている。

    他の著作と比べてテーマが分散気味であり、最後の結論もイマイチ弱く、全体としての主張が理解しづらく感じた。

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    2024年03月07日
  • 残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法

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    ガランを捨ててバザールへ向え。
    恐竜の尻尾の中に恐竜の頭を探せ。

    知識社会で重視される、言語的知能や論理数学的知能に恵まれない人々は、努力によってそれらの知能を向上させることはできないので、諦めて好きなことをマネタイズできるニッチな市場で自分の生きる場所を探せ、という主旨。

    橘玲さんの他の著作も色々と読んできたので、内容が重なる部分も多く、理屈ではよく理解できた。
    ただ、知識社会に適応できないレベルの知能の人が、自分自身で自分の好きなことをマネタイズできるか?というと甚だ疑問。それもできなければマックジョブに人生を捧げるしかない、というのは残酷ながら真実かも。

    とはいえ、このような本をき

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    2024年02月28日
  • 専業主婦は2億円損をする

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    タイトルが印象的だったので読んでみた。
    2億円は女性が60歳まで働いた場合の平均的な収入合計からきているが、金銭的な面だけではなく、専業主婦には精神的な面でも不利になることが多いと思った。

    自分は結婚して子供が生まれても正社員として働いているが、働くということにはすがっていこう思う。
    結婚前またはまだ子どもがいない女性にぜひオススメしたい本。

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    2024年02月24日
  • 働き方2.0vs4.0 不条理な会社人生から自由になれる

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    テクノロジーの発展やグローバル化に伴って日本の働き方の見直しが迫られている

    「フリーエージェント」化は憧れもするがハードルの高さも感じられる。
    自分が会社の看板なしに何をギブできるか?
     
    この視点を持っておけば今後働き方がどう変わっても
    適応できるのかなと感じた

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    2024年02月24日
  • ダブルマリッジ

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    国際的な二重結婚について取り扱った意欲作。
    フィリピンと日本の法律の隙間をついて実際起こりうる問題を扱った。
    主人公は二人。父と娘。
    過去にあったことをもう少し掘り下げて書いてもらうと「父」の気持ちにも共感できたかもしれないが、表面だけ読むと「なんて野郎だ!」と思わなくもない。
    娘が思い切ってフィリピンのスラムまで行って相手の女性と交流するという、ちょっとありえないようなことがこの作品を面白くしている。
    息子の心のうちももう少し書いてもらっていれば星を後一つ足せたかな。

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    2024年02月19日
  • モテるために必要なことはすべてダーウィンが教えてくれた 進化心理学が教える最強の恋愛戦略

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    男性向けモテ指南本。
    進化論的な味付けで説明されているけど、エビデンスが書かれているわけではないので、「それってあなたの感想ですよね」と思うところもあったり無かったり。

    一般に言われているモテ要素を裏付けるような説明が多く、意外さや驚きは少ないかも。ただ、そういうモテ要素をハックしようとするナンパ指南本よりは、誠実な内容だとは言えよう。

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    2024年02月17日