橘玲のレビュー一覧
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この本の著者である橘氏は、サラリーマンで生活するよりも、マイクロ法人化することで税金をコントロールすることで、可処分所得を大きくすることができるメリットを解説しています。
同様な考え方は、「金持ち父さんシリーズ」を書いたロバート・キヨサキ氏も述べていたと思いますが、橘氏は日本の税制に沿った、日本人に役立つ方法を述べています。
とは言うものの、彼の提案を実際に実現できる人は、限られているのではないかと私は思いました、このような偏見を持っている限り「自由人」になるのは難しいのかもしれませんが。
以下は気になったポイントです。
・若いときは人的資本で稼いで、年を取って働けなくなると金融資本と -
Posted by ブクログ
不動産と保険の話。これらは人生設計の上で大切な要素ですね。両者とも金額が高い商品ど、この選択如何によって人生が大きく左右される…。ボクも30代半ばに差し掛かっているわけで、この問題に取り組まないわけにはいかないのです。
不動産についての著者の結論は
現在の経済環境下では賃貸が合理的。資産価値としては、コスト・リスクを考慮すれば、一般的な金融商品と比べ不動産は決して得ではない、と。さらには、結婚して子供を私学に通わせたいのであれば、賃貸の選択しかない、と。将来の経済的独立を叶えるには、かくも厳しいのか、と現実を突きつけられます…。しかし、こういったこと一つ一つに答えを出していかないと、後で大変 -
Posted by ブクログ
ネタバレ[ 内容 ]
マネーロンダリング(資金洗浄)とは、テロ資金や麻薬・武器密売・人身売買などの犯罪で得た収益を、海外の複数の金融機関を使って隠匿する行為をいう。
本書ではカシオ詐欺事件、五菱会事件、ライブドア事件などの具体的な事例をもとに、初心者にもマネロンの現場が体験できるよう案内した。
専門知識はなにひとつ必要ない。
グローバル化、大衆化したマネロンによって、いまや世界の仕組みが変わりつつあることを読者は知るだろう。
[ 目次 ]
第1章 世にも奇妙な金融犯罪(発端 計画 ほか)
第2章 プライベートバンクの憂鬱(プライベートバンクとは何か 香港マネーロンダリング事件 ほか)
第3章 北朝鮮 -
Posted by ブクログ
租税回避スキームの一つ「パーマネント・トラベラー」(通称『PT』)を題材にした小説。
PTは、税金の支払い義務が発生するよりも前に、世界各国を常に移動をしつづけることで合法的に税金の支払いを回避する方法。
読むきっかけとなったが、現在放送中のNHKドラマ「チェイス」。
これがすこぶる面白くて、ドラマの原作本を探していたところ、
関連書籍としてピックアップされていたので買ってみた。
当初は「ハゲタカ」的なビジネスライクなストーリーかと思ってたんだけど、
意外とサスペンスよりの内容だったw
あと舞台となるハワイやNYの描写が結構細かいので、その辺の土地勘に明るいとより楽しめるかも。
出てくる